ブレアウィッチ2/Book of Shadow : Blair Witch 2

新宿・新宿武蔵野館

今日から巷ではゴールデン・ウィークというものがはじまります. ま,私も社会人になりましたので,一応そういうものに当てはまるのですが, 5月1日は出勤ですので,大型連休とはならず,連休×2といった感じです.

とりあえず3連休ですから,普段の週末とはちがったことをしてみようというわけで, オールナイトでも攻めてみようということにしました.

「シネクイント」で「青春スポ魂映画特集」というのと,「テアトル池袋」で 「伝説のアニメシアター大復活祭・押井守編」というのが候補.気になるタイトルのある 「押井守」にすることにする.

オールナイトのチケットは20:00時から発売開始ということなので, 場所の確認もかねて先に買っておこうと出発.夜7時くらいでした.

しかし,まあ,流石は連休.寮のみなさん,「外泊」の方が多い. かく言う私も朝帰り確実なので,「外泊届け」を出しておく.

東急東横線経由で行こうとするが,切符を買うのに戸惑う.えーと,どう見ればいいんだ? ややこしいったらありゃしない.やっと理解し,不安ながらも買う.多分大丈夫だろ.

例によって武蔵小杉で乗り換え,更に渋谷で乗り換え.池袋を目指す. 思ったより駅の数があったが,思ったよりは時間がかからない. 8時過ぎくらいにつきゃいいかと思っていたら,それより早く着いてしまった.

まあいい,探しているうちに時間になるだろうということで,とりあえずは 東側にでてみる.「ぴあ」の地図によると南の方にいけばいいんだよな.

駅前の道をとりあえず南下.結構歩いたつもりだが,わからん. 「ぴあ」の地図を確認しようとそのへんのビルに入ろうとすると・・・ そのビルの入り口に「不確かなメロディー」のポスターが.ここでした.

まだ,8:00には10分くらいあるので,周りを歩いてみる.目の前の角に「スターバックス」 があったと思ったら,またちょっと進んだら別の「スターバックス」.仙台のコンビニなみに 沢山ありますな.

なにより目をひいたのは「ジュンク堂書店」が!ひとビル丸ごと書店です. それはめずらしくないけど,垂れ幕によると世界最大面積とある. これは後でこなければ.そういえば,「紀伊国屋」もいったことないので,行ってみないと.

これまでは,東京,秋葉原,神田くらいしか行かなかった人なので, 「丸善」,「三省堂」,「八重洲ブックセンター」くらいしかいかなかったのだ.

まあ,「ジュンク堂」には入ってる余裕もなかったので, 素直に一周して戻る.まだ8時ではなかったが,劇場のある8階へ.

エレベータを降りると,すでに待っている方々が十数名.その後もポツポツと増えてくる.

8時を回る.「まもなく発売を開始します」とアナウンスがあるが,なかなか 始まらない.5分くらいたってやっと開始.整理券つきなので番号が書いてある. 私は19番.

買うもんを買ったので,それまでの時間潰し.集合時間が11:10なので,それまでに 帰ってこなければならない.時間の合うレイトショーを探す.このままここで「不確かなメロディー」 というのもアリだが,新宿で「ブレアウィッチ2」がある.見れないかと思っていたのと1000円という こともあり,こちらに決定.

新宿に移動.こちらも東口.駅正面にあるらしい.中央出口の東側にでる. 目の前にさくらや.歩いたらすぐ見つかった.「新宿武蔵野ビル」.

やはりまだ時間があるので,周りを歩く.流石新宿です,人が多い.ぐるっと回って 目の前に「アルタ」が見える.そうか,ここなのか.

7階なのでエスカレータで上がろうとするが,エスカレータが2階までしかない. 失敗.

そうして降りているうちにビルの1階にチケット売り場があるのに気が付く.買う.

今度はエレベータで7階を目指す.乗ってから気づいたが,同じビルの3階が「シネマ・カリテ」 だったようだ.結構こんでいる.何をやっているのだろうとその時は思ったが,とにかく7階へ.

ちょうど開場したところらしい.列が動いている.

「新宿武蔵野館」.白を基調にした明るい雰囲気.天井が低めの印象.平べったく感じます. 椅子も白っぽい.ゆったりとした感じ.床の傾斜は一応あります.天井が低いということは スクリーンの高さも制限があるということですが,ここの場合はぎりぎりセーフです. 音響はDTSにもSRD-EXにも対応しているということです.席数は334.

現在は昼間は「チキンラン」をやってます.「ウォレスとグルミット」と同じ,いわゆる 「クレイアニメーション」です.「プッチンプリン」のCMといった方が通りがいいのかも. これも見ないと.

さて,「ブレア・ウイッチ2」.問題作「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編. 前作の舞台となった村「バーキッツヴィル」.関連グッズが大人気.ここを訪れるツアーまで が行われ,それに参加した5人の体験した出来事.

前作よりは,まともに,普通のホラー映画として見れます. 前作を見ておく必要は特になさそうです.

前作を予備知識なしでいきなり見た人はどういう感想だったんでしょうか? あれは,如何にメディアに踊らされ楽しめたかというのがキーポイントだったと 思うのです.ウェブサイトを見て,テレビの特番を見て,その上で彼らの撮影した 映像ということで映画をみないと,何がなんだか???で終わってしまうのでは.

公開当時は仙台だったわけですが,テレビの特番は放送されなかったんですよねー. 関東地方では再放送までやったらしいですが.ネットや本,テレビまでを含めた作品と してはじめて「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」という作品だったと思うのです.

で,まあ,今作.話の流れとしては嫌いではないのですが,ホラー映画としては ちょっと物足りない.というか,余計な設定と描写が多かった.ホラーはもっとストレート でないと.

MAROKO/麿子

池袋・テアトル池袋

さて,10:30過ぎに終わって,11:10には池袋にいないといけないのですぐに移動. 11:00には着いてしまう.

すでに20人近くが待っている.まあ,中にはリピーターの方もいるようでしてコアな 会話をしている方々もいます.今回のオールナイトは3月末から毎週土曜日やっていた ものでして,「うる星やつら」あるいはその前の「ニルスの不思議な旅」から先日の 「BLOOD:the last vampire」までの作品を上映していたわけです.で,今日で最終回と.

どうせ押井守を見るならば,「攻殻機動隊」とか「パトレイバー」とかを見とくべきなのでしょうが, ま,行けなかったんだからしょうがない.というのと,「トワイライトQ」という作品が妙に気になったので,見に行くことに.

さて,20分に開場,中へ.ふむ,ミニシアター的な雰囲気.スクリーンはそれほど大きくなく. 床の傾斜はゆるやか.椅子は互い違いに配置されている.この椅子が結構しっかりしているものでして,肘かけが両側にある.162席.

結局,客の入りは半分くらいかな.ファンの方は最前列を占めているようです. 中央の座席前半がほとんど埋まってます.かと思うと最前列の一番端に座る方もいる. そこは見にくいでしょうに.

最初の作品「MAROKO/麿子」.父,母,息子の典型的な核家族.とある日曜, 息子の孫の孫であるという麿子があらわれる.38年後の世界から先祖に会うために やってきたという.彼女が現れたことによって,単調な日常からは逃れられるのだが・・・.

1990年の作品.「スタジオぴぇろ」の10周年記念(だったかな)だそうだ. オープニングで全キャストとスタッフが流れてしまうところが,なんとも 昔の邦画チック.

あ,もちろんアニメです.90年の作品にしては,つくりが雑だし,フィルムの状態も よくないな.話の内容の方はコメディ演劇仕立てのドタバタ劇といった印象. 多分テーマは「家族」なんだろう.最後の部分だけ妙に悲壮感があったりして.

トワイライトQ 迷宮物件FILE538

池袋・テアトル池袋

そのまま引き続き2本目.「トワイライトQ」.私にとっては本日一番の注目作. でも,30分しかない作品なんだよね.

なんで注目かというと,昔々,まだ私が中学生くらいのころに同じタイトルの作品に えらく感銘を受けた記憶があるのです.タイトルだけは確実に「トワイライトQ」なのですが, 内容はよく覚えていない.多分SFだというのは確かなのですが,何で見たのかもよく 覚えていない.そういうわけで,すごく気になる.

「トワイライトQ」.ある部屋に住む男と幼女.2人の素性調査を依頼された私立探偵. 探偵はある日,彼女に特殊な能力があることに気が付く.しかし,さらにその後, もっと重大な事実に気が付く.

30分作品なんだから,映画とかの時間にみたわけではなさそう.時代的には だいたいあってる.内容も,見たことあるような気がするのだけど,これまた確信がもてず. 私の好きなジャンルではあるのだが,今見るとそれほどでもなく・・・.当時の自分が どこに感銘を受けたのかはわからなくもないのだが.

この作品だったのかなぁ?でも,こんなタイトル他になさそうだしなぁ. 単に私の知識が増えたというか,感受性を失ってしまったということなのか.

絵のタッチがなんとなく手塚治虫っぽくて.

人狼

池袋・テアトル池袋

10分の休憩を挟んで「人狼」.これは既に1回見ている.その時はちょっと音響に問題あり で,集中できなかったので,仕切りなおしってとこですか.

ここの劇場はDTSに対応しているらしいので,多分DTSあるいはDTS STEREOなのだと 思いますが,やはり音にうっすらとノイズが乗る.もしかしてこれは,録音時の問題なのかも.

やっぱこれもテーマは「家族」?

ケルベロス・地獄の番犬

池袋・テアトル池袋

またまた10分の休憩の後,最後の作品.これは実写もの.

例によって戦後のある男の話.周りから聞こえてくる情報によると, 前作にあたるものがあるらしい.

淡々と話が進んでいくのと,私の眠気がピークに達したことによって, あまり画面の記憶がありません.

家に帰ってから「ぴあ」を見ると,「新宿・シネマ・カリテ」では今日から「エコエコアザラク」 だったことが判明.主演の「加藤夏希」他の舞台挨拶もあったらしい. どおりで混んでたわけだ.

この娘って,こないだまでNHKでやってた「幻のペンフレンド」に出てた娘か. 私的には彼女より,もう一人の方がタイプだが.

「エコエコアザラク」といえば,「仙台フォーラム」で13日に上映したんだよな,1と2を. もしまだ居れば確実に見にいったと思われ,そうすると3も見ようということになったと思うのだが, 東京の良くも悪いところは,上映作品が多すぎて,見る作品を吟味しないといけないこと. 2年前の仙台だったら,上映中の作品は全部見ちゃったということもありえたが, こっちではそんなことありえない.

「ハンニバル」もまだみてないぞ.

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