LOVE SONG

銀座・丸の内シャンゼリゼ

えー,今日の目的は「ハンニバル」と「丸善」.連休中は一本も 見れなかったので,今日はもうちょっと見ておきたいと思います.

「丸善」は映画じゃありませんよ.連休前に行ったら改装中ということで やってなかったので,どうなったか見ようと思いまして. そういうわけで,日本橋にいくのは決定.さて,「ハンニバル」はどこで見ようか?

渋谷の「渋谷パンテオン」はレイトショー1300円.しかもSDDSだ.これにしよう. というわけで,まずは「丸善」を目指す.

今日はいつもと違った経路で行ってみようと思い,東急目黒線を使ってみる. 武蔵小杉で乗り換え.さあ,早速の疑問.「浦和美園」行きなんだけど, それって何処?まあいい,乗ってしまえ.

乗ってみてわかった.なるほど,目黒から先は「南北線」・「埼玉高速鉄道」に 乗り入れているのか.「浦和」だもんな.ってことは,このまま乗ってけば 結構いいとこを通るのかな?,とも思ったが,南北線の路線を知らないので, 素直に目黒で降りて山手線に乗る.メトロは難しい.

東京駅着.八重洲北口からでてまっすぐ「丸善」へ. 先日「新宿紀伊国屋」と「池袋ジュンク堂」を見てきたが,やはり理工系の 洋書は「丸善」の品揃えがいい.新しくなってどうなったかな.

4階へ.ややっ!輸入食器のコーナーのせいで,洋書のコーナーが狭くなった ような気が!でも,平積みをやめて,上から下までの本棚になってるからそうでも ないのかな?目指すは「Computer Science」のコーナー.

例によって一番奥.ガガーン!少ない.Javaの本ばっかり多すぎないか? 「Java」「Microsoft」「Internet」関連で8割を占めている. 「Computer Graphics」や「Image Processing」はほとんどないよ. これじゃあ,「八重洲ブックセンター」と一緒じゃん.

まあ,オンラインで注文すればすぐ手に入るようになっちゃったからなあ. 在庫を抱えておくのは効率悪そうだしなあ.でもなぜか 「The Art of Computer Programming」の現行3巻ミレニアムボックスセット なんてものはあったりする.私的には,同じ Knuth のボックスセット ならば「Computer Typesetting」が欲しい.あったら買ってたかも.

丸善の変わりように落胆しつつ,銀座線で銀座へ.銀座四丁目出口にでた. 歩行者天国になってる.ふと見ると時計台が.そういえば,今までここ通った けど見てなかったことに気がつく.はは〜ん,これがそうですかぁ.

で,そのビル,「和光」のビルらしいけど,「和光」って何屋さんなの? 時計台は「服部時計店」,今は「SEIKO」か,ってのは知ってるけど. 気になったので調べる.ほーう,高級貴金属店ということになってるらしい. で,元々服部時計店の一部門だったのが独立と.げっ,独立したのは昭和22年. かなり古いんじゃん.かなり昔から「和光のビル」だったのね.

でまあ,時間は4時.時間があいそうなのを探すと「名探偵コナン」は もう始まってる.「LOVE SONG」にしましょう.JRの駅方面へ,勘で曲がる. お,駅が見えてきた.あたったあたった.

先日前を通過しただけだった「丸の内シャンゼリゼ」と「丸の内東映」. 「マリオン」が東宝と松竹のメイン館だとすれば,東映のメイン館は 「丸の内東映」ということになるのかな?今回は「シャンゼリゼ」なので 地下へ.

その前にチケットを買う.尾崎豊のLPかCDを持ってくれば1300円. 実家にLPはあるけど・・・.1800円也.

「LOVE SONG」は尾崎豊の曲をきっかけに出会った2人の話.ある日,高校生の彰子は レコード店のBGMに流れていた尾崎豊の曲がきっかけで,店員をしていた松岡と知り合う. 松岡は在庫がないにもかかわらず,私物のLPをお薦めとして掛けていたのだった. 彰子は,そのアルバムを貸してもらった.しばらくしてレコード店に返しに行くと, 松岡は店を辞めて東京に行ってしまっていた.

尾崎豊が底辺にはあるのだけれど,話としては尾崎豊である必要性はまったくない. 別に浜田省吾だったとしても話はなりたつ.しかし,あの時代,あの年代だと尾崎豊 ということに意味があるのかも.後は製作者と関係者の思いいれかな.

話の本筋は彰子と松岡のそれぞれの自分探しの物語.

かく言う私,実は尾崎豊はリアルタイム.中学生でしたけど.初めて聞いたのは「卒業」. あのころは12インチシングルとLPっていう時代です.アルバムは「十七歳の地図」と 「回帰線」は持ってました.「壊れた扉から」は借りてすませた. 「街路樹」は最初のリリース予定の予約は入れた記憶があるけど,延期になった 後はもう頼んでなかったはず. 結局,「街路樹」以降のは聞いてないな.シングルの「核」までかな.

そういえば「大阪物語」のエンディングも尾崎だったけど,その時初めて聞いた 曲でした.尾崎が死んだニュースを聞いたのは大学入った新歓コンパの2次会の ボーリング場.偶然テレビのニュースを見たのだったが,衝撃的な内容の割には 当時はあまり自分の中では衝撃的ではなく.さらに数年前だったら また違ってたんだろうけど.もう10年前なのね.

始まる前のロビー,前の回のエンディングで「Forget-me-not」が 聞こえてきたんですが,私の隣の席に座っていたカップルの男の方, 彼女が売店に飲物を買いにいったら,聞こえてくる音にあわせて, 一人熱唱モード小声版.自分では入りきっているのだが,音が外れてたり して(^^;

仲間由紀恵が高校生役なのですが,まあ結構イケてた.無理はなかったと思う. 彼女をはじめて見たのは多分「ラブ&ポップ2」.そんときも高校生役なわけだが 彼女って今何歳?調べる.もう21じゃん.一応「ラブ&ポップ」の時はぎりぎりな わけね.最初の印象は「喜多嶋舞」に見た目の雰囲気が似てるな,というものだったが, 今も基本的にそれは変わってなかったりして・・・.

「ラブ&ポップ2」の方の主人公だった三輪明日美が同級生役ででてました. そういや「ラブ&ポップ2」には今をときめく浅野忠信もでてたらしい. 監督は庵野秀明だったし,結構話題性はあったのよね.

さて,「LOVE SONG」の方に話を戻そう.オープニングの「OH MY LITTLE GIRL」 とタイトルの重ね方はうまかった.でも,これってB面の3曲目なんだよね. 彰子が尋ねたのはアルバム全部が終わった時のように見えたが,そうすると 最後の曲は「僕が僕であるために」.でも,彼女のお気に入りは 「OH MY LITTLE GIRL」.まあ,いいんだけどね.

彼女のレコードに針を乗せる時のテクニックは凄いぞ.一発で曲間にうまく 乗せられる.あぁ,お願いだから,もっと丁寧にあつかって,レコードは.

あれ,「街路樹」ツアーってちゃんとあったんだっけ?忘れた. レコード屋の新譜情報が懐かしい!スティービー・ワンダーの パート・タイム・ラバーとか,おお,持ってるよ俺.当時買ったよ.

電車とか建物とかはしょうがないとしても,10年前の「スコッティ」の デザインは今と違ったんでないかい?ちょっと目立ってた.

エンディングの「Forget-me-not」は,十代三部作の中ではかなり好きな 曲.今回,オープニング・エンディングをあわせたマキシシングルと, 十代三部作の紙ジャケ仕様復刻版が,命日にあわせてリリースされたらしい. 「壊れた扉から」は持ってないから買ってもいいな.

「丸の内シャンゼリゼ」は360席のドルビーデジタル対応,今回はデジタル ではありませんでした.エンドタイトルでは DTS STEREO となってましたが, DTS 対応ではないみたい. 予告で聞いてる限り音は悪くない.バランスがいい.本編もかなり良い音でした.

おおーっ!予告で「初恋の来た道」が.まだやるのか.チャン・ツィイーの笑顔が 相変わらず可愛い.

ちなみに,松岡の部屋に置いてあるギターは,尾崎豊が生前使っていた本物を 借りてきて置いたんだそうだ.

花様年華/花様年華

銀座・銀座テアトルシネマ

今日の目的は「ハンニバル」なわけで,移動も含めてそれに間に合うものを 探すと,「花様年華」が.決まり.

先日「2001年宇宙の旅」を見た「ル・テアトル銀座」と同じビルの,今回は5階. エレベータで上がると既に中には並んでいる.結構います.

私も列の最後に並び,時間になったら中へ.あれまぁ,下のと対照的に かなり小さいのですね.仙台でいう「メルローズ」くらい. でも座席の雰囲気でいうと,シネコンの中の小さい劇場って感じ. 座席数150.

先に結構人がいたにもかかわらず,うまい具合に中央のベストポジションを ゲット.ラッキ〜.

「花様年華」.ウォン・カーウァイ監督の最新作.前作「ブエノス・アイレス」は 開始すぐに席を立つ人も少なくなかったということだが,今回は如何に.

1960年代初頭の香港.新聞社勤めのチャウと社長秘書のチャンは同じ日に隣同士に 引っ越してくる.チャウには共働きの妻がいて,チャンにも夫がいる. ある日,チャウの妻とチャンの夫が不倫していることに気が付く. 残る彼らもそれをきっかけに親しくなっていく.

音楽がいい.二人の関係が妖しくなると流れる主題曲.エンドロールを チェックしようとしたら,読めたのは「YUMEJI's THEME」.「夢二のテーマ」? 竹久夢二?「DEEP SEIJUN」を見ろってことか?

どちらかというと女性のお客さんが多いような気がしました. ところで,ウォン・カーウァイの作品のタイトルバックって全部赤なの?

レイトショーで,ウォン・カーウァイ特集をやってます.

ハンニバル/Hannibal

渋谷・渋谷パンテオン

銀座四丁目駅から銀座線で渋谷へ.結構時間的には厳しい.渋谷駅に近い 東急文化会館でよかった. 駅からの連絡通路は2階なので階段を降りて一階へ.おお,上の映画館よりも ますます「映画館でございます」感が強くなってるぞ.

入るとすぐはロビー,うむ,広め.入り口の前にはついたてみたいのがあって 直接光が入るのを防いでいるようだ.右にいくと売店. 左に行くとトイレらしい.2階席もあるようだが,今回はいけないようになって いた.看板によると指定席なのかもしれない.

中へ.おー,1119席あるだけあって流石に広い.1000の大台を越える映画館は 初めてのはず.東京にきて思うのは,横長な映画館が多いということ. 全体でみた場合は縦長な作りなのだとは思うが,スクリーンのサイズに対して, 横が長い.シネスコサイズにしてもそれより外側に座席があるというかなんと いうか.それでもそれなりに座席に角度がついてたりするんですけどね.

ぎりぎりについたので,既に中央の席はお客さんで埋まっている. しょうがないのでその隣のブロックにする.スクリーンの縦サイズから 想定してシネスコサイズだったらこのあたりでも大丈夫かな,という 席を選んだら結構後ろ目.2階席の出っ張りの下にまだ掛かってます.

始まる.ははは,ビスタだった.で,「ぴあ」によるとSDDSでの上映ということ だったが,それは確認できない.少なくともDOLBYのデモはなかったのと, 配給元のGAGA-HUMAXのロゴが見たことないパターンだったので,SDDS用なのかな. というわけで,初SDDSだったことにしよう.

座った位置が位置だったのであまりフェアな判断材料がないのですが, 音は悪くなかった.少なくとも割れたりはしてなかった. SDDS の場合はフロントのスピーカ数が多いわけで,多分定位が良くなる のであろう.戦争ものとかSFものとかで今度確認してみよう. でもそういう時って大抵ドルビーなんだよな.

「ハンニバル」.「羊たちの沈黙」から10年.脱走したレクター博士と クラリスの再対決.

凄い凄いと聞いてはいたが,1時間半はそれほど凄さを感じず. あまりにも期待かけすぎたかなぁ,と思っていたら実は最後の30分が凄かった. そうきましたか.これは次もあるのか?

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