スターリングラード/Enemy at the Gate

日比谷・日比谷スカラ座1

大作も見ておこう.「トラフィック」「メキシカン」「ショコラ」などなど, 結構まだ見てないのが多い.が,今日は「スターリングラード」. 大作ついでに,大きめの劇場をせめてみようかなということで, 有楽町・日比谷方面を目指す.

日比谷に行けばいいので,東急目黒線経由,都営三田線というので行ってみる. スタートはJRなので,とりあえず,目黒まで東急を乗り継ぐということで 切符をかっておこう.あとで清算すりゃいいだろ.

目黒までは前回もいった.そこから先は営団南北線.日比谷を通る都営三田線には 2つ通り過ぎた白金高輪で乗り換えるといいらしい.路線図だけ見てると, どちらも目黒からでていることになっているのだが.

東急から南北線に入ると,それまで男の声だった車内アナウンスが女の人の声に変わる. なるほど,一応,切り替えというか,そういう区切りはちゃんとあるのね.

白金高輪で乗り換え.一回改札を通るのかと思ったら,降りたホームの反対側が 三田線だった.アナウンスによるとここから始発らしい.そうなのか.

御成門駅通過.そうか,ここが東京タワーなのか.

で,日比谷駅着.とにかく帝国ホテルの近くにいけばいいので,その出口を探す. 実は凄く端っこ.歩く歩く.

ビルの名前まではわからないが,「三井住友銀行」の前にでる.向こうには「帝国劇場」が. とにかくそこの角を曲がろう.

曲がったら正面に「日比谷シャンテ」「シャンテ・シネ」の文字が見える. 正しい方向に来たらしい.建物は以前として「三井住友銀行」.しかし,和名は 「三井」が先だけど,英語名は「SMBC」と略されるのからもわかるように「住友」が 先.両者ともいろいろな思惑と駆け引きがあったことが伺われますなぁ.

さあ,目指すは「日比谷スカラ座」.「シャンテ・シネ」ではない. 後はこっちにまがると「みゆき座」ってのがあったはずだよな,と思って 角を曲がると,ありました「日比谷スカラ座」の文字.「みゆき座」の向かいでした. 通りの向こうには帝国ホテルがみえます.

呼び込みの,というか係の兄ちゃんが,本日初日の「クイルズ」は多少混雑, 「スターリングラード」の方はまだまだお席がございます,だと.

一階にてチケット購入.ふと隣の窓口のやりとりが聞こえる.

客の男性「指定席一枚」
売場のお姉さん「本日,一般席でも十分お席がございますが」

いいじゃないか,指定席っていってんだから.それとも何かい? 指定も一般も違いがないのかい?単に確保されてるってだけで.

劇場のある地下へ.途中?に「資生堂パーラー」発見.聞いたことあるぞ. ふーん,レストランなんだ.化粧品のなんかかと思ってたよ.

そのまま降りていくと劇場入口.「日比谷スカラ座」は昨年末にリニューアル オープンしたばかり.まだまだ設備が新しいはず.入って奥右の列に並ぶように指示 された.売店の前を通り過ぎ,まずは列にならぶ.

時間になり入場.劇場左前からの入場です.おお,スクリーンはいい感じにでかそう ではないですか.座席は654席.スタジアムスタイルで横3ブロック,前後2ブロックに 分かれています.

ここでも係のお兄ちゃんが声を張り上げて案内.「後ろの方のお席が見やすくなっております.」 確かに.前後を仕切る通路より前ではかなりスクリーンが近めに感じてしまう. でも,見やすそうな位置は指定席.スクリーン中央の真正面はこの中の真中にあります. うーん,これなら指定席を買う意味はあるな.

しょうがないので,指定席よりさらに後ろの段へ.実は後ろから2列目. ちょっと後ろ過ぎたかなと思ったりもして.

時間前にトイレに行っておく.売店ではいろいろなものをうってる. というのは食べ物だけでなく,映画関連グッズを結構売っている. 上映作品に限らずね. 入口から入ってすぐ右にまがった方が「日比谷スカラ座2」らしい.

劇場内部ですが,椅子といい雰囲気といい,最近のシネコンでも使われるような 感じのつくり.もちろんカップホルダもついてます.壁に電飾?みたいな豆電球の 並びがある.色は青.実用の照明というよりは飾りだよねぇ,これは.

予告開始.客電は落ちるが,壁のは消えず.多分本編が始まるときに消えるんでしょう. カーテンが開くとスクリーンが思ったよりでかい!上下がぎりぎりまである. ワーナーマイカルに行ったときみたいだ.

広告は少ないが予告が凄く長い.半券には「上映10分前にはご入場ください」と あるが,これでは説得力がないかも.時計をみたら25分は予告がありました. ま,私にはいいんですけど.

音響はDolby,dts,SDDSに対応しているらしい.流石は最新設備.天井が特別高いわけでは ないので,容積は特別大きいというわけではない.しかし,このバランスがベスト. 響きもいいし,定位もいい.これはいい!

本編が始まるとスクリーンがビスタからシネスコへ.まさに壁いっぱい といった感じ.この座席でも十分良かったかも.

「スターリングラード」.1942年,ドイツ軍はロシアに勢力範囲を広げ, いままさにボルゴ川を挟んだスターリングラードに侵攻しようとしている. ロシア軍は兵をつぎ込み,「スターリン」の名を冠したこの街を死守 しようとする.しかし,戦況は悪化.そんな折,狙撃手ヴァシリを 英雄に仕立てあげ,兵士の士気を鼓舞する.もちろん彼の狙撃の腕は本物. 指揮官を次々と殺されたドイツ軍はかつての敏腕スナイパー,ケーニッヒを送り込む. ロシアとドイツの戦いは,2人の兵士の一対一の対決でもあった.

ヴァシリは実在した人物で,実話を元にした作品.予告からはラブストーリーが メインかと思われたが,全然違う.男と男の生きるか死ぬかの真剣勝負. 戦争という背景のなかの駆け引き.

冒頭の祖父とのエピソードがかなり重要.ヴァシリの人生,そして狙撃手としての背景には この出来事が深くかかわっている.失礼な評価かもしれないが,ジュード・ロウは 陰のあるキャラクターが似合う.

久々に人に薦められる映画.大満足です.

タイトルバックとエンドロールが結構斬新.

あ,この建物って「新宝塚劇場」なわけね.

隣のヒットマン/The Whole Nine Yards

銀座・銀座シネパトス3

徒歩で移動,「銀座シネパトス」を目指す.銀座4丁目交差点を過ぎたところです.

最初,地下鉄で降りた方向に戻る.が,方向を考えるとお堀の方に来ては 逆ではないか!というわけで,「日生ビル」を回って「帝国ホテル」の脇を 通り,高架下をくぐる.そうそう,こっちだよ.

「マリオン」が見えて安心するが,でたとこは銀座六丁目.四丁目に行かないと, と思いつつ,とりあえずは東へ進む.太い通りにでた.どうやら中央通りらしい. 「和光」と「三越」の見える方へ.現在改装中らしい「サッポロ」のビルを曲がる.

おう,もう目の前じゃん.ふと見上げると「日本ヘラルド」のマークが. なるほど,そういうわけでここに映画館があるのね,きっと. ポスター下の矢印に従って右へ移動. ここも工事してる.入口のとこだけが開いている.で,地下へ.

おおっ!なんだこの空間は!銀座のこんな下にこんなところがあったとは. まあいい.降りてすぐのところが「シネパトス3」.チケットは反対側の降り口の方 で買えとなっている.壁のポスターを眺めつつ移動.

なんと!自動券売機ではないか!立ち食いそば屋の券売機みたいなのが3台並んでいる. その横が「シネパトス1」,その向かいが「シネパトス2」. うーん,自動券売機というのははじめてだ.

まだちょっと時間があるので地下を反対側に抜けて.三越に行ってみる. 扇子売ってるかな?

「男物の扇子」を探すのは結構難しい.大抵,扇子は傘などと同様の扱われ方 をすることが多い.だから,アクセサリや雑貨というところに分類されがちなのだが, 和服コーナーにあることもある.デパートでの分類では,「女性雑貨」などと なることが多いが,「男性雑貨」のところにはあまりおいてあったためしがない.

それを承知の上で,1階が混んでるのかいやだったので,6階の紳士服の方に行ってみる. しかし,ぐるっと眺めてみたがない.やっぱりね. それほど期待してなかったのと時間が迫ってくるので退散.

さあ,自動券売機で購入,「シネパトス3」へ.ちょっと階段を降りて半地下になってます.

「シネパトス3」は3つの中では一番小さい81席.横9席が9列.雰囲気的には 「シネアート」っぽい.あそこも「ヘラルド」系列をやってましたね,そいえば. スクリーンにはカーテンはついておらず,この辺は「フォーラム」っぽい. サイズはあまり大きくなく.

床がフラットなので,スクリーンの位置はちょっと高く感じる. こうしないと頭がかぶるのでしょう.一番前では流石に見上げることになるのか, 他の列よりも少し椅子が高くなってるようです.

予告で今見たばかりの「スターリングラード」.次回上映だそうです. いわゆる2番館なのかな?と思いきや新作の予告も.

「隣のヒットマン」.歯医者のジム.妻はいわゆる悪妻.その妻の父親の借金を返さないと いけないので離婚もさせてくれない.ある日,隣に引っ越してきた一人の男. なんと彼は17人を殺した殺し屋.釈放されたばかりだが,雇い主のボスを裏切っている ために身を隠している.ジムの妻は通報して発見料をもらおうとジムにもちかける.

フルース・ウィリスが殺し屋.コメディです.おっと,この仲間は「グリーンマイル」の 人か.お気楽ご気楽モードで軽く楽しめます.

子連れの親子3人が前の前の席にいたのですが,5歳くらいの女の子,途中で飽きたっぽい. うーん,確かに子供にはつらいかもなあ.殺し屋だ,マフィアだとかいうのはなぁ.

さて,原題はどういう意味だったんだろう?隣の家との距離なのかなぁ?

多分,下を地下鉄が走っているので,たまにその揺れと音が聞こえてきます. でも,上映中はあまり気にはなりませんでした.

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