普段は2時過ぎに出かけることが多いのだが，今日は3時を回ってから． ちょっと雨が降ったりやんだりです．
今日も渋谷ですな．時間にあうのは「ザ・コンテンダー」と「ハムナプトラ2」 が時間的によさそうです．
渋谷着は10分前．東急文化会館なので近くてよかった．今日は6階の「渋谷東急2」． 二回目です．
今日から「A.I.」が始まって，1階の「渋谷パンテオン」で上映です．一方， こちらは2週目．単にまだまだ新作だからか，それとも田中真紀子と重ねて 報道されたりしたせいなのかはわかりませんが，結構混んでます．7割以上は 埋まってます．
「ザ・コンテンダー」．副大統領の座が空き既に3週間，大統領は後任の早期 指名を迫られている．任期満了の近い大統領は，すんなりと承認される人物を 指名したい．しかし，第一候補のハザウェイは自動車事故に巻き込まれてしまう． 釣りを楽しんでいる途中，端から車ごと湖に落ちた女性を勇敢に助けようとして 英雄視されるが，逆にそのことで指名を外される．消去法で選ばれたのは ハンソン上院議員．下院の聴聞会をパスしなければならないが，委員長のラニヨン とはあまりいい関係ではない．他にも彼女が副大統領になることに疑問を感じている 者もいる．そこへ，彼女の学生時代のスキャンダルが発覚する．
「コンテンダー」とは「競争者」，いわゆる「ライバル」の意味．ハンソンとラニヨン， ラニヨンと大統領，ハンソンとハザウェイはそれぞれライバル．政治の世界を 舞台にした激しい戦いが繰り広げられます．
しかし，戦いは裏の世界．醜聞を元にした潰し合いです．どこの国でもあるんですね． っていうか，なんでまず相手を潰すことを考えるんだか．
話としてはなかなかよろしい．テンポもよくて，脚本も練られている． ちらりちらりと見える伏線をもとに，最後に大きな展開がある． 実は冒頭の自動車事故のシーンが重要なカギを握っているのだが， 普通の日本人ではちょっと気づけない．ミスディレンクションもうまく， それがラストで効いてくる．
宣伝での触れ込みは「女が副大統領になる，それが罪ですか?」 というのと，「アカデミー賞2部門ノミネート」というもの． 大統領役の「ジェフ・ブリッジス」が助演男優賞というのと ハンソン女史の「ジョーン・アレン」が主演女優賞に． しかし，ラニヨン役の「ゲイリー・オールドマン」が一番良かった．
実は製作総指揮も「ゲイリー・オールドマン」．「ハンニバル」では ほとんど元の顔がわかんなかったけど，今回もまた別の意味でわからない． 凄いぞ，さすが役者．
彼女が副大統領になれたのかどうかは，自分で確かめましょう．
さて，こちらも2回目の「渋東シネタワー2」．4階です．エレベータ前の 張り紙によると，「指定席が2階から1階に移りました」とのこと． 「お客さまの意見を元に」ということなのですが，2階にいったことは無いので まだなんともいえません．
到着は開始15分前．既に前の回は終わっていて，劇場横の通路に列が出来ている状態． 2階席というのが大変気になったが，とにかく列に並ぶ．まもなく入場開始．
ふむ，前回はなかった指定席のカバーがある．確かに1階席の中では最も無難な場所を 占拠しているのだが，基本的に1階席はちょっと見上げる形になる．一方の2階席と いうのはそんなに見にくかったのだろうか?
指定席より少し前の真中あたりに座ることができた．そういうわけで今日は音響の バランスに注目していたのだが，なんとなく右サラウンドにセンターの台詞が 漏れているような感じを受けた．特に予告の間．なんか後ろの席の人が画面に あわせて囁いているのかと思ってしまった．でも，本編は全然気にならなかったんだけど．
「ハムナプトラ2」．前作から8年後，二人の間には6歳の息子もいるが， 相変わらずの発掘生活．大英博物館の館長がよからぬことを考えて， あの「イムホテップ」を復活させてしまう．さらに今回は「スコーピオン」 というあらたな敵まで復活させてしまった．
アメリカでは「スターウォーズ/エピソード1」の持つオープニング記録を塗り替える 程の大人気だったようで，日本でもかなりの入り様．お客の中に外国の方が多いような気が して，こないだからよく見かけます．
たしか前作を見た時の私のうけた印象は「なんとなくインディ・ジョーンズ」だった と思うのですが，今回は「かなりインディ・ジョーンズ」になりました(^^;
というわけで，ジェットコースター・ムービーとまではいかないけれど， スケール感が大きくテンポのよいアクション・ムービーです．前作を見とくと益々 わかりやすく，小ネタでも笑えます．
はて，この女優，最近もどっかでみたぞ，と思ったら「スターリングラード」にも でてました．大きな目元が凄く印象的だったもんで．