夏の大作は「千と千尋の神隠し」以外はだいたい見てしまった状況． 我ながら珍しい．が，その「千と千尋〜」はまだまだ混んでいるらしいので 後回し．東宝の話によると年を越えるんじゃないかという噂まである．
しかし，せっかく日比谷スカラ座でやってるので，DLPで上映しているうちに 見に行ってみたいところ．
でも今日は違う．お気楽に「ドクター・ドリトル」でもみてこよう． 「テイラー・オブ・パナマ」も見たいところだが，ほとんどは昨日で終ってしまっ ていたもよう．日比谷にいけばどっちもやってるが時間があわない．
結局渋谷です．
駅前に「ドクター中松」のノボリと車が．しかし，本人はいないらしい． 残念，生ドクター中松は見れなかった．
「渋谷ジョイシネマ」へ．エレベータで4階へ． 5人くらいのおっちゃん達が乗って来たが，彼らは7階へ．
チケット購入．中へ．あまり混んではいない．
BGMは多分サントラ．それが一旦途切れる．何故かというと場内向けのアナウン スが始まったからなのだが，場内では(多分)流れてない．下のロビーでの放送が 洩れ聞こえてきているような感じ．だけど，係の人はまったく気づいていないよ うです．
そんなこんなもありながら本編開始．久々の「20世紀FOX」です．
「ドクター・ドリトル2」．動物と会話ができるドリトル先生．今ではもう有名 人．そんな先生をたよりに，森の動物達からSOSが．しかし，先生は先生で年頃 の娘との仲がうまくいかなくて参っているところ．
吹替え版もあるけど，やっぱり字幕版．
エディー・マーフィー主演．前作と比べるとコメディさが炸裂とまではいかない ようです．なんか，環境問題なんかもとりいれちゃったりして． でも，十分に面白い．あっというまの一時間半．
いろんなところでパロディが．「ロッキー」「スター・ウォーズ」「羊たちの沈 黙」などなど．
前回もたしか娘との問題が絡んでいたような気がする． ほーう，そういう展開できたか．
エンディング中．画面左端に台詞を消したような跡が．あれは一体?
さて，次です．時間に合うのは「ディスタンス」．「シネマライズ」は近くてす ぐです．
あっと言う間に到着．まだ30分はあります．しかし，とっととチケットを買って 中で待つことにする．
初シネマライズ．左の階段から地下に降りる．おお，地下がすぐ劇場かと思った らそこはまだ踊り場．さらに階段を降りる．吹抜けになってたりして余裕のある つくり．こんな空間が地下にあったとは．
時間まで待って入場の案内．なんと劇場の入口はさらに階段を降りる． おおーっ!スクリーンは予想したのよりもかなり大きめ．しかも，座席は 階段状になっていて文句なし．こんな劇場が地下にあったとは．結局地下3階く らいになるのか?
天井も高くて文句無し．渋谷らしいというか，PARCO近くっぽいというか， スクリーン側の天井にオブジェが．ゲージツ感がただよいます．
さて「ディスタンス」．3年前に無差別殺人事件を起こしたカルト教団「真理の 箱船」．事件の実行犯はその後教団によって殺害．教祖も自殺した．3年後， 残された実行犯達の家族が再会し殺害現場に花をたむけに行く．ところが，帰ろ うとすると車がない．同じく現場を訪れていた元信者とともに近くのロッジで一 夜を明かすことに．そこはかつて信者達が修行をしていた場所であった．
それぞれの現在と過去，そして家族とのかかわりが断片的に示される． なにげない場面が，後で重要な伏線になっていたりする．
話の題材としては「オウム真理教」の「地下鉄サリン事件」をかなり意識してい て，テーマとしてはちょっと難しい．そして，それ以上にストーリーの解釈が難 しい．考えさせられました．もう一度確認したいシーンが何ヶ所かあります． そうすれば，自分なりの解釈は付けられるのですが．
でも，車とバイクが盗まれるってところがいまいち納得できないんだよねぇ． 歩いては来れない場所なんだから，車でやって来て盗んでいったってことで ここに来てることを知ってる人が犯人として有力ってことになってしまう． そこまで考慮にいれてストーリーを考えるべきなのか?
終ってでると，階段に行列が．レイトショーにしろオールナイトにしろ，まだ時 間には早いのではないですか?すでに70人くらいいるようです． 「ELECTRIC DRAGON 80000V」も見ようかと思ったがまた今度にします．
帰る前に本屋に寄って「INTERNET MAGAZINE」購入．この本を自分で買うのは もしかしたら初めてかも．さて，どこのプロバイダがよさげかな?
今日は久々に小説でも読もう．「数奇にして模型」が買ったまんまになってる． しかし，文庫933円だよ．