本日のもくろみその1.朝一で日比谷にいって,「千と千尋の神隠し」をみる.
朝起きると8時.予定は脆くも崩れる.
今日のもくろみその2.恵比寿で飲み会があるので初日ではあるが「テルミン」 をみて,その後「フェストブロイ」へ.
2時過ぎに出発,3時10分の回を目指す.しかし,途中で忘れものに気づき駅に行 く途中でひきかえす.15分のロス.
渋谷到着時点で3時すぎ.またも予定は脆くも崩れ去る.
さて,どうしよう?6時半に恵比寿だから,これから間に合うのは・・・, 「彼女を見ればわかること」.4時開始,6時15分終了.お,ぎりぎりだが,間に 合うな.これに決定.
時間がないことを予想して,恵比寿までの切符を先に購入しておく. 土曜にしては南口の切符売場が空いてる.ほとんど並ばないで買えた. お盆だからみんないないのか?
今買わなくても大丈夫だったかなと思いつつ,文化村通りを上がる. 開始40分前である.前回よりは早くついたので今回は大丈夫だろうと 思っていたら,既に「満席」の表示.やられた.
とりあえず,向かいの「シネ・アミューズ」で何をやってたか確認しに行く. 「キシュ島の物語」と「シャドウ・オブ・バンパイア」.「キシュ島の物語」が これから始まる.終る時間も早めの5時半過ぎ.ナイスですねぇ.
チケット購入.41番.「イースト」での上映となっている.おっ,初めての劇場か.
15分前に入場開始.あれれ?いつもと同じ青い劇場です.残念.というわけで, 今回も「ウエスト」ということにしておきます.
真中あたりは既に埋まっている.しかし,迷わず前の方の席へ.2列目に誰も いなかったのでそこのど真中に座る.視覚の幅的には問題ないはず.
結構な客入りで開始.ふむ,実は2列目だとちょっと沈んだ感じになるのかな. 3列目か4列目がベストなのかも.
「キシュ島の物語」.ペルシャ湾に浮かぶイラン領の「キシュ島」を舞台にした 3つの話のオムニバス.もちろんイラン映画.
「ギリシャ船」.廃虚となっている「ギリシャ船」にはいろいろなものが流れつ いては溜る.今日はどうやら,「段ボール」の日らしい.シャンベはそれを家に 持ち帰り,壁や屋根に使った.ところが,妻の様子がなんだかおかしい.結局 妻を祈祷師のところにつれていくことになった.
「指輪」.職をもとめてキシュ島にやってきたハフェズ.海水を汲み上げる仕事 を手に入れたが,空いている時間を使ってさらにお金を稼ぐ.必要とあらばなん でも自分で作り,わずかづつでも確実にお金をためていく.ある日,彼は身なり を整えて町に出かける.
「ドア」.ドアを背負い,砂漠を歩く男.そして山羊を連れて歩くその男の娘. 彼のもとへは郵便局員が手紙を届けに来たり,道を尋ねる一行が訪れたり.何故 彼はドアを背負って歩いているのか.
どの話も教訓的なところがあって,イスラムっぽいといえばそれっぽい.
段ボールに書いてある文字が,ほとんど日本の有名メーカー.恐らくわざと作っ たもののようなので,イランにおける海外のものといったときのイメージがそう いうものということなんでしょう.
イランの観光局が宣伝のために作ったということですが,キシュ島の自然を印象 づける目的としては大成功のようです.
この映画を「面白い」という人がいますが,見ための滑稽さよりもその奥にある ものの方が印象に残るので,「面白い」という表現だけでは誤った伝えかたをし てしまうのではないかとおもいます.「素晴らしい」作品には間違いありません.
さてさて,飲み会の終了が11時半くらい.新宿のオールナイトを梯子する予定で いたので,新宿へ.深夜に男3人で「ドリヴン」の鑑賞とあいなりました.
新宿ミラノ座初体験.外のチケット売場でチケットを買い,左横の入口を入る. おー,ロビーにいろんなものが.売店だけでなくグッズも沢山.丁度前の回が終 るところでした.
手近な入口から劇場内へ.おー,広い広い.流石は日本最大の座席数を誇る劇場 (のはず)である.1288席.うちの田舎の市民会館くらいは余裕である.2階席は なく,すべての座席が階段状になっている.縦の中央通路の横,横の中央通路の 一つ前の席に3人並んで席をとる.
先にトイレにいっておこうと思い脇の通路にいくと,スピーカシステムの説明が ある.JBLを使っているらしい.
階段を発見したので,そちらから入ると後部の方の横の入口でした.
時間になり開始.おー,SDDSのデモだ.今日は確実にSDDSです.
「ドリヴン」.カートレースの世界に新星のように現れたジミー.前年度チャン ピオンのボーと激しいトップ争いを繰り広げる.しかし,ジミーはまだ精神的に もろいところがある.チームはジミーを優勝させるためにかつての名ドライバー, ジョーを現役復帰させ,優勝を狙うが・・・.
監督と主演が「クリフハンガー」のコンビ.そういうわけで,スタローンです. 先行レイトなのですが,「猿の惑星」と比べると「たったこれだけ?」な入り.
ルーキーに「タイタンズを忘れない」のキップ・バルデュー, スタローンが復活を遂げたドライバー役なのですが,どうも誰が主人公なのかよ くわからん.最終的にはスタローンがおいしいところを持って行くのだが,
たしかにクラッシュシーンなんかはこれまでにない迫力というかカメラワークな んだけど,明らかにCGだってわかるしねぇ.正直いってもっとレースシーンが多 い方がよかった.
一緒に見てた一人は「10点満点で1点」と申しておりましたです,ハイ.
音響は流石によかった.でも,ちょっと響き過ぎるような気がしないでもない.
かくかくしかじかな結果,ひきつづき向かいのプラザで「ジュラシック・パーク 3」.「赤影」でもよかったのだが,時間的に余裕のある方に.
「ミラノ座」のホントに正面.コマ劇場の横です.流石に3時ということで混む わけはなくて.ロビーで待ってる人もそれなりにって感じです.
時間までロビーで待っていたわけですが,例のテーマ音楽が時おり聞こえてくる. おー,そろそろ終りですか.
清掃が入ったのちに入場.指定席エリアにカバーがかかっているけれど指定席は なし.横の通路から2列目の指定席内中央に座る.こちらも座席数は結構あって 1044.でもなんとなくミラノ座の方が好きかな.こちらも2階席はなくて,全体 が階段状になってます.
予告開始.先程の「ドリヴン」が予告なしだったのに対して,こちらは長々と予 告をやってくれました.「FF」と「シュレック」.同じフルCGならば「シュレッ ク」のほうが注目度大.
予告といえば,今日見た予告のうち一番の注目は「シェ コキ」です.シネアミューズで.
さあ,こちらはドルビーのデモの後本編開始.でも「ジュラシック・パーク」な のにdtsではなくてドルビーなのか?
「ジュラシック・パーク3」.考古学者グランドに研究資金の提供をもちかける 話が.しかし,それはあの「ジュラシック・パーク」の案内人として島へ行くこ とが条件.結局折れてガイドをすることになったが,当初の約束と異なり飛行機 が島に着陸する.実は目的は観光などではなかった.
スピルバーグは監督をおりて,新しい監督は・・・あ,「遠い空の向こうに」の 人なんだ.ストーリーとキャストはこれまでのを踏襲してます.
2作目の「ゴジラ日本上陸」もどきの取ってつけた展開から,1作目と同じ純粋な パニックムービーに戻りました.襲う恐竜,逃げ惑う人間,やっぱりこういう方 が面白いって.ま,それだけといえばそれだけなのですが.
「恐竜」を別なものに置き換えてもこの手の話は作れるわけですが,ま,そこは 1作目の偉大さにおんぶにだっこということで.
恐竜のCGとその動きはかなり自然でした.合成処理に関してはかなり意識させな くなってます.
ハラハラドキドキのあっというまの93分.あまり長くないのもまたよろし. 三作通しての順位をつければ,1>3>2 といったところですかね.その絶対的な 位置と相対差については触れないでおきましょう.
ちなみに,「ドリヴン」を1点にした彼の評価は6点でした.もちろん10点満点で. 13点満点とか200点満点ではありません(^^)