千と千尋の神隠し

日比谷・日比谷スカラ座1

今日こそは「千と千尋の神隠し」を見るべく「スカラ座」へ. でも並ぶのはいやなのでいろいろと策を練る.

そこで,指定席を使う案を採用.前売を安く手に入れて,差額を指定料金に回す. よしよし,これで行ってみよう.

まずは電話で確認.前売でも差額をはらえば指定は取れることを確認.あとは如 何に安く前売を手に入れるか.7作品共通前売券がどのくらいまで下がっている かによる.

2時すぎに出る.4時の回に間に合えばいいなと.早めにいってチケットを買って, それまでは秋葉原に買物に行くというのが今日の予定.

3時すぎには有楽町に着く.チケット屋に行くと・・・あちゃー,1300円,額面 通りでしか売ってない.確かに私が店の立場だったら安くはしないよなー.売れ るんだもん.ちなみに「赤影」のチケットは売り切れ.

しょうがない,普通に買おう.「日比谷スカラ座」へ.一時間前で既に席の残り はわずか.指定は売り切れ.おいおい,まだまだそんな勢いですか.でも今日は これが目標なのであるからして次の回の指定をとることにする.

最初,「見やすい席をおとりしてよろしいですか?」と聞かれて「はい」と答え たのだが,ふと目に入った指定座席の図をみると,以前きた時よりも指定席エリ アが広がっている.中央通路前の方にも指定席があるもよう.あわてて「通路よ り後ろの方にしてください」と頼んで,N17をゲット.

さて,2時間半どうしよう.秋葉原に行くことはいいとして・・・赤影も攻める か?他のチケット屋で売ってたら見ることにしよう.

秋葉原へ.なにかと無難な「LAOX コンピュータ館」.ソフト1本,本一冊購入. そんなこんなの内に赤影な余裕はなくなっていた.そこで,本の片割れを探しに 池袋「ジュンク堂」まで行くことにする.iモードでももってれば,先に在庫検 索をかけてからいくのだが,そんなものもってない.駄目もとで4階の喫茶で暇 でも潰そう.

ぐるっと山手線.ジュンク堂一階の検索システムで探す.前方一致で次々結果を 返してくれるのはいいのだが,目的の本は見付からない.でもちょっとおかしい. このタイトルなら他にも山程あるはずなのに一件もあたらないというのは変だ. 多分拗音の入力がおかしいのだろうが,解決策がわからない.しょうがないので 片割れの本のISBNを入力.直接ではないが,あるとすれば隣に目的の本が並んで いるはずだという読み.

ヒットしました.6階CGコーナー.ちょっとジャンルが違うような.

ところが,6階のCGの棚に行っても見付からない.店員さんに尋ねたら, 画像処理な棚の方にありました.これはこれで正しいのですが,

会計を済ませて,またまた4階へ.喫茶で時間を潰す.以前貰った400円分のチケッ トを活用.実はあと2枚も残っていたりする.ちなみに,1万円以上の買物で一枚 サービスしてくれるようです.7000円ではくれませんでした.

当初は新宿でIMAXというのも考えたのですが,それほど余裕はなさそう. 渋谷の金券ショップを覗いて日比谷に戻ろう.

と,ジュンク堂をでた向かいにチケット屋を発見.ちょっと寄ってみる.

ところが,今日は休みらしい.残念.

で,渋谷の店にも行ってみるが・・・.

こちらも休み.むむむ.そういや,日曜にやってる方が珍しいのか?この手の店 は.

気がつくともう6時半.うわ,やばいよ.ぎりぎりだ.銀座線にのる.

ほんとにギリギリでスカラ座到着は7時すぎ.予告がはじまってました. ふぅ〜あぶないあぶない.いまだに山手線の時間感覚が分からない.

指定席様々.係の案内について座席まで誘導される.思った以上にほぼ中央な席 でした.予告といってもまだCMでした.よかったよかった.

予告が終了.側面のライトも消えて本編開始・・・の前に,DLPの説明とデモ. おー,ドルビー以上に凄い音響を聞かせる.でも,デジタルシネマの場合,サウ ンドトラックとの関係ってどうなるんだろう?

正直いって,最初に文字での説明がでた時は「デジタルやばいか?」と思いまし た.エッジはあまくてぼけて滲んだ感じがしたのです.こんな程度なのか?と. でも,本編がはじまってジブリのマークが出たときに一安心.でも,説明の段階 であの映像ではまずいでしょう.DLPのロゴCGも安っぽいし.

「千と千尋の神隠し」.新しい町に引っ越して来た千尋の一家.ちょっと道を間 違えて不思議なトンネルにたどり着いてしまう.そこを抜けると町があった. 実はそこは八尾万の神が訪れる場所.人間が来てはいけない場所なのであった. 千尋は人間の名前を奪われ「千」として働くことになった.

宮崎ワールド全開.オールスターキャストで贈る,総決算といった感じです. 今回は引退の決意も本当のような気がする.ルパンのように走る.ナウシカのよ うに翔ぶ.ポンポコのように踊る・・・ってこれは高畑さんだったか. まっくろくろすけが沢山(^ ^)

千尋が等身大の十歳って感じがよくでてて,こういうところが宮崎駿のうまいと ころだよなぁ,と感心.ディズニーだと動きが凄いけど,宮崎アニメは表情があ るというか.

今年の夏の映画としては予想を裏切らない出来.でも,宮崎アニメとしてみた場 合は私としてはちょっとものたりない.感想としては「トトロ」+「耳をすませ ば」/2の「もものけ姫」を隠し味にといったところ.私の宮崎アニメのベストは 「ラピュタ」というのは揺るぎませんでした.

宮崎ワールドにまけずおとらず全開だったのは久石譲の音楽.これでもかという くらいの久石音楽.それはそれで好きなんですけどね,実は.

製作からコンピュータだったはずなので,今回のDLPでの上映がもっとも「原画」 に近い色が出ているはず.初デジタルシネマはほとんど違和感ありませんでした.

ただ,宮崎アニメでははっきりとCGと分かる効果はあまり使って欲しくないなぁ と我儘な感想.水面の波とか明らかにCGですって感じだし,ここはパーティクル 使ってますって感じのまとわりつきだし.

ともあれ,客観的に見てもこの夏他人にお推めして問題ないのはこの作品くらい かなと.アンチ宮崎な人にはすすめはしませんが.

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