連休ですから,帰ってこようとは思ってて,金曜のうちに帰ってこれるかなぁと思ってたのですが,それはかなわず.今日は結局午後に向こうをでてきました.というわけで,例によって既に夕方遅く.でも三連休ですからオールナイトを攻めます.
オールナイトは新宿なんだけど,まずは渋谷.「宣戦布告」.終わってしまうかと思ったら意外と続いている.今のうちにみとこう.
南口から東映へ.ちょうどいい時間.9階の「渋谷エルミタージュ」のほうです.ロビーはそれなりに人がいます.ふむ,結構入ってるんじゃん.少なくとも普段の邦画と比べれば入ってると思います.多分,7階の「凶気の桜」の方がもっと混んでいるとは思われます.で,客層も若くなる,と.
今日は荷物がないので,先に水を買ってから席を探す.通路脇の席は既にいいとこがとられているので,一人おいて3番目に座る.
「宣戦布告」.敦賀湾に潜水艦が座礁した.中からは乗務員の遺体が.武装した北東人民共和国の工作員が上陸した模様.時の内閣総理大臣,諸橋は自衛隊の派遣を巡って苦悩の日々が続く.
「北東人民共和国」ねぇ・・・.もろ,某国を想定してるじゃないですか.問題になるわけだ.公開時期もこんな時期になってしまうとは・・・.とりあえず公開できただけでもよかったですね.
「問題作」ではあるが,「問題提起作」でもある.実際,不測の事態が発生した場合には現在の自衛隊はどう動くのか?
首相官邸が古い.公開までに時間がかかったことが分かる.
をいをい,そんなに簡単にウィルスにやられるなよ.
キャスティングがおもしろいですよね.実際の政界での人物はだれかを想像すると.
いや,映画としては,なかなか楽しめた.
続いては「ドライブ」.この作品も見れないかと思ってたのですがなんとか見れます.新宿に移動です.「テアトル新宿」も久々かも.
現在「テアトル新宿」では「ごめん」を上映中.「ドライブ」はレイトのみです. 到着するとすぐに列を作られる.入れ替えです.タイミングが良かったので前の方に並ぶことができた.まあ,人数がそれほど多くないからですが,本来ならば先にきた人から順番に並べるというのが筋だとは思うのだが.
並んで待っている間にロビーの壁を眺めていると,ドルビーのエンブレムが二枚あることに気づく.SRとSRDのが別々にある.SRDって上位互換じゃないのかな?単に歴史的な問題?デジタルにおけるアナログのサポートってのはSRじゃないの?
というわけで,うまい具合にど真ん中に座れる.前の列に女の子が座ってしまうが視界は問題なし.
「ドライブ」.製薬会社に勤める朝倉.両親が自殺したトラウマのせいで頭痛に悩まされている.ある日,覆面をした3人の男が車の中に入り込んできた.彼らは銀行強盗で,仲間の一人に金を持ち逃げされたのだ.前の車を追いかけるように言われたが,彼はこんな時でも交通法規を犯すことができない几帳面な性格.制限速度を守る彼が追いつけるわけもなく,4人での奇妙なドライブが始まる.
ナイスな日本的エンタテイメント映画です.前のおねーちゃん二人が笑いっぱなし.
キャスティングも絶妙.結構いろんな人がでてるのだが,どこに出てたのか分からない人も.木村郁美ってのはやっぱり製作がTBSがらみだからですか? 柴崎コウはそれだけかと思って心配したよ.
うん,見れて良かった.
続いて歌舞伎町.予定では「プロフェシー」→「リング」といくつもりだったのだが, 「リング」を2館でやってて,一方の時間がかなりバッチシ.その後の接続もいい. 先に「リング」だ.「新宿アカデミー」です.今日は一律1800円.
初日というのもあり,結構な人が待っている.ロビーの椅子はほぼ埋まってますし,上の階にも人がいます.おー,さすがは話題作.まだ前の回が終わってないので待つ.
あまり混雑していない3階部まで行って待つ.中が明るくなったのを確認して入る.既に下から入ってきているかと思いきや,ちょうどよいタイミングだったらしい.ちょうど席を立った後にきたので,これまたど真ん中,スクリーン中央に座れました.高さ的にもスクリーン中央.ここがベストですね.
お客さんはその後も増えて,最終的には半分ぐらいは埋まったんじゃないでしょうか?
「ザ・リング」.そのビデオを見た者は一週間後に死ぬという呪いのビデオ.姪がそのビデオを見て死んだことから調査をはじめたレイチェルはそのビデオを見てしまった.噂のとおり,見た直後に電話が鳴り,死を予告される.助かるためにビデオの謎をさらに調査していたが,息子がそのビデオを見てしまう.
鈴木光司原作の「リング」を映画化をハリウッドがリメイク.逆輸入版です.アメリカでの初日の成績はなかなかの結果だったようです.
内容は,「リメイク」というのがさすとおり,中田秀夫監督による日本の映画版を元にしています.原作では主人公は男性ですが,映画では女性.設定やカットなどもかなり日本版を踏襲している部分があります.
松嶋菜々子が演じた役どころをナオミ・ワッツが主演.「マルホランド・ドライブ」とはまた違った印象.この息子役がまた可愛くなくて(^^;ホラー映画のキャラとしてはかなりオッケー.
ホラー映画独特の画ってありますよね.あの色とカットが,なんというか良い感じの冷ややかさをだしています.
初日にあわせて,テレビでも「リング」をやってましたねー.実は日本版とハリウッド版では終わり方が微妙に違います.大筋ではいっしょなんですが.やはりアメリカでは家族愛が重視されるのか,はたまた自己犠牲は日本独特の文化なのか.
私的には「リング」の映像化はテレビでやったのが一番だと思うのです.アメリカのホラー映画としてはちょっともの足りなさを感じましたかね.ホラーではなくサスペンスだとしてみればなかなかのものでした.で,感じる怖さとしては日本版の方が恐怖感を与えてくれます.文化の違いかもしれないです.
可もなく,不可もなく.
ところでタイトルの意味はちゃんとアメリカの人たちにも通じているのか?
井戸に石で蓋をしたら丸く光が漏れることは無いと思うのだが.
しかし,テレビ放映を初日にぶつけるかな?先週やった方が効果的ではないかと思うのだが.ま,先週は日本シリーズだったからしょうがないか.
ところで,「仄暗い水の底から」もハリウッドでのリメイクが決まっているらしいです.鈴木光司は日本のスティーブン・キングという宣伝文句らしい.こちらは日本版を見れなかったので,こちらは期待しておきましょう.
既に「ミラノ座」のシャッターは降りている.チケット購入.何故か1500円.そういうんだからしょうがない.
さて,こちらもまだ前の回が終わっていないのでロビーで待つ. 今日から始まっている「少林サッカー インターナショナルバージョン」のチラシを見ていると,ちゃんと英語吹き替えになっているらしい.
さて,中へ.前ブロックの最後列に座る.ちなみに指定席は後ろブロックの最前列から.今日は全席自由なのですが,私の感覚では前の方がいい.
「プロフェシー」.新しい家を買い幸せの絶頂にあったジョン.しかし,事故で妻を亡くす.彼女は「あなたはあの姿をみた?」という言葉を残して逝ってしまった.彼女がみたものはなんだったのか?二年後,知らぬ間にある町にたどり着いてしまった彼は,その町で起こる不思議な出来事に遭遇する.
設定が「サイン」に似てる.が,こちらの方が期待は裏切らない.しかも,実話に基づくっていうから驚きである.
っつーか,「サイン」はまず予告が期待持たせすぎたのがいけなくて,次に本編 でやらかしてしまったのがいけない.こちらは予告の流れからは外しません.
リチャード・ギアか.なんかサスペンスにはしっくり来ないなぁ.
ネタ的に好みのジャンルなので,楽しめました.
帰り,東横線の広告で「エッシャー展」があるのを知る.「マグリット展」にはいけなかったので,今回は逃すわけにはいくまい.しかし,今回は期間が短いぞ.
「ぴあ」によると「AKIRA」のSRD版が公開されるらしい.これは見に行ってみるかな.