誰も知らない

川崎・チネチッタ6

今日は,というか今日も,午後から出張で,ほぼ定時で帰宅.なんか疲れが溜っ てて眠い感じがしたんだけど,頑張って一本潰しておこうと,「 誰も知らない 」を見に行く.中途半端に長いから.

レイトショーにむかう.さすがに平日のレイトショーってのは土日と比べるとす いてます.でも,「誰も知らない」は上映開始から結構経ってるにも関わらずそ こそこ入っているみたい.

予告の前のトレーラーが JBL .今日は DOLBY はなし.

「誰も知らない」.惚れっぽい母を持つ4人の兄弟.みんな父親が違う.母子家 庭では経済的にも苦しく,学校にもいけず,近所も堂々と歩けない.男の所に入 り浸り,家を留守にしてばかりいる.久しぶりに帰ってきたと思ったら,クリス マスには帰るといい残してまた出ていってしまった.しかし,クリスマスを過ぎ ても戻る気配がない.

柳楽優弥がカンヌの最優秀男優賞を受賞したことで一躍話題作となった本作. 監督は「 DISTANCE 」でオウム真理教信者をテーマにするなど,ドキュメンタリー で活躍する是枝裕和.

1988年の「巣鴨子供置き去り事件」を描いた作品.実際の事件については こちら がまとまってます.

結構事実に沿った形でストーリーが進んでいくのですが,見ていて辛いとかかわ いそうとか思う前に,母親のいい加減さにムカムカしてきて,後味が悪い. 下手にフィクションじゃないというのが分かっているので余計にそう思う.

子供たちの姿が自然なのは,演技させるのではなく,自然なところを撮ったから だそうです.

水道って,立ち合いがないと止められないんじゃなかったっけ?それって地域に よって違う?

男の家は中原区ですか.

正直なところ,受賞がなければ単館系でほそぼそと上映されるだけで,全国ロー ドショーは無かったでしょうね.

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