昨日のアルコールのせいもあり,午後まで寝ていた.とりあえず本屋に行きたかっ たので渋谷で.そのついでで混まなそうなところを考えると「 デビルマン 」.
まずは Book1st に行く.狙いの2冊はなんなく発見.時間もあまり余裕がないので劇場に移動.
こないだから「渋谷東映」と「渋谷エルミタージュ」は「TOEI 1」と「TOEI 2」 となった.本日は7Fの「1」の方.
前の回が終わって出てくる人がエレベータに乗る列で,劇場に入れない.意外と 混んでんじゃん.もっと空いてるのかと思ってたのに.
というわけで開場済み.入ってすぐに気付いたのは車椅子用のスペースができて いたこと.スクリーン向かって右側の中央通路脇の最後部.簡単に言えば,後部 中央ドアを入ってすぐ右.半畳くらいのスペースです.
椅子も新しくなっており,ホルダ,傘立,フック付きのものに.以前と比べると フワフワ感は減りましたが,ますまずです.
そういえば,渋谷には「アミューズCQN」という,3スクリーンの劇場が来週オー プンします.座席数は200, 183, 60ということなので,そこそこまともそうな予 感です.
「デビルマン」.幼いころから仲の良かった,飛鳥了と不動明.了の父親が南極 で見つけたエネルギー体は,実は生命体デーモンだった.デーモンは他の生命体 を乗っ取りながらひろがっていく.デーモンの侵食をうけた不動明だったが,彼 の意識の方が強く,悪魔と人間が半々のデビルマンになってしまった.街ではデー モンによる人類への攻撃が広がっていた.明は人類を守るためにデーモンと対決 することを決意する.
言わずと知れた,永井豪原作のマンガ.アニメ化はされているが,その実写版.
ここのところ,「 キューティー・ハニー 」「 キャシャーン 」という実写版が続いていた中,前評判は期待されていたのですが・・・.
巷の評判は予想以上に悪いのですが,ともかく自分の目で確認してみないと,と いう野次馬的動機が強くなってきていた今日このごろ.
世間の意見は,かなり正しかったようです.まるで学芸会でもみているかのよう なセリフ回しと,意味なく豪華な脇役のキャスティング.ボブ・サップはまだ役 として成立してるけど,鳥肌実と小林幸子とKONISHIKIは別にいらんだろ.
永井豪もでてくるし.
本来,重いテーマとメッセージを持っているはずのデビルマンが,そんなものは 微塵にも伝わってこない,伝えようとしているのか分からない,その場限りの軽 薄なセリフ.
そう思いながら見ていて気付いた.そうそう,テレビのヒーローもののノリって こんな感じかも.新人俳優のぎこちないセリフと,派手目のアクション,みたい な.そう考えると,これはもしかしたら対象年齢が子供向けなのかも.
本来一番の見せ場のはずのラストの決闘シーンで眠くなるってのはイカン.音も かなり大きいはずなのだが,それまで溜っていたもののせいか眠気が襲う.
製作費10億ってマジですか?どこにそんなに使ったの? CGもアクションもそんな に金がかかってるようには見えなかった.やっぱり無駄なキャストのギャラ?
同じ永井豪でも映画としては「ハニー」の方が面白かったし断然楽しめた.「キャ シャーン」もちゃんと映画にはなってた.しかしこの「デビルマン」はという と・・・.
まあ,見ておくとネタとしては語れます.
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