2046
2046

渋谷・渋東シネタワー3

祝日ですね.ハッピーマンデーで動かないのは天皇誕生日がらみに違いない.

恋の門 」と「 2046 」を天秤にかけて,「2046」に.とりあえず話題作だしね.

渋谷に行く.渋東シネタワーなわけで,地下からいく.すると出口のところに凄 い列.最後尾に映画館の係員がいるので映画の列であることがわかる.地下の 「4」から伸びているらしく「 いま、会いにゆきます 」だった.

チケット売場も混んでいる.とりあえず「2046」はまだ「お座りになれます」. 混んでる理由はレディースディだったからというのもあるらしい.すっかり忘れ ていた.「 コラテラル 」は「お席は前のほうになります」.そして「いま,会いにゆきます」は既に販 売中止.2時前に買ったお客さんだけで最終回までの分が出ているということら しい.おそるべし.

チケットを買って二階にあがると・・・列が出来ている.列は予想以上に伸びて いて5階に到達.まあ,座れるんだろうけど.最後尾についたらすぐに列が動き 出した.

劇場内に入れたころは既に大方埋まっている.やや前めの方で空いているところ に座る.ちょっと見上げる感じ.まあ,この混み具合では良い方でしょう. あれよあれよという間に席は埋まっていき,ほぼ満席です.

「2046」.「2046」に行けば失われた愛を取り戻せるという.しかし,誰も 「2046」から戻ってきたものはいないので真実かどうかは分からない・・・.元 新聞記者のチャウは「2046」という小説を書いている.彼には忘れられない女性 がいた.

製作5年,しかも途中中断ありで完成も疑問視されていた話題作.日本では,木 村拓哉が出ていることで話題.

そういえば,この作品の予告って見た印象がない.かわりにTVCMはガンガン流れ てましたが.それから受ける印象は近未来SF.キャッチフレーズは「ミステリー トレインが動き出し,アンドロイドが恋をする」みたいな.舞台も香港なもので,「 ブレードランナー 」的なものを想像してしまう.

ところが,蓋を開けてみればなんてことはない,「 花様年華 」だ.前作の数年後にあたるのかな?しかも,SFチックな部分は劇中作の部分の み.この作品をSFと呼ぶのは間違いだ.

製作自体は「花様年華」の直後に開始しているわけです.SFだと思うから「204 6」ってのが年号かと思ってしまうのですが,「花様年華」的には単なる部屋番 号.

キムタクに関していうと,彼の演技はいつもの通り.どのドラマから切り取って きても同じ,あの演技です.カンヌ後にも撮影してシーンを増やしたとか言って ましたが,冒頭のがそうなのかもしれません.

時間が飛んだりしている中に虚構の部分が入ってきたりして,時制が分からなく なってきたりする.あれ,彼女は死んだんじゃなかったのか?とか,良く考えた ら死んだとは言ってなかったかも?とか,いろいろ考えてしまった.

巷の評価があまり思わしくありませんでしたが,「花様年華」の続編だというこ とであれば,まあこんなもんなのではないでしょうか?ただ,メインストーリー が2046にあるのであれば,チャン・ツィーの出演シーンが多すぎるような気がし て,全体のバランスを崩している気がしないでもない.物語が発散しぎみという か.

音楽は前作同様,梅林茂みたいですね.

帰りの人の波の中で聞こえてくるのは,「途中から寝ちゃったから・・・」みた いな.

そうだ,そろそろ年賀状の準備しないと.

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