ハウルの動く城

日比谷・日比谷スカラ座1

ついにとうとう,「 ハウルの動く城 」を見に行くことにしました.見るのはDLP でと決めていたので日比谷スカラ座.今からだと,一時間くらい前につくから, チケットを買ってからビックカメラにでも行ってみよう.

予想どおりの時間で到着.座席もまだ余裕があるみたい.真ん中付近は一番後ろ の列が空いているというのでそこで.

で, ビックカメラ に移動.C@rdHをやめてAirHフォンに移行することを考えてい たので,そのあたりを.機種変更って時間がかかるもんだと思っていたら,20分 でできるときた.そんなわけで,勢いで 京ぽん に機種変更.解約もしたかったのだけど,ここではできないらしい.

で,新しい機種を受け取って劇場へ.そんなわけですぐにスイッチはOFFに. ま,時計も合わせてないし.って,元々の時計も10分以上ずれっぱなしだったけ ど.

劇場に入ると,そこそこ混んでいる.久しぶりにきたら,一番後ろだと離れすぎ な印象.ついでに,ここの椅子ってこんなに幅が狭かったっけ?私の錯覚?

予告の間,音が悪くてちょっと心配になる.あれー?シネコンに慣れすぎたかな? でも,ここの音響もなかなかだったはずなのだが.と,心配していたらそれは予 告だけでした.

「ハウルの動く城」.魔法使いのハウルに出会ってしまったソフィーは,荒地の 魔女の魔法で老婆に姿を変えられてしまった.町を出ることにしたソフィーは 親切なカブ頭の案山子に出会う.彼が探してくれた宿は,ハウルの城だった. ソフィーは魔法がとけるまで,ここの掃除婦になることにした.

宮崎駿監督の最新作.元は夏に公開の予定がずれ込んで11月になった.もう2ヵ 月くらいたつんだ.

うーん,ジブリ作品として並べてしまうと,話のつくりがイマイチだなあ. 絵は文句無しなんだけど.私の中では最下位かも.理由は,見終った後に何も残 らなかったから.感動もこなかったし,話のポイントがつかめなかった.粗筋を 書こうとして,どんな話だったか話を思い出せなかったくらい.

原作が別にある作品だから,宮崎監督のメッセージはないし,主人公はハウルな のかソフィーなのか.ソフィーは大人びた雰囲気しか残らなくて,彼女が成長す るって感じではなかった.ハウルも子供っぽいところはあるんだけど,それが素 であるというよりは,子供を演じているように感じた.そうすると,残るはソ フィーとハウルの恋物語かというと,なんか唐突な感じで告白するし.つかみ所 がない.

予告を含め,キムタクの声はまったく聞いていなかったので,まさに初耳. 思ってたよりは違和感なかったけど,ハウルの顔立ちと行動から考えると, 声優は女の人があてて,もう少し高めのハリのある声の方がよかった.

これは若いころのソフィーにも言えて,倍賞千恵子の声は18にしては落ち着きが ありすぎ.ハウルの設定が何歳なのかしらないけど,まるで子供をあやす母親み たいな雰囲気で.クラリスとかシータとかの系統の声の方がしっくりくる.

我修院達也がナイスです.

ところで,なんと途中で上映事故発生!DLPのランプ切れ.だんだん光量が落ち て来て最後にはほとんど真っ暗になってしまった.しかも最初に光量ダウンした タイミングが,荒地の魔女からのメッセージをハウルが机の上から消した瞬間だっ たので,それで暗くなったのかと一瞬錯覚.しかし,次第に暗くなっていったの で事故と判明.光学録音じゃないから,音だけはちゃんと聞こえてんの.

15分ほど中断.その後暗くなった少し後の,ソフィーが自分にかけられた魔法の ことを話すことができなくて腹を立てるシーンから再開.最初は光が安定せずに 白っぽかったが,そのうちに安定してきた.

実はまもとな(?)上映事故にあったのは初めて.映写機の切替えに失敗してしばらく 何も映らないというのはあったけど.

主題歌の作曲は「 千と千尋 」の「 いつも何度でも 」と同じ木村弓さんなのね.

終了後,出口でお詫びの招待券を配ってました.使えるのは都内の東宝直営系だ けだけど.渋谷で使えるからいいか.

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