チキン･リトル
Chiken Little

渋谷・渋谷シネパレス2

予告で気になっていた作品「ファイナルカット」を見るために、渋谷のレイトショー。その前に間に合う作品をと思ったら、他の作品は時間が合わない。「ハリポタ」も「キングコング」もどれもこれも長い!そんなわけで、確実に時間があう「チキン･リトル」に。なんてったって、同じ劇場で上映だから、重なるわけが無い。

まずはチケット購入。時間まで一時間を切っているが、意外と混んでいない。逆に後からの「ファイナルカット」がもう3枚も出ている。

本日の渋谷の目的は「東急ハンズ」に行く事でもあるので、とりあえず移動。年賀状関連で追加分を買ってもまだ時間があったので Book1st にもいってみる。なんか、気にしてた本があったような気がしたのだけど、思い出せないのでそれは保留。別の一冊を購入。

ちょっと早く劇場に戻ってしまったので、時間まで読書。中からはまだ前の回の音声がもれ聞こえてきます。で、まもなく本編自体は終わってしまったようでして、出てくる人もいる。そのうち終わって次々と人がでてくるのですが、字幕の回にもかかわらず子供づれも結構いる。時間まで本読んでたんですが、ふと見ると、子供に英語で語りかけるお母さんあり。国際結婚なのかなぁ。

でてきた高校生くらいの女の子が「かわいぃ～」とかいいながら、展示してある「チキン･リトル」のぬいぐるみ(1mくらい)に駆け寄る。まあ、それはいいのだけど、それはずっとそこにあったのではないのか?それとも、この上映中にどこかから持ってきた?ちなみに、となりにはガメラの子供時代がいます。

入場。時間通りにきているひとが少なくて、10番以内に入れてしまう。が、いい場所はすでに埋まっているので、いつもより一列前に座る。この一列の差がじつは結構微妙だったりする。

「チキン･リトル」。何をやってもドジばかりのチキン･リトル。今日も騒ぎを起こしてしまい、父親にまで信頼されていない。ある日、空から不思議な物体が降ってきた。なんだろうかといろいろ探っているうちに、仲間のフィッシュが宇宙船に連れ去られてしまった。宇宙船の中への潜入には成功したが、宇宙人に見つかってしまった。

ディズニーアニメ。久々にオリジナルで来たかと思ったら、なんかノリがいつもと違う感じ。なんとなく「ドリームワークス」系の「シャークテイル」とかに近くなってきたような気がする。音楽ありでミュージカルっぽく、ギャグやパロディを盛り込む。それ自体がパクリっていえばパクリですが、全体的に他の作品のおいしいところを持ってきてつなげているように思えなくもない。

ストーリーの骨子自体は、ディズニー作品お得意の、主人公が成長する話。今回の場合は、父親との確執が解ける。でも、どうも感動ポイントがない。

この作品、フルCGアニメながら、実はこれまでと違ってピクサーが関係していない。ディズニーとピクサーは｢ファインディング・ニモ」の後に提携を解消しており、契約の関係から「 MR.インクレディブル」と次回作の「カーズ」はディズニー配給となっている。そんなわけで、この作品はディズニー完全オリジナルのフルCGアニメ初作品ということになるはず。

常に最新技術を投入してくるピクサーとは違って、CG技術としてはあまり特筆するべきところはない。つまり、見る側も、もう見慣れてきたCG映画の一つとして認識する。どこにVFXが使われているかわからない普通の映画と一緒の感覚ですね。たから、今まで以上によけいに脚本や演出にも気が回るといったところ。そしたら、前述のようにどっかでみたことのある展開・・・というわけです。

なんとなく、キャラの力で持ってるような感じでしたね。ディズニー的にはそれで十分なのでしょうが。CGではなく普通のアニメだったら、さらに物足りなかったかも。

ファイナルカット
Final Cut

渋谷・シネパレス2

入替制なのでいったん劇場をでる。やはりぬいぐるみを写真にとる高校生くらいの人多数。

10分くらい、清掃が終わるのを待ち、再度入場。今度は4番なので、自分のベストの位置に座る。これが、さっきとは一列しか違わないのだけど、それが落ち着くんだよね。

「ファイナルカット」。近未来では体内に埋め込んだチップに、一生涯でみた映像をそのまま記録できるようになっている。死後、その記録を近親者が見て故人を偲ぶというのが通例だ。アランは、その映像を編集する編集者。醜い部分を切り捨て、遺族の望む姿を作成する。

ロビン･ウィリアムスが主演。しかし、コメディ路線は封印して、シリアスな演技。なんか顔の皺が増えて年取ったなあ。このままいくと、いい爺さん役ができそうだ。

最初にでてくるルールを見逃すと、この映画のポイントとなる部分がわからなくなるので、きちんと見ておきましょう。ただし、逆にこのルールを最初に見せられるせいで、話の展開が予想できてしまうということもあるのですが。

で、そのとおりの展開になっていくのはいいとして、その設定をうまくアランの幼少からのトラウマと組み合わせたのは良かった。しかし、その後の展開がいまいちよくわからない。最初のルールと総合して考えると、○○が□□のチップの内容を△△しているわけだが、では、あの☆☆はどういう意味になるのか？どうもまだきちんとした理解ができていない。

もう一度みたいような気がする。しかし、この作品、新宿のKsCinemaとシネパレスのレイトでしかやっていない。最近のロビン･ウィリアムス作品は単館のみで大型展開しないことが多い。昔と比べると、韓国映画のほうがなんだかんだいってお客が入ってしまうので、ひっそりと上映という感じになってしまっている。なんとなく残念。

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