時間があるうちに「 キング・コング 」を見ておこう。3時間超だからして。
あまり混んでいないだろうと思っていったのですが、既に表示が黄色の状態。 だめな場合はどうしようかと検討した結果、「 ロード・オブ・ウォー 」を候補にとりええず列に並ぶ。で、「キング・コング」の空席状況を聞いたら、 おあつらえの、後から三列目、真ん中から2番目という席がポツンと空いている。 おお、決まり。
これで、 チネチッタ のポイントカードが一冊いっぱいになった。最初の日付が 7/24なので、約半年で18回ということになる。
「キング・コング」。映画プロデューサーのデナムは、スポンサーにも主演女優 にも愛想をつかされてしまった。しかし、諦めずに無人島での撮影を企んでいた。 街でみつけたアンを主演にし、急いで船を出す。しかし、彼の向かっている島は、 現地の人々が髑髏島と呼ぶ、地図にも載っていない、不吉な言い伝えのある島だっ た。
オリジナル版の1933年の「キングコング」も、その後の続編も亜種もさっぱり見 ていません。そんなわけで、「キングコング」をまともに見るのは初めてです。 あ、「 クィーン・コング 」は見たか。
見る前から3時間超というのに敬遠していたのですが、まあ、いい機会なので。 しかし、この時期に2時間半近い作品が集中するのは避けて欲しいところです。
で、作品の方ですが、なるほど、「キング・コング」というのはこういう話だっ たのか。エンパイアステートビルに登っている図しか知らないので、なんでニュー ヨークにいるのかという部分が謎だったんですよね。というわけで一人で納得。
これを見た後だと、「クィーン・コング」ってまともなB級パロディ映画だっ たのね、ということがよく分かった。男と女の部分を逆にして、とことんオリジ ナルの流れに忠実だったんだと。
監督のピーター・ジャクソンは、オリジナル版にいたく感銘をうけて、このリメ イクに取り組んだそうですが、う〜ん、3時間は必要なかったんじゃないかなぁ。 中盤の島での恐竜たちとのくだりはそんなに引っ張らなくてもよかったんじゃな いかと。映像的には「 ジュラシック・パーク 」を見ているようだし、彼らが一瞬 で死んでしまったところで、ストーリーに影響はない。この話のポイントは、コ ングとアンなのだから。別の流れであるデナムの映画への執着はきちんと描けて いるわけだし。
まあ、なんだかんだいって、退屈するわけではなく、最後にはホロリと涙を誘う。 リメイクとしては、まあ、成功なのでしょう。
しかし、これを見ると「 GODZILLA 」が、キングコングのパクリだということがハッキリしますね。
キャストがジャック・ブラックとナオミ・ワッツだった。予告の時は全然気づい てなかった。で、予告といえば、撮影中に叫び声をあげると、それに答えるよう にコングの叫びが聞こえる・・・、というシーンがあったのですが、本編中には そういうシーンはなかった。わざわざ予告のために撮ったんでしょうか?
ところで、キングコングはちょびっとツンデレでした。
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