HMVに行きたいので渋谷で作品を探す。「 ホテル・ルワンダ 」が終わる前に見たいところだけど、長いのでとりあえず今日はパス。手頃なと ころで「 PROMISE にする。
久しぶりに渋谷TOEI。ふと劇場を見ると、「PROMISE」のポスターよりもでかく、 某消費者金融の看板が横にドドーンとある。ムムム。おとなりがソレなんです。
9Fに上がるとまだ前の回が終わっていなかった。しかし、もう係員の人が扉前で 空ける準備をしている状態。ロビーの人の数を見ると、混雑しているという感じ ではない。
間もなく開場。最近は入れ換えが多いのと、清掃が入るので待たされることが多 いのですが、なんとすぐに入場可。あれ?椅子変わったかな?前に来たときからも う変わってたっけかな?そういえば、改修があったような気がしないでもない。
あらら、CMでも「プ◯ミス」だよ。
予告前にドルビーのトレーラーとJBLのトレーラー。あれ?これも前はやってなかっ たよな?シネコンでは当り前に流れますが、普通の映画館では珍しい。ふむ、音 響はシネコンよりちょっとだけ甘め。そのかわり、スピーカの配置のおかげか回 り込みはこちらの方が深い。
「PROMISE」。幼い傾城の前に満神が現れた。真実の愛を受けられないことと引 き換えに何不自由無い生活を保証してくれるという。母も亡くなり、日々の暮ら しもおぼつかない彼女はその提案を飲む。それから年月が経ち、彼女は国王の妻 となっていた。そこへ、無歓が彼女を奪うためにやってきた。光明は、王を守る ために城へ戻ろうとするが・・・。
チェン・カイコー監督最新作ということで、またまた歴史ものなのかと思ってい たのですが・・・、どうも違うらしい。
表現が完全にマンガになっている・・・。巨匠陳凱歌がこんな画をとってしまう のか?こんな画にされてしまうチャン・ドンゴンも納得しているのか? なんか、鈴木清順ばりになんでもアリになってきたか?
前半は、見てて「大丈夫か?」と思ってしまうくらい微妙な展開。途中で笑いも 起こってるし。なんていうか、出てくる人の変わり身の早さにもなんとなく違和感 を感じつつ、心配しながら見てました。
最終的には綺麗に話の辻褄があって、納得のまとまりなんですが、それだけにこ の演出は全体の雰囲気を崩しているのではないかと。脚本を演出が潰しかねない というか。STAFFを見ても演出ってないんだよなぁ。ってことは監督が仕切って いるってことなんだろうなぁ。
出演者がまともなので作品としてなりたっていますが、そうじゃなかったらどう なることか。画的には「 魔界転生 」ですから。
ストーリーを生かすなら、実写ではなくアニメにした方が良い話だと思った。
チェン・カイコーならば「 北京ヴァイオリン 」をおすすめします。
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