トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男
Tom Dowd & The Language of Music

渋谷・UPLINK X

巷は大型連休らしいですが、私は月曜日に仕事なので、普通の週末。夕方まで寝 てました。

今日は渋谷に行きたいのでレイトショーやってる作品を探す。「 theEYE3 」でもいいけど、初日だしなぁ。UPLINK Xの「 トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男 」がレイトであるみたいなのでこれで。

まずは HMVTOWER と動いてから UPLINK X へ。できたばかりの時に場所は確認しに来たことがあるので、迷うことなく到着。 ビルはわかっていたのだけど、2Fがそうなのね。

エレベータで2Fへ。思った以上に狭い作りだなぁ。細い通路を通ってカウンタへ。 チケットを買う。残念ながら某会員証は使えなかったので一般料金で。 整理番号の札を渡された。17番。ちなみにここの定員は40人。開場まで5分程な ので待つ。が、待つ場所も限られる。結局階段のあたりにいました。

開場しましたが、いたひとは10人もいない。

中に入るとびっくりですね。狭い空間に不揃いの椅子が並べてあるだけ。この椅 子がデザインチェアというかなんというか、長く座っているには辛そうなものば かり。床はフラットなので、一応椅子の高さで視界を確保しようとしているよう なのですが・・・。本当に40席あったのだろうか?

正面にはスクリーンが固定で吊るしてある。スピーカが4つ。センターと左右に ウーファーかな?サラウンドスピーカは左右に一個づつ。天井にマランツのプロ ジェクター。

「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」。数々のミュージシャンと 仕事をしてきたサウンドエンジニア、トム・ダウド。元々は物理学者を目指し、 マンハッタン計画にもかかわった過去を持つ彼の人生を、本人とミュージシャン たちのインタビューで振り返る。

アメリカでは2003年に公開されていて、既にDVDも出ているらしい。それを今回 日本で劇場公開したもの、のようだ。

正直、私も彼の名前は知らず、副題にひかれて見にいったのですが、 いやあ、いい内容だった。ただし、クラプトンを目的に見に行くと不満かも知れ ません。アメリカ音楽の歴史をなぞるような内容です。

雰囲気的には「 Moog 」に似ている。ドキュメンタリーだし。日本語のDVDでたら買ってもいいかも。

最後の方で、実際に「レイラ」の音源を使って、卓で当時のミックスを振り返る みたいなシーンがあるのですが、その時の彼の表情と語り口がものすごく楽しそ うで。まるで、おもちゃで遊ぶ子供みたいに。

で、UPLINK Xなんですが、ここで映画を見るのは辛いです。椅子が椅子なので、 長時間座るのに適していない。で、3列目に座ったのですが、2列目と差がないの で、前の人の頭が邪魔になる。まあ、それは座った時から判ってたんですけどね。 音は悪くないのですが、椅子は重要です。これで満席だったらどんな状態になっ てしまうのか?

今まで行ったことのあるなかで一番酷い劇場は「新宿ピカデリー4」か「新宿東 映3」。でも、どちらも一応、映画館らしい作りをしていた。「ピカデリー4」の 椅子は「ピカデリー1」と同じものだし。リアプロで、音響はあまり良いとは言 えないけど。

今現在、音にこだわらない作品を「UPLINK X」と「ピカデリー4」で上映してい たら、私は「ピカデリー4」を選ぶと思います。新宿の松竹会館はなくなってし まいますけどね・・・。

写真などは こちらこちら をどうぞ。blogなどを検索してみると、意外と評判がいいのが納得いかん。

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