王と鳥
Le Roi I'Oiseau

渋谷・シネマアンジェリカ

ユナイテッド93 」か「 王と鳥 」か迷いながら、渋谷に出る。今日は「 からくりミュージアム 」に行くのが目的。だから見終った時間次第で決めよう。

「からくりミュージアム」は、以前「 グータンヌーボー 」で江角マキコが言っていたので興味を持ったんだけど、今月いっぱいで閉館予 定。先日の「 たけしのコマネチ大学数学科 」でロケに行っていたのをみて思い出しました。駆け込みです。

思ったより狭い。が、ポイントは押さえている。「からくりミュージアム」ですが、 からくりよりはトロンプユイルの絵の方がメインのようだ。エッシャーの「昼と 夜」があったけど、これは印刷っぽい。

で、時間的に「ユナイテッド93」もOKだったんだけど、チケット売場に行ってみ たら残り30席ということでパス。「王と鳥」にします。

次の回までは時間があるので番号は14番。まあ、問題ないでしょう。時間までは 久々にLoftを見て回る。

戻ってきたら丁度人の波。終わったところのようです。清掃が終わるまで階段で 待ち入場。

シネマアンジェリカになってからは初めて。女性専用席はなくなったということ でいいのかな?最終的にはかなり混んでました。

まずは短篇「避雷針泥棒」。避雷針を盗んで回る泥棒がいるので、各家では番犬 を屋根に置いている。しかし、敵もさるもの。犬を手なづけてまんまと盗み出す。

「王と鳥」。タキカルディ王国の王は独裁者。その王の秘密の部屋には3枚の絵 があった。羊飼いの娘、煙突掃除の少年、そして王の肖像画。娘と少年は恋に落 ちて絵から抜け出した。娘と結婚しようとする王は、二人を捕らえるためにあら ゆる手をうつ。しかし、妻が王の狩の犠牲となったオウムが、二人の逃亡を助け るのだった。

宮崎駿や高畑勲が影響をうけたという作品。スタジオジブリの配給です。

時代を考えるとかなり画期的な表現なのかもしれませんが、画としてはちょっと ものたりないし、動きはディズニーも同等かそれ以上のことはやっていた。 ストーリーには宮崎アニメに通じるものを感じなくはありませんが、エンターテ イメントとしておもしろいかと言われると、あんまり・・・、と答えざるをえな い。

その手の業界の人がそういう視点でみる分には歴史的意義があるのかもしれない けれど、今これを見せられてもあまり心は動かされないというのが実状。

実は先に流れた短篇の方がオチもあって話としてはまとまっていたし、面白かっ た。

アニメーションそのものに興味のない人には辛い作品かも知れません。

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