犬神家の一族

川崎・チネチッタ9

本日は映画見てから忘年会。ということで、以前から「 犬神家の一族 」を予定されていたのでここまで見ないで待っていたんですね。

めずらしく人と一緒に見るので、チケットを買う役を承る。早くいって「 鉄コン筋クリート 」でも見てようかな。

ところが、川崎についたら始まる時間。諦めてとりあえずチケットを買う。休み の日の昼間は混んでるなぁ。何が混んでるんだろう?意表をつかれたところでは3 時間後の「 デスノート 」が黄色。

その後、本屋とHMVを巡ってコーヒー飲みながら読書で暇つぶし。たまにはこう いうのもいいねぇ。

待ち合わせの時刻に行ったら、一人が電車を間違えたということで、到着がギリ ギリになるもよう。まあ、本編には余裕で間に合うだろう。

遅れた後の予定どおりの時刻に到着できたのでチネを目指す。ついたら予告が始 まったところで、係の人が扉を閉めているところでした。

「犬神家の一族」。犬神家の当主、左兵衛が亡くなった。相続を巡って、三人の 娘たちはそれぞれ自分の息子を跡取りにと思っていたが、遺言では恩人の娘であ る珠世に財産をゆずるという。ただし、彼女が娘の息子たちと結婚することが条 件。珠世が誰を選ぶのかに注目する中で、次々と事件が起こる。

市川崑監督が自作を30年ぶりにリメイク。主演もそのまま石坂浩二。回りは変わっ てます。

あー、石坂浩二が頑張って走ってる。奥菜恵の役どころがふんだりけったり。ス ケキヨの地顔もマスクっぽい。

これまでにも何度も映像化されてるわけで、ストーリーはだいたい知ってる。で、 見ているうちにだんだん思いだしてくる。そういう部分を差し引いて考えても、 今回の映像化はちょっとものたりない。

遺産争いのドロドロさも、誰もが犯人として怪しく感じなくちゃいけない部分も ちょっと弱い。特に、猿蔵はもっと野性味溢れる獣のような描写じゃないと。 全体的にキレイに成り過ぎているような気がする。

そんなわけで、わざわざリメイクしたのはいいけど、いいところを無くしてしまっ たような雰囲気。

オリジナルを見た方がいいかも。

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