4月12日 友達の友達は
急に気温が下がる。みんな長袖。またもや、フロント前のテーブルで泊まり客とスタッフ交え、お茶とおしゃべり。 スタッフの女性から、彼女のおばあちゃんが作った、くず餅や、晴明(シーミー)のお餅をいただく。 国際通りを歩く。スージ小(すーじぐぁ・路地)に猫発見。 写真を撮ろうと近づくと、餌を持ったおばさん登場。 おばさんは、通り沿いのおみやげ物屋さん。 私も持参のキャットフードを出す。 なにやら、そそる路地。那覇はこのスージ小がやたらと多い。
京都の路地(ろおじ)と違って、もっと細く、たいがいはくねくねと曲がって、見通しがきかない。心惹かれるなあ。猫の後を追って、奥に進む。こんな所に、お家が。 そして、やっぱりお墓だ。いくつもある。 暴力的に生い茂る草むらと大きな木。 その向こうには、高層マンションが見える。 那覇で一番にぎやかな、人と車がいっぱいの国際通りの、皮一枚はぐと、こんな空間が出現する。
お昼を食べに「てだこ亭」さんに行く。 ここのオーナーシェフは、双葉社「オバァ烈伝」「オバァの喝!」 の著者のひとりでもある飯塚未登利さん。一度会いたかった方。 東京から沖縄に来て、ひとりでレストランを切り盛している。 沖縄に来て、バイト暮らしをしている人にはたくさん会ったが、彼女は夢を実現させて、お店を持っている。なんてエライんやろう。
実は、わたくし…とごあいさつ。名刺交換。 おいしいパスタをいただき、たっぷりおしゃべりもして、すっかり長居してしまう。偶然、私が大好きなレストラン 「koba's」の小橋川シェフと未登利さんがお知り合いとわかり、彼女から言づてを頼まれる。了解。
地図を見ながら、沖縄で1番好きな出版社「ボーダーインク」を訪ねる。 ここは、ずいぶん前から行きたい行きたいと思いつつ、なかなか行けなかった所。編集者でもあり、大好きなエッセイストでもある新城和博さんに以前メールしたら、どうぞ遊びに来て、とお返事いただいた。 でも、それは3ヶ月も前のこと。
どんな所かな、出版物を見せていただけたらいいなあ。 こんにちは〜。と、ドアを開けると、おお〜っ! 憧れの新城さんが、目の前にいはるでないの!びっくり。 どうぞどうぞと、椅子を勧められ、お茶までいただく。 わ〜い。名刺もらったぞ。「オバァ烈伝」をはじめ、本の話、沖縄の話、大阪の話。お会いできたうれしさに、あれもこれもと、しゃべりまくる。 エッセイを読めばわかるが、新城さんは、大変心の優しい人だ。 眼鏡を取った新城さんが、とてもかわいいこともわかった。うふ。
ふと壁のFAXを見ると、てだこ亭さんからのもの。 お知り合いだったのね。目録をいただいて帰る。 お仕事、おじゃまいたしました。
晩ご飯は、てだこ亭未登利さんの強力オススメ。 「パンダ餃子」さんに小籠包を食べに行く。うまうま。 次の水餃子で、ギブアップする。くやし〜。
新城和博さんのエッセイが読めます。
朝日新聞沖縄版「道ゆらり 南風通信」毎週木曜更新http://mytown.asahi.com/okinawa/
単行本「うちあたいの日々」「太陽(てぃーだ)雨の降る街で」
「ンパンパッ!おきなわ白書」すべてボーダーインク刊てだこ(^0^)亭 地中海・イタリア家庭料理 那覇市松尾2−11−4
TEL 098-860-0150 火・水・木 正午〜16時/金・土 19時〜21時