くぼた沖縄日記2002 「ジェットコースターな日々 毎日がお祭りさっ!」

3月8日 2日目 ★ああっ!こんなことに… withダチョウ

パレット久茂地にある文教堂書店へ。沖縄関係の本をチェック。ボーダーインクの雑誌「Wander」を去年の続きで買う。

古島にある「D'sギャラリー」に行くため、県庁横でのんびりバスを待つ。鳥の声がして、いい感じ。ちょうど卒業式シーズンで、はかま姿の女性達の中に、あでやかな琉装の女性を見かける。きれい、きれい。

「D'sギャラリー」一度行きたいと思っていたお店。あと数日で、カフェを併設するための工事が始まるので、商品がとても少なくて、申し訳ないとオーナーさん。大阪で生まれ育った方とのことで、つい話が弾む。ステキな御主人。おいしいコーヒーまでいただいて、聞かれるままに、関西の書店の話を3人でする。こちらのBOOK BOXという本屋さんのある店では、書籍売り場と回転寿司があるそうだ。不思議な組み合わせ。

思わぬ長居をしてしまい、昼ご飯を食べないまま、出版社ボーダーインクさんに行く。社長の宮城さんをはじめ、「Wander」編集長で去年もお会いした大ファン新城和博さん、なんと全社員の方とお会いする。

新城さん力強く、「これから『宮古が来る!』のです!」。もうすぐ「読めば宮古」(おお〜!)という本が出るそうだ。
宮古へは行ったことがないと言うと、ぜひ行ってみるようにと強く勧められる。宮古は石垣より都会だと、以前人から聞いたというと、「絶対それは違う、そんなことない」のだそうだ。新城さんがそこまで言わはるのなら、宮古行ってみましょう!早く「読めば宮古」が読みたい。

事務所の中はつい最近出たコミック「ホテル・ハイビスカス3」がたくさん積んである。このコミック、あの”ナビィの恋”中江裕司監督の来年封切り映画の原作になる。只今主役の小学生役、オーディション受付中。う〜ん、楽しみだー。

昨日の模合でお会いした久美子さんが、書店営業から戻る。仕事をしながらも、携帯に書評やシンポジウムのパネリストの依頼が入る。売れっ子さんである。彼女の御主人は、双葉社から「ザ・ウチナーンチュ」も出された仲村清司さん。沖縄でベストセラーになり、沖縄好きはみんな読んでいる「爆笑沖縄移住計画」「爆笑沖縄凸凹夫婦」の中で久美子さんは、「ガメラ妻」として登場。本の中ではモーレツにダンナさんの尻を叩きまくっているが、直に知っている女性たちから、すっごく楽しくて面白い人と聞いていた。昨日の模合で私もすっかりファンになる。間違いなく久美子さんは、「クラスの女子の人気者」だったハズ。

久美子さんから「くぼたさん、今夜のご予定は?」「なんにもありません」と答えると、「じゃあ、これからラジオ放送の収録があるから行きましょう」「え!見学させてもらえるんですか!?」「出るんだよ。その後、飲み会もあるからね」「!!!」ということで、久美子さんと清司さんがレギュラー出演のコザのFMチャンプラ「内地オバハンのズケズケ30分」(…)にゲスト出演することになってしまう。もう、ビックリ〜!

あと二人のレギュラー陣、まーみさんとTさんの5人で沖縄市へ。その車中で、まーみさんのダンナさんと、Tさんが仕事を辞めたことを聞く。6人中2人失業。なんちゅう失業率。

駐車場に着くとちょうどそこに「全琉不良主婦連合」(!)の鬼のように働いて、朝まで吐くまで飲んで、CM出演もしているという会長・玉城たず子様が…。私よりだいぶ若いはずだが、なんだか大迫力。ちょっとごあいさつする。仲村さんから、よかったですねえ、会えるなんてと言われる。詳しくは「ザ・ウチナーンチュ」仲村清司著 双葉社 参照のこと

「くぼたさん、ラジオの経験は?」そんなもん、あるわけないやん。収録が始まり、司会進行役の仲村清司さんから問われるままに、答える。30分番組2本録り。「先週から続いて、大阪のくぼたさんです」「まいど。くぼたです」FMチャンプラは、那覇では聞けないらしく、ちょっと安心。

Tさんは、沖縄でとても多いという”できちゃった婚”だそうだが、その時、さんざん彼を無計画となじった奥さんのお父さんが、なんと26歳年下の女性と、これまた”できちゃった婚”したとか。孫の方が子どもより年上。お父さん、やるなあ。

那覇に戻り、沖縄の出版社の方達の飲み会に参加。ダチョウを初めて食べる。クセのない味。運勢鑑定士でもある久美子さんに手相を見てもらう。「ああっ!これは、ここではないどこかを求める相よ!」じゃじゃ馬の相とも言われる。なんと、沖縄移住組である久美子さん、まーみさんも私と同じ手相なのだ。う〜む。

私の仕事、出版社の販促代行が、沖縄にはない仕事で、説明しても、なかなかわかってもらえない。いろんな方と、楽しく話す。清司さんは、まじめなお方。まーみさんは、「Web歩く沖縄」というHPの管理人さんをしている。彼女の日記をいつも読んでいるので、一方的に私が彼女のことを詳しく知っていて、ビビるまーみさん。自分で書いてるくせに。ホントにHPを読んでいる人間に会うとは、思わなかったそうだ。12時をすぎてお開き。車で宿まで送っていただく。

 



 新城和博さんのエッセイが読めます。
 ボーダーインクHP http://www.borderink.com「南風通信A道ゆらり」
単行本「うちあたいの日々」「太陽(てぃーだ)雨の降る街で」
 「ンパンパッ!おきなわ白書」すべてボーダーインク刊

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