11月18日 ★ともだち日和
今日は1日「koba's」のソムリエール三枝子ちゃんがいっしょに遊んでくれるのだ。車がない私たち。三枝子ちゃんがシェフを口説いて、3人でお出かけすることになった。やった〜!おおきに〜、シェフ!わがままな客ですまん!あ、違う。今は友達だ。約束の時間までだいぶんあるので、宿から歩いて7,8分の農連市場に行く。
もう忙しい時間はとうに過ぎて、市場ものんびりしている。みかんはないかな?大好きな甘いタンカンはまだ時期が早くて出ていない。味見させてもらいカーブチーを買う。あっさりとした味で、タネが多い。ここは公設市場よりずいぶん安い。カーブチーも半額以下だ。
三枝子ちゃんを乗せたシェフの車が迎えに来てくれて、まずは昼ご飯。シェフが息子さんとたまに行くという「金龍飯店」。おー、中華のバイキングだ。おいしいな〜。シェフが私たちの2倍の速さで4倍の量を食べる。「koba's」のお料理の盛りがいいわけだ。
さ、次どこ行こう。持ってきてくれた情報誌を3人であれこれ見て、玉城村(たまぐすくそん)の高台にあるカフェに決定。電話して道を聞くが、もひとつ要領を得ない。ま、行けるさ、と出発。きっちり道を間違えながらも、なんとか「Vegetarica(ベジタリカ)」に到着。雑誌の地図も分かりにくかったが、看板もものすごく小さい。これは見つけにくいぞ。
靴を脱いで入る。これはラクチン。庭に面したウッドデッキに並んで座る。暑くもなく寒くもなく、半袖でちょうどいい気持ち。かなりの高台で近くのサトウキビ畑からずーっと向こうまで見渡せる。今は曇っているので見えないが、那覇の街も海も見えるらしい。違うデザートをとって、3人で分け合う。どれもおいしい。
車の中からの続きで、3人であーだこーだとしゃべりまくる。ねね、国際通り狭くなった気がするけど?「ああ、歩道の拡張工事してるんだよ」。あ、やっぱり狭くなっていたんだ。それでなくともいつも渋滞しているのに、さらに狭くして大丈夫なのかなあ…。
私たちだけが外にいて、誰にも気をつかわなくてよかったせいか、居心地のいいカフェでした。レストランオーナーのシェフとホールサービス担当の三枝子ちゃんは、それぞれ思うところがあったようで、「看板の大切さがわかった」「ああいう風にゆとりを持って接客しなくては」。一時シェフのお店は、目印のお店が建物ごとなくなり、お客様が迷う、行き着けないという事態が続出。私の友人たちも迷ったあげく、普天間基地に乱入しかけたのだ。サービスする人が、サービスを受ける側に。なんでも立場を変えてみる事は、大事だよ〜♪
帰る途中、突然ザッと雨が降る。信号で止まっていると、後ろから来た二人乗りのバイクが目の前で転ぶ。わ、びっくり!三枝子ちゃんがすかさず「マブヤー、マブヤーですね」
。沖縄の人のマブイ(魂)は、びっくりしたりショックを受けると落ちるらしく(特に子どもは)、落ちたマブイは元の体に込めねばならず、その時のきまり文句の一部が「マブヤー、マブヤー」。彼らのマブイはちゃんと体に戻っただろうか。那覇まで戻り、夕方までの約束だったシェフが、おもろまち新都心まで送ってくれる。ここは基地があった場所で、今はどんどん建物が建って街が出来つつある。本屋さんを覗いて、シェフとはここでお別れ。明日、行くからね〜。三枝子ちゃんと二人でウィンドウショッピング。大きなサンエースーパーもあり、さすが沖縄、冷凍生てびちも普通に売っている。謎の沖縄飲料、沖縄森永のヨーゴを教えてもらう。沖縄の食の世界は、ホント奥が深い。
さて、晩ご飯だよ、問題は。とりあえず、モノレールに乗ろう。三枝子ちゃんは初乗車。せっかくだから空港まで乗り、折り返して那覇の中心に戻ってくる。彼女のお友達のオススメ、有名な沖縄料理店「ゆうなんぎい」に行くが、空席待ち。ならば、三枝子ちゃんのお勉強もかねて、ジバランさとなおさんオススメのフレンチ「Les
Iles (レズィール) 」行こう!
沖縄行ってフレンチかいっ、と言うご意見もありましょうが、いやいやいや「Les Iles」おいしいのよ!ほんまに!2500円でコースよ〜。二人で前菜からデザートまで、全部違うものを頼んで、お皿交換して堪能しました。しあわせ〜。奥の方で、若い女性に語りまくっている標準語の男がいて、なあにがブリュッセルのタンタンショップだあ。カッコつけんじゃねーよ。ケッ!とにわかに椎名誠化して、言葉乱れてしまったけど、お店は落ち着いていて、大変よかったです。
金龍飯店 那覇市若狭2−1−12 098-861-3059 無休
Vegetarica(ベジタリカ) 玉城村船越(あと不明)
月 第2・4日 休
Les Iles (レズィール) 那覇市前島1−13−9
098-866-6808 月 休