友人の大阪の山本さんが今、八重山を旅している。彼女は私と同じ１９日出発で１６日間という、うらやましさ。まめにメールで情報交換をしている。今日は波照間から与那国に移動したとメールがくる。本島から５００㎞も離れているので、お天気も快晴。きっと向こうは梅雨も明けただろう。
さて、沖縄県内でも有数のヒマ人の私。雑誌に載っていた首里の方に残っている、昔の沖縄の風景が見たくなる。まずは腹ごしらえ、「僚屋ダイニング」へ。丸２日、お米を食べていないことに気がついて、夏野菜のカレーにする。ルウをもうちょっとかけてください。
モノレールで首里へ。去年も行った「ギャラリーroad works」。張り子作家の豊永さんもいらして、おしゃべりしながら、作品を見る。木で作った積み木のおもちゃ「お巡りさんシリーズ」を、段ボールから次々だして見せてくれる。張り子も積み木も、みんなほんわかした顔で、豊永さんはやさしいいい人なんだと思う。
「もうご飯、食べました？」。お昼ご飯呼んでくれるんですか！？残念、お腹いっぱいです。なら、と豊永さんオススメのおいしいお店をたくさん教えてもらう。プレゼント用に張り子のかわいいシーサーを買う。既に国際通りで売られている作品は値上がりしている。ギャラリーでも、これからちょっと値上げするらしいので豊永作品買うなら今だ！
豊永さんオススメ、すぐそばの「山城（やまぐすく）まんじゅう」を食べに行く。熱々をひとつお店で食べ、ひとつはお持ち帰り。あっさりしたあんこ。お茶もいただく。すぐ近くに世界遺産の玉陵（たまうどぅん）があるので、行ってみる。１６世紀に建てられた王家の陵墓は、訪れる人もなく、晴天の空の下、静まりかえっている。門のわずかな日陰に腰掛けて、風に吹かれぼんやりする。セミの声と鳥の声しかしない。
見つけた細い道をワクワクしながら下る。目標はまだまだ先。が、あまりの暑さに予定変更。モノレール駅に戻ることにする。「金城町の石畳」、下ったことはあるが、登るのは初めて。途中の金城村屋で一休み。居合わせた年配の女性と中学生の女の子としゃべる。女性と月桃の葉に包まれた山城まんじゅうを半分こする。近くにある大アカギ（天然記念物）も、見に行けばと勧められる。は～い。「ハブに気を付けて」。ん？
大アカギはすぐに見つかった。住宅街の中に、鬱蒼と茂っている。イヤな予感がして、早々に立ち去る。やっぱり～。ハブはいなかったけど、蚊にいくつか刺される。道ばたにプラスチックのケースが置いてあって「ハブとりスプレー 取あつかい注意」と書かれている。やっぱり、いるのね。でも、ハブ取りスプレーって、ハブに噴射したら、ばったり死ぬのだろうか…。そして、大アカギのすぐそばのお家の表札に「宮里」発見。あー、これってあの宮里千里さんのお宅では？別名アカギ亭。ホントにすぐそばなんだ。蚊に刺されやすい私には、かなり厳しい立地だ。
今日の晩ご飯は、「koba’s」ソムリエール三枝子ちゃんといっしょ。「HAVANA
MOOD」というネットで見つけた店。2000円のおまかせコースって、どんなんでしょ。しょーもなかったら、テーブルひっくり返したる。が、わっはっは～、おいしいのよ。当たり～！少しずつ、次々にエスカルゴの串揚げやら、チーズ入りサフランライスコロッケ、イカの豚肉巻きイカスミソースなどなどデザートまで入れて１３品。味も量も大満足。三枝子ちゃんは食べきれず１品残してしまう。ははは、軟弱者め～。
満腹のお腹を抱えて最近移転した「こうちゃん」へ行く。いや、満席やん。なんとか入れてもらって、お久しぶり～。せっかくのお料理が入らない。ごめんね。こうちゃんは、今日も楽しそう。いいキャラクターだなあ。去年会った中川さんに会いに、河岸をかえる。初めての「ベリーズ」へ。東京から来た若い女性がやっているお店で、いつもは静からしいのだが、今日に限って奥の団体さんがうるさいのなんの！しばらくしゃべって、お先に失礼する。
お腹がかゆい。またもやアセモ。見た目重視で、スリムなジーパンをはいているせいだろう。この世の中に、腹にアセモ作っている女がいったい何人いるだろうか。ちょっと情けなくなる。う～。
僚屋ダイニング 那覇市久茂地1-3-18 TEL 098-668-2284
ギャラリー road works 那覇市首里当蔵町2-19 TEL 098-887-4069
山城（やまぐすく）まんじゅう 那覇市首里真和志町1-58
HAVANA MOOD 那覇市松尾1-7-5 TEL 098-861-9780
洋食味処 こうちゃん 那覇市久茂地3-16-12 TEL 098-868-8482
Dining Bar ベリーズ 那覇市久茂地1-18-19 TEL 098-862-1848