くぼた沖縄日記2004 祝 訪沖10周年! 予定は未定だらけ
★6月23日 悲鳴は女子に限る
7時半に起き、服の下に水着を着こむ。初めての慶良間。座間味島でひと泳ぎだあ。国際通りを渡って、ヘイ、タクシー!とまりんまで。「お客さん、観光ですか?サッサと歩いてるから、那覇の人かと思ったねー」 。100%観光客です。よくお仕事ですか?と聞かれる。お仕事がこんなゆるみきった顔してるか?若くない女がひとりで来ている、というのが遊びと思われない理由だろう。ビーチにはたいした食べ物がないと教えてもらっていたので、乗船前におにぎりを買う。やや、結構な人数が乗りこむよ。ビーチが人だらけだったらイヤだなあ。
高速船クイーンざまみで1時間。座間味島着。山本さんオススメの古座間味(ふるざまみ)ビーチへ。今日はよく晴れて、海がきれい。で、すいてるの、このビーチ。浜でフィンとパラソル、デッキチェアを借りる。一人だからとフィン代をおまけしてくれる。午後から修学旅行生が来るから、奥の方が静かでいいですよと教えてもらい、一番端っこのパラソルに陣取る。そしてそこは、シュノーケルポイントに一番近い場所でもあった。荷物を預けるロッカーらしきものがない。泳いでいる間デッキチェアに置いたままの荷物が気になるが、ま、ええか。全財産入ってるけど。
このビーチは遠浅でなく、浜からすぐ深くなっていて、サンゴが生えている。延々海を歩かなくてもいいのでラクチン。遊泳場所が限られているのがちょっと残念だが、スピーカーで音楽を流してないのもポイント高し。水着の上に長袖Tシャツを着て、日焼け止めもしっかり塗り、泳ぎ出す。うっ、結構水が冷たい。友人の高山くんは「2月でも晴れたら水着で泳げるで」って言ったけど、私のようなへなちょこには、とうてい無理。
小さなデバスズメダイからツノダシ、サヨリ、クマノミ、チョウチョウウオ、モンガラカワハギ、大きなハマフエフキなどなど。オウムのような顔の大きなブダイ(ナンヨウ?オウム?ハゲ?)が寄ってきて、ちょっと恐い。ん、もう、しっしっ!サンゴでもかじってなさい。しっかり目を見開いて探すが、大好きなウミウシが見つからない。ウミウシはどこや!ウミウシを出せ!
デッキチェアでうたた寝をする。適当に風もありいい感じ。ちょっと離れたところに、若い妻と若くない夫(きっと晩婚)とよちよち歩きの子ども、両方の母親という5人組が現れる。夫婦は交代で泳ぎ、子どもの写真を撮っている。「せっかくなんだから、おばあちゃんも海に足でも浸けたら?写真撮ろうよ。沖縄だよぉ!」おばあちゃんたち、楽しいかなあ。温泉の方がよかったんじゃないの?隣の家族連れのお父さんが子どもに、「海の中見てごらん。ニモがいるよ!」。ううむ。これからクマノミは種類ひっくるめて「ニモ」って呼ばれるんだろうなあ。
午後になって、男女の修学旅行生たちが現れる。グループごとにインストラクターがついてシュノーケリングをしたり、バナナボートに乗っている。先生はらくちんなスキー修学旅行の海版ね。女子生徒のキャーキャーいう声が聞こえる。やっぱり高校は男女共学よね。
疲れて帰りの船は、半分寝てしまう。牧志公設市場の2階にある、豊永さんオススメの中華料理屋さん「美華園」に行く。若い男性のオススメだけあって、しっかりした味。五目ラーメンおいしい。一人なので、種類が食べられないのが残念。
宿に戻ると、テーブルに置いたスナックパインが香って、部屋がちょっぴりトロピカル。シャワーを浴び、バスタオルをまいたままでゴロゴロする。クーラー・バス・トイレ付きの部屋は快適だなあ。他人も気にならないし、もうバス・トイレ共同、コインクーラーの部屋には戻れないかも。今日6月23日は「沖縄慰霊の日」。梅雨明け宣言も出た。
美華園 牧志公設市場2階