くぼた沖縄日記2005 八重山久しぶり〜 小さい島に行きたい

 

★ 10月18日 サンゴの海に揺り揺られ

 

シュノーケリングツアーの出発は午後1時。それまで部屋で本を読みながらゴロゴロうとうとする。ツアー参加は私たち3人だけかと思っていると、続々参加者が現れる。50代後半の夫婦2組、高校生と20代の娘と母親ペアが2組、30代の男性が2人、そして私たち3人の総勢13人。結構平均年齢高いのだ。船は満員で出発。

 

 

クマノミのたくさんいる場所、アオサンゴの群生など3つのポイントをめぐる。今日も大潮なので、水深が浅いところが多く、風のせいで波もあり、どんどん流されついサンゴに体が触れてしまう。ウェットスーツ着ててよかった。それに、暖かい。長袖Tシャツで泳いでいた時と雲泥の差だ。白保の海は、昔空港予定地になって大きな反対運動があった。それはサンゴの群生がある場所で、この海つぶしてどうするんだ!もめにもめた新空港は陸地側に2012年についにできるらしい。

 

 

大きなハマフエフキ(タマン)、初めて見たクロスズメダイ。昨日は会えなかったクマノミ。大小様々な魚たち。仲本海岸では、たくさん見かけたムラサメモンガラがここでは見かけない。ど派手な色と柄のブダイも、水中で見れば案外目立たない。一人の女性が、「思い切って参加してよかったです」。上から見ているだけでは、海の中にこんな世界があるとはわからないものね。波に逆らって長時間泳ぎ続け、いささか疲れる。もう4時半だ。最後に温かい飲み物が出て、ほっ。浜に戻ると、やっぱりオジィたちがいた。昨日はごちそうさま。

 

シャワーを浴びてテラスのテーブルで牛乳を飲んでまったり。はがきを書き、ポストに入れに行くついでにまたぷらぷらと浜に行く。あたりが暗くなり、防波堤の先に小さな明かりが見える。あの下ではまた今晩もオジィたちの宴会が開かれているのだろう。元気でね。

 

 

今日の夕食は3人増えて7人。姫路から来た50代半ばの男性2人と、那覇での学会帰りの30代の男性。この男性はヘルパーの女性に、「スーツでうちに来た人初めて見た!」と言われていた。姫路組のオヤジ一人が、食事中なんとお箸を持ったまま、横になって寝てしまう。子どもか!なんて行儀悪いんだ!この人たちは、食事前に2人で宿提供の泡盛を1升近く飲んでいたのだ。ゆんたく場のソファーに靴下は脱いだままだし、家じゃないっつーの!

 

 

食後はまたゆんたく。宿のご主人にヘルパーの女性も参加。姫路のオヤジたちは、また泡盛を飲む。素泊まりの若い女性2人も、ご主人のリクエストで参加。彼女たちの登場で、ぐっとにぎやかになる。女性2人組はこんなに石垣島が那覇から遠いとは思いもしなかったという。そもそも沖縄本島が本土よりこんなに遠いとも知らなかったのだ。 「だって天気予報でも沖縄って日本海の上の方に線で囲ってあるじゃないですか。わからないですよ!」来たことない人はそんなもんよ。またもや出てくる民宿たましろの話。

 

 

明日朝日を浜で見ようということになる。起きられるか。さんざんしゃべって、五月雨解散。

 

民宿マエザト 石垣市白保68 0980-86-8065

 

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