くぼた沖縄日記2007/3月 夜は予約済み 勝手に押しかけお祝い編

 

★3月9日 霧雨の読谷 チンドンな夜

 

今日もお天気はいまひとつ。でも、読谷村(よみたんそん)へ行こう。何年も前から、読谷村の陶芸家さんの所へ行きたかったのだ。読谷村で陶芸というと、国道58号線側にたくさんの工房が集まっている「やちむんの里」なのだが、私の行き先は海沿いの長浜という所。

 

 

バスターミナルから出発。霧雨。バスから見える海も鉛色だ。1時間半ほどで終点の読谷バスターミナル到着。起点から終点まで乗ったのは、私だけ。ここから3kmほど行けば、有名観光ポイントの残波(ざんぱ)岬だ。長浜への近道を教えてもらい、坂道を下る。

 

 

集落に入り、出会ったおばあさんに道を聞き、「工房 壹(いち)」到着。工房の主・関西出身の壹岐さんとお話ししながら、器を選ぶ。工房は海を見下ろす高台で、晴れればさぞきれいな眺めだろう。ちょっとおまけしてもらう。うほほ。

 

 

すぐ近くの「アートクラフト器」で昼ご飯。窓から海が見える。巷ではワンプレートランチ大はやりだが、ここは陶器を売っていることもあり、一品ごと小さな器に盛られている。なんかゴーカだ。お店の人がストーブを点けてくれる。思わず手をかざす。

 

 

雨脚が弱くなるのを待って、バス停に向かう。が、いきなり迷う。下りてきた坂道が見つけられない。お線香の工場で道を聞く。おお、ここであの沖縄のお線香(ヒラウコー・黒くて6本くっついている)を作っているんだね。お話を聞きたかったが、お仕事中なので遠慮する。

 

 

後ろの席に座ったおばあさんとおじいさんの「あいえーなー」「あきさみよー」を聞きながら、那覇に戻るバスに揺られる。2時間近くかかって宿着。昨日の夜は高カロリーだったので、今日は控えめにせねば。太平通りでデザートのたんかんと、まだ温かい島豆腐、天ぷら。公設市場のお総菜通りでじゅーしぃおにぎりとゴーヤー炒め、さらに朝食用のパンも購入。

 

 

部屋で食事。しまった…。まちがえてふーちばー(よもぎ)じゅーしぃ買ってしまった。しょうがないなあ。食べるけどさ。草餅は好きなんだが、ふーちばーじゅーしぃは匂いがちょっと苦手。ゴーヤー炒めに島豆腐トッピングで、ゴーヤーチャンプルー。なにが控えめだ。また、食い倒れてしまう。

 

夜も8時をまわって、さて出発するか。今晩は琉球チムドン楽団(琉チン)のライブ。西町のMUSICAへ。隅の席に座っていると、お店の人からこちらで相席お願いしますと言われステージ中央・一番前のテーブルにつく。相席になったのは、沖縄の女性と仙台の男性のカップル。話していると、彼女は「レストランkoba’s」を昔から知っていて、さらにシェフのお兄さんも知っているという。さらにさらにシェフのお兄さんは、沖縄そば屋さん(「海が見えるそば家」)をしながら音楽活動もしていているのだが、先週ここで琉チンとジョイントライブもしたという。う〜、沖縄狭い…。

 

 

ライブが始まり、現れたぞろりと羽織に着物のサックス、アラビアンナイト風または東京コミックショウ風(レッドスネーク、カモンね)のチンドン、中国天女風のダブルネック三線などなど、エキゾチックでうさん臭いいでたち。でも、サックスかっこいい音。歌って踊って、コントもあって(横山ホットブラザーズ?)、なかなか楽しいです。相席の女性の妹さんも遅れてやって来て、なんと双子。

 

 

琉チン大ファンの美人双子姉妹は、最前列で大盛り上がり。全員で踊って終わる。そのまま席でしゃべっていると、バンドメンバーが次々あいさつに現れる。双子姉妹とその彼は、メンバーとも顔なじみ。リーダーから300円で次回から盛り上げ役サクラのバイトを頼まれている。安っ。会場限定販売のCDを勧められ記念に購入。メンバー7人全員が回覧板のようにCDを回してサインをしてくれる。

 

 

双子姉妹+彼は、これからまだ友達と合流して飲みに行くという。ぜひぜひと誘ってくださるが、もう1時。付き合ってると、何時に帰れるか分からない気がして、お姉さんはここで帰りましょう。彼女たちのタクシーにちゃっかり便乗させてもらって、宿に戻る。

 

 

 

 

工房 壹(いち) 読谷村長浜305 TEL 098−958−1612 日 定休

 

アートクラフト器 読谷村長浜735−1 TEL 098−958−0399 

12:00〜21:00  月 定休

 

 

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