くぼた沖縄日記 2010年・春 守備範囲は広い
★4月12日(月) 気分は親戚
朝から風が強い。ぷらぷらと歩いてザ・ナハテラスに向かう。私には縁のないホテルだが、お茶くらいはいいでしょう。モノレールのどの駅からも遠くて、みんな車で来るんだろうなあ。
初めて泊1丁目界隈を歩く。迷路のような国際通り周辺と違い、ここらへんは道がまっすぐだ。戦後都市整備されたのかな。
ホテルは坂の突き当たり。チェックアウト後の時間で、ロビーはひっそり。ティーラウンジも私ひとり。頼んだカフェオレは、なんとポットサービスでたっぷり。新聞(もちろん琉球新報と沖縄タイムス)を読み、メールを打ったり、本を読んだり。雲がどんどん流れて、青空も見えてくる。のんびり。
お昼ご飯は、すぐそばの「やんばる野菜カフェTAMACIDA(たましだ)」へ行く。3月にオープンしたばっかりのお店は、住宅街のマンションの2階にあった。テラス側が全面ガラスで明るい。このあたりの住宅は、一見してお金持ちそうだ。どこもおしゃれでゆったりと建っている。こんなところがあったとは。
メニューは「本日のランチ」のみ。沖縄北部の野菜をたくさん使って体に良さそう。大根ステーキ、牛すじのシチューもおいしい。雑穀ご飯(ヘルシー系ランチお約束?)をお代わりする。お店の方とちょっとおしゃべり。内地の女性で、お店をオープンするにあたり、ここ泊という高級住宅街をねらったそう。てくてくとまたホテルまで戻る。あの店は、ここにあったのかー。歩くと土地勘が付くというか、体の中で地図がつながる気がする。
先月女の赤ちゃんが生まれた三枝子ちゃんちに、プレゼントを持って行く。市内の実家にいるとばかり思っていたが、赤ちゃんが生まれた後も実家には戻らず、自分の家で子育てしている。エライ〜っ。
お宅訪問〜!こんちは〜。那覇のど真ん中。便利なところに住んでるねえ。これはなかなか引っ越せないね。おやっ、ダンナ様はテレビ局にお勤めというのに、地デジ対応まだしてないのね…。
名前に花の字を持つ赤ちゃんは、髪の毛がふさふさ。「沖縄の赤ちゃんって感じですね〜」と、三枝子ちゃんが言う。ぐずりもしなくて、いい子。元気に育ってね。先月産んだばかりというのに、もう2,3名(沖縄の人は、人数を何人と言わず、何名と言う)赤ちゃんが欲しいと言う。ちょっと早過ぎ。
ここのお家の浴室は昔ながらの沖縄の家らしく、タイル張りの床に、湯船はなしで、シャワーとトイレのユニット。プレゼントに入浴剤買わなくてよかった。最近建った家には、湯船があるらしい。
しゃべりまくり、ダンナさんの分もと思い、4つ買っていったケーキを、結局2人で全部食べてしまう。じゃあ、また来るよ、元気でね〜!一旦ホテルへ戻る。
お土産を持ち、バスに乗って、いつもの宜野湾のレストランkoba’sへ。話題の焦点、普天間基地のフェンス沿いに歩きながら、沖縄の基地はどうなるんだろうと思う。島袋シェフ、初めまして。いつものようにたっぷりいただいて、ごちそうさま。
ジュニアくんと、いまだに梅田ではラスクで行列だーなどと、あーだこーだしゃべっていると、突然土砂降り!ひ〜〜っ。なんなんだー!小降りになったので、明日の約束をし、傘を借りて帰る。
ホテルの部屋でクーラーをつけながらテレビを見ていると、オリオンビールを飲んで下地勇(生田斗真に似てると思う)が笑い、ティンクティンクが車の宣伝をし、川満しぇんしぇーに魅川憲一郎とローカルタレント出演CMに、ああ沖縄にいるなあと実感する。
やんばる野菜カフェ TAMACIDA 那覇市泊1−34−2 TEL090−2226−9155
ランチ11:00〜15:00 ティータイム 15:00〜17:00
レストラン koba’s 宜野湾市大山1−12−32 TEL 098−890−3536
11:30〜15:00(L.O) 18:00〜21:30(L.O) 火曜定休