小浜島は、黒島や竹富島と違って、小さいながら山もあり、水も豊富。昔からお米も取れて、豊かな島なんだそうだ。それじゃと、島の最高峰、大岳(うふだき、99m)を目指し、出かける。黒島から見れば、この島はずいぶん町。道路はきっちり舗装されてるし、お店も何軒もある。アイスだって、ぎっしり入っているぞ。人口も倍ほど多い。
炎天下、ふうふうと頂に着くと、先客はノラ孔雀。リゾートのヤマハ・はいむるぶしから逃げたのがノラ化。ばさばさと飛び去る。小さな展望台。ここからの眺めは、八重山の島々が見渡せ、西表島に手が届きそう。海と島、蝶々などを見ながら、はがきを書く。一人で上がってきた男性と話す。
海の上にそこだけちりめんじわがより、スコールが来ているのが見える。雨雲はやがて私の上にもやってきて、しばらくの雨の後、反対側に去っていく。
山を下りたところで、昨日のノブさんにばったり。干し草を丸める機械に乗せてもらい畑に行く。草を刈りながら、大きなロールにしていく。おもしろ〜い。しかし、ちょっと働いたところで、トラブル。民宿のそばまで車で送ってもらう。
喫茶店(そんなものまであるのだ)を探して歩く。アップダウンのあるこの島では、集落の中からでも海がよく見える。通りすがりのおじぃに、喫茶店の場所をたずねる。そして、おじ ぃの思い出話が…。喫茶店に着くと、お昼の営業時間は終わっていた。宿のテラスで風に吹かれて、はがきを書く。石垣、黒島、西表、はるか波照間も見える。今夜の宿泊は私だけ。ご飯を食べ、宿の人たちと居間でテレビを見ながら、女5人でおしゃべり。すっかりくつろぐ。 沖縄では、ごく普通に飲むさんぴん茶(ジャスミン)。今まで苦手だったのが、平気で飲める。不思議。
若い奥さんは、大阪出身。染色と織りの専門家。種から藍を育てて、染めている。ヘルパーのわかちゃん、すぎちゃんは本土から。わかちゃんは、今はやりの”劇症沖縄病”。沖縄に初めて来て、半年後には仕事を辞めて沖縄に来てしまった。「何とかなりますよ〜」二人とも明るくて、てきぱきよく働くいい子。
自然が多いということは、虫も多い。黒島から日々更新続ける、蚊のさされ跡。ゴキブリも見慣れた黒いヤツとは違い、茶色くてサイズも5割り増し。よく飛ぶ。なぜか向かってくる。コノヤロー、首筋に止まるのは、やめろっ!!
出かけていたご主人から、打ち上げをしてるからおいでと電話がかかる。なんと、くぼたさんもと声がかかる。よくわからないまま、わかちゃん達と出かける。
公民館に行くとそこは、「JA八重山郡青壮年会」の打ち上げ会場だった。気のいいおじさん達と、泡盛を飲む。みんなで輪ゴム飛ばし大会。1000円負ける。(が踏み倒す)