「くぼた沖縄日記'99 八重山愛の頭突き編」

  ★11月18日 3日目 渡嘉敷島のうわさ

またもや、大量の朝ご飯。つらい。第1便で石垣島へ戻ることにする。(1日3便)4泊していた若い男性は、石垣に戻って、「普通のもの」が食べたいと言う。「カレーとか、日本そばとか、今は石垣のA&W(ハンバーガーチェーン)に、とにかく行きたい!」その気持ち、よく分かる。

連絡船、いきなり揺れる。どひー。きもちわり〜。ダウンしたのは、私ともうひとり「たましろ」に泊まっていた男性。みんな平気な顔。あの朝ご飯がいかんのじゃないか?つらい1時間。思えば、私は乗り物酔いする子供だった。

石垣着。竹富行きの連絡船にへろへろだけど乗る。10分の航海。ここは3年前に1度来たところ。そういえば、以前乗った船の係員さんが、具志堅用高に激似で、思わずこんな所で働いたはるのか〜とびっくりしたんだった。出身地だし。

以前も泊まった民宿「泉屋」さん。優しいおばさんもお元気。レンタサイクルで辺りをこぎ回る。星砂の浜に行く。うわさではこの辺り星砂が少なくなり、西表島から持ってきて、撒いてるとか。修学旅行の女子高生、車で島内観光の観光客、降ってわいたように人がいる。


浜を歩いていると、昨日波照間のニシ浜で会って、話をした女性にばったり会う。あら、まあ。自転車を返し(さすが観光地高い)、同じ宿のひとり旅の若い女性、沢さんと西桟橋に夕日を見に行く。正面は小浜島、その向こうに大きな西表島。雲で海に沈む夕日は見えず。半袖Tシャツが寒い。

美味しい晩ご飯をいただく。あ〜、しあわせ!これが人間の食事でしょう。お部屋はきれいだし、いいとこです。夕食後も沢さん、ひとり旅の気のいい青年、島田さんと3人でおしゃべり。

仕事を辞めて、テント背負って旅していた彼は、渡嘉敷島で車に乗せてくれたおじさんに誘われるまま、民宿のヘルパーをしていたとか。「心からのおもてなし」とは、お酒飲み放題のことだという彼に、私たちは大反対。違うよそれは。 

渡嘉敷島の海を望む豪邸の主、灰谷健次郎の島での評判はとても悪いそうだ。ほとんど住んでいないらしいが、現れると若い女をとっかえひっかえ豪邸に連れ込んでいるとか。(この話、別の人からも聞く)若い女性は沖縄で、灰谷健次郎を見かけても、ついていかないように。

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