くぼた沖縄日記'99 ずっしり」 

★10/11 ラストナイト in 那覇

沖縄市胡屋からバスに乗って、那覇に向かう。那覇に着く直前からひどい雨。昼過ぎ宿に着く。フロントの前、ロビーというか休憩所というかは、雨でふりこめられた人で。いっぱい。

部屋に入れない時間帯なので、出発までの時間つぶしなんだろう。だらっとした雰囲気で、旅のエッセイに出てくるアジアの安宿(ゲストハウス)ってこんなんかなと思う。あんまり感じ良くない。おまえらなめくじか!

ここは初めて泊まるところ。「新金一旅館」1泊税込み素泊まり3130円。トイレ、バス共有。不思議な造り。マンションの部屋を改造して、各々独立した個室にしている。その個室のカギと外に通じるドアのカギと2つカギを受け取る。

那覇をぶらつく。本屋、スーパー、民芸品のお店、お菓子屋さん。百貨店がつぶれていたり、1年経つとだいぶん変わっている。

夕ご飯を食べに、おみやげの「あまから手帖」を持って「koba's」に。那覇に来たらここ。なぜかフレンチ。5年前、初めて沖縄に来た最初の夜に、偶然入ってからのお付き合い。お店の方もお友達。いつものカウンター。シェフの知り合いの男性で、那覇の公設市場2階の沖縄料理屋さんの方と同席。お祖父さんが始めたお店はその名も「道頓堀」。やはり大阪に縁のある方で、彼も4才まで大阪にいたとか。泉佐野にいた彼の、大阪の私鉄は全部南海。枚方は京阪だって!

ワイン2本飲んで、かなり酔っぱらった彼のウチナー口はかなりヒヤリングが難しい。沖縄の食材にはパワーがあるというのはよく分かりました。彼の店にはあの、山本益博も神田川俊郎も来たんだって。神田川さんはすごく優しい人とか。

そこで私は、かねてからの「神田川かつら疑惑」を彼にぶつける。「かつらじゃないよう」ええっ。ほんま?ううむ。信じられん。

美味しいお料理をいただいて、シェフやスタッフの方と楽しくおしゃべりして、沖縄最後の夜は過ぎる。

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