12. VoiceCAPからIoTCAPへ移行

今月のラズパイマガジン(2018/09)に、"IoTCAP"の基板と作成記事が有り、リモコン操作と温湿度測定ができるとのこと。
現在使用している"VoiceCAP"のリモコン機能と、raspi3で温湿度測定に利用している"comfort"を合わせた機能で、raspi3はブレッドボードへの配線が「もり蕎麦」のようになってきており、整理したいと思っていたのでちょうど良いと思い、"IoTCAP"の完成品を秋葉原マルツで購入し、raspi0の"VoiceCAP"から"IoTCAP"へ移行した。(何か小生の心を見透かされた様な製品で嬉しい様な何やら不思議な気分(^^;)

購入品一覧
品名個数金額品名個数金額
IoTCAP基板 善実装13780microSDカード(16GB)1569
---microSDカード(32GB)1899
--合計税込5248
(2018/09/16)
microSDカード(東芝製海外版)は、あきばお〜で購入。

現行VoiceCAP用のmicroSDカードは保存し、今回購入したmicroSDカードへ新たにOS(raspbian)導入と各種基本設定から行い、IoTCAP基板の接続はGPIOコネクタに接続するだけなので問題無く完了。
IoTCAP用のソフトウェアをダウンロードし、内容を確認したところ、VoiceCAPやcomfortで改造したプログラムが一部修正程度で利用できそうなので、ダウンロードしたものは使わず、現行のプログラムを修正して使う事にする。

各プログラムで利用しているGPIOチャンネルの修正とIoTCAPで増えたLCDディスプレイへの温湿度表示機能の追加を行った。ダウンロード版では5種類のLCD表示機能に対応していたが、温度と湿度が同時表示されていれば十分なので1種類のみの表示にした。(小生版では、ブラウザで各種表示ができるようにしている)
また、raspi3のcomfortではpythonの簡易webサーバ機能でブラウザ表示に対応していたが、raspi0のVoiceCAPで導入したapache2を利用してcomfortの温湿度情報をブラウザ表示出来る様に改造も行い"comfort2"とした。
更に、VoiceCAPでブラウザからリモコンタイマー設定するために、apache2のユーザwww-dataにsudo権限を与えてユーザ変更してからatコマンドを使えるようにしていたが、今回から権限を与えずsocket通信でatコマンドの実行を行うように改造した。

プログラムの改造は順調に進んだが、IoTCAPのH/Wに2つ問題が有る。
1つは、温湿度センサーの値が、同じ場所に置いた他の温度計より1.5〜3度高い値になる。
もう1つは、LCDディスプレイのバックライトが明る過ぎて、寝室等で夜間も使う24時間対応には不向き。

そこで、次の処置をした。(左図参照)
1つ目は、15cmのブレッドボード用ジャンパワイアで本体から離すことで解決。
2つ目は、基板回路変更で、R1とC1間のプリント配線をカットしてバックライトをオフにし、このままでは、折角のバックライト機能が勿体無いので、R1とGPIO16(コネクタピン36)をジャンパー接続して、新版comfort2で緑色スィッチが押されたらバックライトを少し暗めに点灯し、もう一度スィッチを押したら消灯するように機能追加。また、消し忘れても夜間になったら自動消灯させるようにもした。
これで安眠できる(^^)/


2018/09/20