コラム・日々是牧歌的 過去ログ(2003年8月)

224. スクーリング日記(その一)
. . . 2003/08/01 (Fri) 22:26:56

ついに始まりました、夏期スクーリング。
ということで、その日記など。
と言っても、毎日は書きませんし、(その二)以降がある保証もないんですが。

それにしてもまず思うのは・・・遠い!
日吉なんですよね。
片道一時間半かかります。
疲れるんですよ、電車乗るだけで。
しかも渋谷で乗り換えですから、ついつい渋谷で遊んでしまい、さらに疲れる。
確実にそのうち新宿寄ったり池袋寄ったり高田馬場に寄ることになるでしょう。
今日もかなり疲れてます。
グロッキー気味。

それから去年までと同じく・・・寒い!
教室、冷房がかかりすぎてるんですよ、局所的に。
私は冬に着るトレーナーを持参してます。
去年も休憩時間になると外に出て、体を温めてましたね(アホくさい)。

というわけで、スクーリングに出る人は防寒具を持っていった方がいいです。
もう一つ持っていくのをオススメするのはクッションです。
大学のイスは固いですからね。
100円ショップで手軽に買えるものがあり、これあたりがサイズ的にもいいでしょう。

・・・うーん、こんなスクーリング情報とか、誰か見るんでしょうか。
明日か明後日にも(その二)、アップしようかと思ってます。
乞うご期待。


225. すいか
. . . 2003/08/02 (Sat) 21:57:47

非常に疲れています。
で、家に帰ってきてまずはパタっと寝たりする日々です。

今日は・・・スクーリングのことは別途書くとして、一度寝て起きてからは、ぼんやりテレビなど見ました。
で、9時からは日テレのドラマ『すいか』ってやつを見たわけですが。
これが面白かったです。
一発でファンになってしまいました。
すでに第四話ということで、これまでの回が見られなかったのが残念ですが、土曜の夜はこれ見ることに決まりですね。
滅多にドラマ見ないんですけど、これは見ないと。
ドラマというよりテレビ自体見てませんでしたねぇ、最近は。
ドラマの詳細は→
http://www.ntv.co.jp/suika/

めちゃくちゃに疲れてますが、面白いドラマを見たことでなんだか気分良くなってしまったたいがなのでした。


226. スクーリング日記(その二)
. . . 2003/08/03 (Sun) 13:02:13

今日は日曜日でスクーリングもお休みです。
お休みの日にスクーリング日記・・・普通はスクーリングのある日に書くべきでしょうけど。

さて、今年のスクーリングで去年までと違うところが一つ。
といっても個人的なことなんですけど、日吉までの学割定期券を買ったことです。
学割定期って安いんですねー。
二週間しか通わないんですけど、一ヶ月定期買った方が断然お徳なんです。
・・・でも定期があるからこそ、新宿やら池袋やらに寄ってしまって疲れるんですよね・・・

それから私が受けている授業は、T期は「日米比較文化論」なんですが、面白いです、これがまた。
教科書では掘り下げていないところもやってくれます。
面白いと思った内容はここでも紹介したいなぁなんて思うのですが。
いや、難しい話ではないのでご安心を。

とにかく今日は一日お休みなので、のんびりするとしますか。
はぁ〜、のんびりのんびり。


227. スクーリング日記(その三)
. . . 2003/08/06 (Wed) 22:40:48

スクーリング、T期も明日で終わりです。
勿論最後には試験があります。
あるのにこんなこと(サイトの更新)してていいんでしょうか・・・
私がT期で履修したのは「日米比較文化論」です。
前回も言いましたが、結構面白いです。
ということで、その内容で面白かったところをご紹介。

「シオンの議定書」ってご存知ですか?
私は聞いたことはあったんですが、単に「パレスチナへの帰還」を言うシオニズムが書かれたものかと思いこんでいました。
ところがどっこい。
全然違いました。
少し前に『ユダヤがわかれば世界が見えてくる』みたいな本が少し流行りましたが、その根拠になるようなものです。
反ユダヤによる捏造だそうですが、実によくできた内容で、非常に面白いんです。
簡単に言ってしまえば、「世の中は世界征服しようとしているユダヤ人の陰謀によって動いている」ようにみせる目的でつくられたもの。
細かくは言いませんが、1910年代につくられたものにもかかわらず、世界の現状にぴたりと当てはまるものが多く、預言書といっても通用するんじゃないか、ってくらいです。
何事も「ユダヤの陰謀」とする人がでてくるのも無理はないなぁと思いました(「フリーメーソン陰謀説」ってのもありますが、あれもユダヤ人集団でしたっけ?)。

例えば・・
(つづく)


228. スクーリング日記(その四)
. . . 2003/08/07 (Thu) 22:28:20

(つづき)
例えば情報操作で非ユダヤ人の不満を煽りたてたり、世論を作り上げるといった件(くだり)。
マスメディアの大企業は、多くがユダヤ資本なんですねぇ。
あるいは非ユダヤ人の関心を経済に惹きつけ、激しい自由競争で人情酷薄な社会にするとか。
その結果金儲けに対する執念だけが生き甲斐になるとか。
今の世に当てはまりますよね?
さらにはマスレジャーを盛んにし、新聞で芸能やスポーツがもてはやされるようにして人々の関心を政治から娯楽へと向けさせる、とか。
それから人々の思索力を削るために、絵を見なければ何も理解できないように「視覚教育」するのだそうな。
・・・そうか、現在の視覚的メディアの発展、氾濫はユダヤの陰謀か、なんて、ここまで読んで思う人が出てきても不思議じゃないです。
特に日本はマンガが人気あって、私も大好きなわけですが、活字離れも著しいですからね。

他にもまだまだありますが、現在の、特に日本にはよく当てはまることが多いんですよね。
面白いです、読んでると。
案外これ読んだ日本政府が、「よし、これでいこう」なんてお手本にしてたりして・・・


229. スクーリング日記(その五)
. . . 2003/08/07 (Thu) 22:32:19

もう一つ「日米比較文化論」で面白かったところ。
それは、宗教です。

アメリカではキリスト教・プロテスタントが一応主です。
キリスト教がカトリックとプロテスタントに分かれるのは多くの人が知っているところです。
ところがプロテスタントが100をくだらない数の宗派に分かれるってことは、案外知られていないんじゃないでしょうか。
コングリゲーショナルやエピスコパル、プレズビテーリアンにバプティスト、メソディストなど・・・
あのエホバの証人や、モルモン教もプロテスタントの一つです。

中でもメノーという宗派の中の、アーミッシュは、非常に面白い教義を持ってます。
ランカスターに集中しているそうですが、彼らは電気を使いません。
車はなく、馬車です。
電灯もなく、ランプです。
パソコンもテレビも、ましてやビデオなんてありません(笑)。
ランカスターでは電気を使わないで生活している人がたくさんいるわけです。
で、それを見にいく観光客も最近では多くいるらしい・・・

それからクエーカー。
プロテスタントの一つで、彼らは使う英語にも特殊な面があったように記憶しています(違ったかな?)。
ケネディと大統領選で争って負けたニクソンなんかはクエーカー教徒だったそうです。
で、面白いなぁと思ったのは、このクエーカー、別名を”フレンズ”というそうです・・・
クエーカー教は知ってましたが、まさかこんな別名があるとは。
ここでマンガ好きならあるいはピンときたかもしれません。
そう、浦沢直樹の『20世紀少年』に出てくる世界を征服した宗教団体の名前が「ともだち」でしたね。
これでケネディ暗殺がニクソンの仕業だったら・・・マンマですよね(笑)。
あながち外れてもなさそうで、ニクソンのもう一人の政敵も撃たれて下半身付随になったとか・・・
(つづく)


230. スクーリング日記(その六)
. . . 2003/08/07 (Thu) 22:45:42

もう一つ宗教で面白かったことが。
それは、プロテスタントとは関係ないんですが、「バハイ」という宗教です。

バハラオという人が創始者で、超超インテリしか会員になれません。
何が面白いかというと、会員は、なんと!どの宗教に属していてもいいそうです。
カトリックでもいい、ユダヤ教でもいい、仏教でもイスラム教でもいいわけです。
そして毎週集まって、「今週は仏教の勉強しましょう」「今週はユダヤ教の勉強しましょう」という風に、全宗教を包括するかたちで教えを広めているそうな。
で、このバハイで信じられている神は、全ての宗教のさらに一つ上に存在するそうな・・・
なんとも都合のいい・・・

日本にも一つこういう宗教がありますな。
決してインテリ集団ではありませんが。
少し前には中国に信者を広めようとしていた、ちょっと営利的な匂いのする宗教ですが。

ちなみに私は無宗教です。
神なんて信じません。
神どころか人さえも・・・


231. スクーリング日記(その七)
. . . 2003/08/12 (Tue) 21:12:45

風邪です。
夏風邪です。
しかも下痢です。
非常に調子悪いです。

どうしてこんなことになったんでしょう。
考えられる原因を以下に列挙。
理由その1。
教室が寒すぎる。
理由その2。
往復三時間通学で疲れる。
理由その3。
カレーの食べ過ぎ。
理由その4。
授業がつまらなくて精神的に疲れる。
と、こんなところでしょうか。

最近毎日カレー食べてます。
今日は自由が丘で途中下車してカレー屋さん「サンガワ」に行ったところ、夏休みだそうで。
もう一つ自由が丘にあるカレー屋さん「スパイス・ポート」に行ったところ、やっぱり夏休み・・・
働け!このなまけもの!!
と、怒り心頭。
ついこないだまで二年半もの間働いてなかった自分のことは棚にあげて・・・

それにしてもこの「スクーリング日記」、まだ続くんでしょうか。
あんまり書くこともないような。
ま、あと1,2回ですかね。
はやくスクーリング終わらんかなぁ。


232. スクーリング日記(その八)
. . . 2003/08/14 (Thu) 23:05:14

スクーリングも私は明日で終わりです。
当然最終日には試験があるんですが、また勉強もせずここに来てる・・・現実逃避ですね。

今日は中目黒のカレー屋さんを訪れてみました。
が、改装中で入れず・・・
ここのところカレー屋さんに縁がないというか、カレーに嫌われてるみたいで。

明日は最終日なので、サークルでは打ち上げなどがあります。
T期の打ち上げは出なかったので、U期は久々に出てみようかと思ってます。
そのあとは前の大学の友人と飲みに。
昨日も飲みました。

・・・しばらく胃腸・体調は良くなりそうにないです。


233. スクーリング日記(その九)
. . . 2003/08/16 (Sat) 17:29:00

ついにスクーリングが終わりました。
U期はイマイチでしたね。
「アメリカ文学史」ってやつでしたが。
とにかくわかりにくい。
講義中のかなりの時間を睡眠に使いました。
体調が悪かったってのもあるでしょうけどね。

そして打ち上げ。
参加してきました。
久しぶりに会う人も結構いて、楽しかったです。
そのあとは前の大学の友達と飲み。
飲みすぎました。

Σ(゚д゚)ハッ・・・すっかり普通の(面白くもない)日記になってる・・・
とにもかくにもスクーリングは終わったわけで。
それさえ伝わればいいわけで。
今日はのんびり休んで明日からはレポート・卒論に頑張ります。

スクーリングで会った人たち、また来年会いましょう。


234. 『死のロングウォーク』(その一)
. . . 2003/08/20 (Wed) 23:56:08

スクーリングは終わりましたが、その往復三時間もある通学時間、することがなくて(本当は山ほどある・・・卒論の参考文献読むとか)文庫本を買って車内で読んでました。
一つは陳舜臣の『秦の始皇帝』。
もう一つがスティーブン・キングの『死のロングウォーク』。

『秦の始皇帝』は説明不要でしょう。
ただ、この本は小説ではなく、いろいろな考察やら考証をしているもので、そこそこ楽しめました。
もう一方の『死のロングウォーク』。
どういう話かといいますと、まず時代設定ははっきりしません。
舞台はアメリカであることはわかりますが。
そのアメリカで、「ロングウォーク」という競技が年に一度開催されます。
参加者は百人。
テストに合格して抽選もくぐり抜けた少年だけが参加できるこの競技は、その名の通り歩くだけです。
が、ゴールはありません。
ただひたすらに止まることなく歩く。
常に計測器で速度を測られていて、時速4マイルをきると「警告」が発せられる。
「警告」は何事もなく1時間歩き続ければ1つ消えるが、たまって3つになった時点でもう一度時速4マイルをきると・・・
殺されちゃうんです。
大勢の観客の前で、頭を銃で撃たれて脳みそ撒き散らすんです。
百人参加してるわけですが、99人が死んで最後の一人になった時点でその一人が勝者となり、競技は終了ということになります。
(つづく)


235. 『死のロングウォーク』(その二)
. . . 2003/08/21 (Thu) 23:34:03

(つづき)
ひょっとしたら『バトル・ロワイヤル』は、この作品からヒントを得て考えられたのかもしれません。
最後の一人になるまで人が死んでいく、ってのが全く同じですよね。
ただ、『バトル・ロワイヤル』みたいに殺しあうわけではなく、ただひたすらに歩き続けるだけなんで、かなり地味です。
でも結構緊迫感あるんですよね。
3日も4日も歩き続けるんですから、もう満身創痍なわけです、ウォーカーたちは。
発狂するものもでてくるし、諦めた瞬間から座りこんでじっと死を待つものもいたり。
なかなか描写が細かくて、それがまたエグイんです。
足の血豆が破れる、なんてのにとどまらず、膿で靴の中がグチョグチョになってたりといった描写が出てきます。

それから競技中の心理描写も秀逸です。
面白いのは「なぜこの競技に参加したのか、目的が自分でわからない」とみんな思っているところですか。
事前に言えば辞退も出来たんですが、誰もしなかった。
で、出場して一人撃たれて死ぬと、みんな思うわけです。
「出なきゃよかった」と(笑)。
なんかちょっと人生に似てるなぁとか思ったりしました。
「なんで生まれてきたのかわからない。でも進んでいかないといけない」なんて。
ただ、人生は「ロングウォーク」と違って、立ち止まってもいいってところが決定的に違いますよね。
まわりから取り残されはしますが、立ち止まって周りの景色を見て楽しんだり、のんびり休憩したりできますからね。
だから「生まれなきゃよかった」とは思いません。
人生、こうやって立ち止まることも大事です。

故に私はスクーリングも終わった今、人生立ち止まってゆっくりしてるんです(自己弁護)。
いけませんか?


236. 来ました
. . . 2003/08/22 (Fri) 19:09:28

来ましたねぇ。
どこに?誰が?

もちろん「韓国・テグ」に、「北朝鮮美女応援団」が、ですよ。
(一応ソースなど↓
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_08/1t2003082106.html
すごいフィーバーです。
去年プサンに来た応援団とは違い、今回は女子大生で構成されているとか。
韓国にもファンサイトができるほど人気があります。

テレビでも報道されてて、韓国についた美女応援団に、「応援頑張って!」と励ます韓国男性たちの姿も。
応援団に応援してどないするん?と、心のなかでつっこんどきました。
とにかくそれくらい韓国男性を骨抜きにしているらしいです。
反北朝鮮感情も、これで和らぐだろうとの見方も。
北の偉大なる将軍様も、そういった効果を期待してのことらしく、政治的な意味合いが強いとも。

しかし美女軍団で反感を和らげるとは、将軍様もなかなか・・・
わかってますよね(笑)。
でもやっぱり彼女らの言動を見てるとなんかなぁ、って感じです。
決まりきった言葉を紋切り型で使い、完全に思考停止状態なんですもんね。
それじゃ「萌え」られません(笑)。
それでも価値観に一つの方向を与えられなければ、今の日本のように「価値観ジプシー」がいっぱい出てきて、変な新興宗教にはまっちゃう人続出するんでしょうね、きっと。
もちろん我々は我々で「思想の自由」のメリットを享受してるわけですが。

なんとなくどっちもどっちのような気もします。
蒼天に我が道は未だ視えず。
でも結局は個人がしっかりとした価値観を見出す、選び出すということが肝要なんですよね。
その意味で日本もまだ「個人」の感覚がないんでしょうねぇ。
別に個人主義の欧米型思考が全能とも思いませんが。

美女軍団から何やらややこしい話に・・・
ややこしいことは置いといて、まずはその美しさを堪能しましょう、世の男性方!


237. 「来ました」について
. . . 2003/08/23 (Sat) 04:37:42

すっかり昼夜逆転の生活になってしまいました。
だらけることに関しては天才ですね、私は。
「ダラけ生活オリンピック」が開催されれば金メダルを取る自信あります。

さて、236.の「来ました」ですが、酔っ払って書いたものです。
自分で後で読んでみてビックリです。
あまりのわかりにくさに・・・
何が言いたいんでしょうか。
多分「美女軍団」のことが書きたかっただけだと思うんですけど・・・

あまりの文章力に、ちょっと反省です。


238. 立ち読み
. . . 2003/08/24 (Sun) 21:46:59

今日は上野の駅構内にある本屋さんで立ち読み。
前に紹介した『死のロングウォーク』もここで買ったんですけど、今日見るとその横に『バトル・ロワイヤル』の文庫本も平積みされてました。
「もしや」と思い、最後の解説をナナメ読みしてみると、やっぱり『死のロングウォーク』が最初の発想にあったようです。
さすが私。
きっちり見抜いていたということですね(読めば誰でも考えることでしょうけど)。
ちなみに他にも同じくキングが書いた『バトルランナー』からも着想を得たのだとか。

それからもう一つ。
評論家でマンガ原作者の大塚英志の『サブカルチャー反戦論』。
彼は今やサブカル文化人の代表者の一人と言ってもいいんじゃないでしょうか。
私は彼原作のマンガ『多重人格探偵サイコ』の愛読者で、彼にはよくも悪くも一目置いているんですよ。
この人、あちこちで毒を吐いているというか、ケンカを売りまくっているというか、結構過激な人です。
マンガ『サイコ』は面白いけど、「残虐シーンが苦手」なんていう婦女子は見てはいけません。
そういうマンガです。

で、この『サブカルチャー反戦論』の中に「多重人格探偵サイコと突然の平和論」という章があって、『サイコ』好きな私としては読んでしまうわけですよ。
実際は『サイコ』とは関係なく、小説版『サイコ』の連載時に編集部も騙してすりかえで掲載させた(こういうところからトラブル起こすんです、この人は)9・11に関する反戦論でした。
これが共感する部分の多い文章でして。
構成もうまい(本業だから当たり前かもしれませんが)。
私もあれくらい説得力のある文章を書きたいなぁと思いました。

しかし本屋さんで文庫本立ち読みなんて、仕事始まるとできませんよね、暇がなくて。
明日、久しぶりに出勤です。
南無〜。


239. ドラえもん
. . . 2003/08/25 (Mon) 23:26:46

休み中テレビを見ることが多くなってました。
こないだテレビの電源をつけるとまさに『ドラえもん』が始まるところ。
久しぶりに(オープニングだけ)見ましたけど、絵柄がシャープになって、爽やかになってました。
しかも「あんなこっといいな、でっきたっらいいな♪(「あんなこと」の「こ」だけ漢字に変えると大変な歌詞ですね・・・)」の歌を歌ってたのが、なんと80年代ティーンネイジャーが一度は甘酸っぱい洗礼を受ける(そうかなぁ)渡辺美里でした。
でも騙されません。
いくら爽やかにしようが、甘酸っぱい思い出をくすぐろうが、私の『ドラえもん』嫌いは変わらないのです。

マンガ名作ベスト10なんて企画をやれば必ずランクインするこのマンガ、どこがダメなん?って思う人もいるかもしれません。
たくさん嫌いなところはあるんですけど、なんといってもまずは登場人物からしてイケてないじゃないですか。
能力もなく、一歩踏み出す勇気も行動力もないくせに欲求だけは人一倍持っていて、しかも他力本願で理不尽にもその欲求を充たしてしまう「無能ダメ人間」のび太。
そののび太の求めることに対してほぼ無条件に応じて甘やかし、結果として彼のさらなる能力退化を促している「スポイラー」ドラえもん。
強力な軍事力を背景に「お前のものはおれのもの」などと他者の財の所有すら認めない、わがままで自分勝手な幼児的全能感の権化、「ディクテイターガキ大将」ジャイアン。
そのジャイアンの権威に阿(おもね)ることで自らの保身を図り、かつあわよくばおいしいところだけ持っていこうとする虎の威を借る狐、「パラサイト」スネ夫。
ジャイアン・スネ夫二人に理不尽にも苦境に立たされているのび太に対して傍観を決めこみ、助けを求められても冷たく突き放すことすらある「オポチュニスト」しずかちゃん。
こんなヤなやつらが主要登場人物で面白いわけがないと思うんですけど・・・
でも人気ありますよね、やっぱり。

あと未来の道具がポンポン出てきますけど、「そんなん出さんでもタイムマシンとどこでもドアで解決できるやん。っていうかもしもボックスさえあればほとんどが解決できるやん」とかって思ってしまうんですけど、そういう非効率的な道具の登場のしかたも嫌いです。

『ドラえもん』ファンの皆様、ごめんなさい。
こういうこともちょっと言ってみたかったんで。
ひょっとしたら私はストレス溜まってるのかもしれません。
でも映画版のドラえもんは結構好きだったりします。
とちょっとフォローしたりして(笑)。


240. 「映画でひとこと」−『ライフ・イズ・ビューティフル』(その一)
. . . 2003/08/29 (Fri) 00:50:31

もう一ヶ月以上も前ですが、HN:Sutekingと『ライフ・イズ・ビューティフル』のDVDを観ました。
私のすごーく好きな映画の一つなんで、一度はレビューをせねばと思ってはいたものの、ここまでズルズルときてしまいました。

この映画は前半と後半に分かれます。
これはもうきっぱりと分かれます。
前半は主人公のグイドがドーラを娶るまで。
後半はナチに収容所に送られてからの話。
グイドと息子のジョズエはユダヤ人として収容所に連行されてしまい、妻ドーラも追って自ら収容所へ。
グイドはジョズエに収容所に来ているということは話さず、大きなゲームに参加しているんだと嘘をつきます。
点数を稼いで1000点取れば本物の戦車がもらえるんだと。
そして最後は・・・

先に言っちまいます。
この映画の魅力は、ロベルト・ベニーニそのものと、「偉大なるオプティミズム」と、その背後にある愛情です・・・あぁ、愛情なんてことを書くのもこっ恥ずかしいんですが。
(つづく)


241. 「映画でひとこと」−『ライフ・イズ・ビューティフル』(その二)
. . . 2003/08/30 (Sat) 19:40:32

(つづき)
ベニーニ自身の魅力は前半・後半分け隔てなく、随所にいかんなく発揮されています。
彼の動き、セリフまわし(私はイタリア語はわかりませんが、口調や表情ね)、とにかく彼の表現全部が私は好きです。
これはもう見てもらうしかないでしょうけど・・・

それと、絶望の中でも決して悲観せずに明るく乗り切っていく、そうした強さがあり、これが大きな魅力の一つになってます。
これを上では「偉大なるオプティミズム」と言ったわけですが、単純に楽観的なのではなく、辛いときにもウィットに富んだジョークを飛ばしながら建設的に状況を楽観視するというか。
『ショーシャンクの空に』も絶望的な中、決して希望を捨てなかったところに感動があったんですが、この作品では希望を捨てないどころか明るく乗り切っていくんですよね。
(つづく)


242. 宿題
. . . 2003/08/31 (Sun) 23:08:32

夏休みも今日で終わりです。
チビッコたちは宿題でヒィヒィいってるころでしょう。

私は小6のとき、夏休みの宿題を8/31にゼロからやり始め、徹夜して完成させて学校に持っていきました。
昔から「ギリギリまでやらない性格」だったことがわかります。
が、最近その性格も変わりました。
どう変わったかというと、「ギリギリになってもやらない性格」になりました。

成長どころか退化していってますね、私は・・・

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