5月27日(火) 〜銀座〜
●紙プロを買うと『橋本真也のプロレス大百科』を紹介してくれてた。
いよいよ明後日のゼロワン後楽園大会で先行発売だ。
さらにフロムエーでの中川画伯インタビュー記事も紹介してくれてた。
ありがたいことです。
それはそうと今号は健介インタビューが光ってた。
なんといっても写真がサイコー!
いまどきこれだけ屈託のない笑顔ができる人間が他にいるだろうか?
まさに癒し系、ポスト井川遥はキミに決定! 健介、大好きっ!
…突如そんな感情が芽生えてきてしまった。
●夜。メソポさんが出典してる、日本出版美術家連盟展を見に銀座へ。
今日はオープニングパーティーということだったが、
時間を間違えたらしく、着いたらもう終わりの時間だった。
仕方ないので、銀座をぶらぶら。
久しぶりに都会の夜を歩くような気がした。
「八十八楽」というお茶漬け専門店に入り、
ビールを飲みながら2種類のお茶漬けを食べ、帰宅。
飲みたりないのでワインを飲みながらまたガンダム。
ララア登場。そして舞台はア・バオア・クーへ。
気づくとワインを1本あけてた。
5月26日(月) 〜歯医者〜
●歯医者の日。前回さんざんボロカスに言われたので憂鬱だ。
高い金を払って叱られ、しかも苦痛を与えられる…
歯医者というのはまったく奇妙なところである。
数年前、銀座の歯医者に通っていたときは
美人かつクールかつ巨乳という先生だったので、
はりきって行っていたのだが、そういった
不純な動機でもないと歯医者なんて通う気になれませんな。
ま、そんなこと言ってられる状態ではないんだが…。
帰りに先生に薦められた歯みがき粉を買おうとすると、
受付けの女性は奇妙な反応をした。
「え、買うんですか…。高いですよ…」
明らかに買わない方がいいという口ぶり。
「でも、効き目あるんですよね?」「まあ…でも1500円ですけど」
結局、幸か不幸か、お金がなかったので買わなかったが、
あれはどういうことだったんだろう。
先生の商魂に反旗を翻す正直な人だったんだろうか?
5月25日(日) 〜ガンダム漬け〜
●家人が結婚式でいないので、ずっとガンダムを見てた。
怒涛の勢いで見てたら、もうジャブローに着いてしまった。
5月24日(土) 〜考えてみると〜
●スターバックスでコーヒー豆を買う。
少しだけあやや似の女性店員に「グァテマラ、好きなんですか?」と
にっこり微笑みながら話かけられる。ちょっとうろたえてしまった。
考えてみると、若い女の子と話をするのは一体いつ以来のことだろうか。
たったこれだけの会話でもやけに嬉しかった。
●まだ決まってはいないが、富野さんのインタビューに備えておこうと
『機動戦士ガンダム』を第1話から見始める。
考えてみると、テレビ版をちゃんと見返すのは小学生以来だった。20年ぶりか。
劇場版に入ってないエピソードはもうほとんど忘れてた。
団地の狭い部屋でガンダムを夢中で見ていた少年時代の記憶が甦ってきた。
5月23日(金) 〜鎌倉〜
●取材で鎌倉方面へ。例によって一之江から車で発進。
TATuはいいねえ、といった話からロシア美少女について盛り上がる。
早く着きすぎたので「カフェでお茶しよう」ということになり鎌倉の街をうろうろ。
我々が希望するパリジェンヌがいそうなオシャレなカフェはなかなかなかった。
ま、鎌倉だしね。そうあきらめかけた頃に、希望に近い店が見つかった。
『ミルクホール』。鈴木清順の『ツゴイネルワイゼン』にも出てくるという
古めかしくも素敵な洋風のカフェ。パリジェンヌはいなかったけど、
外国人のお客さんは二人いた。飲み物もおいしいし気にいった。
その後、目的地である『R』へ。
築百年という明治時代の民家で古道具を売ってるお店だ。
店というより、田舎のおばあちゃんちといった雰囲気が実にいい。
稲村ヶ崎にあり、江ノ電の線路をひょいと渡って入る。
建物もシブいし、置いてある家具もシブい。
海と山に囲まれているので、潮風と緑の匂いが心地よい。
縁側でぼ〜としてると最高に気持ちいい。ああ、ここでビールを飲みたい。
俺が知る限り、ここは日本で最もかっこいい店である。
ここで暮らしてみたい。
店主のインタビューも無事終わり、東京に帰る。
新宿三丁目のジンギスカンの店でメシ。異様にうまかった。
ちなみに隣はホモのカップルだった。
帰りに宮沢さんの家に寄る。ずいぶん立派で驚いた。
家に戻ると、朝提出しておいた企画書にゴーサインが出たとの連絡が。
なかなか充実した一日だった。
5月22日(木) 〜今日も晴天なり〜
●午後、旧平井食堂で打ち合わせ。
この数年で今風なチェーン店がやたらとできて、
昔あった店はほとんどなくなってしまってたが
この店は残っていて、ホッ。
平井食堂も甘味処に変わってたけど
旅館風な野菜てんぷら定食は残ってて、ホッ。
●夜、新宿タカシマヤの映画館で『WATARIDORI』を見る。
…前半は少々うとうとしてしまったものの
よくこんな映像が撮れるなぁとひたすら感心の嵐。
鳥の視点で世界が見られるなんて素晴らしい。
印象的なシーンは多々あったけど、
カニの集団がトリを襲って食べちゃうシーンが怖かった。
とにかくとんでもない力作。地球は広い。
ただ、音楽はいらないよなー。
やたら叙情的で、泣かせよう的な作為の匂いがムンムン。
あれには興醒めしてしまった。
DVD出すときは音楽なしバージョンもお願いしたい。
●フレアーの引退はアングルじゃないのかなぁ? >カタリョウさん
WWEといえば、ミスターアメリカ最高です、ブラザー。
5月21日(水) 〜ひさしぶりに青空〜
●井上さんの原稿にしみじみ共感。
NYでも東京でもジレンマは同じっすね。
で、これにも共感。トホホ。
●そうそう、「演技者」俺も好きです。
吉川晃司トリュビュート・ドラマ(?)だった
『狂い咲きバージンロード』もよかったし、今のも面白い。
30分というコンパクトさもいい。注目してます。
●まったく関係ないけど、マイケル・ジャクソンの超巨大アフロヘア、
あれはすごい。ベッカムの新ヘア以上のインパクト。さすがマイケル。
5月20日(火) 〜困った〜
マッキントッシュくんが困ったことになっている。
インターネット上に文字が書きこめなくなった。
掲示板とか検索エンジンとかに
日本語を書き込むと文字化けしてしまうのだ。
リスタートしてもダメ
再構築してもダメ
画面の上の方にある「表示」の文字セットをいじってもダメ
メカの相談役に聞いても
それ以上の対処法はわからないとのこと。
困った。
というわけで、喫茶(掲示板)での
レスはしばらくできなさそうです…
※「U-15」気にしておきます >甜々さん
5月19日(月) 〜やっと〜
やっとこさっとこ怒涛の忙しさが終わった。ふー。
GWも完璧に休みなしだったし、やっと一息つける。
仕事以外のトピックスといえば
危篤だった祖母が奇跡的に回復したこと。よかったよ。
それにしてもすごい生命力だった。
俺だったら、あっけなく死んじゃうような気がする。
見習うべきたくまさしさである。
さて、ずっとメモしてなかったので
ここしばらく見たり読んだりしたものを
思いだせる範囲で記しておくとしよう。
●岡崎京子『ヘルタースケルター』『うたかたの日々』
ここ最近の岡崎作品は、読むと息苦しくなる。
その印象は今回も変わらなかった。
表現力はどんどん洗練させてるし、クオリティも高い。
でも、息苦しい。読んでいてツライ。
ただ、この2作品はどちらも95〜96年頃のもの。
当時の空気が反映されているのだろう。
今だったら、いったいどんな空気の作品を描くのか?
たぶんまた違うものになるはずだ。
それを読みたい。回復を祈るばかり。
●魚喃キリコ『短編集』『strawberrry shortcakes』『南瓜とマヨネーズ』
うまい! この人の作品は呼んでいて何度かそう叫びそうになる。
限りなくシンプルな線で、日常の微妙な機微を描きだす描写力がすごい。
淡々とした退屈な日常を少しだけあたためてくれるやさしさもステキだ。
現代の若者版:小津安二郎、とか言ってみたくなる。
●くらもちふさこ『α アルファ』
いつのまにか、くらもち先生の新作が出ていた。
あいかわらずのカッコよさだけど、これは佳作という印象。
いまいち登場人物に思い入れが持てないまま終わってしまった。
そういえば『天然コケッコー』、まだ最後まで読んでないな。
●CUBE2
前作の良さをすべて消してしまったトンデモ怪作。
上映開始1分くらいでイヤな予感がしたが、当たってしまった。
あまりにもあまりな映画なので、もう笑うしかないかんじ。
で、やっぱり前作とは違う監督だった。そりゃそうだわな。
こうなったらヤケクソで監督を変えてCUBE10くらいまで
作ってみちゃいかがか。ひとつくらい傑作が生まれるかも。
●ブラックジャックによろしく
今、唯一継続して見てるドラマ。漫画は読んだことない。
開始当初は、無力な研修医が主人公の病院ドラマってどうなんだろ…
あまりにも物語としてのカタルシスがないのでは…?
とやや批判的な目で見ていたけれど、北先生編のラストで印象が変わった。
つまり、情熱“しか”持ってない人間に何ができるのか?
というのがこの作品のテーマなんだな。これは深い。
たとえば、どんなに反戦を叫んでも、結局戦争は実行される。
権力やシステムの前では民衆は無力。
そういう意味じゃ我々は斉藤センセと同じ。
なら、そういう現実の中でどうやって生きるべきなのか?
そんなことを描こうとしているように思える。これは興味深い。
●オーバーマン キングゲイナー
仕事が片づいたので、やっと一気にラストまで見た。
一言でいってしまうなら「ときめく作品です!」でしょう。
前半の徹底したおバカっぽさも最高に楽しかったが、
やっぱりそれだけじゃ終わらなかった。
後半は、過去の富野作品を連想させる場面が噴出。
しかし、それらを笑いとばすかのような新たな解釈に痛快な思いと
“エクソダス”に込められた本気のメッセージを感じる。
今の富野さんはまさに「元気があれば何でもできる」状態だ。
素晴らしいスタッフにも恵まれ、オーバースキル炸裂しまくり。
『ブレン』『ターンA』そして『キングゲイナー』、
次はどこに向かうのか? もう新作が待ち遠しい。
この人と同時代を生きられるのは本当に幸せである。
●WWE『バックラッシュ03』
今年は『レッスルマニア』も見逃してるし、
WWEのビッグイベントは見るのは1年ぶりくらいだったけど、
やっぱしすごいわ、WWE。
HBK、ナッシュ、ブッカーT対フレアー、ゲーム、ジェリコなんて
日本では絶対に不可能な豪勢な6人タッグをかる〜く組めて
で、メインはロック対ゴールドバーグだもの。豪華すぎっす。
ホーガン、ビンス、ストーンコールドを出さなくても
これだけのビッグイベントを組めてしまうのだからかなわない。
で、なんといっても感心したのはロック。
入場シーンのかっこよさ以外は単なるデクの棒でしかない
ゴールドバーグを相手に、あれだけの試合を作りあげてしまった。
いや、レスナーにしてもナッシュにしても本当はデクの棒なんだよな。
それをあれだけ光らせるのは、WWEの力。
映画なら、女優を生かすも殺すも監督次第。それと同じ。
プロレスで最も大事なことはプロデュースの仕方なのだ。
それ次第で、日本マット界だっていくらでも変えられるはず。
つーか、それが今、あまりにも決定的な差なんだけど。
●巖谷國士『シュルレアリスムとは何か』
今、読んでる本。いや〜、おもしろすぎる!
小学生の頃にダリの絵を初めて見て受けた大衝撃を思い出す。
ここ2年くらいの間、一人で悶々と考えていた様々なことを
驚くほどびっしびし定義しまくってくれていて、
ページをめくるたびに目からウロコ、興奮と感動の大洪水なのだ。
本を読んでいて、こんなに興奮するのはいつ以来だろう。
これはもう我が人生上で最も重要な本の一冊。
巖谷先生は、日本のシュルレアリスムの第一人者だそうで、
なんと家人の大学時代のゼミの先生だったそうである。
正直言って、俺はいま彼女に大嫉妬している。
こんなすてきな先生に直に教わっていたなんて羨ましすぎる。
ま、でもそのおかげでこの本にめぐりあえたのだから感謝か。
俺なりのエクソダスの糸口が見えてきた。
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※狼男=狼はガガーリン空港を主宰している男の略