写真協力archaic fiction

タイトル■恋愛発展途上国へようこそ
書き手 ■

みなさん、恋してますか? このコラムは、
フツーのOLが、フツーに恋している様子を、
フツーに書いたものです。現在進行系の恋の
様子を、行方もわからないままライブで報告。
今恋してる人も、前に恋していた人も一緒に
恋の気分を共有してドキドキしてみましょう!

>これまでの恋愛経過


<LIVE.05 >
この先どうしたらいいのだろう?

好きな相手の友達というのは、
やはり仲良くなって損はないものですよね。

恋人の友達に紹介してもらうことは
とっても嬉しいものです。
嬉しいというか快感に近いですよね。

恋人の友達に会うってもの凄いイベントです。
彼の友達に「お前の彼女ってかわいいな」
と言ってもらいたいものです。

ところで男性はどうなのでしょうか?
彼女の友達に紹介してもらい、
「あなたの彼って素敵」と
言ってもらいたいものなのでしょうか?

いきなり話がそれましたが、
前回お話したスノーボードで
彼の友達くんと仲良くなることができました。

もともと半分策略に近い形で
彼の友達くんとの関係を「進めた者勝ち」だと思っていました。
同じゲレンデを滑って仲良くなった帰り道、
友達くんの恋バナなんか聞いて
ますます友好を深めたりして。

意味深に、私の恋バナもしたりして。
(その時肝心の彼はその場にはいませんでしたが、
 もちろん彼がいないのをあえて狙ってましたけど) 

そしてそして、その会話の中で友達くんは
異様に私に彼を薦めてくるんです。
あいついい奴だよーとか、今彼女いないよー、などなど。

普通に考えると、
アレッ?これってもしかして脈あり?
と思います、よね?
私も少しそう思いました。

でも、友達くんの「お薦め」は
すぐには真に受けずに「そうだねー」と、
意味なく少し大人ぶってみたり。

今考えると確かに意味なかったかもしれないですが、
かなり曖昧な出来事だけで
期待しすぎるのも良くないかなと。

恋愛経験を積み重ねると、
期待して裏切られることを体で経験しているもので
自己防衛機能が敏感に働きますね。
簡単なことでは期待しない。

もしかしたら、
それは恋愛をつまらなく
しているのかもしれません。

友達くんとのお付き合いは
この後も続いていくのでした。
それは、彼との共通の話題となりました。
共通の話題を増やしていくのはやはり効果的ですね。

さて私と彼ですが、
相変わらず私がメールをして彼がお返事をする。
私が誘って、彼が
「じゃあ、この日なら大丈夫です」とお返事をする。
決して彼からのアクションはない。
そんな状態は3月に入っても変わりませんでした。

3度目のデートは3月の中旬。
2週間以上早まった桜の見ごろにタイミングが合い、
都内某所へお花見に行きました。

だいぶラフにお話できるようになったような気がします。
割と突っ込んだ話もできたし。

鳥肌が立つくらい豪華な桜並木を歩いたときは、
その桜の魔力にかかり思わず手を…
つないでしまおうかと思いました。
できなかったけど。

普通のデート。

きっと周りから見たら普通に恋人同士に見えるんだろうな。

「この先どうしたらいいのだろう」

突風が吹きました。
桜の花びらが一面に舞って、
道の先が見えなくなりました。

このまままっすぐに進んでいいのでしょうか?

4月の上旬は私の誕生日。
私は何を期待しているのでしょう?

(つづく)




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