<小特集>
か、かけない! ←に寄せられた、声(その3)
進んでるような、進んでないような
「とあるウェブマガジン」の準備作業ですが
すでに創刊に向けて、コラムを書き始めてる人もいます。
その一人、某編集部の庶務の仕事をしているOL、
ちーちゃんからあるメールが届きました。
文を書くことの難しさや悩みが
切々と語られているものでした。
それはこんなメールです。
(「みんな悩んで大きくなるのかな?」)
このコーナーでは、そんな
ちーちゃん宛てに寄せられた、声、
または「文を書くこと」について
みなさんが思うことを特集していきます。
(その1・その2はこちら)
<その3> 杉浦ぱっとんさんより
文章を書くのってホント難しい!
ち-ちゃんの気持ちは非常によくわかる。ち-ちゃんには信じられない話かもしれないけど、
私は会社に入ったばっかりの頃、
編集後記を書くのがすごくイヤだったのね。
自分をさらけだすことに慣れていないから、
どうしてもカッコつけた文章になる。
当然ボスからダメ出しも出る。「私のことを知っている人も読むので、
自分のことってあんまり書きたくないんです」今になって思えば、何をバカなことを、ですけど、
当時の上司にポロッとそんなことを言ってしまって、
そしたら返ってきた言葉は
「じゃあ辞めれば?」でした。まったく、その通りだと思うわよね、今は。
そこから私は変われた気がする。
もちろん根っこの本質的な部分は同じだけど。自意識が人一倍過剰な私なので
(うん、今になって思えば、この世界で生きてる人って
自意識過剰な人の方が多いよね、タニタ氏含め。
あ、ホメ言葉だよん、自分にもね)、
自分の書いた文章を読んで、人がどう思うのか、すっごい考えちゃいます。でも、その「考える」ってことが大事だって思うんだよ。
考えて考えて、こんな文章でいいのか?
う〜、こんなことまで書いちゃっていいのか?
でも書きたい、でも恥ずかしい……
そんな本当の気持ちが見え隠れする文章って、
(好みもあるかもしれませんが)
すごく魅力的なはずです。私の場合例えばね、
「今日、指輪買っちゃいました。
10万円も使っちゃった!」
って文章を書いたとして、
これを知らない人が読んだら、
「この女、男に買ってもらえない寂しいやつ」
って思われないかな? とか、
「なんだかんだ言って金もってんじゃねえか」
って思われちゃいそう、とか、
それはそれは余分なことを考えますよ。それで、
「そんなこと悩んでいる自分が恥ずかしい」
って思って、とりあえず「10万円」の部分は
余計かな?とか思って、削ってみたりするけど、
「いや、それは潔くないしな。
嫌われるのを恐れている自分もみみっちいぜ」
っていうふうに気持ちは変わって、
結局そのままでいいや! と開き直る。えー、上の例はあくまで例ですが、だいたいにおいて、
私の文章の見直し方ってこんなふうです。
そして、これは経験上でしかないのですが、
「最初に書いた文章が一番!」ってことかな。もちろん細かい校正は入れるけど、
勢いと書きたいことの本質は、
最初の原稿にいっぱいつまってます。
つまりすぎて、文字数オーバーになるくらいにね。といったわけで、私の原稿も遅れてます……。
でもね、さっき書き上げた。
これでいいのかどうか、私もよくわからん。
が、悩んでてもね、いつまで経っても更新できん。
間違ったことは次の日に訂正すればよい、
いつでも書き換えられるし、
くらいのスタンスで行こうと思う。
ちーちゃんも、気楽に!って言っても
私もすっげえドキドキしてるんだー、実は。インターネットという川に、自分の文章をとりあえずリリース。
(稚魚をいっぱい放すイメージで。
放すべき川はタニタ氏が用意してくれました、感謝)
大きくなった魚はどこに行くのでしょう、
中には死んでしまうのもいる、確実に。だからたくさん放す。稚魚が元気なうちに。
早く放してあげないと弱って、泳ぐ前に死んじゃうぞー。
なーんつってな、どんな比喩やねん
(というセルフツッコミにも、自意識が見え隠れ、なんですよ。恥ずかし)といったところで、たいした文章も書けない私が
えらそうなこと言ってすまんです。
少しでも勇気につながれば……。
ちーちゃんの知り合いの編集者・杉浦ぱっとんさんでした。
彼女のコラムも、近日中にアップする予定です。
どんな文をリリースしてくれるのか、お楽しみに。
今後とも「文を書くこと」に
ついてのアドバイス
または励ましのお便り
あるいは「その気持ち、わかる〜」
でも、なんでもかまいません。
「ちーちゃん宛」
にメールをtanita@dp.u-netsurf.ne.jpに
送っていただけると
嬉しいです。
このHPでまた紹介させていただきます。
もし「あくまで私信として」
ということならば、
そう書いていただければ載せません。
転送だけします。
では、よろしくおねがいしまーす!