□□ 緊急連載コラム第2弾! □□
「白線流し」大激論!?
〜ロビー田中+タニタの往復書簡〜

「白線流し」というドラマ、見てました?
…まあ見てなくてもかまわないんですが、
ドラマに関する連載コラムを予定している
ロビー田中さんからの1通のメールを
引き金に、ロビーさんと僕の間で、
「白線流し」について、ここしばらく
ちょっとした議論(?)をしています。

一緒に飲みに行くと激しい議論になりがちな(笑)
二人なんですが、今回はメールのやりとりで。

で、それがやがては企画会議っぽく
変化したりもして、つなげて読んでいくと、
ある企画ができるまでのやりとりや過程が
わかるような内容になっていたりもします。

なので「とあるウェブマガジン準備号」らしく
その過程をしばらく連載してみようかと思います。
ちなみにこのやりとりは
現在進行系で続いているので、
どう決着がつくのかわかりません。

行方のわからぬ、この連載
さてどうなるんだろう…!?



<01>頭の中が「白線流し」で占領されている
<02>大人の視点で過去を懐かしがってるだけ?

<03>
あらかじめ長期に渡って作られている

みなさんはどんな風にドラマを見てますか?
今回は、ロビー田中さんがドラマを見る時のポリシー、
あるいはこのウェブマガジンで連載するコラムの決意表明(?)
そんな内容になってます。
ちなみに僕の見方とは違います。

________________________________

ロビー田中 → タニタ (01.11.14 17:42)

なるほど、そうか。
やっぱり誰かと話すと考えがクリアになるなあ。

“今どきこんな純粋な高校生がいるかよ”的発言に惑わされて、
オレ自身も「ドラマにおけるリアリティ」というものを
少し狭く捉えてしまっていたみたい。

確かに心情面で登場人物と視聴者が一致すれば
それはリアリティがあるドラマ
と呼んでもいいのかもしれない。
ドラマはあくまでもフィクションだしね。

そこで「白線流し」というドラマをどう見るかなんだけど…。

この作品は最初から長期に渡って
作る予定のドラマだったのね。
出演者にも10年間はこの役を継続して欲しい
と言ってあったらしいし。

その中で作られた過去2作品のスペシャルは、
確かに「白線流し」のテイストを少し外したものだった。

これはやっぱり商業的な意味が強かったみたい。
新たな視聴者をつかまなくてはいけないという、
制作者サイドの思いもあったみたいだし…。

でも今回のスペシャルで、
「白線流し」というドラマの
本当の意味が戻ってきた感じがして
それでオレは心揺さぶられたんだと思う。

駒ヶ根の草原で園子が渉に
“私はあなたが好きだった”と言った時に、
「白線流し」のような長期に渡るドラマ
だからこそ得られる感動があったんだよね。

連ドラ版の制作発表でプロデューサーが

“このレギュラーは未来のスペシャルの
 ための最も贅沢な回想シーン作り”

と言っていたけど、
このドラマを見る時には、
この“あらかじめ長期に渡って作られている”
ことを忘れてはいけないんだと思う。

いや、もちろん、
個人がどうドラマを見ようと自由なんだけどさ。
ただ、公的な場で発言する時は、
そういうことを踏まえて発言したいな、なんてね。

これはこのウェブマガジンに
参加する上でのオレの決意表明みたいだな。

谷田さんは今回のスペシャルを見て
“大人だっていいことも楽しいこともあるぞ、と言いたかった”
と書いているけど、
たぶんオレはそう発言はしないと思う。

なぜって、「白線流し」はまだ終わってないから。
そういう感想は
ドラマがすべて完結してから言いたいなと思う。

ちなみに次回の「白線流し」は、
2年後、スリランカの夜空の下で手紙を読む渉のシーンから始まる
「白線流し・青春の光(仮)」だそうです。

_________________________________

タニタ → ロビー田中 (01.11.19 12:16)

どーもです!

「なぜって、「白線流し」はまだ終わってないから。
 そういう感想はドラマがすべて完結してから言いたいなと思う」

出ましたね、田中節!(笑)

『完結するまでは評価を決めてはいけない』
が田中さんの絶対的なポリシーですよね。

その田中さんの姿勢には
いつもリスペクトしています。
いや、マジで。

でも僕のスタンスは
「評論家」ではなく「単なる視聴者」なので
これからも毎回ただ思った感想を
浅はかに言っていくと思います。

そういう感情的な各論が、
完結後の総論的な感想と違うのも
また楽しいんじゃないかっていうのが
僕の考えです。
いい意味の「裏切り」大歓迎というか

ドラマは(ドラマに限りませんけど)
毎回毎回が勝負なのだから
その1回がつまらなければ
次はもう見ないってのも
また視聴者の正しい姿だとも思うんです。

でも、だからこそ

すべてのドラマを最初から最後まで見る、
評価を決めるのはそれから。

という田中さんの存在は貴重だし、
すごいと思ってるんですよ。

しかし、話は変わりますが
ドラマの連載コラムは
どういうスタイルにします?

評価を決めるのは
ドラマ終了後だとしても
感想程度なら
毎回づつでもいいですよね?

で、理想なのは
放映した翌日に
全ドラマの寸評みたいなものを
書いてもらえることかなって
思うんですけど…

実際問題、毎日その日に放映した
ドラマを全部見て、
しかも感想を書くってのは
不可能だと思うんですよ。
ムチャですよね。

となると
どういう形で
連載していくことにします?


(つづきます)




[トップへ]