SCW 合宿 2005 〜モラトリアム〜


第五章 フリーキック大会

サッカーの話に参りましょう。

グランドに出てみるとさすがサッカー村、天然芝が素晴らしい!
どのくらい素晴らしいかと言うと、照れ屋のバーシーが
「きょーお、じんるっいがっはじっめてー、もっくせいについたよおー。」
と言うと
「ついた〜!!」
と叫ぶくらい。

気温はわかりませんが息が白かったのを覚えています。

アップを始めると1400mの高地で息が切れやすいとみんな言ってました。
俺は全然気付きませんでしたが・・・。

それぞれ思い思いのアップをして体が温まった頃にみんなでリフティング大会開始!
不思議なことに落とさないことを優先するとなぜかミスるやつが出てくる。
普通のリフティングがうまいやつに限って記録更新が近づくとミスをする。
結局50回もいかなかった。。。
ホントにサッカーチームなんでしょうか。
そこまでレベル低くないはずなんですが・・・
まあ空気が薄くて気圧が低かったからということにしておきましょう。

まずはシュート練習から。
高地のせいか、ボールがよく飛びます。
最初はゴールの上に外すことが多かったのですが、徐々に慣れてきてみんなバシバシ決めてました。
俺はミカミがシュート練習のときはキーパーをやったりしましたが、これがなかなか面白い!
下が芝ということもあり、思い切って横っ飛びで止めたときは快感でした。

その後センタリングからのシュート、2対2、3対3などのメニューをこなして合宿イベントのひとつフリーキック大会へ。

持ち球はひとり3球。
ゴール左右の角にかけたビブスに命中させた人の勝ちというルールです。
これを決めれば来年のリーグでフリーキックを任せられる確率が大幅にアップするはず。
みんな気合が入っています。

順番をじゃんけんで決めて蹴っていきます。
みんななかなかいいボールを蹴るものの、的が小さく当たりません。
結局全員命中ならず。
ひとり1球ずつのサドンデスへ。

ここでOZAが脱いだユニフォームをゴールにかけて的を大きくしてくれました。
息が白いほど寒いのに・・・
さすが札幌出身の屯田兵の子孫。

的が大きくなったところで大会を再開。
6〜7人目だったでしょうか。
なんと28がスパッと左上のビブスを綺麗に射抜いたのです。

全員から歓声と拍手が!
28がサッカーで喝采を浴びるとは誰も考えていなかったはずです。
これで来年のリーグ戦でフリーキックを誰が蹴るかわからなくなりました。

まあでも一応カッコいいところをご覧に入れましょう。

まさか!