第五章 サッカー旅行記にサッカーの話がほとんど出てこないのが恒例のSCW合宿なのだが今年は同じ宿に泊まっている社会人チームと練習試合をした。今期から加盟したENリーグでの成績はここまで0勝4敗2分。 合宿でチーム力を上げて翌週の最終戦に望みたいところ。 練習試合は35分×4本で他の2チームと順番に2本ずつ対戦することになった。 俺はこの合宿以前はボランチをやっていたのだが右サイドバックにコンバートすることにしていた。 セロは試合に出られず、MTは例年通りまだ到着していないためSCWは11人ちょうど。 選手交代ができる他チームよりは不利だが涼しい気候のお陰で4本全てに出場することができた。 相手チームのレベルはうちよりも少し上と少し下といったところだろうか。 勝利の感触を忘れかけていた俺たちだったが1本目は2−0で快勝! テーマを決めて練習試合に望んだ成果が出たようだった。 2本目は0−2で敗北、さらに3本目は2−0、4本目は0−2で終了し2勝2敗。 だが強いほうのチームに対しても内容は互角以上の戦いができており、みんな満足そうだった。 俺的にも右サイドバックの面白さを感じられて満足だった。 サイドバックは走る距離が長くてしんどいのもよくわかったよ(^_^;) この日の天気は霧。 4本目などは逆サイドや相手ゴールが見えなくなるほどになり10分ほど中断したくらい凄かった。 試合終了間際には旅行当日にバイクの修理が完了したというMTが到着。 他の2チームは早々に帰ってしまったがSCWはMTを含めてPK大会! 俺は1回戦で小春にあっさり敗退。 PKはインステップよりもインサイドのほうがいいことがわかった。 このPK大会でもっとも活躍したのはYAMA。 FJさん相手に強烈なシュートを放つ! ボールは飛ばなかったFJさんの正面へ。 FJさんに弾かれたボールはYAMAの顔面へ! 1本も決めずに敗退したのはYAMA一人だけだった。 写真はカッコよく撮れてるんだけどなぁ。。。 PK戦は敗退組の誘惑に遭いながらもOZAと110が安定したシュートで決勝へ駒を進めた。 決勝を迎えるころには霧はさらに深く気温もかなり低くなり、敗退組は早く帰って風呂に入りたい気分でいっぱいだった。 白熱した決勝戦は延長の末OZAが優勝。 見事公式戦PKキッカーの座を手に入れた。(本人は蹴りたくなさそうだったが・・・) |