「SCW 蓼科ツアー2002 〜 私を女神湖に連れてって 〜

第6章 温泉

クロちゃんに聞いたところによると温泉は結構近くらしい。
3人はまだ小雨がちらつく中、フットサルで疲れた体で傘も持たずに徒歩で温泉へ
向かった。(フットサルをやっていないMTの体が疲れていたどうかは不明。)

『信号のところ』というクロちゃん情報から、俺たちはフットサル場への途中の信号付近
を探した。
しばらく探し歩き、

「見つけた!!」

と思ったらただのそば屋だった・・・
どう見てもそば屋以外に温泉らしきものはない。
仕方なくペンションに居るクロちゃんにもう一回聞いてみると、信号は車で行かないと
ちょっと遠いくらいの距離にあるひとつ向こうの信号だったらしく、さらにそれがただの
ホテルの温泉(大浴場?)と言うことが判明した。

クロちゃん、もうちょっと早く言ってくれよぉ。。。

ということで歩いて大浴場へ行く気もせず、一度戻って車で行くのもアホらしいので
俺たちはトボトボとペンションへ引き返すことにした。
帰る途中、俺とオッチーはどうせなら大ちゃんたちが行った白樺湖の温泉まで行こう
かという話になり、ペンションへ戻るや否や車の鍵を持ってマーチに乗り込んだ。

MTはもういいということでペンションに残ろうとしたが、『旅は道連れ』ということで
強制的に連行となった。

白樺湖までは約15分。
雨と霧の中の、ほとんど街頭もない真っ暗な道をひたすら下って行く。

温泉に着くと、大ちゃんカーのメンツがまだ受付のところに居た。
そしてみんなでいざ混浴!!

中に入ると自然に

@俺、オッチー、OK
A大ちゃん、キャプ、OZA、MT

の2組に分かれた。
強いてチーム名を付けるなら、

@温泉堪能チーム
A混浴堪能チーム

だろうか。
なぜか一番行く気のなかったMTがやる気十分の大ちゃんチームに居るではないか!

Aチームがどのように温泉を楽しんだかはよく知らないが、@チームの俺たちはまず
冷えた体を温めるべく奥へと進んだ。

トンネルをくぐるとそこは複数の温泉を堪能できる場所になっていたが、振り向くとなぜか

「ここから宿泊者以外立ち入り禁止!」

の文字が!!
もっ・・・戻れない・・・!!!

帰りは座り歩きで通るというトンチを利かせた俺たちは(ウソ)、更に奥のジェットバス
や樽風呂などを満喫した。

更に洞窟風呂へ。

そっちは大きな洞窟になっており、様々な風呂や滝やジャグジーが楽しめる。
3人は十分に体を休めた後、Aチームが上がってくる頃には夕食に間に合うよう岐路に
ついた。

俺たちがペンションに着いたのが夕食予定時刻より数分遅れ。
Aチームがかなり遅刻したのは言うまでもあるまい。
温泉で何をしていたのだろうか?