「SCW 蓼科ツアー2002 〜 私を女神湖に連れてって 〜

第7章 食後の過ごし方 Part1

夕食は2年前に負けないくらいの豪華料理。
だったはずだが俺は運転&フットサル後のビールということであまり覚えていない。
適当にみんなに突っ込んで盛り上げようとしていたことだけは記憶している。

そうそう、MTと初対面の人が3人いて自己紹介なんかをやってたっけ。
シバクン、マッツンは年下だけあってかなり控えめに挨拶をしていたようだが
OKはメキシコ人の血が4分の1入っているだとか、覆面レスラーやってるなどとMTに
自己紹介していた。

彼は覆面レスラーなのに髪切りマッチをやったらしい。
覆面取られた上に髪まで切られる試合なんて聞いたことがない。
それに覆面レスラーの髪を切ることにどんなデメリットがあるのか?
日常生活が恥ずかしいだけやん。

結局MTがどこまで彼らを理解したのかわからないがこんな雰囲気のままディナータイム
は終了となった。

そしてついにこの旅最大の成果とも言える「ハゲタカの餌食と出会ったのであった。

それは2年前に大ブレイクした「内臓パズル」がなくなっていることに気付いたキャプが
無造作にいろんな本やゲームが置かれた棚をあさったときに発見された。
(リンクのパズルは2年前に見たものとは全く異なります。じゃあリンク張るなって。)

「ハゲタカ?」

キャプのノリに合わせて食後の暇つぶし程度に気軽に始めた一同であったが、シンプル
なのに心理戦を要求されるこのゲームにはまっていくことになった。

ルールはいたってシンプル。
一番数字の大きいカードを出せば場に出たカードがもらえるし、マイナスカードは一番
小さい数字を出した人がもらわなければならない。
そして最終的に合計ポイントが少ない人の負けである。
このゲームのミソは人と同じカードを出せば得点を得られないがマイナスカードも取らなく
て済むということ。
連続してやっているうちにそれぞれのカードに『相場』ができてゆく。
しかも意図的ではないのに少し変動したりもする。
さらに序盤で誰かが圧倒的にポイントを重ねたり、自分の勝負カードが誰かと重複して
無駄になってしまい優勝は無理だと判断すると負けない戦略に出ることになる。
人それぞれに戦略があり、否応なしに性格が出る。
シンプルだが奥が深いゲームだ。