12日(5日目)

旭山動物園

 昨日に引き続き、どんよりとした朝です。雨が降ってないだけマシということで、旭川に向かって出発です。

 妹は石北峠が苦手なので、少し北見方面に戻り、北見峠を越えるルートで旭川を目指します。何の問題もなく走っていた私たちですが、愛別町に差し掛かったころ、いきなり警察に駐車場へと誘導されました。当然、内心あせりまくりで、スピード違反したっけ?(北海道じゃしてないほうが珍しいよね)、最後にお酒飲んだのは数日前だよね…、などなど頭の中で確認します。しかし、誘導されて向かう先には、警察官だけでなく、背広の人たちが大勢並んでいます。ん?取締りっぽくないなぁ。なんだろう?

 駐車場に入って、停止させられると、背広のおじさんたちが近寄ってきて、「安全運転お願いします。これ、ここで取れた舞茸ね。食べてね」と笑顔でしゃべるだけしゃべって、舞茸とパンフレットを押し付けて、次の車へと去っていきました…。そのときの私は、左手でクラッチを握り、右手には舞茸…。どうしろっちゅうんじゃい! (-_-#)

 どうにかギアをニュートラルに入れたものの、バイクから降りないとどうしようもありません。バイクを降りようとしたころになって、やっと警察官が近寄ってきて「持とうか?」と言ってくれたものの、遅すぎです。妹も車を端に寄せて駆けつけてくれたけど、すでにバイクを降りた後だったので、自分のサイドバックに舞茸を入れました。

 舞茸をくれるのは嬉しいんですが、バイクの特性を考えて欲しいです。車のように脇に置いてすぐ発進は不可能。カバンにしまうために、バイクを脇に寄せて止めようにも、物を渡された後では無理なんですから。

 そんな奇妙なハプニングに見舞われつつも、なんとか旭山動物園に到着です。しかし、着いてびっくり。普通車の駐車場は満員寸前。妹はなんとか無料駐車場に入れましたが、数台後からは有料駐車場行き。バイクの駐輪場は問題なしですが…。ちなみに、大型バスも駐車場いっぱい止まっています。

 駐車場だけでなく、園内も人だらけです。9月は航空券が安いらしく、パック旅行ツアーが多いとか。人ごみにイライラしつつ、園内を回ります。目玉施設は行列ができていて、スタッフが立ち止まらないように呼びかける始末…。

 旭山動物園の私の評価は、いまいちです。確かに、一部の飼育舎は斬新です。でも、それ以外は古い動物園にありがちな“檻”。動物を生息地ごとに分けていない点も不満です。一つ一つの飼育舎に凝るよりも、一度園全てをテーマに基づいて再構築すべきだと思います。まぁ、半端じゃなくお金掛かりますけどね。

 ちなみに、福岡県北九州市にある到津の森公園は生まれ変わっています。もともと、到津は某運輸会社が経営していました。しかし、親会社の経営不振から、閉園が決定。しかし、市民の署名活動によって、市営の動物公園になったのです。市営に移行するとき、これまでの無秩序な展示から、動物の生息地ごとに環境を整えた動物園に作り直されたのです。

 さてさて、動物園を回り終え、出発しようとしたら雨が降ってきました。しかし、通り雨のようなので、さっさと旭川の市街地へ移動します。案の定、雨が降っていたのは動物園周辺のみでした。別行動になる前に、旭川の妹のお気に入りのカフェで一休み。ここのミルクティーはすごく美味しかったです♪

 その後は妹とは別行動です。妹は帰宅、私は北上します。途中まで一緒に国道39号を走り、途中から私は国道40号へ入ります。

 国道40号に入ってしばらく走行すると、前方に虹が!もちろん、バイクを路肩に止めて写真撮影。左の写真ではわかりにくいのですが、虹は2つ出ていました。右側はよりはっきりしていて、左側はややぼやけています。

 その後、妹にメールで虹を見たかどうか尋ねると、見ていないとの返事。あれ?まだ国道39号と併走しているあたりのはずなのに…。

 それからさらに北上し、本日の宿泊地、“美深森林公園 びふかアイランド”に到着です。ここは温泉が併設しているキャンプ場です。ここはキャンプだけでなく、ロッジがあったりカヌーで遊べたりします。

 びふかアイランドの受付は終了していたので、向かいの温泉で手続きをして、テントを張ります。テントを張ったらお楽しみの温泉♪気持ちよかった♪

 

本日の走行距離 273.5km

念願の旭山動物園。ちょっとがっかり。

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