日本縦横断無謀!?ツーリング
5日目 雨じゃ楽しめない…
朝起きると、周囲は子供達が大騒ぎ。このキャン場には池や小川が作られていて、子供達が思う存分遊べるようになっている。親のところへ走っているところであろう少年3人組が、通りがかった私に池で捕まえた蛙を見せてくれた。うれしそうな少年達に「よかったね」と声をかけると、嬉しそうにしていた。
今日はゆっくり目に 8:05 ごろ出発。いい天気の中、この天気が続くように祈りながらの出発。
R142を走って諏訪湖畔へ。諏訪大社 下社秋宮へおまいりに行く。
R20に入ってしばらく走るとレッドバロンが見えた。そろそろ1600km走ってるし、次のレッドバロンが必ずしも通り道にないからここでオイル交換をしてもらう。ヤマイヌを受け取った整備士がナンバープレートを見て「えっ!」と絶叫しているのが聞こえて、笑えた。
オフ車にはオイルは1Lしかはいらないので、2000kmぐらいで交換した方がいいっていつも行くレッドバロンの工場長がアドバイスしてくれた。
オイル交換後、整備士と少し話して出発。出発して気付いた。レバーの角度が変わっていて、握りにくいし、ライトがハイビームになってる!点検してくれるのはいいけど、元に戻してよね!
R152に入り、杖突峠から箕輪町の市街地を見渡す。…こういう市街地を眺めるのはそんなに好きじゃないんでとっとと出発。マスツーリングチームが2つぐらい駐車場で休憩していた。
高遠町でR361に入り、木曽へ抜けようとしたところでまたまたトラブル発生。国道が消えた…
R361を走っていたはずで、道沿いに進んでいたはずなのにいつの間にか国道から外れていた。本州の小さめの国道って国道よりも県道の方が本道っぽいところがあり、困ってしまう。もう一度明らかにR361である場所まで戻って道をたどりなおす。しかし、またまた国道から外れてしまう…。この先にH17年、つまり今年完成しているはずの権兵衛トンネルが完成していないのだろうと判断し、北側を走っているもう一つのR361へ向かう。こちらの道にも問題が発生。国道の途中で工事をしており、通行止めになっていたのだ。看板によると車一台通れるか通れないかの道を示し、R361に出れると書かれている。ここで迷ったら本当にわからなくなりそうなので、別のルートで木曽に向かうことにする。
ふと周囲を見渡すと、数台の車が止まっていて、いずれも運転手が地図を困ったように見つめている。どうやらみんな迷っている模様。
R153を南下し、飯田市からR256へ入り、木曽へ。木曽川沿いのR19を北上し、道の駅 大桑 に着く。ここで休憩していたら急に大雨に…。ありゃ〜、これから寄り道したいところがたくさんあるのに〜。とはいえ、稲光まで走っているのでは仕方ない、浦島太郎伝説の“寝覚めの床”やその他もろもろの寄りたいところを諦めて大雨の中を木曽川を見ながら走る。
またまた事件発生!暗くなり、ライトを頼りに走っていたら、そのライトが弱くなったり元に戻ったり…
雨もひとまず止んだし、山道の中街灯を見つけてヤマイヌを止め、荷物を降ろす。原因はおそらくバッテリーだろうと予想し、外装を外してバッテリーを見てみる。電極を固定するネジが緩んで外れかけていたのが原因だったのだが、私はこのとき気づけなかった。ネジの緩みに気付いていれば締めなおすだけでよかったのだが、気付けなかっのだから仕方ない。明日の朝一でバイク屋さんを探すことにして出発することに。しか〜し、今度はキーをオンにしてもニュートラルランプもつかない!焦りつつ、こういうときのために取り付けたキックスターターをひたすら蹴る。キックスターターで直接エンジンはかからず、キックの振動で接触がよくなったのか、ニュートラルランプが点灯したのでセルスターターを押す。そうすると難なくエンジンスタート。よかった〜。携帯の電池切れてるからレッドバロンにSOSも言えなかったんだよね〜。
とはいえ、道は狭い山道の上に、霧まで出てきて、急ぎたくても急げない。
そんななか、道の駅 飛騨たかね工房 で休憩していたら、年配の女性がテントを手に現れた。聞けばここにテントを張って泊まるという。この霧で無理をして事故をしては元も子もないからと。その女性に勧められて、隣にテントを張って休むことにした。「何かあったら、大声を出せば起きるから」とその夫婦が気を使ってくれたし、私自身、この霧の中を走るのは危険だと思っていたから。
トイレの洗面所の水でいれた紅茶と夕食の余りの鳥のから揚げをご馳走になりながら3人でしばらくおしゃべり。
ご主人が定年退職後、二人で趣味の登山をして歩いてるそうだった。暇をみつけ、少しずつ登山をし、歩きつないで日本横断をしているそうだ。今回は前回歩きそびれた山頂付近を歩くために登るそうだ。前回は奥さんの体調を心配し、ご主人が途中で下山を決定、山頂まじかであったため奥さんは歩くと主張したが、結局途中で下山したらしい。こういう楽しみ方もあるんだなと関心した。
しばらくおしゃべりを楽しみ、私は自分のテントに戻って、お互いに就寝。
本日の走行距離305.4km
木曽は大雨…
雨じゃ楽しめない…