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は行の用語の定義(#204-#251)



"は行"の用語案内

"は"(ha)の用語(#204)
"ひ"(hi)の用語(#205...#217)
"ふ"(hu)の用語(#218...#248)
"へ"(he)の用語案内(#249...#250)
"ほ"(ho)の用語案内(#251)

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(204) 排除要素(exclusions)
適応可能な内容モデル及び添加が任意に許容しても,ある要素の内容中 及び部分要素中に許されない要素。 "は行"の用語案内へ戻る。 用語の案内へ戻る。 "ひ"(hi)用語案内(#205...#217) (205) 非SGMLデータ実体(non-SGML data entity) (206) 非SGML文字(non-SGML character) (207) 引数(parameter) (208) 引数表記(parameter literal)<.A> (209) 引数実体(parameter entity) (210) 引数実体参照(parameter entity reference) (211) 引数分離子(parameter separator) (212) 必す(須)属性(required attribute) (213) 表示文字実体集合(display character entity set) (214) 開いている実体(open entity) (215) 開いているマーク区間宣言(open marked section declaration) (216) 開いている要素(open element) (217) B列(B sequence) "は行"の用語案内へ戻る。 用語の案内へ戻る。
(205) 非SGMLデータ実体(non-SGML data entity)
この規格に従って解釈されない文字をもつ実体であり,認知されないもの。

備考 非SGMLデータ実体の解釈は,データ内容記法によって規制 され,別の規格によって定義される。

(206) 非SGML文字(non-SGML character)
文書文字集合中の文字であって,符号化表現がSGML実体中に現れては ならないもの。
(207) 引数(parameter)
引数分離子によって連結されているマーク宣言の一部。引数が更に他の 引数を含んでも良い。
(208) 引数表記(parameter literal)
区切られた置換可能な引数データからなる引数又は字句。
(209) 引数実体(parameter entity)
マーク宣言引数から参照することができる実体。
(210) 引数実体参照(parameter entity reference)
引数実体への名前付き実体参照。
(211) 引数分離子(parameter separator)
マーク宣言中に出現する引数を分離するもの。
(212) 必す(須)属性(required attribute)
属性値のための属性指定が常に存在しなければならない属性。
(213) 表示文字実体集合(display character entity set)
対応する定義の文字実体集合と同じ実体名をもつ表示される文字の実体 集合。これは,対応する定義の文字実体集合の装置依存版である。
(214) 開いている実体(open entity)
既に参照されているが,その実体終了が未だ出現していない実体。
(215) 開いているマーク区間宣言(open marked section declaration)
マーク区間開始が出現しているが,マーク区間終了が未だ出現していな いマーク区間宣言。
(216) 開いている要素(open element)
開始タグは既に出現しているが,終了タグが出現していない要素。
(217) B列(B sequence)
大文字Bの連続した文字列。短縮参照として割り当てられた文字列の中 で,その文字Bの1個以上の長さをもつ空白列を意味する。 "ふ"(hu)..."ぶ"(bu)(#218...#248) (218) 不活性機能文字(inert function character) (219) 符号化表現(coded representation) (220) 符号集合(code set) (221) 符号集合位置(code set position) (222) 付番核(rank stem) (223) 付番群(ranked group) (224) 付番要素(ranked element) (225) 付番(rank suffix) (226) 部分要素(subelement) (227) 文(text) (228) 文識別子(text identifier) (229) 文書(document) (230) 文書型(document type) (231) 文書型指定(document type specification) (232) 文書型宣言(document type declaration) (233) 文書型宣言部分集合(document type decralation subset) (234) 文書型定義(document type definition) (235) 文書実現値(document instance) (236) 文書実現値集合(document instance set) (237) 文書処理応用(text processing application) (238) 文書体系(document architecture) (239) 文書文字集合(document character set) (240) 文書要素(document element) (241) 文脈上の選択字句(contextually optional token) (242) 文脈上の選択要素(contextually optional element) (243) 文脈上の区切り子(delimiter-in-context) (244) 文脈上の必す(須)字句(contextually required token) (245) 文脈上の必す(須)要素(contextually required element) (246) 文脈列 (contextual sequence) (247) 分離子(separator) (248) 分離子文字(separator character) "は行"の用語案内へ戻る。 用語の案内へ戻る。
(218) 不活性機能文字(inert function character)
無効という追加SGML機能をもつ機能文字からなる文字種別。
(219) 符号化表現(coded representation)
同じビット数のビット組合せの一つ以上の並びで文字を表現したもの。
(220) 符号集合(code set)
順序付けられた同じビット数のビット組合せの集合。

ビット組合せが8ビット(8ビット符号)の符号集合は,00000000 ~11111111までの値の範囲(10進数で0から255 )で256 のビット組 合せ又はそれらのビット組合せのあらゆる連続した部分集合を構成 する。

(221) 符号集合位置(code set position)
符号集合の中のビット組合せの位置を表す数値。
(222) 付番核(rank stem)
現付番を追加することによって共通識別子名を導き出すことのできる名前。
(223) 付番群(ranked group)
同じ現付番を共用する付番核の集まり。

備考 付番核が群の中のいかなる付番要素の開始の場合において も,その付番は群中のすべての付番核に対する現付番となる。

(224) 付番要素(ranked element)
付番核及び付番から構成される共通識別子をもつ要素。

備考 付番要素の開始の場合,その付番は,その付番核及び(もしあ るならば)付番核が要素の付番群中の付番核に対する現付番となる。

(225) 付番(rank suffix)
共通識別子を形成するために付番核に付加される番号。

備考 番号は,通常1から始まる連番であり,結果の共通識別子は, それらの要素の相対的な付番を示す。 頭書きの場合,付番核をHとすると,頭書きの要素の水準は H1,H2,H3などとなる。

(226) 部分要素(subelement)
要素の内容(親要素)において出現する要素であって,親要素が現要素で ある場合に開始するもの。
(227) 文(text)
文字の並んだもの。

備考 それらの文字は,普通の文字集合での意味又はデータ内容記 法による図形,画像などとして解釈される。

(228) 文識別子(text identifier)
同じ所有者識別子をもつ他の公開文から区別するために公開文を識別す る公開識別子の一部分。

備考 公開文種別,任意選択の入手不能標識,公開文記述,公開文言 語及び任意選択の公開文表示版から構成される。

(229) 文書(document)
1単位として処理される情報の集まりを記述したもの。

備考 この規格の中では,普遍的にSGML文書を意味する。

(230) 文書型(document type)
同一の特性をもつ文書の型。

  日誌,記事,技術手順書又は書簡。

(231) 文書型指定(document type specification)
タグ又は実体参照が処理される範囲で文書型を識別するタグの一部又は 実体参照の一部。
(232) 文書型宣言(document type declaration)
形式指定を含んでいる文書型定義のマーク宣言。
(233) 文書型宣言部分集合(document type decralation subset)
文書型宣言の宣言部分集合の中で出現する要素,実体及び短縮参照集合。

備考 文書型宣言から参照される外部実体は,宣言部分集合の部分 と考えられる。

(234) 文書型定義(document type definition)
応用によって定義される特定の型の文書のマークにSGMLを応用する規則。

備考1. 文書型定義は,文書型宣言中に記述され,要素型,要素関係 及び属性の形式指定とマークによって表現できる参照とからなる。 それによってSGMLが構文を定義するためのマークの語いを定義する。 2. 文書型定義は,要素の意味,属性の意味及びすべての応用の 規則を記述する注釈を含む。

(235) 文書実現値(document instance)
文書型の実現値。
(236) 文書実現値集合(document instance set)
一つ以上の文書型の実現値からなる実体構造の中のSGML文書実体又は SGML部分文書実体の一部。

備考 並行して出現する実現値機構が使用されている場合,複合の 実現値が一つの文書の中に存在することができ,マーク及びデータ がその中で共有される。

(237) 文書処理応用(text processing application)
関連した型の文書処理の集合。

例1. ソフトウェア開発者のための技術手引書の出版の場合は,次の ようになる。文書型は,設置手引書,操作手引書及び保守手引書を含 む。各種出力装置のための処理は,作成,校正,書式付け,ページ割 り付けなどからなる。 例2. 出版協会の著者による原稿の準備の場合は,次のようになる。 文書型は,本,雑誌,記事などからなる。処理は,出版者が自身の書 式付け及び印刷手段を持つので,作成だけを定義する。 例3. 事務連絡文書の場合は,次のようになる。文書型は,書簡,郵 便の履歴及び報告書を含む。 処理は,作成,校正,簡単な書式付け, 格納,検索,書簡の履歴の更新,報告書生成などからなる。

(238) 文書体系(document architecture)
文書処理応用の形式化のための規則。

文書体系は,次のものを定義できる。 1.多様な要素定義に対する属性の意味。 2.要素クラス及び要素がもつ属性。 3.要素クラスの言葉の中で文書型を定義するための構造規則。 4.連結処理及び属性の値による影響。 5.交換時に文書に伴なう情報(文書概要)。

(239) 文書文字集合(document character set)
SGML文書の中のすべてのマーク及びデータに使用される文字集合。

備考 文書がシステム間で交換される場合,文字集合は受信側シス テムの文字集合に翻訳される。

(240) 文書要素(document element)
文書型の実現値の最も外側にある要素であって,その要素の共通識別子 となる文書型名をもつ要素。
(241) 文脈上の選択字句(contextually optional token)
次のいずれかの場合の内容字句。

(a)固有選択字句である内容字句。 (b)出現標識plusをもつ充足字句。 (c)モデル群自身が文脈上の選択字句であるモデル群の中にあって, 充足字句でない。

(242) 文脈上の選択要素(contextually optional element)
 (a)それが添加のときだけ出現できる。  (b)その時点で適用可能なモデル群の中において,その要素の内容 字句が文脈上の選択字句。
(243) 文脈上の区切り子(delimiter-in-context)
同じ実体の中で文脈列が直接続く区切り子列で構成される文字列。
(244) 文脈上の必す(須)字句(contextually required token)
次の(a)~(b)のいずれかの場合の内容字句。

 (a)そのモデル群の中にそれだけしか存在しない。 (b)次の1.~2.の二つの条件を満たすseq群。 1.それ自身が文脈上の必要な字句又は充足字句を含む。     2.先行するすべての充足字句又は文脈上の選択字句。

(245) 文脈上の必す(須)要素(contextually required element)
文脈上の選択要素でなく,次の(a)~(b)のいずれかの場合 である要素。

 (a)その共通識別子が文書型名。 (b)その時点で適用可能な内容モデル字句が文脈上必す。 備考 要素は,文脈上必すでもなく選択でないことがある。 例えば,その時点で適用可能な内容モデル字句がor群の中にあり,し かもそのor群に固有選択字句がない場合。

(246) 文脈列 (contextual sequence)
文字列が区切り子として認識されるために,同一実体の中で区切り子列 に続かなければならない一つ以上のマーク文字の並び。
(247) 分離子(separator)
文の構造を分けるための記号s,ds,ps又はts。
(248) 分離子文字(separator character)
分離子中で許容される機能文字から構成する文字種別。
記録終了REが間隔に置換される場合,それらの文脈中で間隔に置換される。
"へ"の用語(#249..#250) (249) 変形(適合)SGML文書[variant (conforming) SGML document] (250) 変形具象構文(variant concrete syntax)
(249) 変形(適合)SGML文書[variant (conforming) SGML document]
変形具象構文を使う適合SGML文書。
(250) 変形具象構文(variant concrete syntax)
規格参照具象構文又は核具象構文以外の具象構文。 "は行"の用語案内へ戻る。 "ほ"の用語(#251)
(251) 報告可能マーク誤り(reportable markup error)
この規格に適合した文書を,活性文書及び連結型に関して構文解析した 場合に生ずる誤りで,(要素型を識別できない共通識別子のような)意味誤り 及び次の場合を除く。

(a)あいまいな内容モデル。 (b)内容モデル中の字句の必す又は任意選択の状態を変更できる排除。 (c)容量限界の超過。 (d)SGML宣言の誤り。 (e)あいまいさを生ずるタグの省略。 (f)非SGML文字の出現。 (g)公的公開識別子の誤り。

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