ライヴ?レポ
2005年11月23日(水)、新居昭乃ベストアルバム「sora no uta」発売。
昭乃さん20周年記念の、ある意味で最も「一般性のある出来事」は今回のベスト盤リリースなのかも知れない。
ライヴには、例外はあるにしろ基本的には昭乃さんのファンしか来ず、ライヴに来るようなファン(都合により来られない人も含む)は90%以上がCDも買うだろう。また、昭乃さんのファンすべてがライヴに足を運ぼうとするわけではないはずだが、CDならば買うという人も多いだろう(もちろん、そういった方々も立派にファンなわけだし)。同時にCDであれば、特に昭乃さん自体のファンではないとしても、例えば「『マクロスプラス(『ぼく地球』とかでも可)』の歌が入ってるみたいだから買って(レンタルして)みよう」という人がいたとしても不思議はないわけで。あるいは――「新居昭乃という歌い手の曲については何も知らないがなんとなくチケットを取ってライヴに参加する」なんてヒトは(いるとして)ごく稀なハズだが、ジャケ買いってやつならば可能性は随分と大きくなるだろう。
・・・・・・回りくどく例を挙げてみたが要するに、ライヴよりCDの方がより沢山の人々との接点があるよね、ってコトですね(汗)。
そんなことを言ってる僕は、もちろん買いましたとも。2枚(をい)。いや、両方とも限定版だからDVDと合わせて4枚?(^-^;) とーぜん、1セットは未開封/保存用、もう1セットが鑑賞用。歌詞カードは擦り切れるまで見る覚悟で(笑)座右に常駐。DVDもいつでも観られる状態になってるデス(>_<)。いやホラ、20周年は1回きりだし、祝っとかないと・・・・・・(何やらたわ言が聞こえますがあまり気にしないで下さい)。
今回の選曲に際して昭乃さんは、ご自分の思い入れよりもファン層に広く受け入れられていることを優先したという。それは正直に言ってもったいないと僕は思うのだが(客観性の基準にもビミョウに疑念があったり・・・・・・この辺は後述します/笑)、まぁベスト盤とはそういうモノだとも思うので、諸々の邪念(<笑)は振り払い、発売されることを心から歓迎したいと思った。
・・・・・・が、もちろん僕もそんなに人格者ではないので(笑)、無難な選曲な上に新録がなかったとしたら「え〜」と不平の声をあげたかも知れない(もちろん買ったと思うけどね)。が、3曲の新録曲が入りDVDも付くという告知を聞いて安堵する結果となった。よかったヨカッタ。
そんな新録は「サリーのビー玉」、「Silent Stream」、「美しい星 sora no uta ver.」。「美しい星」については、今回のベストアルバムリリースの報があったときから「きっと歌って貰える(>_<)」と期待していたのが当たったカンジで、「サリーの〜」は例の(笑)「ニンギョヒメ」のセルフカヴァーなので、予想の範疇から逸脱したモノではなかった。しかし「Silent Stream」とは!! きっと誰も予測できなかった、と言ってしまって間違いはないだろう(笑)。
3千円シングル、という言葉が一部では有名である(多分)。つまり1枚のCDの中に収録されている曲のうち、1曲だけが目当てであることだったりするわけだが、昭乃さんも実に多くの3千円シングルを発売している。それらのうち今回サルヴェージされたのが新録の「Silent Stream」だけだったのは少し残念といえば残念。しかし逆に言うと「Silent Stream」などといった隙間的楽曲が陽の目を見る機会がまだある、とも解釈できるのですな(^-^;)。
さて、前回のライヴ(2005年6月19日)の折に予告のあったライヴ映像は、このアルバムの限定版のみに付くDVDに収録ということになってしまったモヨウ。うぅみゅ、もったいない。データ自体を破棄してしまったとは考え難いから、いつか完全版を単独で1本のDVDとして出して欲しいものだ。あるいは、今後もライヴには毎回カメラを入れて、昭乃さんが満足の行くものだけでもまとめて1本、とかさ・・・・・・うぅ、もったいないよぅ(TT-TT)。
それからもうひとつ、期間限定のネット配信ラジオという形式でラジオ「Viridian House」が復活し、その中で昭乃さんはスタジオライヴというかたちで2曲、歌ってくれたので、それについても今回まとめて。
ともあれ、そんなこんな(どんな?)で。聴いてみましょう〜(>_<)。
--dvd--
01_イントロダクション
02_凍る砂
03_New World
04_バニラ
--radio--
01_覚醒都市
02_VOICES
<詞:新居昭乃>
もうまったくもってボロボロに泣くしかないでしたですよ(この日本語の壊れ方に動揺の大きさを感じ取って下さい)。
人はサリーという娘さんを、どのように解釈するだろう。幼けない娘、ともとれるし、心の壊れてしまった女性、とも解釈できる。まぁ、幼い女の子はともかく、後者の解釈は僕が病んでるのかも知れないデスが(汗)。
どちらであっても僕の評価は変わらない。痛切な、抱きしめたくなるような、抱きしめても救うことなんて出来ないもどかしさを想うような、切なさに満ちあふれた、ガラスのような歌。はっ、だからビー玉なのかっ!?Σ( ̄□ ̄;)
ささやくように、つぶやくように紡がれる昭乃さんの歌声は、サリーの名を呼んだ後、内に秘めた抑え切れない情感を、さらに内側へと抱いてつつみこむように高まって行く。
歌詞も信じられないくらい素晴らしい。「闇を薄める声」、「夢のはじまりは確かめたらいけない秘密」、そして「指の先にマーブルのまるい空」といった一見(一聴)すると何気なく思えそうなひとことひとことに、詩才に乏しい僕は打ちのめされるのです。あぁこの人は神だ、と。
全篇にわたって聴きどころしか存在しない1曲なのですが「気づいて
たすけて 空へと」の「そら」の「ら」の発音とか特に切なくて泣きそうです。てゆーか泣きます。うえーん(TT-TT)。
お次の曲は「覚醒都市」。これもベスト盤には入るべくして入った曲だと思う。昭乃さんファン内の最若年層の皆さんにとって「最初の歌」である場合も多いんじゃないかな?
僕も(言うまでもないですが)メチャ好きな歌です。
実は僕には、今のところ友人TSくらいにしか詳しくは話していなかった趣向とゆーかなんとゆーかがある。それを今こそ明かすと、なんと僕は「カ行の音に弱い」のである。「カ行フェチ」とか友人TSには言われる(笑)。昔から一応の自覚はあったが、完璧に認知できたのは最近かも知れない。とはいえもちろん誰が発したカ行音にも反応するわけでは、断じて、ない。好きな声によって発音されたカ行の音に対してじゃないと、僕は弱くない(なんなのだこの文は/^-^;)。そんなワタクシが世界で最も美しい音と認定するのは、やはり昭乃さんによるカ行音なのだ。たとえば「Roundabout
Drive」の歌い始めのブレス音から「枯ーれた〜」の「か」の瞬間までの時間だけ切り取ったとしても、どんな言葉で賞賛しても足りないと思う。昭乃さんに耳元で「かきくけこ」ってささやかれたら僕は失神するに違いない。多分、昭乃さんも自分のカ行が魅力的なことをある程度は自覚しているか、または無意識のうちに悟っているのではなかろーか。詞の中でのカ行の遣い方が絶妙だし。「こえなんかきこえない(「黄昏は未来で待つ」より)」とかさ。
そんなこんなで、「かぜのうたをたかいかいだんをのぼりきこうとした」、「ただかけぬけるだけのひとなみのおくふかくへかくれよう」といった魅力的なカ行音を沢山含んでいるという面からも「覚醒都市」は評価できますな(どんな評だ、これは/^-^;;;)。
より正確に僕の「カ行フェチ」を分析すると(しなくていいって?笑)、擦れたり弾けたりする発音が好き、ってことなのだ。つまり音の掠れ方というか抵抗感というか・・・・・・だからカ行に代表させてるけど、昭乃さんのサ行タ行ハ行ラ行も濁音系全般も、同じ感覚で好きだ。学校帰り(がっこうがえり)のうち「がえり」の「が」は鼻濁音にするのが「正しい」らしい。そして鼻濁音の方が美しい、と一般的には言われるようだが、そんなことはない。普通のガの音の方が擦れる感じが多いぶん美しいのである(笑)。もちろん、昭乃さんが発音すれば鼻濁音も美しいのだが(>_<)。
で、何が言いたいのかというと、僕は昭乃さんの声が好きなだけではなく、ひとつひとつの音の発声/発音の仕方にまで深〜く溺れてます、ってコトかな?
・・・・・・この項、なんかやらしい?(^-^;)
3曲目は「VOICES」。現在、昭乃さんの歌の中で最も有名なのはどれか、と訊かれたら(コミュニティを限定せずにね)、恐らく皆が口を揃えてこの曲を挙げるだろう。てゆーか別の歌を挙げる人の多くは、ひねくれ者ですらなく多分ただの無知ではなかろーか(^-^;)。仮に昭乃さんを知らなくても、この歌のファンは世界中に存在するワケで。そういうイミでは、ほぼ日本限定である童謡の類い(昭乃さんは「七つの子」とか「とんぼのめがね」も歌われてるので)や、みんなのうた(「メトロポリタン美術館」)よりも知られているだろう(<ひねくれ者の回答例を挙げてみました/笑)。
この歌は僕にとっても、色々な面で非常に特別な曲のひとつになっている。昭乃さんの話に限って言っても、この曲との出逢いは非常に重要な出来事だ。セカンドインプレッションがこの曲だったのだが(ふたつ目に聴いた曲、ではない・・・・・・とか言うと紛らわしいですが)、これを聴いたことが他の歌も聴こうという想いを生んだ。この曲を知らなければ昭乃さんに深入りする時期はずっと遅れただろうし、また菅野よう子ちゃんという別の才能に出逢うのも、もっと後になっていたはずだ。
ちなみに「VOICES」の収録は、曲順まで予想通りでした。マジで。恐らくほとんどすべてと言ってよいアーティストがアルバムの曲順にはこだわるだろう。で、個人差とゆーか趣向や思考/志向/嗜好の違いはあるにしろ、大雑把には一定の傾向が見られる。そんな中で僕が提唱してるのは「3曲目キラータイトルの法則」である(いや、調べたりしてないから様々なアルバムの曲順についての考察の有無とか知らないので「提唱」などとエラそうに言ってるけどあまり気にしないで下さい/笑)。「3曲目」というのは「その辺り」ってイミなので確実にtrack3とは限らなくて、アルバムの長さや構成次第で2曲目になったり4曲目になったりもするワケだが。
んで、これまでも昭乃さんはかなりオーソドックスに「3曲目〜の法則」を押さえて来てくれている。「金色の目(『懐かしい未来』3曲目)」、「Moonlight
Anthem(『空の森』3曲目)」、「空から吹く風(『そらの庭』3曲目)」、「ガレキの楽園(『降るプラチナ』3曲目)」、「鉱石ラジオ(『鉱石ラジオ』2曲目>ちなみに3曲目も『Satellite
Song』)」、「Roundabout Drive(『エデン』4曲目)」といった具合に、どれも珠玉の名曲揃いである(『RGB』に関しては、3曲目は「Little
Wing」だが、並びを見るに恐らく曲の作られた順をもって曲順としているアルバムなので除外すべきなんじゃなかろーか。「Little
Wing」も好きだが)。そんなわけで今回の「3曲目」には「VOICES」を置いて来るに違いない、と読んだわけです。結果論とゆーか、後付けで「そうだと思った〜」とか言ってる訳じゃない点を納得していただけたでしょーか(笑)。
その次は「スプートニク」。名盤「降るプラチナ」のオープニングチューンであり、僕が初めて昭乃さんのライヴでの歌声に触れた曲でもある。あのときの体験は忘れない。2回目以降のライヴの際とは違って(<笑)、自分が泣くと思っていたかどうか、そのときの記憶は曖昧だ。だが昭乃さんが「小さいころ聞いた話を」と歌い始めた瞬間、何かが僕の中を突き抜けて行き、まったく成すすべもなく涙が流れ落ちていた・・・・・・それは事実で、本当に特別で貴重な時間だった。
歌の内容は、旧ソヴィエト連邦での宇宙開発最初期の有名な話が下敷きになっているが、歌われる対象はその状況に限定されず、誰もが日常的に感じる可能性のある切なさにつなげられている。恐らくそのために昭乃さんは「スプートニクのライカ犬」が「クドリャフカ」であることを敢えて伏せ、「名前は何ていったのかな」と名を問うているのだ。
まぁ、敢えて伏せた、と言っても実は作詞の時点では知らなかった様子なんだけど(笑)、クローカーの名は出してる点などを考えるに「調べがつくことを承知で調べなかった」のだと思える。それに実のところ、冒頭付近で「名前はなんていったのかな」と歌われるあたりもこの歌の魅力のひとつなワケで(つまり「クドリャフカの名を問う歌」な部分)。ところで「クドリャフカ」っていい名前ですね(笑)。
それから「鉱石ラジオ」。ボサノヴァっぽいハネ方のリズムの作りが楽しげなので(展開はマイナーコード主体っぽいが)、うっかり聞き流して楽しい(だけの)曲と評してはいけない。幼い日へのかなしいノスタルジア。恋心未満の恋心。儚い永遠。返せない恩。追いかけてもどうにもならないいとしさ。遠い日の約束。以前のレポでも触れたが、僕にとっては感覚的に本当に「New
World」と双璧を成す歌である。「New World」が氷の女王を引用しているのに対し、「鉱石ラジオ」では時間の流れが「女王」にあたるのだろうか。「あのひと」を奪った、絶望的な力を持つ相手。「New
World」では氷の城の中に閉じ込められた「彼」は、「鉱石ラジオ」では記憶の彼方に「小さいまま」で、閉じ込められているのだ。泣きそうに切ない。だから最後の「まだ守ってる約束」の部分とかで(そして「New
World」では「まだ融けない悲しみ」のところとかね。共に曲の構成上も同じパートなうえ「まだ」で始まりますな/>_<)、僕はボロボロになってしまふのです(TT-TT)。
そして「かぜのおかできくこうせきらじおこどもの」と歌い始めからカ行が魅力的なのも評価できる(そこはもういいって?)。
6曲目は「昼の月」。この辺は「RGB」にも入れたからいいじゃん、と僕が思うってことは、恐らく他にも思う人はいるだろう。そして憶測だが、昭乃さんが「ファン層に広く受け入れられていること」を基準に選んだ結果のひとつでもあるんじゃないかな?
・・・・・・って書くと否定的な印象っぽいけど、僕はこの歌が本当に大々々々(中略)々々好きで、「RGB」に入るまでは「なんでアルバムに収録しないんだ〜(僕はシングルで持ってるけど〜)」と言い続けていたんですが(笑)。
僕としては今回の選曲の基準に「昭乃さんの思い入れ全開でファンの意表を衝きまくる」もしくは「アルバム未収録曲をサルヴェージしまくる」を期待してたので、今回はこれよりも他の歌が入って良かったんじゃないかにゃ〜、と思ってしまったのデス(言うまでもなく僕にとっての最善は「新録・セルフカヴァーばっかり」だったんだけどね<趣旨が違う/笑)。あ、でも昭乃さんの決定には異存はないです。依存はあるけど(どこかにも書いたな/^-^;)。
さて、日本語の「らりるれろ」の発音は、「R」よりも「L」に近いと言われているのを聞いたことがあるが(出典は失念。別に専門的な書物とかではなかったはずだが)、それは誤りだと思う(主にJ-POP系の歌詞の中などで意図的に「L」音で発音している場合は別)。やはり日本語のラ行の音は「R」なのだ(英語のRとは離れているが)。この曲の最後の方の歌詞、「遠い未来のこと」の「ら」のところは、すごく綺麗な「R」の発音に聞こえる。あぁ、やっぱり昭乃さんのラ行音も美しすぎるなぁ(〜_〜)。
とーぜん歌詞も素晴らしい。「何気ない」と「あたたかい」、そして「言葉」と「名前」がさりげなくも大きなポイント。「どんな名前で呼んでいるの」のときの後ろのベースの音が低くなっているところもお気に入りである。そんなベースを弾いてるのが渡辺等さんであることが前のライヴで判明して以来、その部分を聴く際には彼にも敬意を払うようにしている(笑)。
さてさて、その次はついに「Moon Light Anthem」(何が「ついに」だって?^-^;)。これは昭乃さんの「思い入れ」の部分であったり「20周年のベスト盤にはどうしても入れざるを得ない」という部分での選曲だと思われます。もちろんファンも多いはずの歌だけどね。言うまでもなく僕も「多いはず」の1人。
もう、本当に心の奥底に刻み込まれた歌のひとつだ。曲のはじめに「夕焼け」と出てくるから本当は赤なのかも知れないけれど、どうしてもイメージする色は青(または蒼)になる。初めて聴いたとき、「少しのあいだ音が消えてた
貴方が今 髪に触れて胸の奥まで届いた」というところを聴いて唸り、続いて「月光」が流れるのを聴いて「うわー」と口走った(その意味ではインパクト面で昭乃さんの言うように編曲の門倉聡さんの功績も偉大である)。「宇宙の風よ
爛れた傷を癒して地表の端をめくり息を吹き込んで」など、一体どうすればそんな言葉が紡げるのかと打ちひしがれ(つつも幸せになっ)てしまう。
そしたら冒頭辺りに書いた限定復活ネット配信のViridian Houseでゲストに来ていたVictorのディレクター、井上裕香子さん(ジツは真綾嬢のディレクターでもあるのだ)が語るには、昭乃さんのオリジナルアルバムを出そうとしたきっかけがこの歌で、「地表の端をめくり息を吹き込んで」という部分を聴いて「こんなのを作れる人が日本にいるんだ」と非常なショックを受け、では是非オリジナルを、という流れになったのだという。ゆかちゃん(なれなれしい)も同じ罠にはまったのね(にやり)。
書くべき順序が時系列的に逆だが、この歌は昭乃さんがしばらく「曲を書けなくなってしまった」という時期を通り抜けた直後、最初のものでもあったはず。その間、昭乃さんは外注的なヴォーカルの仕事をされていて(その時期のお仕事の多くは3000円シングルの中に含まれる?)、ご自身の作られた曲は歌われていなかったのだ。
そして昭乃さんはこの曲が生まれて歌ったとき「歌えてよかった」と思ったという。だから、この歌がなかったら今の昭乃さんはな(く、したがって今の僕もな)いのである。
そんな僕は各地でこの歌をこっそり広める日々を送るようになる。その布教・・・・・・じゃなくて普及活動の毒牙にかかっ・・・・・・もとい、えーと(笑)。ともかくその成果もあって昭乃さんを深く気に入ってくれた1人が友人IMだったという点も素直に嬉しいことだった。あぁ、この子とはやはり「近い」部分があるのだなぁ、とゆーかさ(笑)。新宿某所のウェ●ディーズ1Fでハンバーガーとか食べながら「Moonlight
Anthem」が気に入った話をしてくれて、「新居昭乃さんの他の歌も聴きたい」と言ってくれたときのことなんて憶えてるでしょーか(私信か?笑)。他にも同じく布教の経緯で、合宿で移動中のバスの中で「空の森」をディスクマンで強引に(笑)聴かせて購入に踏み切らせた(てゆーか僕が代金を受け取って厚木某所のほて●やで買って来たのだが/^-^;)S嬢もいらっしゃいますね(笑)。
・・・・・・そしてこの曲、ライヴで歌って下さい昭乃さん〜(TT-TT)。
それからお次は「sora no uta」最大の意表衝き度を誇る「Silent
Stream」(^-^;)。今回、新録されると知ったときは本当にびっくりした。すごーくマニアックな隅っこの方の(<笑)楽曲なので。これのオリジナルは「XAZSA」という小説(著:若木未生)のイメージアルバムに収録。前奏と後奏部分に声優の台詞がかぶってるというふざけたシロモノだったので、僕はCDをPC読み込み後、waveファイルを編集して切って歌パートだけ聴いてました(笑)。しかし、こんなところから発掘して貰えるなら「花かんむり」みたいに有名どころ(一部でね/笑)はもちろん、「ハレイション(マクロス7のアルバムの隅っこ楽曲。他の人が歌ってる)」とかもまだ望みがあるのかも、と思わないでもない。まぁ、ハレイションは多分ムリだが(^-^;)。
そして肝心の新録は、期待を遥かに上回るものに仕上がってました。より暖かみ・深みと歌唱技術を向上させた今の昭乃さんの歌声は信じられないほどに魅力的だし、オリジナル版の(台詞かぶってない歌パートが・笑)2分ちょっとという長さから大幅に曲が長くなって7分超になってたり。幸せ(TT-TT)。
その次は「仔猫の心臓」。・・・・・・いや、もちろん好きな曲のひとつではあるけどファンの間で一般的か?(^-^;)
昭乃さん(&ディレクター井上さん)が「広くファンに受け入れられている」基準のひとつとしてhyperjoyの収録曲を参考にしたであろうことは自分の中ではほとんど確信だったりします(笑)。「美しい星」「覚醒都市」「叶えて」「きれいな感情」「鉱石ラジオ」「凍る砂」「仔猫の心臓」「人間の子供」「昼の月」「VOICES」「三日月の寝台」「約束」「わたしはマロン」・・・・・・とゆーのがhyperjoyラインナップで。最後の2曲は昭乃さんはほぼヴォーカリストとして関わっているだけなので除外していいとしたら、「叶えて」と「人間〜」と「三日月〜」の3曲以外の7曲(+1=「凍る砂」はDVDに入ってるのでセーフ・笑)は収録されてるワケで。
この曲で歌われている、昭乃さんに拾われた「手のひらに乗る小さい」仔猫は、看病の甲斐なく天に召されたそうです。「誰かに甘えることも淋しがることさえも」知らないうちに死んで行かなくてはならなかったけれど――でも、最期に皆のあたたかい気持ちで出来た「薔薇の花びら」(と昭乃さん)に包まれることが出来たのは、きっと、唯一かも知れないけれど幸せなことだったろう。うぅ、ねこにゃ〜(TT-TT)。
続く「ガレキの楽園」はファンの支持と昭乃さんの思い入れが等しく頂点で交差している例のひとつではなかろーか。最近のライヴでもかなりの頻度で聴くことが出来ていて幸せである。昭乃さんが一貫して歌って来られたテーマ的なもののひとつの、完成形(のひとつ)だと思う。この歌はいつも感想を書こうとして困ってしまう。天頂から差すまばゆい光の思い入れが僕の輪郭とひとつになっていて、影(<感想の比喩的ひょーげんのつもり)を落とす余地が少ないのだ。好きすぎで何がなんだかわからない、みたいな混乱した感情でもないのだが。hyperjoyのV2って機種にカラオケ入ったみたいです。大変タイヘン。歌いに行かなくちゃ〜♪ 深い〜くーらーやみに〜♪(アーティスト違います)
それから「Satellite Song」。ほぼ全篇にわたりウィスパー系のヴォーカルが甘くてくらくら(〜_〜)。コンセプトアルバム「鉱石ラジオ」にてタイトル曲「鉱石ラジオ」に続いて収録された歌である。僕が昭乃さんの歌の中で「明るい曲ランキング」を開催するとしたら、恐らくこれはかなり上位。テクノロジーに対して肯定的(というより否定的ではない、って程度だが)なのもいい(70年代以降の自然へ帰ろう的な運動の大部分には大反対なワタクシ)。太陽風とかも登場するし、実はSF読者な昭乃さんらしい歌詞。衛星が、「朝を迎えに西へ」旅していると考えたときのSF的に?突き抜けるイメージが素晴らしい。「出られない重力の海のバランス」ってところを聴いて思わず「重力の井戸」と思い浮かべてしまうガンダムファンな自分とかもいるが、その辺はあまり気にしないで下さい(笑)。
次、「懐かしい宇宙」は人類史上初の昭乃さんによるオープニング曲として歴史に刻まれている(笑)。思わず「なつかしいそら」と読んでしまいそうだが(前項目ラストを引き摺ってるな/笑)、「なつかしいうみ」なので注意(>_<)。
・・・・・・これまた前項目を引き継ぐわけじゃないが、印象として「Satellite Song」と「懐かしい宇宙」は同じ系譜といえる部分も多いと感じる。「懐かしい宇宙」の方がオープニング用に(笑)歌い方をどちらかというとウィスパー系じゃなくしたり同時に編曲のマニアック度も下げたり(ノイズの代わりにストリングスを、的に?笑)してると思うけど。
シングル(3千円シングル含む)っぽい歌を久しぶりに聴けたなぁ、という印象もある。いや、シングルでリリースされてる最近の楽曲(「RGB」に収録されたもののうち多くも)はアルバムのよりも「シングルっぽい」のだが(あたりまえだ)、オープニングってこともあってシングルっぽいスマッシュ感が増したのだろうか(笑)。
その辺りを考えると、昭乃さんのシングル曲の多くが(ベスト盤とかじゃなく)オリジナルアルバムに収録されないのは当然の流れなんだなぁと実感できる。カップリング曲としてシングルに収録されたものは別としてね(「虹色の惑星」や「人間の子供」はc/wでシングルにも収録)。つまり「外注的な」制作であるシングル楽曲と、昭乃さんご自身の内宇宙の表現であるアルバム楽曲は、多くの場合、本当の意味では共生し得ないのだ(同じCDの中では)。まぁどちらも昭乃さんから生まれてきたコトには変わりがなく、僕はどちらも比較対象にするまでもなく好きすぎたりなんかするワケですが(ビミョウに意味不明)。
無理やり入れることはもちろん出来るだろうが、1曲だけ浮いた印象になる、という結果を招く可能性もある。例えば「エデン」に「懐かしい宇宙」が入っていたとしたら――きっと、この歌の音のエッジの強さに負けて、あの繊細な楽曲群は霞んでしまったことだろう。「Roundabout
Drive」も「夜気」も「神様の午後」も、比類なき名曲だ。だがアクセントとしては「懐かしい宇宙」には及ばない。そういった意味でのバランスを熟慮した結果シングルは外され、アルバムにはアルバムのみの歌が収録される。
ついでなので、アーティストが違うが坂本真綾の例を挙げてみよう。名盤と呼ぶにふさわしい「Lucy」には、シングル曲「マメシバ」が、同c/wの「空気と星」と共に収録されている。これは真綾嬢が歌い手としてシングル/アルバム曲の区別をあまりしていない点(曲作りは菅野よう子ちゃんだから、ということも大きいだろう)、「マメシバ」が他のアルバム曲との「共生」を拒まない点(個人的な印象としては「空気と星」の方が浮いてるカンジすらする)並びに他にも、アクセント的な意味でも「マメ」に劣らぬ「ストロボの空」他の楽曲で固められている点が要因として挙げられるだろう。つまり、逆にシングル「マメ」を拡大していった結果として完成したアルバム(制作順の前後とかは無視。あの時期の真綾嬢を捉えたイメージ的な発言です)、とも言い得るワケだ。ところが一方で、「マメ」の次のシングル「ヘミソフィア」はシングルコレクションに収録されたが、通常のアルバムには入らずじまいだった。当然である。たとえアルバム「少年アリス」収録の「ソラヲミロ」、「スクラップ〜別れの詩」、「光あれ」といったインパクト大なる楽曲群をもってしても、異色というか異能の最先端たる部分である「ヘミ」とは共生できないからだ。オリジナルアルバムに入れるとしたら、先ほどの話のように「ヘミ」を中心としたような楽曲作りをした結果のアルバムにするしかない。その辺りのバランスに頓着しないアーティストならば話は別だが、よう子ちゃん/真綾嬢も、そして昭乃さんも、そういった部分は大切にしているワケで。
さてさて、話を戻しましょう(^-^;)。次は「きれいな感情」。この歌、ヴォーカルパートがデモテープをそのまま使ったものらしいとゆーハナシは有名。自宅録音なのかな?
確かにスタジオでちゃんと録ったものと比べると多少は音が悪いのかも。でもまぁそんな音質の違いが直ちに判るほど耳も良くないし(笑)、何より昭乃さんの声が音質云々を超越しているのでまったく気にならないっスね(>_<)。
以前もライヴレポ他に書いた気がするが、僕は昭乃さんの歌を聴いた際、初めて聴いた瞬間に「うわ〜っ(TT-TT)」となってハマるケースと、何度か聴いているうちにジワ〜っと込み上げて来て最終的に「うわ〜っ(TT-TT)」っとハマるケースの、主に2通りがある。そうして結局はすべての歌がたまらなく大好きになってしまうのデス(>_<)。・・・・・・と、またハナシがビミョウに逸れそうだが(笑)、この「きれいな感情」は、どちらかというと後者で、その中でも少し特別なハマり方をした曲だった。この歌は、ライヴでの昭乃さんの歌声を聴きながら「ハマった」のである。そーゆー意味では極上のケース。
この歌が「すべての初恋に捧げられた」ものであること。それが「きれいな感情」と名づけられたこと。様々な歌詞やメロディや事実や感情が一本の線につながり、最後の1ピースがパズルに嵌まるように、昭乃さんの生の声と共に僕の中に奇跡として刻み込まれた。もーダメでし(TT-TT)。
お次に20thってことで「降るプラチナ」。5月と6月のライヴでもクライマックスゾーン(勝手に命名)で歌われたのが記憶に新しい。てゆーか多分いつまでも新しいまま(笑)。今回の「sora
no uta」でもライヴの曲順と似たような位置に収録されてるけど、このアルバムを仮想のライヴと考えたら、これが最後の歌で残り2曲はアンコール、って感じなのかな〜、などと勝手に思ってみたり。
この歌が生まれるきっかけとなったのは、とある公園でのことだという。それは・・・・・・うーん。なんとゆーか、前の2回のライヴレポでは部分的にしか述べずにおいたんだけど、僕が伝聞的に語るより、いっそ引用してしまおうと思う。
子供の頃の私の憧れは父でした。8歳の時、父が家に帰らなくなり、その頃から私は曲を書き始めました。父が出ていったのは自分のせいだと、子供はどこかで思ってしまうものですが、去年の初夏、すべてを浄化し、許し、癒してくれるような美しい光景に出会いました。それは公園の中を歩いていて、とっても良い天気で、夕日が眩しかったんですけれど、とっても気分良く歩いていたら、突然、天気雨が降ってきて、その雨の全部の粒が、全部光って凄い光景だったんですね。
それで、なんかこう自分まで洗い流して貰えるような、とっても綺麗になれるような、そんな気持ちになった瞬間だったんですけれども、それで、この世すべてに、プラチナが降っているという感じがして、浮かんだのがこの曲です。
チェンバロとピアノとサンプリングで組み立てられた音が、その時の情景描写になっています。この曲は、小さい頃、父が帰って来なくなったりとかして、それで悲しかった子供時代とか、そういうものを思い浮かべると、眩しかったり、ちょっとフワッとして見えなかったりとか、そういうイメージと、その時の天気雨のイメージと重ねて創った曲です。
アルバム「降るプラチナ」発売時に、昭乃さんによって語られた内容である。僕が20周年だから、って繰り返してる理由その他(<謎)、わかっていただけるでしょうか(TT-TT)。
僕は色々な面でどちらかというと自覚的な生き方(良くも悪くも)をしてると思うので、結局のところ「それ」は自分の意識しだいなのだと理解しつつ、自分の持つ「罪(2004年10月10日のレポの最後に書いてある感覚)」を許すことが出来ないまま生きている。許されるのは昭乃さんの歌を聴いているときだけ、とかいう言い方は誇張としてもビミョウ過ぎるけど(笑)、いつか僕も何とかなればいいなぁ(ナントカって/笑)。ま、一応なんとかしようとヌルく足掻きながら生きておりますが(^-^;)。
てコトでアンコール1曲目(<違う/笑)は「WANNA BE
AN ANGEL」。「神の楽曲」、「人間の声を超越している」等々、絶賛の評は僕が見たことのあるものだけでもネット上の各地に点在している。まったく異存はない。昭乃さんに対して依存はあるけど(だから!笑)。
実在しない言語(一応フランス語ベース)で歌われる、壊れかけの心の、真っ直ぐな――それゆえ怖い、愛。
何と発音されているかは、頑張って聴き取るしかない(笑)。だが歌詞の訳は公式なものが用意されている。それを参照しながら、いま一度「WANNA
BE AN ANGEL」を聴いてみよう。
このコワ〜い詞は謎のガブリエラ・ロビンさん(笑)によるもの。訳もきっと同じ人でしょう。じゃなかったらきっと菅野よう子ちゃん訳です(笑)。作/編曲に加えてプロデューサーとしてもピアニストとしても抜きん出まくった才能を発揮している上に(更に写真もいいのを撮る。そして可愛い/笑)、詩の才能まであるってどういうことよ!?
更に菅野よう子ちゃんは、まったく困ったことにヴォーカリストとしても(コーラス的なものやブルガリアン・ヴォイスなどが多いが)素晴らしいのだが、そんな彼女が「あんな声で歌えたらいいな」と思ってらっしゃる歌い手のひとりが、昭乃さんだったりするのだ。いや〜ん(謎)。
最後に「美しい星 sora no uta ver.」。オリジナルの「美しい星」は、昭乃さんのデビューアルバム「懐かしい未来」に収録された、実際のデビューのきっかけとなった歌のひとつでもある、極めて特別(ファンにとっても昭乃さんご自身にとっても)な曲。ただし昭乃さんはデビューアルバムでのご自分の歌い方に満足されていなかった様子で(声の調子が強すぎて・・・・・・というコメントがあった。恐らく昭乃さんにとっては、1stアルバムは全体的にそうなのだと思う)、実際にライヴで今の昭乃さんのお声で聴くともうボロボロに泣いちゃうので、新録は昭乃さんご自身/ファン共に待望の出来事だったに違いない(<動揺のため文脈がおかしいぞ自分/笑)。
そんな夢のような新録ver.は、もう・・・・・・両手を顔に当てて、泣きじゃくりながら聴きました(TT-TT)。いや、ホントに。男泣きっぽくなくてお姫さま泣き(by友人IM)なのはどうしてでしょう(笑)。いや、アパートの部屋から嗚咽が漏れるのもどうかと思ったからだよぅ、やだな〜もぅ(* ̄- ̄*)。
何度か言っている歌詞の苦手さは、今の昭乃さんの歌声によって完璧に帳消しされてお釣りが来まくっている感じ(笑)。もはや「虹色の惑星」と変わらぬ境地の、「今の昭乃さんの歌」です。
やがてピアノにASA-CHANGのドラム(てかシンバル)が重なり、リズム隊が活動開始。あぁ、もうすぐ昭乃さんが登場されるぞ〜、という期待感が膨らむ。そう、ステージの上手から出て来られるはずだ。
そしてついに白い影が横切る! ・・・・・・あのぉ、もう泣いてるんですけどワタクシ(汗)。DVDなのにな〜(^-^;)。
例の白い民族風衣装に冠の昭乃さんは、なんかかつてないカンジにノリノリなのである(いや、今までも例えば「reve」とかで軽やかなダンスを披露してくれてるんですが)。きゃー、昭乃さん可愛い〜っ(>_<)。黄色い(仮)声援とか飛ばしたくなっちゃうのである(どうぞ放っといてやって下さい)。
そして始まるのは、言うまでもなく「凍る砂」。ライヴ当日の折には歌い始めのお声が聴こえないというハプニングもあったが、当然のようにしっかり補正されてて、今回はしっかりと聴けてよかったヨカッタ(^-^;)。DVDにライヴ版が収録されたから恐らく叶わないけど、20周年記念ver.な「凍る砂」をしっかりレコーディングしてリリースしてもいいんじゃないかにゃ〜、とか思ってしまう。実にかっこよく、そして切ない(TT-TT)。「きえのこるまひるのあわいびねつ」、「かぎりなくいとおしいゆびのかたち」、「くりかえしささやいたそのなまえ」・・・・・・もーダメでし(TT-TT)。
sora no uta ver.の「凍る砂」は、オリジナルver.では続けて歌われている部分に、ところどころ溜めが入ったりする。これがまたカッコよくてゾクゾクするのだ。例:「そっと身体を満たす(水に映る)言葉」>「消え残る真昼の淡い微熱」とか、「壊れそうな想い抱いて眠る
も一度」>「浅くまどろむ」の部分(<ここが特に最強)など。そうすると逆に、今度は原曲通りの繋がりで歌われてる部分までゾクゾクして来ちゃうの(〜_〜)。アブない?
いーもん別に(笑)。
次に始まるのは、だん、っどどん、っだっ、だだん・・・・・・と繰り返し力強く刻まれるリズム。ASA-CHANG最高!
な「New World」。VJ小川さん並びにライティングスタッフ一同も大活躍なステージでもある。
ピアノの前に座って歌われる昭乃さん。衣装は「凍る砂」の時の謎の民族衣装ではなく既に普通の(笑)シャツ(てゆーかチュニックみたいなのと襟付きシャツの重ね着であるのが次の「バニラ」を観ると判る)とジーンズに着替えてらっしゃる。
そして昭乃さんの右側で、ちょこんとお行儀よく椅子に座り微動だにせず、しかし完璧なコーラスをこなす黒髪ショートの「可愛らしいお嬢さん(昭乃さん談)」こと戸田和雅子さん(笑)。それと、このパートでは、ノリノリな曲でも(戸田さん以上に)微動だにせず聴き入る観客席も映っているあたりも見所である(笑)。
昭乃さんの描かれた不思議なイラストの女の子が、幾つもの扉を開けて「彼」の行方を探し求める。そして昭乃さんの、切なくて心が痛くて涙が出てしまいそうな(とゆーか涙は出てしまうデスが)歌声(TT-TT)。
スタンドマイクの前でギター(多分エレアコ)を抱える昭乃さん。「バニラ」の歌い始めは「かみのかっぷのあいすくりーむ うすいきのすぷーんですくえば」。カ行から始まるあたり幸せだが(まだ言ってますな/^-^;)、ここだけ見るとあまりカ行音ばかりではない。しかし僕は前述(覚醒都市の項を参照)の通り、擦れたり弾けたりする音、サ行タ行ハ行ラ行も濁音系全般なども、同じ感覚で好きなのである。これを適用してみよう。「かみのかっぷのあいすくりーむ
うすいきのすぷーんですくえば」。さらに、これは昭乃さんの発音についてだけの分析であり、ここに昭乃さんの声質を加えた結果は以下のようになる。「かみのかっぷのあいすくりーむ うすいきのすぷーんですくえば」。
・・・・・・全部じゃん。
それはさておき(^-^;)、今回のDVDの中ではこの「バニラ」が最も昭乃さんの歌う表情とか息遣いが感じ取れるカンジかにゃ。やっぱしアコースティックっぽい編成にすると昭乃さんの声の魅力は十倍以上になるなぁ(〜_〜)。言うまでもなく、それ以外の編曲だと損なわれるってイミじゃなくて、より声の魅力そのものがクローズアップされるってことね(笑)。
最後に「虹色の惑星」。これは、「sora no uta version PV」とある通りライヴではなくオリジナルの音源に映像が付いたものなので、まだどちらかというと落ち着いて観ることが出来る(笑)。自分としてはエンドロールみたいな印象だった(ロールは流れないけど)。綿棒で描かれた(^-^)虹色の惑星を散歩しながら、「sora no uta」は締めくくられる。
演奏曲目は事前にメールでリクエストを受け付けたものの中から上位2曲ということで、結果は冒頭付近にも書いた通り「覚醒都市」と「VOICES」だった。言うまでもなくリクエストは僕も送った(笑)。まぁメッセージも読まれなかったし曲も採用されなかったんだけど、それは別に構わないっス(^-^;)。僕としては昭乃さんが歌ってくれるのなら、どの曲であっても幸せだったワケで。
しかしリクエスト状況に関して、やや上級者なファン(・・・・・・って自称してもそろそろ僭越じゃない、よね?笑)としては、「覚醒都市」も「VOICES」も、昭乃さんの歌としてはごくメジャーな方であり、ライヴでも聴くことができる可能性が十分にある曲たちなので、どうして皆、もっと20周年ならではの珍しくて「より貴重な」歌に投票しないんだろう、と正直なところ思っちゃった。「覚醒都市」と「VOICES」も、もちろん大歓迎。でも「Moon
Light Anthem」とか「花かんむり」辺りも聴きたかったなぁ(〜_〜)。・・・・・・と、まぁそーゆーのはさておき(笑)、感想へ(^-^;)。
まずは「覚醒都市」。昭乃さんのピアノと途中から保刈さんのギター、という、最低限の伴奏。最低限ならいっそピアノだけでもいいんじゃ、と思ったりもするが、例えば「冷たく白いアルミのキッスは」辺りとかの盛り上がりを聴くと、編成にギターを加えたのが正解であることが判りますな。ピアノだけでは厚みが出ないと判断したんだろう。
そんなアコースティック版は・・・・・・歌い始めの「今日も」の瞬間から、もーダメ(>_<)。弾き語りになって音のつくりがシンプルになったためか(昭乃さんがピアノ弾きながらマイクにささやいてる図が浮かんじゃうからでもあるだろう)、オリジナルの音源と比べても、よりひとことひとことを丁寧に発音して歌ってる感じが見受け(聴き受け?)られるのである。
たまりません。もー、泣いちゃいそうです。てゆーか泣きます。うえーん(TT-TT)。そして最後の部分を「・・・・・・blowing
through the end〜♪」と歌い終えられた後に、昭乃さんが息を吸い込む音が(>_<)。いや、ずっと息を吐き続けてた後にはブレスするのはあたりまえなんですが。いや〜ん、昭乃さんの息づかいが〜(〜_〜)<くらくらしてるらしい(笑)。
そして「VOICES」。歌い始められた瞬間(息づかい>「ひとつめの〜」)、ぞくぞくぞくぅ、っと鳥肌が立ちつつ、あぁ順当なリクエスト結果だよな、と思う褪めたカンジの自分が一瞬だけ顔を出すも、すぐに昭乃さんの声に聴きほれて、そんなこたぁどーでも良くなったのです(笑)。
目の前に青空が広がり、意識はどこまでも昇ってゆく。
あぁ、本当に――ソラノウタ、なのだ。
そう、これが、ライヴレポ(特に2004年10月10日のやつ)にて僕が騒いでる、昭乃さんご自身による弾き語りの「VOICES」なのです。
たびたび発言しているが、「エデンにて」のライヴに参加した折、昭乃さんのピアノの格段の上達を感じた。イヤ、自分などがそんなコト言うのは僭越と承知だが、本当に明らかに、うまくなっていたのだ。今回これを聴くことが出来たのもその成果でし(>_<)。
まぁ、それでも正直に言ってピアノはオリジナルというべき「VOICES acoustic
ver.」のがうまいです。しかしそれは相手が菅野よう子ちゃんなので仕方ないでしょう。比べちゃダメ(汗)。昭乃さんとしても「大天才(昭乃さん談)」たる菅野よう子ちゃんにピアノで挑むつもりはないだろう。
そんなこんな(だからどんな?)で、今回の音源の聴きどころは、昭乃さんのピアノの上達ってのもさることながら、以前のライヴレポの文中から引用する以下の部分の証明となろうとゆーところデス>「きちんとレコーディングされ、CDになった昭乃さんの声は極上に素晴らしい。それ以上のものはこの世に存在しないほどに。だからライヴでの昭乃さんの声は、まぎれもない『奇跡』そのものなのだ」。
本当にもう、完璧とか極上とか、そういった言葉を使って賞賛すべき出来栄えのモノを(つまり今回で言うとオリジナル「acoustic
ver.」の方をね)、超越することが出来てしまうのがライヴの昭乃さんの声なのだ。
スタジオライヴは、厳密にはライヴとは呼べないかも知れない。ライヴは、会場に行って同じ空気を演奏者たちと共有しているところに最大の特徴と魅力があるからだ。「降るプラチナ」のライヴレポ(2000年8月15日)冒頭付近にも書いてあるが、僕はそんな理由もあってライヴ音源を録音したモノについて懐疑的な面を持っている。つまり、同じ空気を吸い、目の前で実際に演奏しているのを見ながら聴くと素晴らしいモノであった音が、録音されて音だけになった瞬間、色褪せてしまう可能性を常に内包しているからだ。
でも、昭乃さんは別(笑)。昭乃さんは、歌うたびに『奇跡』を起こしているのだ。昭乃さんのライヴ音源は全部聴きたいと思う。てゆーか、言い出したらキリがなく、デモテープも鼻歌(されるかどうか知りませんが/笑)も、昭乃さんの歌声すべてを聴きたいと思う。僕は昭乃さんに対して絶対に迷惑/違法行為はしないと誓えるけど、イキオイ的にはそれくらい好きってコトで。アブない? いーもん別に(笑)。
次は2006年1月29日「cosmo incognita」のライヴレポになる予定である。既に書いている途中なので、恐らく順序は狂わないと思う(^-^;)。でも昭乃さんのライヴ盤リリースの公式なウワサ(笑)が本当で、それが早い時期だった場合、ズレ込むかも。いや、でもあんまし延ばすとアレなのでやっぱし早く書きます(―_―;;;)。
それはさておき、明後日(2006年5月24日)は昭乃さんのニューシングル「キミヘ ムカウ ヒカリ」が発売される。各自、最優先で買うよーに(>_<)。僕はキミヘムカウヒカリ休暇を申請してあるので、当日はサクサク買いに行って、とっとと帰って来てひたすら聴いてる予定なのでし。うふふふ。
では、また自戒の・・・・・・ってどんな変換するねんIME!!(^-^;)、また次回のレポでお会いしましょ〜。
妙な引きになってしまった(笑)。
<最終更新:2006年5月22日(月)>