<好奇心のゆくえhome >
韓国映画
愛と、死を見つめて:The Garden of Heaven(韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:イ・ドンヒョン
出演:イ・ウンジュ(ヨンジュ)/アン・ジェウク(オソン)/ソン・ジョンボム/他
物 語 父親ゆずりの強気でストレートな性格が仇となり、メイクの仕事をほされたヨンジュは次の職場が見つからず、生活の為に?ホステスの仕事に就くがどうにも馴染めない、そんな彼女がついた客、オソンは患者の死と向き合う医者で「死」が常に隣にあることから人との関わりや、気持ちを表に出すことに悩んでいた。そのオソンはホステスのヨンジュの体調が良くないのを医者の目で見抜き、見抜かれたヨンジュは自分の命が残り少ない事を彼に伝える。2人の距離が近づいてゆくとき、切ない物語が生まれる。
感 想 邦題が凄くストレートですね....。登場人物達の背負っているものが重すぎて、主人公2人の暗さを補うために配役したと思われる楽しいキャラクター達もかえって重さを増す方向になってしまっていました。それは決してツマラナクしてしまう事はないのだけれども、観賞するタイミングは選ぶ作品かもしれませんね。ラストのヨンジュのCMはファンタジックにも感じられて好きです。
etc 2004.10.16--DVD ※HPリストアップ200作目
アタック・ザ・ガス・ステーション(韓国:1999年) ★★
スタッフ 監督:キム・サンジン
出演:イ・ソンジェ/ユ・オソン/カン・ソンジン/ユ・ジテ/他
物 語 それぞれが挫折や苦悩を味わってきている4人の若者がただ何となくガソリンスタンドを襲撃する1夜のドタバタ劇。
感 想 真面目に観てしまうと、ラストシーンはこれでいいの?と思ってしまうが、結局そう言う見方は間違っているのでしょうね。楽しくみる映画なのでしょう、しかしこの映画の影響なのか、若者が襲撃事件をおこす事件が増えたなど社会現象をうんだ作品でもあるそうです。
etc 2004---DVD
銀杏のベッド (いちょうのベッド)(韓国:1996年) ★★
スタッフ 監督:カン・ジェギュ
出演:ハン・ソッキュ/ジン・ヒギョン/シン・ヒョンジュン/シム・ヘジン
物 語 画家のスヒョンは不思議で不吉な夢をみる、ある日運転中にその夢と同じ場所をみつけそこで銀杏の樹で作られたベッドを発見し何故かそのベッドを家にもってくるのだった。しかしその日からスヒョンに様々な出来事がおこり命まで狙われる、夢で観た記憶を頼りに調べまわるうち、千年も前の愛と憎しみの物語りが現在にあらわれてきたと知る...
感 想 ハンソキュ主演。レンタルショップで何か無いかなぁ〜と探していたら目に入ったので鑑賞。内容はファンタジック・ラブストーリーだそうですが。映像的にもストーリー的にも微妙に少し前の映画だなと思ってしまいました。大人の映画の設定のようだけれども...ハンソッキュの演技力はマル。「シュリ」の監督さんの作品。
etc 2004.4---DVD
イルマーレ(韓国:2000年) ★★★★
スタッフ 監督:イ・ヒョンスン
出演:チョン・ジヒョン/イ・ジョンジェ
物 語 99年、失恋で傷付いたウンジュは思い出に溢れた海辺の家「イルマーレ」から離れる所だった。次に越してくる人に彼女宛の郵便が届いた時は転送して下さいとメッセージを残すのだが、そのメッセージは97年の「イルマーレ」に住むソンヒョンのもとに届き。2人の不思議な文通が始まる...
感 想 海辺の家「イルマーレ」で受け取った、未来から出された手紙。そんなキャッチコピーの時空を越えたストーリーで澄んだ空気を感じるような映像が好印象。最後の「2年が過ぎても会えないってことは縁がなかったんだね」この台詞はいくつかの意味として考えたりもできて余韻が残る好作品。
04.12月にノベライズが発売されました。原案シナリオに近いカタチで活字だから表現できる細かな部分を読むことで映画も、もう一度観てみたくなりました。
etc 2004---DVD
Interview(韓国:2000年) ★★★
スタッフ 監督:ピョン・ヒョク
出演:イ・ジョンジェ/シム・ウナ
物 語 映画監督のウンソクは「愛」をテーマにしたインタビューで構成されるドキュメンタリー映画を製作している。インタビュー形式の映画の出演者は街のあらゆる人々。ある時偶然にインタビューする事になった一人の女性に興味を持ち取材を続けると、彼女の秘めたる過去・想いが見えてきて....
感 想 シムウナ演じるイ・ヨンヒが犬風船に笑顔で楽しむシーンがなんとも魅力的。やはりシムウナの演技はキラリと光ります。イ・ジョンジェ出演作も本作で3作鑑賞しましたが確かこの作品が彼の映画デビューだと思います。
etc 2004---DVD
永遠の片想い(韓国:2003年) ★★★★
スタッフ 監督:イ・ハン
出演:チャ・テヒョン(ジファン)/ソン・イェジン(スイン)/イ・ウンジュ(ギョンヒ)/ムン・グニョン(ジユン:妹)/パク・ヨンウ(ジファンの先輩)/
キム・ナンジン(貸本屋の店員)
物 語 5年前、彼ジファンはスインとギョンヒ、2人の女の子と出逢った。一緒に映画に行き、旅をし、心から笑い、喧嘩をし、泣き、3人で沢山のかけがえの無い日々を過ごした。
身体が弱いスインと助け合ってきたギョンヒにとって、ジファンは初めての友人であった。やがて3人の友情の奥に芽生えた別の感情....。今の関係を大切にしたいからこそ、伝えられない気持ち....。運命はそんな3人の関係を崩して行くのか!?    (公式サイトを参考に)
感 想 「The韓国恋愛青春映画」と言える作品でした。ジファン役のチャ・テヒョンは猟奇的...を上回るほどのハマリ役!笑えた反動で泣けるのだな〜と納得しちゃいました。韓国恋愛モノらしい「すれ違い」や「隠された真実」が楽しく観ていたこの作品を感動作に導きます。...この作品は3人が主役なので1回の鑑賞では平均的に各キャラクターを観てしまい感情移入が1/3に分散しがち?..な印象を個人的に思う瞬間がありましたが、何度も観たいと思う気持ちからかも知れません。あとジファンの妹役のムン・グニョンも可愛かったな。
DVDが発売され観賞!1度観た映画なのに結末を知っているからこその、せつなさが募る作品。
etc 2004.7.19---劇場
H(韓国:2002年) ★★★
スタッフ 監督:イ・ジョンヒョク
出演:チ・ジニ(カン刑事)/ヨム・ジョンア(ミヨン刑事)/チョ・スンウ(シン・ヒョン)/他
物 語 ゴミ捨て場で妊娠中の女子高生と引きずり出された胎児の死体が発見され、次はバスの中で臨月の女性が腹部を切り裂かれて殺される。その残忍な手口は1年前に起きた6つの連続殺人犯シン・ヒョンの手口と同じであった。しかしシン・ヒョンは獄中に囚われの身であることから、模倣犯の犯行なのか!それともシン・ヒョンの指示による犯行なのか!謎が深まる中、カン刑事は事件の手がかりを探るためシン・ヒョンに接触する。そのことがもたらす運命も知らずに.......。
感 想 パッケージなどに見られる「韓国のレクター博士...」etcなどを見てしまったために変に期待過剰になってしまいましたが、やはり本物を越えることは難しいでしょう〜。韓国映画のこういったジャンルではまだ「カル」がトップの座にいますね、僕としては....。最後まで見ていて「ふっ」と気がつく「H」ってなんだ?その答えは最後まで見た方にだけ語られるのです。
etc 2004.8.28---DVD
SSU(韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:イ・ジョングク
出演:シン・ヒョンジュン(キム・ジュン大尉)/キム・ヨンホ(イ・テヒョン大尉)/シン・ウンギョン(カン・スジン少佐)/リュ・スヨン(イ・ギョンイル中士)/コン・ヒョンジン(パク・スニル中士)/イ・イルチェ(チェ・ヒョンス中佐)/キム・ヘゴン(キム・ジンマン大佐)/ソ・ジノ(キム・ソヨン中尉)
物 語 幼なじみの親友キムとテヒョンは子供の時川に素潜りをしてよく遊んでいた。そんな2人は成長しても固い絆で結ばれ、テヒョンが韓国海軍の海難救助隊SSUに入隊するとテヒョンが志願するならと、キムもSSUへ...。明るく仲間思いのキムはある日同期の女性訓練兵スジンと出会い恋に落ちるがテヒョンも彼女の事を思っている事を知ってしまうとキムは友情を取るのか?彼女と距離をとるようになってしまう。海難救助という生死をかけた厳しい世界で友情や愛、権力や欲望までが絡み合う物語。
感 想 レンタルでパッケージを観た時によくある潜水艦モノ作品かと思いましたが、そこはやはり韓国映画らしさがあり、実際の海中でのシーンなどは以外と少なかったです。そう!?事件は陸で起きているのです!(?) 潜水士のスーツ・ヘルメットを着込むと誰が誰だか解りづらいラストシーンに向けて上記でもあげた3人キム、テヒョン、スジンの名前と顔はよく覚えておいた方が理解しやすいかも....。
etc 2004.8.21---DVD
エンジェル・スノー(韓国:2001年) ★★★
スタッフ 監督:ハン・ジスン
出演:イ・ソンジェ/コ・ソヨン/ユン・ソジョン/キム・チャンワン
物 語 結婚6年目のソギュンとジヌォンは幸せな日々をおくっていたが、子供には恵まれていなかった。妊娠するために手段を選ばない勢いの妻ジヌォンと少し諦めムードの夫ソギュンであったが報われる日は遂にやって来てくれた。そして...
感 想 子供が欲しいという気持から取る妻の行動は可笑しかった。ちょっと妻が怒りっぽいので旦那を応援してしまい妻ジヌォンに感情移入しづらい部分もありましたが、泣ける映画を観たい方には良いかもしれません。
etc 2004.5.24---ビデオ
オアシス(韓国:2002年) ★★★★
スタッフ 監督:イ・チャンドン
出演:ソル・ギョング(ジョンドゥ)/ムン・ソリ(コンジュ)/他
物 語 常識通りに生きるのが苦手な心優しい青年ジョンドゥ。刑務所を出たばかりの彼は、脳性麻痺の女性コンジュと出会い心惹かれるものを感じる。ふさぎがちだった彼女もジョンドゥによって次第に心を開き、二人は自分たちだけの世界で純粋な愛を育んでゆく。しかしそれを理解する者は誰もいなかった。そしてある時、事件が起こる...。(DVDパッケージ解説より)
感 想 前評判を上回る作品。ヴェネチア国際映画祭にて新人俳優賞を受賞したムン・ソリ、その彼女に絶えず寄り添う役のソル・ギョング。彼の目立つことはしない自然な演技が「オアシス」の作品世界をしっかり形成して、愛の切なさを伝えてくれます。映画を観た後にDVDパッケージを見直してみると、それだけでもジ〜ンと来るものがあります。
etc 2004.12.27---DVD
好奇心のゆくえ→「アイ・アム・サム:アメリカ」
オーバー・ザ・レインボー(韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:アン・ジヌ
出演:イ・ジョンジェ(イ・ジンス)/チャン・ジニョン(カン・ヨニ)/コン・ヒョンジン(ヨンミン)/オム・ジウォン(ウンソン)/チョン・チャン(サンイン)/パク・ユニョン(ヘヨン)/キム・ソヒョン(ギョンヒ)/イ・ヨンジュ(チョン・ユナ)/チェ・ジェウォン(ピョン・ムリム)他
物 語 お天気キャスターのジンスは交通事故にあったが外傷も無くしばらくして退院・職場復帰をするが、友人や弟達との会話から記憶の一部が喪失していることに気がつく、そんな彼にフラッシュバックのように甦る女性の面影....。そして留守電話に残された彼の知っているハズの女性からの伝言....。友人・知人に彼の喪失している記憶のカケラを集めるかのように話しを聞いてゆくが...もし、記憶が戻る前に他の女性を好きになったら?
感 想 はじめて、イジョンジェを観た時に、韓国トップスター??という疑念が浮かんだモノだが。彼の出演作を観ていると感じる「安心感」が本作からも感じられます。物語は韓国定番の構成にハメ込んだようで結果が予測可能な展開なのに飽きずに観賞できる作品になっていました。チャン・ジニョンは華やかな美人では無いと思いますが魅力的!〜ヨニは最初の方から「好きビーム」を出しているような気がしたが最後まで観ると違うようにも受取れるので何をきっかけに彼を好きになったのか?僕の中ではインパクトが弱く感じられ、そこもしっかり描ききってくれれば大満足作品になったかも。
etc http://www.taki-c.co.jp/rainbow/top.html2005.3.5---DVD
オー!マイDJ(韓国:2004年) ★★★
スタッフ 監督:キム・ジンミン
出演:イ・ウンジュ(ギョンウ)/イ・ボムス(サンヒョン)/ポン・テギュ/ピョン・ヒボン/他
物 語 子供頃にUFOを通じて世の中をたった一度だけ見たことがある先天的視覚障害を持つギョンウ。彼女は失恋の痛手を癒すためUFOが出現したという田舎街に引っ越する。相談所で働くギョンウは毎晩終車バスに乗って帰るが、そのバスはいつも時間どおりに来ない。そんなバスに悪態をつくギョンウ。しかしバスにはいつも失恋の痛みを訴えるメッセージとこれをやさしく慰めるラジオ放送が流れていた。運転手はサンヒョン。じつはこの番組は本物ではなく、サンヒョンが夜な夜な録音しているニセラジオ番組だった……。ある日街で彼女と偶然出会ったサンヒョンは、悪態をつかれた経験から彼女に名前も職業も偽ってしまう。そして思わずついてしまった馬鹿な嘘が彼女にばれないよう、サンヒョンの四苦八苦の二重生活が始まる…。(HPより抜粋)
感 想 雰囲気はかなり良い映画だったが、サンヒョン(男)がコミカルに演じてるのと思いこんでいて、ちょっと抜けた?さえない男の役ということにラストシーンまで気がつけなかったので、ラストに向かうシーンの盛り上がりに今ひとつ乗り切れませんでした。最期の方の「ちゃんと食べなきゃ!」というお婆さんの台詞を、ちょっと後にギョンウが封のされた?手紙のようなものを手に持って、同じように「ちゃんと食べなきゃ!」と言いますが、このシーンの意味が理解できませんでした。10万ウォンの謎も良く理解できませんでした。〜イ・ウンジュは相変わらず可愛い演技だ!〜
etc http://www.taki-c.co.jp/cont/ohmydj/2005.1.29---DVD
オールド・ボーイ(韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:パク・チャヌク
出演:チェ・ミンシク(オ・デス)/ユ・ジテ(ウジン:謎の男)/カン・ヘジョン(ミド)/他
物 語 ごく平凡な人生を送っていた男 デス。ある日突然わけも知らされぬまま15年間も監禁された。「一体なぜ?????」監禁場所にあるTVから一方通行の様々な情報は得られたが、世間では自分は、妻殺しの犯人になっていることなどを知る..。長い日々の間にデスに植え付けられた復讐心は彼の支えとなるがまた、ある日突然彼は解放される。街の寿司屋で出会った寿司職人の女性ミドの助けをかりながら、15年間に得たわずかな情報を頼りに監禁した奴と理由を知るため奔走していると、謎の男ウジンが現れる!いったい彼は?
感 想 この映画の15年間監禁のシーンは、不思議で、おかしくて凄くひきつけられるものがありました。
物語全体はスケールが大きいというお話ではないので、期待し過ぎると「映画としては他にもありそうな...」と評価されそうですが、チェ・ミンシクが見事に引っ張って行ってくれています。適役!ハリウッドリメイク版の候補としてジョニーデップやブラピの名があがっているそうですが、ジョニーデップが演じてくれるのなら好奇心も湧きます。
癒し系キャラのユ・ジテのウジン役への挑戦は結構良かったと思いますが、設定上のデスとウジンの年齢差はあれで良かったのだろうか?
etc 2004.11.6---劇場 http://www.oldboy-movie.jp/
好奇心のゆくえ→「親切なクムジャさん」
おばあちゃんの家(韓国:2002年) ★★★★
スタッフ 監督:イ・ジョンヒャン
出演:キム・ウルブン/ユ・スンホ/他
物 語 ソウルに住む7歳の少年サンウは、母親の就職先が見つかる迄の間、今迄会ったこともないおばあちゃんの家にあずけられる事になった。サンウはおばあちゃんの事を馬鹿にし、わがまま放題だが、喋れず聞こえないお婆ちゃんのおっきな優しさにサンウも素直になり切れないながら心を開いてゆく。
感 想 久しぶりに涙がボロボロ流れる物語でした。綺麗な女優も、カッコイイ俳優もでてはこないけれどジッくり観てしまう感動作です。少年が言う「チョコパァ〜イ」や「ケンタッキーチキン」も頭からはなれません!
etc 2004.5---DVD http://www.cinemabox.com/obaatyan/introductionstory.htm
火山高(韓国:2001年) ★★★★
スタッフ 監督:キム・テギュン
出演:チャン・ヒョク/シン・ミナ/キム・スロ/クォン・サンウ/コン・ヒョジン/ホ・ジュノ
物 語 17年に渡って生徒達の覇権争いが続いている「火山高」に転校生ギョンスはやってきた。トラブルメーカーのギョンスは親のためにも今度こそ卒業をする意気込みなので「火山高」での究極武術の秘伝書をめぐる抗争に巻き込まれないようにしていた。
感 想 アジア系マトリックス学園みたいな映画でした(どんなだ!)。予算と時間が無い中でここまでつくったのだからクリエイティブパワーのあるスタッフだなと感じた。ワイヤーアクションの使い方はマトリックスよりも上手というか漫画っぽくハマっていた。
etc 2003---DVD
風の丘を越えて―西便制(ソピョンジェ)―(韓国:1993年) ★★★
スタッフ 監督:イム・グォンテク
出演:キム・ミョンゴン(ユボン)/オー・ジョンへ(ソンファ)/キム・ギュチル(ドンホ)/アン・ピョンギョン(文字絵師)/チェ・ドンジュン(ドサン)
物 語 1960年初め、ドンホは峠で宿をとりそこにいたパンソリの唄い手に父と姉の消息を知らないか聞く〜
彼は以前、父(キム・ユボン)と姉(ソンファ)と旅芸人のとして転々としていた。パンソリという伝統民謡では生計を立てるのは難しく、行く先々での待遇も良くはない上に芸事に厳しい父の「恨(ハン)」を込めてそして「恨(ハン)」越えろ!という教えを理解できないドンホと辛いながらも必死で唄を身につけたいと思うソンファ.....。先行きの不安からドンホはある時父と姉の元を離れたのだった。
〜父と姉の消息を辿りながら、ドンホは家族に出会えるのだろうか。
感 想 韓国の民謡パンソリが様々なシーンで唄われます。歌詞と物語の展開とに意味があるのだろうな〜と思いながら最初は観ていましたがちょっと意味一つ一つを考えながらでは疲れてしまいました。元気な感じに「アリラリラン〜」等と唄いながらカメラを固定して数十メートル先からずっと歌いながら通り過ぎるまでを映すという長廻しのシーンは圧巻でした。この監督さんの作品はまだ2作品しか観ていませんが韓国映画というよりは中国の映画の雰囲気がしますね。数々の賞も受賞するなど評価の高い映画なのですが僕には逆に敷居が高かったかな?という印象でした。話が難しい訳でも無いのですが...。
etc 2004.7.18---DVD
カル(韓国:1999年) ★★★★★
スタッフ 監督:チャン・ユニョン
出演:ハン・ソッキュ/シム・ウナ/ヨム・ジョンア/チャン・ハンソン
物 語 発見されたバラバラ死体の一部は違う人物の部位であった。そして次の死体も...謎を含みつつ展開する事件を追うチョミンソク刑事は被害者全員に関係があったチェ・スヨンという女性に行きつき、事件の核心に迫ってゆく。多くの謎と真実が含まれつつ最後には悪夢のような結末がおとずれる?
感 想 凄く面白かった!劇中の事件の謎は何回か観ないと自分の頭ではツジツマが合わない所が....。また、そう言う所が面白いんですねきっと。シム・ウナはため息出る程綺麗!
公式HPのオープニングを観ると興味が湧くかも!?ショッキングな映像も多いのですがお薦めしたい映画です。
etc  2004---DVD DX版
菊花の香り(韓国:2003年) 韓国 純愛系
スタッフ 監督:イ・ジョンウク
出演:チャン・ジニョン(ヒジュ)/パク・ヘイル(イナ)/ソン・ソンミ(ジョンナン:女医)/キム・ユソク(カン・ソンホ)/チョン・ウナ(チョン・ウナ)/他
物 語 帰国子女の大学生イナはサークルの先輩ヒジェに恋をする。とある夏、離島での合宿でイナはヒジュに想いを告げるが、恋人のいたヒジュはイナの想いを受け止める事はできなかった。そして先輩である彼女は卒業してゆきイナはヒジュを忘れる事もできずに兵役に.....。その間にヒジュは恋人と婚約するが不幸な事故により全てを失い、自分の殻に閉じ込まるようになってゆく....。そして2人の間に7年の月日が流れた。
感 想 韓国映画と言ったら「純愛」などと言われていますが、悲しい物語が好きなお国柄からか?ヒトの死を表現する物語が多くあります。本作も悲しく・切ない(ポピュラーな)純愛物語で、原作の小説もかなり人気がある作品だそうで多くの方の絶賛を浴びているようです。
え〜最近、このジャンルの作品に慣れてしまったのか、キャスト・スタッフを含め何か唸らせられるものを僕が感じられないと、観ているときのテンションがあがらなくなってしまいました。ということで★評価はあえてせずに「韓国 純愛系」とさせていただきます。
etc http://www.taki-c.co.jp/kikka/2005.2.3---DVD
気まぐれな唇(韓国:2002年) ★★
スタッフ 監督:ホン・サンス
出演:キム・サンギョン(ギョンス)/イェ・ジウォン(ミョンスク)/チュ・サンミ(ソニョン)/他
物 語 ちょっとばかり名の知れた俳優ギョンスは、期待していた映画を下ろされてしまい、あてどない旅に出る。旅先で出会う2人の女──積極的にアプローチしてくるキスの上手いダンサー・ミョンスク、猫のようにスルリとすり抜けるミステリアスな女・ソニョン。1週間の旅の中で生まれては消える2つのロマンス。「愛」にしばられ、もがき、翻弄される主人公たち。自分本位にロマンスを進めようとする様は、どこか滑稽で哀愁に満ちている。(公式HP解説参照)
感 想 公式サイトの解説を観るとこのように──観る者は、彼らの行動や言葉に、自分が経験したことを重ね合わせ「そうそう」とうなずくこと間違いなし。笑えます。──
となっております。僕には「そうそう」と言えるこんなラッキーな?展開を経験したことがないからなのか?今ひとつ伝わらない作品。う〜む...一人の男がある時はストーカーのように、ある時はストーカーされているような??等身大の人のだらしなさやズルサが飾り立ててイナイ演技により伝わってきたけれど....。
etc 2004.11.28--DVD http://www.bitters.co.jp/kimagure/index.html
グエムル〜漢江の怪物〜 (韓国:2006年) ★★
スタッフ 監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ(パク・カンドゥ:父親)/ピョン・ヒボン(パク・ヒボン:祖父)/パク・ヘイル(パク・ナミル:カンドゥの弟)/ペ・ドゥナ(パク・ナムジュ:カンドゥの妹)/コ・アソン(パク・ヒョンソ:カンドゥの娘)//他
物 語 ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河、漢江。韓国の人々にとって“平和の象徴”として愛されていた。その日も、河川敷はくつろぐ人々でにぎわっていた。まさか自分たちが、一瞬にして漢江が“地獄の象徴”に変貌する瞬間を体験することになるとは知らずに…。(goo映画より抜粋)
感 想 包み隠さず映し出される怪物の姿は「恐怖に魅入ってしまう」本能が刺激され画面に釘付けにされました。痛かったり、驚かされたり、気持ち悪かったり、笑えたり、格好良かったり。ハリウッド系モンスターアクションに慣れてしまっていると新鮮に映るかもしれませんね。DVD出たらもう一回観たいかな。
etc 2006.9.3---劇場 http://www.guemuru.com/
好奇心のゆくえ→
グリーンフィッシュ(韓国:1997年) ★★
スタッフ 監督:イ・チャンドン
出演:ハン・ソッキュ(マクトン)/シム・ヘジン(ミエ)/ムン・ソングン(ペ・テゴン:兄貴)/イ・ホゾン(長兄)/ハン・ソンギュ(次兄)/ソン・ガンホ(パンス)他
物 語 マクトンは兵役を終え家路につく汽車の中でスカーフを拾うが、持ち主の女性とはすれ違いで返せなかった。ある日、マクトンの元へ女性から連絡が入りマクトンは街のナイトクラブで汽車で出逢った女性ミエと再会する。そうしてミエの情人でもありヤクザのペ・テゴンに目をつけてもらい弟分として就くことになった。暴力に頼ることを嫌い、自らの夢のためにココまでのし上がってきたペ・テゴン兄貴を慕うマクトン達の前にペ・テゴンの兄貴分ヤンギルが出所し現れ、暴力でペ・テゴンを潰しにかかってきたのだった!
感 想 ヤクザモノの映画なんだなと思って観賞開始したが、マクトンのイイ人ブリ!(ハンソッキュの持ち味!)この男がどうしてヤクザに?なるのかそこに興味を持った冒頭のシーンから中盤〜後半まで、最後の最後まで僕にはマクトンがヤクザには見えなかったし、彼が凄い人生にプレッシャーを受けていたようにも見えない(これは批判ではありませんよ)。映画が終わった時に素直に悲しい気持ちになるのはその為なのかもしれないと思えました。〜「そこのパトカー止まりなさい!」には笑!〜
etc 2004.9.7---ビデオ
黒水仙(くろすいせん)(韓国:2001年) ★★★
スタッフ 監督:ペ・チャンホ
出演:イ・ジョンジェ(オ刑事)/イ・ミヨン(ソン・ジヘ)/アン・ソンギ(ファン・ソク)/チョン・ジュノ(ハン・ドンジュ)
物 語 ある殺人事件をきっかけに手に入れた一冊の日記帳。事件を追ってゆきながらその鍵は日記にあることを悟るオ刑事であった。その日記には朝鮮戦争後巨済島の捕虜収容所を脱走し逃げ延びる日々が綴られていたが途中で記録は終わっていたのだ。
感 想 イ・ジョンジェ演じるオ刑事、今まで観て来た彼の作品はLoveStoryが多かったのですがハマっていますねカッコよかった。アン・ソンギの役は韓国映画に見慣れていない方には「なんでこのおっさんが?」って印象でしょうが渋・恐の役をやらせたら凄い迫力ある役者さんです。イ・ミヨンは「純愛中毒」等にもでている。シーンによって凄く魅力がでる女優さん。しっかり創られていますが歴史を知らないと今一つ心に響かないかも知れませんね。
etc 2004.7.4---DVD
恋する神父 (韓国:2005年) ★★
スタッフ 監督:ホ・インム
出演:クォン・サンウ(ギシュク)/ハ・ジウォン(ボンヒ)/キム・イングォン()/キム・インムン()/キム・ソンファ()/他
物 語 品行方正なカトリックの神学生のギュシクは、ミサの最中に学友ソンダルのせいで大失敗を起す。2人は罰として田舎の教会で精神修行をすることになる。教会に到着した翌朝、ギュシクが聖堂を掃除していると、二日酔いでベンチで寝ている若い女性がいた。この女性は教会の神父の姪のボンヒで、恋人のジソと結婚するためにアメリカから韓国へ戻ってきたばかりだった。その日からギュシクの煩悩の日々が始まる。(goo映画を参考に)
感 想 クォン・サンウ主演のラブ・ストーリー。「第一印象の悪い者同士?が惹かれあってゆく」よくあるストーリーだけどクォン・サンウが好きな女性にはまぁ受けは良さそうな作品かな?学友ソンダルのオバカっぷりが「変化」してゆくような伏線にはもっとエピソードが欲しいところですが....。ハ・ジウォンは魅力的でした。
etc 2007.5.30---スカパーch.312 ムービープラス
好奇心のゆくえ→
子猫をお願い Take care of my cat(韓国:2001年) ★★★★★
スタッフ 監督:チョン・ジェウン
出演:ぺ・ドゥナ(テヒ)/イ・ヨウォン(ヘジュ)/オク・ジヨン(ジヨン)/イ・ウンシル(ピリュ)/イ・ウンジュ(オンジュ)
物 語 1人でいる事を好み、容易に心を開かない神秘的な猫。そんな猫に似た20歳の5人の彼女達〜自由の夢想家テヒ、美貌の野心家ヘジュ、デザイナー志望だが現実との狭間に悩むジヨン、陽気な双子ピリュとオンジョ。高校卒業後別々の生活を送る5人だがそれぞれ将来への漠然とした不安を抱えている。事あるごとに集まっては以前のように楽しい時を思い出そうとするが...。移り行く10代から20代への狭間で悩みながらも彼女達はそれぞれの道をみつけていく...。(文章は映画チラシを引用・参考しています。)
感 想 <2001年韓国女性が選ぶ最高の韓国映画第1位※ちなみに第2位が猟奇的な彼女>になるだけはある好作品。冒頭からそれぞれの境遇を説明するためか、少しスロースタートな印象ですが「テヒがミャンマー人の男性を誘ってつれて来てしまう....」エピソード辺りからテヒ?ペ・ドゥナ?のキャラ爆発で至る所で笑わせてくれました<逆にこの辺りからストーリーには重さも加わるのですが..>。僕達が韓国文化や習慣を独特だな〜と思ういくつかの事は現在の韓国の若者にも「違和感」なのだなと気付かされる内容でもあった。「最近、学生の頃の友人とあってないな〜」なんて人に一度観て欲しい作品です。あ、僕自身のことだ!?
etc 2004.7.3---劇場/2005.1.19---DVD発売
サイボーグでも大丈夫(韓国:2006年) ★★
スタッフ 監督:パク・チャヌク
出演:Rain(ピ)(パク・イルスン)/イム・スジョン(チャ・ヨングン)//他
物 語 大好きな祖母が療養所に入れられて以来、どこかおかしくなったヨングン。自分のことをサイボーグだと信じる彼女は、新世界精神クリニックに入院させられた。そんなヨングンに、同じ年頃の青年イルスンが目を留める。彼は人のものならモノでも特徴でもなんでも盗むことができた。イルスンの特技を知ったヨングンは、ある日、彼に突拍子もないお願いをする。「私の同情心を盗んでください」と――。(goo映画より抜粋)
感 想 自らをサイボーグと信じるヨングンから、なんでも盗める特技をもつ(と、思いこんでいる)イルスンが盗み出した「同情心」。見ている人のファンタジー具合、次第だと思いますが、盗まれたヨングンも、盗んだイルスンも本当に盗まれたと信じ込んでゆくが.....でも盗んだモノ、盗まれたモノは本当に「同情心」だったのでしょうか?そんな事を考えていると最後の台詞「濡れているのは靴下だけか...」だってなんだかあたたかい事に気がつく。
etc 2008.9.20---スカパーch.330 WOWOW
好奇心のゆくえ→
殺人の追憶(韓国:2003年) ★★★★
スタッフ 監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ(パク・トゥマン刑事)/キム・サンギョン(ソ・テユン刑事)/パク・へイル(パク・ヒョンギュン)/他
物 語 1986年韓国のある農村で10人の女性が殺された。3000人の容疑者が取り調べられ、180万人の警察官が動員されたが、たった一人の犯人はまだ捕まっていない。たった一人の犯人に翻弄され、追いつめているハズの刑事達が、逆に精神的にも肉体的にも追い込まれてゆく...。
感 想 本作では刑事からの視点、容疑をかけられた者の視点、被害者の視点とあって。特に容疑者の3人目のエピソードはそのまま受け止め「絶対犯人だ!」と思う人もいるだろうし、冷静にとらえたならば「事件との関連は偶然では?」とも思える。映画的に脚色している所もあるのですが捜査の混乱ぶりは伝わります。〜実際の事件・捜査の様子は容疑者取り調べに行き過ぎがあり拷問死させてしまったり、映画同様自殺者が出てしまったり、数人の容疑者から自白させている事等から取り調べの壮絶さが想像できますね。(他の韓国映画でも見られる凄い取り調べシーンは大げさでは無いと言うこと?)〜
etc 2004.8.28---DVD http://www.cqn.co.jp/mom/
サマリア (韓国:2004年) ★★
スタッフ 監督:キム・ギドク
出演:イ・オル(ヨンギ:ヨジンの父親)/クァク・チミン(ヨジン)/ハン・ヨルム(ソ・ミンジョンより改名)(チェヨン:ヨジンの親友)/他
物 語 ヨジンは父と二人暮らしの女子高生。彼女の親友は同級生のチェヨン。いつからだろうか、援助交際をしている。ヨジンはそれを嫌いながらも、チェヨンが心配で見張り役として行動をともにすることに。そんな矢先ヨジンが見張りを怠った隙にホテルに警官の取締りが…その手から逃れようとチェヨンは窓から飛び降りてしまう.....。 チェヨンのために罪滅ぼしをするヨジンのとった行動は....その行動を父が見守っていることも知らずに...。少女ヨジンの「成長と罪の償い」という名の旅は父親の「ひとつの愛の形」に守られながらも未来へ向かって歩き始める。
感 想 キム・ギドク作品は、毎回何かを残してくれますが、今回もまた複雑でもないのにどこえ向かってゆくのかが想像しづらく最後のカットまで集中して観れました。〜「援助交際」は日本ではマスコミにとりあげられ、社会的問題としても知られているのですが、韓国ではあまり報道されずにいるそうなので、一度映画で取り上げ知ってもらおうと思っていたそうです。(監督談)〜
etc 2005.9.23---DVD http://www.samaria.jp/
好奇心のゆくえ→
サランヘヨ あなたに逢いたくて(韓国:1995年) ★★
スタッフ 監督:シン・スンス
出演:チェ・ミンス/シム・ウナ
物 語 敏腕刑事ヨンス36歳と心に傷を持つ女ユリ19歳の年の差17歳のカップルが織り成すせつなくも美しい物語。
感 想 最近の洗練された韓国映画とはちょっと違うれれど。美しく成長していくシム・ウナが楽しめます。原題は「My Old Sweet Heart」
etc 2004---DVD
JSA(韓国:2000年) ★★★★★
スタッフ 監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ/イ・ビョンホン/イ・ヨンエ
物 語 南北分断の象徴、38度線上の共同警備区域(JSA)で起こった射殺事件。生き残った南北の兵士達は食い違う証言をくり返していた。そこへ中立国監査委員会は責任捜査官としてソフィーが派遣され当事者達との会話から徐々に真実に迫ってゆく
感 想 様々な仕掛け、友情、敵と認識してしまう本能、銃弾の数....この映画を観てはじめて隣の国の存在を感じた、韓国映画マイブームの火付け役!お薦めします。
etc 2003---DVD
四月の雪 (韓国:2005年) ★★★
スタッフ 監督:ホ・ジノ 
出演:ペ・ヨンジュン(インス)/ソン・イェジン(ソヨン)/他
物 語 コンサート会場の照明チーフディレクターのインスの元に、妻の交通事故の知らせが届く。海岸沿いの小さな町、サムチョクの病院に着くと、そこには見知らぬ女性ソヨンと、もうひとつの受け入れがたい事実が待っていた。事故に遭った時、インスの妻とソヨンの夫は同じ車に乗っていたのだった。デジカメ、携帯電話には、二人が知りたくない秘密が残されていた。突然の出来事に、戸惑いながらも、看病をする二人。二人にしか分からない苦しみを背負った彼らは、励ましあううちに、いつしかお互いを心の支えにしていることに気付く。(goo映画より抜粋)
感 想 以前に観賞した「スキャンダル(韓国:2003年)」はペ・ヨンジュンのイメージを払拭させ好演していると感じられたが、本作はでは...ペ・ヨンジュンのらしさを引き出すとこうなる。ということなのか?ホ・ジノ監督の恋愛・ロマンスに欠かせない2人にとってのシュチュエーションは本作でもしっかり考えられているとは思いましたが、アッサリしすぎていて、深みを感じられず、メリハリが無いし暗い....。 まだまだ、韓国ブ〜ム真っ最中なら「ヨン様の割れ腹筋」にメロメロなのかな?
etc 2006.1.21---DVD
好奇心のゆくえ→「」
祝祭(韓国:1996年) ★★
スタッフ 監督:イム・グォンテク
出演:アン・ソンギ(ジュンソプ)/オー・ジョンヘ(ヨンスン)/ハン・ウンジン(祖母)/チョン・キョンスン(へリム)/他
物 語 流行作家のジュンソプの母親のお葬式を順を追って展開させつつ、母親(お婆さん)が元気であった頃のその一族の姿やそれぞれの思いを綴った物語。人気作家ジュンソプ・彼を支持する編集者へリム・13年前に家出同然で出て行ったヨンスン様々な人間模様を交えて展開する。
感 想 韓国のお葬式作法の教科書?になるのでしょうか。作家先生は自らの小説でも一族やお祖母ちゃんの事を描いている設定で、劇中児童絵本の内容が数シーンに分けて差し込まれます。このシーン、最初は特に何も感じる所は無かったのですが、老人が年をとったり、痴呆症になったりするのを赤ちゃんに戻って行くなどと説明しお祖母ちゃんが。●●●姿になって行きます!この映画の中でファンタジックでもあり、唯一異質なシーンでもあり楽しめました。全体としてはタンタンと観賞していましたが不思議な事にラストシーンは熱く込み上げてくるものがありました。
etc 2004.9.5---DVD
シュリ(韓国:1999年) ★★
スタッフ 監督:カン・ジェギュ
出演:ハン・ソッキュ/キム・ユンジン/チェ・ミンシク/ソン・ガンホ/パク・ヨンウ
物 語 韓国の情報部員ユ・ジュンウォンは最近多発する事件の裏に謎の女スナイパーの影を感じていた。そして自分自身の命も狙われるが事件はもっと大きく発展してゆく。南北分断の民族的悲劇を描きつつも娯楽大作として描ききった。
感 想 韓国の人って日本の文化に興味があるって聞くけれど、この作品を観る限り立場は逆ですねスゴイです。ハンソッキュ主演
etc 2003---DVD
純愛中毒(韓国:2002年) ★★
スタッフ 監督:パク・ヨンフン
出演:イ・ビョンホン/イ・ミヨン/イ・オル/パク・ソニョン/ドニー・イェン/チェン・ダオミン
物 語 テジン(カーレーサー)は兄のホジン(家具デザイナー)と兄の妻ウンスと三人で、郊外の家で幸せな毎日を送っていた。しかし、テジンがカー・レース中に事故を起こした同時刻に兄も事故に遭ってしまい別々の場所で、共に意識不明の重体に陥ってしまう。約一年、弟テジンは意識を取り戻すが彼の体には兄の魂が宿っていた。
感 想 子供には見せられない?「愛」がテーマの物語。最後まで見ると確かに「純愛中毒」のタイトルに相応しい内容で、STORYで書かれている不思議な設定もリアルさを増し納得もできました。イ・ミヨンはシーンによって凄く綺麗に見えてドキ。Hなシーンもあるので、初々しい恋人どうしがはじめてのデートで行く映画ではないかも?
etc 2004.4.26---劇場
春夏秋冬そして春(韓国:ドイツ:2003年) ★★★★
スタッフ 監督:キム・ギドク
出演:オ・ヨンス(老僧)/キム・ジョンホ(幼年期)/ソ・ジェギョン(少年期)/キム・ヨンミン(青年期)/キム・ギドク(中年〜老年期)/ハ・ヨジン(少女)/他
物 語 深い山間の湖に浮かぶ小さな庵。穏やかに年月を過ごす幼子と彼を見守る老僧が二人で暮らしている。無邪気な子供が成長し、少年から青年、中年そして壮年期へといたる波瀾に富んだ人生の旅程が、水上の庵の美しい季節の中に描かれる。
人生は春夏秋冬とめぐる季節のごとく、どんな歓びも、どんな悲しみも、いつかは朽ちて...安らぎとなる。
感 想 最初のイメージは地味な映画なのかな?と思いましたが、映し出される美しい景色とは裏腹にそこに暮らす人間にはドラマがあり最後まで飽きずに鑑賞出来ます。流石!キム・ギドク監督ですね。人の業や人生の虚しさを目の当たりにすると心に深く突き刺さってくる感情が芽生え心動かされます。
老僧の船が無いのに現れる謎・疑問に対して一つの答えが映し出されますが、あれは....あの奇跡は...どう捉えたらいいのでしょうか?「愛の力」なのか。
etc 2005.4.28---DVD
シルミド-SILMIDO-実尾島(韓国:2003年) 知れ&観よ!
スタッフ 監督:カン・ウソク
出演:ソル・ギョング/アン・ソンギ/ホ・ジュノ/チョン・ジョエン/イム・ウォニ/カン・ソンジン/カン・シニル/イ・ジョンホン
物 語 1971年8月23日インチョンからソウルへ向かうバスが軍人達によりジャックされた。軍人達は青瓦台(チョンワデ)に向かっていた。当時、北のゲリラであるとか、空軍特殊部隊の暴動などと報じられたが、その後事件は闇の中へ...何が実尾島であったのか?どうしてなのか?この30年間語られる事の無かった事件を映像化!?
感 想 韓国映画の話題作。「良くできた作品!」というよりは「良く撮った作品!」です。不勉強家の僕のような人間には、この映画がなければこの事件を知ることも無かったでしょう前知識が無いだけ衝撃も大きかった。〜表現の自由・情報の公開〜映画化することで救われる人達がいたり、変わってゆく感情があったりする、気持が引き締まる映画です。(笑うトコも有り)
etc 2004.6.5---劇場http://www.silmido-movie.jp/
真実ゲーム (韓国:2000年) ★★
スタッフ 監督:キム・ギヨン
出演:アン・ソンギ(チョ検事)/ハ・ジウォン(ハン・タヘ)/チョ・ハロク(チョ・ハロク:歌手)/クォン・ヨンウン(ミン刑事)/チョン・ブミ(ヨンジュ)/コ・ガビョン()/イ・ウォンドゥ()/ウォン・ミニ(ハロクの恋人役)/イ・ムジョン()/チョン・ソヌァ()/他
物 語 ある晩、人気歌手チョ・ハロクが死体で発見される。そして自首をしてきた彼のファンクラブの会長である女子高生ハン・タヘは「ハロクに強姦されそうになり彼を殺してしまった...。」と自供するが、チョ検事は長年の経験からか・彼女の自供の隅々に浮かぶ疑問点があるからなのか、彼女は真実を語っていないと感じていた。チョ検事とタヘとの間にあるジェネレーションギャップがこの物語の真実を見え隠れさせる。
感 想 この作品は、1995年に当時人気だったグループDEUXのキム・ソンジェが謎の死を遂げた事件を題材にした映画だそうで(DEXUXのファンクラブは映画と事件との関係を公式に否定している)それを思うとこの中に「真実」を捉えている部分もあるかもしれないと....ちょっと恐くなりますね。
このタイトルの「真実ゲーム」とは以前に韓国の「若者」の間で流行っていた「相手の質問に対して真実のみを答えなくてはならないのだがその中で1回だけは嘘をついても良い」ゲームだそうです。←ここテストに出ます....。(爆)
etc 2005.6.26--DVD
好奇心のゆくえ→
人生の逆転 (韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:パク・ヨンウン
出演:キム・スンウ(スンワン)/ハ・ジウォン(ジヨン)/カン・ソンジン()/他
物 語 幼少の頃、ゴルフのジュニアチャンピオンになったスンワンだったが、スパルタな父と母の悲劇からゴルフをヤメ、今は証券マンとして冴えない日々を送っていた。ある時仕事の失敗から破産寸前にまで追い込まれた彼は車で暴走中トンネル内で自分とよく似た男とすれ違う、その瞬間壁に激突し....。気がついた時スンワンは「まわりが知らない人はいない程」に有名な存在になっていた。スンワンはプロゴルファーとして成功し、自分の働いていた会社は存在せず、同僚や後輩は存在するが自分が知っている彼等では無くなっていた。特に驚いたのは妻ジヨンがいたことだ。
パラレルワールドでもう一人の自分の生活の中に入りこみ自分と自分のまわりの人達を見つめ直すハートフルな物語。
感 想 最近 多くある、韓国映画のプチファンタジックなストーリー。また、こういう映画か....とも正直おもう所もありますが、ジヨン役のハ・ジウォンが綺麗だったのでOK(?)観終わっておもえば、安易に製作された作品ではないと気づかされましたが、主役のキム・スンウがフジテレビの伊藤アナに見える瞬間もあり集中力が乱れがちな僕。エンディングでもう一人のスンワンのエピソードが流れますが、本当はパラレルな「あっち」と「こっち」のスンワンを魅せるストーリーを編集したらこうなりました〜??ってことなのかな。金髪スンワンが戻った世界のジヨンは再びガッカリモードか?13年間のブランクを取り戻せたスンワンのように金髪スンワンとジヨンも大丈夫なんだろうね!きっと。
etc 2005.10.1---DVD
好奇心のゆくえ→
親切なクムジャさん (韓国:2005年) ★★
スタッフ 監督:パク・チャヌク
イ・ヨンエ(クムジャさん)/チェ・ミンシク(ペク先生)/クォン・イェヨン(ジェニー)/オ・ダルス(チャン:ケーキ屋店長)/キム・シフ(クンシク:ケーキ屋店員)/イ・スンシン(パク・イジョン)/キム・ブソン(ウ・ソヨン)/ラ・ミラン(オ・スヒ)/ソ・ヨンジュ(キム・ヤンヒ)/キム・ジング(コ・ソンスク)/コ・スヒ(魔女)/キム・ビョンオク(伝道師)/ナム・イル(チェ刑事)/他
物 語 天使のような美貌と残忍な手口で世間を騒然とさせた幼児誘拐事件の犯人クムジャは、服役中、誰に対しても優しい微笑を絶やさなかったことから「親切なクムジャさん」と呼ばれるようになる。13年間の服役を終えて出所した彼女は、自分を陥れた真犯人に復讐するため、かつての囚人仲間に協力を依頼する。ペク先生により引き離された娘と再会を果たし、ついに彼を手中にいれた彼女だったが、本当の復讐はそこからが始まりだった……。(goo映画より)
感 想 「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く復習シリーズ第三弾・最終章。13年間の刑務所暮らしは全てある作戦のために利用していたクムジャさん(韓国では60代以降の女性にあるような名前だそうです。)の精神力・復讐心の強さは恐いな〜と震え上がる作品。最後の復讐シーン?...1番は嫌だな〜なんて...イタイし...。ハデなメイクをしても清楚な雰囲気が崩れ過ぎないイ・ヨンエの美しさは流石です。
etc 2006.4.20---DVDhttp://www.kumuja-san.jp/
好奇心のゆくえ→「復讐者に憐れみを」
酔画仙 (韓国:2002年) ★★
スタッフ 監督:イム・グォンテク
出演:チェ・ミンシク(スンオプ:吾園)/アン・ソンギ(キム・ピョンムン先生)/ソン・イェジン(ソウン)/ユ・ホジュン(メヒャン)/キム・ヨジン(ジノン)/他
物 語 朝鮮時代末期、開明派の学者であるキムは、街で子供達に殴られている貧しい子供チャン・スンオプを助ける。数年後二人は再会し、スンオプの絵の才能に驚いたキムは彼を通訳官の家へ預けた。通訳官の家で働きながら、絵の修行をつみ、スンオプは絵の非凡なる実力を発揮し始めた。酒に酔って興がわいたときにスンオプがとる筆からは神業のような絵が生まれ、スンオプは画家として名をなすようになった。しかし周りの人々は彼の絵を名誉のために利用しようとするだけで、スンオプの心は満たされることは無かった....。彼は宮廷画家にまでのぼりつめるのだが、生来の性癖を改めることなく束縛を嫌い、酒に酩酊し、女を愛し、逃亡と放浪を繰り返していた。そんな彼にキムは「本物の芸術家になれ」と厳しく諭すのだった。スンオプの本当の苦悩の旅が始まった…。(公式サイトより抜粋)
感 想 韓国で伝説の画家「酔画仙」と称されたチャン・スンオプの生涯を綴った物語。「自由さ」「画に対する情熱」を持った彼の生き様が、厳しい時代に翻弄されても揺るがない生命力を感じさせる。チャン・スンオプという人物は実際には残された資料なども少ない謎の人物で実在した彼の最後も「仙人」になった等と言われているそうです。
etc 2006.2.12---DVD http://www.espace-sarou.co.jp/suigasen/main.htm
好奇心のゆくえ→
スキャンダル(韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:イ・ジェヨン
出演:ペ・ヨンジュン(チョ・ウォン)/イ・ミスク(チョ夫人)/チョン・ドヨン(チョン・ヒヨン)/他
物 語 時は18世紀、李朝末期の朝鮮。政府高官ユ長官の妻チョ夫人は子宝に恵まれず夫は16歳の少女を側室として迎え入れた。内心穏やかではないチョ夫人は従兄弟のウォンに側室の婚礼の前に妊娠させるよう提案する。ウォンにとってチョ夫人は初恋の人それをユ長官に奪われた、チョ夫人は小娘に夫を寝取られることへの復讐が成立するという事だが、ウォンは16歳の小娘などゲームとして面白くない、今「是非落としたい女性」ヒヨンの事をチョ夫人に話すと、2人の悪ふざけからヒヨンを落とせるか落とせないかの賭けが決まった。
危険な恋愛ゲームの果てにあるものは、一途な愛か、禁断の誘惑か!?
感 想 想像していたよりは、面白かった。最初の展開からずっと、軽い・悪ふざけ・権力者のエゴのような物語だな〜なんて思って観賞していましたが。ラストへ向けて感情表現が心にしみてきて唸らせられ。ペ・ヨンジュンも最初はメイクからかもしれないが後半はもうチョ・ウォンという人物として観れました。このイメージチェンジは成功なのでは?と思える演じっぷり。
etc 2004.10.31---DVD http://www.scandal-movie.com/
接続〜The Contact〜(韓国:1997年) ★★
スタッフ 監督:チャン・ユニョン
出演:ハン・ソッキュ/チョン・ドヨン/パク・ヨンス/チュ・サンミ
物 語 ラジオ音楽番組のプロデューサー/ドンヨンは6年前に訳あって別れた恋人のことが忘れられなかった。そして全く別の場所で友達の彼氏への想いをつのらせるスヒョンの2つの物語りをパソコン通信でつなぐ男女のすれ違いドラマ。
感 想 韓国(メロドラマ)映画の平均点的な作品という印象です。どこかで読んだのですが97年頃はまだ携帯電話もインターネットも広まっておらず、当時はパソ通をアイテムとして使用した本作は韓国の20代若者から支持を得たそうです。劇中の曲はイイ!
etc 2004.5.15---ビデオ
大統領の理髪師(韓国:2004年) ★★★★
スタッフ 監督:イム・チャンサン
出演:ソン・ガンホ(ソン・ハンモ)/ムン・ソリ(ソン・ハンモの妻:キム・ミンジャ)/イ・ジェウン(ソン・ナガン:息子)/リュ・スンス(ジンギ:理髪店店員)/チョ・ヨンジン(大統領)/ソン・ビョンホ(チャン・ヒョクス:警備室長)/パク・ヨンス(パク・ジョンマン:中央情報部長)/ユン・ジュサン(チェ:米屋)/チョン・ギュス(ワン:餃子屋)/オ・ダルス(アン:練炭屋)/他
物 語 歴史的背景:1960年不正選挙によりイ・スンマン大統領(李承晩)再選。しかし学生革命(4.19革命)により政権崩壊へ、成功したかに見えた学生革命も約1年後の1961年5月16日パク・チョンヒ(朴正熙)将軍と士官学校同期のメンバー達による軍事クーデター勃発で 1963年パク・チョンヒは大統領として当選する。この政権は1979年10月26日パク・チョンヒ大統領射殺事件で崩壊するまで続いていた。
---この物語はフィクションである。---
僕の父はごく普通の理髪師です。でも、大統領の理髪師になってしまったその日から、平凡な人生は一変してしまったのです....。息子の視点から見た父親・大人達。そして教養の無さから政府の行いを信じ切っている父親ソン・ハンモの視線による庶民の視点。激動の時代に大統領官邸の近くにある理髪店と言うことで「大統領の理髪師」となった男の滑稽さに笑うが、笑われているのは....。
感 想 各国の年表をみると、圧政された時期を感じる年代がある。それを時に皮肉ったり、真正面から捉えようとする映画作家達の作品。中国で言えば「文革」や「日本軍による占領」をテーマにした作品に心動かされたり、衝撃を覚えた事がある人には絶対に観て欲しい隣の国の作品です。アジアの映画の面白さの秘密は近くの国なのに知らなすぎる自分に気づかされる事にもあるのだろう。
上映開始から数分で館内は大笑いに包まれ、スロースターターのため一緒に「笑えていない」僕はこのまま置いてけぼり?なんて感じましたが気がつけばゲラゲラ、フハフハ〜と笑っていました。....ちょっと堅めの感想でしたが笑える作品なのです。
この映画の「笑い」って「男はつらいよ」の寅さんにある「風刺」や「愛すべき滑稽さ」に似ていると思えました。
etc http://www.albatros-film.com/movie/barber/2005.2.11---劇場
太白山脈(たいはくさんみゃく)(韓国:1994年) ★★★★
スタッフ 監督:イム・グォンテク
出演:アン・ソンギ/キム・ミョンゴン/キム・ガプス/シン・ヒョンジュン/オー・ジョンへ/チェ・ドンジュン/チョン・ギョンスン/パン・ウンジン/他
物 語 第二次世界大戦終結後、日本の支配から解放されたが朝鮮半島はイデオロギーの対立によって同じ民族が....村全体が....兄弟が....若者が....混乱した時期である、1948年10月の麗水順天反乱事件から朝鮮戦争が休戦する1953年の時代の流れを感じさせながらも、全羅南道の筏橋(ポルギョ)という小さな町の人々の生きる様が描がかれる
感 想 僕が今、朝鮮戦争について知りたい時なので興味深い作品でした。劇中には凄い戦争・戦闘シーンが有るわけではないので「戦争アクション」を求める方にはお薦めできません。弱者(劇中では小作人)の欲や貧困を解決するための思想。その思想が正しいのか?弱者自身がキチンと理解できない為に混乱してしまう所へ武器をもたず教育者としての知識で説く(戦う)男キム(アン・ソンギ)に観ている僕も「答え」を求めてしまい最後まで見入ってしまいました。
etc 2004.7.11---DVD
誰にでも秘密がある(韓国:2004年) ★★★
スタッフ 監督:チャン・ヒョンス
出演:イ・ビョンホン(スヒョン)/チェ・ジウ(ソニョン:次女)/チュ・サンミ(ジニョン:長女)/キム・ヒジョン(ミヨン:三女)/チョン・ジェヒョン(デヨン:弟)/キム・ヘゴン(ジニョンの夫)/チョン・ボソク(教授)/タク・ジェフン(サンイル)/ソヌ・ヨンニュ(母)他
物 語 彼氏を振ったばかりのミヨンは、二枚目実業家スヒョンにすっかり心を奪われ、猛アタックで見事に恋人の座を射止める。スヒョンは、女心を知り尽くした完璧な男。ミヨンの次姉ソニョンは、恋愛経験のない本の虫だが、妹の恋人スヒョンが、予想以上に教養高いことを知り、いつしか強烈に惹かれていく。一方、夫との関係がすっかり冷え切った長姉ジニョンも、スヒョンの魅力を無視できなくなっていた。やがて3姉妹の恋は、それぞれに急発進し始める…。(goo映画より)
感 想 う〜む。なんかもっと深いオチを期待していましたが....。面白かったのは何をみても冬ソナのユジンに見えてしまうチェ・ジウが今回はかなりぶっ飛んだ役柄だったので、そのギャップには楽しめました。
イ・ビョンホン演じるスヒョンが三女のミヨンからパーティに集まった人達の注目を集める中で「スヒョン!私と結婚してくれる?」と問いかけるシーンで僕は「どう乗り切るんだ?スヒョン〜!」と興味が湧いて....うぉぉぉ〜っと、そうきたかぁ〜と顔が赤くなりました(笑)。
etc 2005.6.23--DVD http://www.himitsugaaru.com/
好奇心のゆくえ→
箪 笥(韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:キム・ジウン
出演:イム・スジョン(スミ:姉)/ムン・グニョン(スヨン:妹)/ヨム・ジョンア(ウンジュ:義母)/キム・ガプス(ムヒョン:父)/他
物 語 その箪笥の扉の向こうに封印された、家族の哀しく残酷な過去。ソウル郊外に静かに佇む一軒家。到着した車からスミとスヨンは降り立った。長期の入院から帰ってきた2人を迎えたのは義母のウンジュだがスミ・スヨンとこの義母の間には緊張感のような、警戒心のような不穏な空気が流れ、スミは反抗的に逆らった。そんな晩、寝静まった館に何かが起こり始める!
感 想 韓国では(日本のセールスだけ?)美少女ホラーというジャンルだそうですが、ミステリーとホラーが混ざった内容で、幽霊+登場人物一人一人がかなり怪しい行動・発言を繰り返し「何かがある家」「何かがある家族」という視点で「真実」はラストに向け急展開してゆきます。つじつまを逢わせたい主義の方は2回以上みるといいのでは?
etc 2004.12.30---DVD http://www.tan-su.jp/home.html
チャンピオン(韓国:2002年) ★★
スタッフ 監督:クァク・キョンテク
出演:ユ・オソン(キム・ドゥック)/チェ・ミンソ(リー・ギョンミ)/チョン・ドゥホン/キム・ピョンソ/ジ・デハン
物 語 1982年ラスベガスWBAライト級世界タイトルマッチ王者レイ・マンシーニVS挑戦者キム・ドゥック。キム・ドゥックは勝ち目が無いと言われたこの試合に果敢に立ち向かった。しかし善戦虚しくKO負けを喫してしまうそして、そのまま彼は帰らぬ人となった......。実話を元に情報の少ない少年期の彼の人物像からボクサーとなり勝ち上がって行く様と生き様が描かれる。
感 想 メジャー感がある作品でもないのだが興味を持って鑑賞できた。至る所で「ここ結構イイナァ〜」なんてシーンが有り最近観ている韓国映画の枠からは完全に脱している好演出が光っています。 レビューを書きながら気がついたのは主人公の内面をえぐるよりも少し冷静に、若干の距離感をもって描いているのだなと思いました。リー・ギョンミのラストシーンは凄い良かった。
etc 2004.7.22---DVD
TUBE(韓国:2005年) ★★
スタッフ 監督:ペク・ウナク
出演:キム・ソックン(チャン刑事)/パク・サンミン(ギテク:テロリスト)/ペ・ドゥナ(インギョン:女スリ)/ソン・ピョンホ(地下鉄統制室室長)/チョン・ジュン:統制室職員)/キ・ジュボン(警察署長)/イム・ヒョンシク(捜査一班班長)/クォン・オジュン(スリの男)/他
物 語 ラッシュアワーのソウルで突然。地下鉄が乗っ取られた!人質は市民1300万人。犯人は国家機密諜報機関の元工作員。政府から追放され、家族まで皆殺しにされた恨みをはらすためテロ活動を開始したのだった。復讐に燃える男はもう一人いた。テロリストの首謀者ギテクに恋人を殺された刑事チャンだ。彼に思いを寄せるインギョンの通報によりこの「乗っ取られた地下鉄」に乗り込み。地下鉄統制室と犯人そしてチャン刑事の駆け引きが繰り広げられる!絶体絶命の地下鉄の暴走を食い止めることができるのか!
感 想 アクション映画・地下鉄パニック映画としてはなかなか迫力があますね。テロリストに感情移入してしまう程の「政府の裏切り」にもっと焦点を当てて欲しい気もしました。登場する前大統領もずっと寡黙で動揺している表情とか観てみたかったな〜(細かい?)。あとはなんと言ってもペ・ドゥナがこういうアクション映画で主人公を思う女性の役という今までとちょっと違う感じの役だったのですが、しっかり伝わる演じっぷりでした。
etc 2005.7.5--DVD http://www.tu-be.com/top.html
好奇心のゆくえ→
春香伝(チュニャンジョン)(韓国:2000年) ★★★★
スタッフ 監督:イム・グォンテク
出演:イ・ヒョジョン(春香:チュニャン)/チョ・スンウ(夢龍:モンニョン)/イ・ジョンホン(新&悪長官)/キム・ソンニョ(月梅:ウォルメ)/キム・ハギョン(房子:パンジャ)
物 語 南原(地名)の長官の息子モンニョンは美しい娘チュニャンと出逢う。身分の違う二人だったがスグに恋に落ち結ばれる、しかしモンニョンの父の出世により都に移る事になり二人は別れ離れになってしまう。そして新たに赴任してきた長官は美しいチュニャンを側仕えとして置こうとするが貞節を守ろうとするチュニャンは命令に背き従わないために新長官の怒りをかい重刑に処されてしまう...。モンニョンが都に移って数年。南原の悪政はエスカレートするばかりであった。
感 想 18世紀初頭の韓国の古典として有名な作品だそうで、過去に14作の映画化がされているそうです。 最初に抱いていたイメージとは違ってかなり興味をもって観賞できました。スカッとして面白かったです(水戸黄門的?)。少し前の映画なのかと思いきや2000年製作の作品で、「ラブストーリー」ジュナ役のチョ・スンウがモンニョン役を演じているのでファンの方は是非!
etc 2004.8.23---DVD
チング(韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:クァク・キョンテク
出演:ユ・オソン/チャン・ドンゴン/他
物 語 70年代後半〜90年代前半の韓国が激しく揺れ動いた時代に運命に翻弄される4人の幼なじみの壮絶な人間ドラマを浮き彫りにした作品。
感 想 1回見ただけでは、誰の視線で見て良いのか分からず少し戸惑いそうでしたが、見終わった後にはジ〜ンとくるというか、男の映画だな〜と言う感想です。DVD版には韓国語・日本語・日本語関西弁とじっくり見比べても見たくなるパッケージになっていました。
etc 2003---DVD
トンマッコルへようこそ (韓国:2005年) ★★★★
スタッフ 監督:パク・クァンヒョン
出演:チョン・ジェヨン(リ・スファ:人民軍のリーダー)/イム・ハリョン(チャン・ヨンヒ:人民軍の下士官)/リュ・ドックァン(ソ・テッキ:人民軍少年兵)/シン・ハギュン(ピョ・ヒョンチョル:韓国軍の少尉)/ソ・ジェギョン(ムン・サンサン:韓国軍衛生兵)/カン・ヘジョン(ヨイル:天然少女?)/チョン・ジェジン(村長)/チョ・ドッキョン(キム先生)/クォン・オミン(ドング少年)/スティーブ・テシュラー(スミス大尉)/他
物 語 トンマッコルとは、「子供のような純粋な村」という意味の架空の山村。そこの人々はいつも笑顔で暮らし、自給自足、争う事のない平和な暮らしを送っています。世界は1950年代。朝鮮戦争の最中、このトンマッコル村に連合軍・韓国軍・人民軍の3組みの兵士が迷い込み睨み合うコトに。しかし戦争を知らないトンマッコル村の人々に緊張感は無く、次第に争う事にバカバカしささえ感じる兵士もでてきた。人間らしく生きてゆける村の環境の中で大切な絆・心を取り戻してゆく彼等を映し出す物語。(公式HPを参考に)
感 想 歴史上の実際の戦争を語って魅せても、事実の一片を知ることは出来たかも知れないが、この作品のように、リアリティとファンタジーが共存していて、楽しく・笑いながらも考えさせられる内容こそが、メッセージとして伝えるための「最適な手段」なんじゃないかな〜なんて、観終わった後、考えてしまいました。
音楽の久石譲さんの映画音楽は日本人としてなじんでいる事もあって、映画世界に引き込まれやすかったし、「イノシシ」のシーンなどは宮崎駿の「もののけ姫」へのオマージュだそうで、全体が実写版の宮崎ワールドと言った雰囲気を持っているとも思えます。しかし、「韓国製ファンタジーはヒットしない」というタブーへ挑む苦労もあったようで、そういった作り手の努力も報われるほどの好作品となっていました。
etc 2006.11.19---映画館 http://youkoso-movie.jp/
好奇心のゆくえ→
南極日誌 (韓国:2005年) ★★★
スタッフ 監督:イム・ピルソン
出演:ソン・ガンホ(チェ・ドヒョン隊長)/ユ・ジテ(ミンジェ)/パク・ヒスン(イ・ヨンミン副隊長)/キム・ギョンイク(ヤン・グンチャン:食事担当)/ユン・ジェムン(キム・ソンフン:通信担当)/チェ・ドクムン(ソ・ジェギョン:電子設備・ビデオ撮影担当)/カン・ヘジョン(イ・ユジン:ベースキャンプ通信)/他
物 語 無限に広がる氷と雪の世界、昼か夜かも分からないこの世の果てで、彼らは一体“何”を見るのか?
南極到達不能点を目指して、6人の探検隊員が歩みを進めている。そこは地球最低気温マイナス80度を記録しブリザードが吹き荒れる、地球上で最も過酷な自然条件を持つ、南極でも足を踏み入れる事が最も困難な場所である。ある日彼らは80年前に遭難したイギリス探険隊の日誌を発見するが、やがてその日誌に導かれるように不思議な出来事が起こり始め、遂に犠牲者が出る。隊員達は進退をめぐって意見をたたかわせるが、隊長が強引に目的地を目指す事を主張する。そしてそれぞれの胸にわだかまりを残し、疑心暗鬼のまま進んで行くが・・・。(公式HP映画より)
感 想 この作品は、人間が極限状態に置かれるとどう狂ってしまうのか?なぜ狂ってしまうのか?そんな心理に焦点をあてた作品で演技派ソン・ガンホの凄味が感じられる1作です。
監督は人の心理状態を映像表現することに定評のある方だそうで、そのことを前もって知らないで観ていたので、ホラー映画なの?と多少勘違いもしてしまうような複線の張り巡らし方にその謎解きや結末に期待したのですが、思っていたのとは違う方向の映画でした。
etc 2006.2.25---DVD http://www.nankyoku-movie.com/index2.html
好奇心のゆくえ→「」
ナンバー・スリー(韓国:1997年) ★★
スタッフ 監督:ソン・ヌンハン
出演:ハン・ソッキュ(テジュ)/アン・ソックァン(ドシク:親分)/パク・サンミョン(ジェチョル)/イ・ミヨン(ヒョンジ)/チェ・ミンシク(マ・ドンパル:検事)/ソン・ガンホ(ジョピル)他
物 語 社会風刺を効かせたコメディ風ヤクザ映画で一流を目指す三流人間達の物語。 組織内クーデターがおき、ボスのドシクの命を守り一派のナンバー3にのしあがったテジュ!さらに上を目差す///テジュと同じ孤児院出身で前述のドシク殺害に失敗したジョピルは不死派を結成し復讐を誓い弟分と4名で山篭もりして修行に励む///暴力団掃討作戦を立ち上げた検事マ・ドンパルはヤクザを嫌い一掃するチャンスを狙う。
感 想 字幕を観ていると色々な仕掛けがあるのだろうと気が付くのだけれど?オマージュ・パロディ・風刺などを全編に含めているそうで韓国語をネイティブで理解しないと面白さは伝わらないそうです...。確かに....。
etc 2004.9.12---ビデオ
二重スパイ(韓国:2003年) ★★★
スタッフ 監督:キム・ヒョンジョン
出演:ハン・ソッキュ/コ・ソヨン
物 語 80年代、冷戦下。脱北者を装い韓国に潜入した北朝鮮スパイ、イム・ビョンホは、偽装亡命の疑惑を晴らし次第に韓国側の信頼を得ていく。そして3年目、ついに最初の指令が与えられるー「DJに接触せよ」。
感 想 ハンソッキュ主演、北と南のスパイの話し、真面目というか、重い物語りでした。ちょっと空しくもなる感じがいいのか?悪いのか?スパイものの緊張感が好きな方には良いのかも知れません。
etc 2004---DVD
NOWHERE(ノーウェアー)情け容赦無し(韓国:1999年) ★★★★
スタッフ 監督:イ・ミョンセ
出演:パク・チュンフン/アン・ソンギ/チャン・ドンゴン/チェ・ジウ
物 語 40段もの長い階段の途中で斬殺事件発生!ウ刑事とキム刑事が出動する。この事件事態は暴力団同士の抗争のようなのだが、その犯人は神出鬼没でなかなか捕らえる事が出来なかった....。
感 想 それほど期待をしていないで観始めたので、カッコよく、面白く、日本の刑事モノと違う豪快な野蛮刑事アクション!に新鮮さを感じました。主人公のパク・チュンフンのコミカルでカッコイイ演技が良いです。ちょっとプロゴルファーの丸山選手に似ていました。〜日本の謎解き刑事モノとは違う、画で魅せる単純な映画です。チェ・ジウも出てた!!
etc 2004.6.9---DVD
爆裂野球団!(韓国:2002年) ★★★
スタッフ 監督:キム・ヒョンソク
出演:ソン・ガンホ(ホチャン)/キム・ヘス(ジョンニム:監督)/キム・ジュヒョク(エースピッチャー)/鈴木一真()/伊武雅刀()/チョ・スンウ(馬番:友情出演)/他
物 語 1905年朝鮮半島が日本の占領下にある時代。韓国初の野球チーム「YMCA野球団」の活躍を描いたヒューマンコメディ。
感 想 韓国での野球のルーツと、政治的な展開を織り交ぜたストーリー。洋モノや香港モノとは違い大騒ぎコメディでは無いので、そういう雰囲気を期待していると「アレ?」となるでしょう。個人的な目線でいうなら、ソン・ガンホ演じるホチャンのスキップするシーンがなんかハマった!突出した「何か」が足りない感じもします。
etc 2004.10.6---DVD
八月のクリスマス(韓国:1998年) ★★★★★
スタッフ 監督:ホ・ジノ
出演:ハン・ソッキュ/シム・ウナ
物 語 小さな写真店を経営するジョン・ウォンは店に仕事で写真の現像に来た若い女性タリムと知り合う。素直で純粋なタリムはジョン・ウォンにひかれ、ジョンウォンもタリムのそんな好意に応えたかったのだが彼に残された時間はあまりにも短かった。
感 想 凄く悲しいでも凄く暖かい。一つ一つの感情を自分で想像して膨らませられる部分を残すことで。十人十色の「八月のクリスマス」があるのではないでしょうか?
韓国映画を好きになったら見るべき映画でしょう。
etc 2003.12---DVD
好奇心のゆくえ→「8月のクリスマス」日本版
初恋のアルバム〜〜人魚姫のいた島 (韓国:2004年) ★★
スタッフ 監督:パク・フンシク
出演:チョン・ドヨン(ナヨン、若き日の母ヨンスン)/パク・ヘイル(若き日の父ジングク)/コ・ドゥシム(ヨンスン:母)/他
物 語 平凡な女の子ナヨンは母親が嫌いだった。頑固で口の悪い母ヨンスンはことあるごとに父親をなじり家族の関係もギクシャク。父親は優しすぎる性格なのか口うるさい母になにも言わずじっと耐えていたがある日「もう休みたい」と家族にポツリともらし姿を消してしまう。母は父を捜す気も起こさず。ナヨンも楽しみにしていた旅行に....行くはずだったが父親の行きそうな所「両親の故郷」へと赴くことにする。しかし、そこで彼女が出逢ったのは、30年前・20歳の母・ヨンスンと郵便配達員ジングク(若き父)だった!
感 想 つくづく韓国映画にはこういうファンタジーを織り交ぜてくる作品が多いのですね。本作ではファンタジー部分は説明無しなのでちょっと(個人的には)欲求不満になったり・現在の母の姿と昔の純粋な娘だった母との変化の繋ぎ目が理解しづらい所はありましたが、相変わらずのチョン・ドヨンの演技(今回若き日の母と娘の2役)に惹きつけられっぱなしでした。
etc 2005.8.6---DVDhttp://www.taki-c.co.jp/hatsukoi/
好奇心のゆくえ→
Happy End(韓国:1999年) ★★
スタッフ 監督:チョン・ジウ
出演:チョン・ドヨン(チェ・ボラ)/チュ・ジンモ(キム・イルボム)/チェ・ミンシク(ソ・ミンギ)
物 語 妻ボラは浮気をしている、相手のキム・イルボムもボラを求めお互いにとって失いたくない関係になってしまっていた。ボラの亭主ミンギは失業中でなかなか職が決まらず、公園や古本屋で恋愛小説や推理小説を読み時間を持てあましていた。ミンギはスーパーに行ってもレシートと買った商品を比べチェックをするような細かな性格で、そんな所からある日妻の浮気に気がつく........。
感 想 この作品を観たいと思ったのは、「私にも妻がいたらいいのに」のチョン・ドヨンが出ていること、さらに大胆な情事シーンがあると言うことで(?)観たのですが、「うわ〜エロイ〜」なんて馬鹿騒ぎして観ていたら後半、足元をすくわれました。重要なポイントはチェ・ミンシクが亭主の役であることと、その性格、頻繁に出てくる本屋。ネットを調べていたら「Happy End」=メデタシメデタシの意味ともう一つ、「Happy End」=幸福の終わり。の捉え方ができるとあり唸らせられた。
etc 2004.8.6---DVD
花嫁はギャングスター(韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:チョ・ジンギュ
出演:シン・ウンギョン(ウンジン)/パク・サンミョン(スイル)/イ・ウンギョン(ウンジンの姉)/アン・ジェモ(パダ)/キム・イングォン(ヨンマン:パダの弟分)/シム・ヨンチョル(マジンガー)/ミョン・ゲナム(大親分)/チャン・セジン(白ザメ組親分)/チェ・ミンス(続編への布石?特別出演)/他
物 語 組を救った伝説の女ウンジンの事をパダは新入りの弟分ヨンマンに語るが事務所に入るなりヨンマンは新聞を読んでいる女性に向かって「電話番」呼ばわりし組員らを凍らせる。「電話番」の女性こそが女親分ウンジンなのだ。男顔負けの強さで今の地位を築き手下にもそして大親分からも一目置かれる存在のウンジンには幼い頃別れ離れになった姉がいて再会を果たすが、姉は大病におかされており余命幾ばくもない、そんな姉の最後の希望がウンジンの幸福な姿「結婚して家族を持って欲しい」ということだった。結婚や妻、性生活...etc今までヤクザモノとして生きてきたウンジンに複雑な状況が展開する!
感 想 この映画のHP等にはいろいろ派手なキャッチコピーがあり、いろいろ混乱させられますが、予想していたよりは「笑えた」映画でありました。ウンジン新婚生活パートはアッサリしていて「心の揺らぎ」があまり表現されずにいつのまにか....な感じ。公式HPをみると続編が決まっていて、しかも次回作にはチャン・ツィイーが共演するそうです。何にでもチャレンジしちゃうのねチャン・ツイィーよ!
etc 2004.9.24---DVD http://www.hanagang.jp/
春の日は過ぎゆく(韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:ホ・ジノ
出演:ユ・ジテ/イ・ヨンエ
物 語 年上の女性ウンスと、仕事のパートナーとして出会った青年サンウは出会って間もなく恋に落ちる。サンウは愛にのめり込んでゆくが、ウンスは距離をとるようになってゆく.....変わりゆく愛に揺れる男女の心を、繊細に描いた作品。
感 想 青年サンウの人生の通過点を描いた物語り。パッケージにある「離婚経験のあるウンスは愛に懐疑的になっていく....」というくだりは実際ちょっと違うように思えたが....。ラスト前のお婆さんの名言に納得。DVD版には特典として桜並木シーン別バージョン(全編通しでも見れる)がありこちらは通常版のサンウ目線でシーンが展開するのとは逆でウンス目線で展開します。意図的とはいえ印象も変わるので是非観くらべてください。
etc 2004---DVD
バンジージャンプする (韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:キム・デスン
出演:イ・ビョンホン(インウ)/イ・ウンジュ(テヒ)/ヨ・ヒョンス(イム・ヒョンビン)/ホン・スヒョン(オ・ヘジュ:イムの彼女)/キム・ガプス()/イ・ボンス()/キム・ジョンヨン()/チョン・ミソン()/他
物 語 1983年。大学生のインウはある雨の日に出逢った女性テヒに一目惚れをする。不器用ながらも積極的なアプローチをしたインウの気持ちはテヒにも通じ、やがて2人は愛し合うようになってゆく...。
インウが兵役に旅立つ夜「必ず行く」と言っていたテヒは来なかった。あれから17年の月日が経ち、インウは国語教師となって新しいクラスを受け持つ事になるのだが、生徒であるヒョンビンの言動に驚きを覚える、それはまるでテヒを思い起こさせる事ばかりだったのだ.....。
感 想 女優イ・ウンジュさんが亡くなられてから最初に僕が観賞した彼女の出演作ということもありどう感じるのか?が気になっていましたが鑑賞中はまだ彼女の事を意識している僕がいました。彼女の演技を楽しんでみるにはもう少し時間が必要のようです....。さて物語のほうはテヒとの思い出を知っているかのような言動をする生徒が教師になったインウの前に現れたことで、生徒とテヒとの間に疑いようもない関係性を感じるようになっていく....。韓国映画には良くある(?)一風変わったファンタジー・ラブストーリーです。人によっては嫌悪感が先に来るかも?
etc 2005.8.5---DVD http://www.bungee.jp/
好奇心のゆくえ→
反則王(韓国:2000年) ★★
スタッフ 監督:キム・ジウン
出演:ソン・ガンホ/チャン・ジニョン/チャン・ハンソン/パク・サンミョン
物 語 主人公デホは営業成績の悪い銀行員で遅刻魔。そんなデホを叱る意味か?何かあればヘッドロックをかけてくる上司がいた。ある日デホは外回りの時に偶然プロレスジムを見つけ、ヘッドロックの逃れ方を教えてくれるのでは?と興味をもつ所から始まる彼の昼間銀行員、夜プロレスラーの生活!
感 想 最初はかなり心配な(面白く無いかも?)展開が続くがデホデビュー戦辺りから結構面白かった。プロレスをTVで見る人や観た事ある人なら試合のカメラアングルや場外乱闘の雰囲気がホンモノ志向であることに気が付くハズ。ラストシーン後もう少し観たいなぁと思ってしまった。
etc 2004.5.12---ビデオ
B型の彼氏 (韓国:2005年) ★★
スタッフ 監督:チェ・ソグォン
出演:イ・ドンゴン(ヨンビン)/ハン・ジヘ(ハミ)/シン・イ(チェヨン)/他
物 語 運命の出会いを信じる女子大生ハミ。間違いメールの相手、ヨンビンと偶然に出くわした彼女は、彼こそが運命の相手と思い込む。だが、ヨンビンは"女性が恋人にしたくない男性1位"のB型の男の子だった!慎重なA型のハミは、ヨンビンの予測不能の行動に戸惑いながらも、その大胆で積極的な性格に魅了されていく。B型男性嫌悪症の従姉の妨害工作もなんのその、ヨンビンとの奇想天外な日々を楽しんでいたハミだが、彼の身勝手な行動に次第に傷ついていき、ついに別れを決意する。しかしヨンビンにはそんな行動を取ってしまう秘密があった。果たして真実の愛は、血液型を乗り越えられるのか・・・? (公式HPより抜粋)
感 想 血液型が恋する気持ちを振り回すような作品でした。主演イ・ドンゴンを観てると日本の福山雅治に見えたり、風見シンゴにみえたり...演技の魅せ方がなんだがペ・ヨンジュンにも似ているな〜と...一方ヒロインのハン・ジヘも何処かで観たような、でも誰に似ているのだ?とずっとそんな事を気にしながらの観賞でした。軽く楽しめる作品か?それともB型の恋人に振り回された経験がある方には「あの人」を思いだしてしまう作品か?
etc 2007.6.6---スカパーch.312 ムービープラス
好奇心のゆくえ→
美術館の隣の動物園(韓国:1998年) ★★★★
スタッフ 監督:イ・ジョンヒャン
出演:シム・ウナ/イ・ソンジェ/アン・ソンギ/ソン・ソンミ
物 語 結婚式のビデオカメラマンのチュニと兵役休暇中のチョルスの奇妙な10日間の同居生活の物語り。恋愛ベタなチュニと兵役中に彼女に去られたチョルスの微妙な関係が暖かく、そして優しく描かれています。
感 想 同居生活の中でお互いの優しさに気付いてゆくシーンがいい感じです。「八月のクリスマス」のシム・ウナとはまた違って演技力が光ります。
etc 2004---DVD
ひとまず走れ! (韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:チョ・ウィソク
出演:クォン・サンウ(ウソプ)/ソン・スンホン(ソンファン)/キム・ヨンジュ(ジノン)/イ・ボムス(ジヒョン刑事)/イム・ジョンウン(ユジン)/他
物 語 問題児の高校生3人組が乗る車の上に、ある日突然血まみれの男と大金が落ちてきた。突然の出来事に動揺した3人は、とりあえずお金を持ち逃げするが…。 (goo映画より抜粋)
感 想 なんというか....都合良く展開してゆくなぁ〜とか思いながら淡々と観賞。ワルの上に悪がいて、その上に極悪がいて....。イム・ジョウン演じるユジンの存在も気にはなったが...(僕の中では最後の「希望?欲?」を持ち去ったのがユジンだったりしてぇ〜とか?)そんなフリも無いまま終わっていった。アイドル映画の位置づけなのかな?
etc 2007.6.19---スカパーch.312 ムービープラス
好奇心のゆくえ→
フー・アー・ユー?(韓国:2002年) ★★
スタッフ 監督:チェ・ホ
出演:イ・ナヨン(ヒョンテ:メルロ)/チョ・スンウ(インジュ:ピョリ)/チョ・インジ(ポヨン)/イ・ジャンウォン(ナムン)
物 語 63ビルディング。チャットゲームの企画スタッフとして働くヒョンテは、2年以上も開発してきたゲームのオープンを目前に控えていた。ゲームのタイトルは"フー・アー・ユー"。ヒョンテはテスト参加者の反応に振りまわされる日々を送っていた、ある時掲示板で"フー・アー・ユー"を誹謗する書き込みを見つけて憤慨するスタッフにかわり書き込み主のピョリというIDを調べると、それが同じ建物の水族館で働く女性ダイバーであることを知る。そしてインタビューを口実に彼女と知り合いになってゆくが.....。(ネット上の文章参考)
感 想 韓国映画のインターネット・パソコン通信などを題材にした作品としては良くできていると思います。よくあるファンタジックなストーリーではなく現実的な作品です。自らが開発に携わったバーチャルな世界に主人公自体が結果混乱させられるというのは皮肉なメッセージなのか?
etc 2004.7.24---DVD
僕が9歳だったころ (韓国:200?年) ★★★★
スタッフ 監督:ユン・イノ
出演:キム・ソク(ヨミン)/イ・セヨン(ウリム)/チョン・ソンギョン(ヨミンの母)/チュ・ドンムン(ヨミンの父)/他
物 語 1970年代。田舎の小学校に通うヨミンは、不良少年から友人を守り、母が亡くなり姉と暮らしている親友ギジョンとお弁当を分けて食べる、心優しい少年。そのヨミン少年のクラスに帰国子女のカワイイ女の子チャン・ウリムが転校してきた。田舎に不釣り合いなウリムに振り回されるヨミン達。時にケンカしたり、意地悪したり...でもホントは....。(公式サイトを参考に)
感 想 レンタル屋の韓国コーナーで気になったので観賞しました。日本でも韓国でも子供達の世界は似たような事がおこっているようで、廊下に立たされる子等:日本ならバケツを両手に、が定番のイメージですが、あちらでは下履きを口にくわえさせるのが定番?なんかカルチャーショックでした w。ヨミンより年上のヤラレ役・5年生のツバメ君のキャラの味がいいな〜と思っていたのでもう1つ位良質なエピソードが欲しかった気もしたけれど、彼は(※彼の人生は)あのままヘタレキャラで終わってしまうのか?。設定が70年代ということもあってか、同世代とも言える懐かしさもあって、なかなか魅入ってしまいました。
etc 2006.10.29---DVD http://www.boku9.com/
好奇心のゆくえ→
復讐者に憐れみを (韓国:2002年) ★★
スタッフ 監督:パク・チャヌク
出演:シン・ハギュン(リュ)/ソン・ガンホ(ドンジン)/ペ・ドゥナ(ヨンミ)他
物 語 聴覚障害者のリュは、病気の姉を救うため自分の腎臓を移植するつもりだったが、血液型が合わない。さらに、勤務先の工場を解雇され、わずかな退職金も、臓器の密売人に騙し取られてしまう。そんなリュに、恋人のヨンミは、工場の経営者ドンジンの娘を誘拐しようと持ちかける。金と引き換えに、娘は無事に帰すつもりだった....。ところが、思いがけない事故で娘が溺死し、ドンジンは犯人への復讐を誓う。一方リュも、密売人に復讐を始める…。<goo映画より>
感 想 それぞれが、それぞれの理由で始めてしまう復讐劇。パク・チャヌク監督・復讐3部作と言われている1作です。(「オールド・ボーイ」「復讐者に憐れみを」「親切なクムジャさん(未見)」)
心に突き刺さる衝撃は復讐の始まりの頃では「憐れみ」を感じるコトも出来ますが、徐々に復讐劇はエスカレートしていき各登場人物の正義(復讐)に感情移入ができなくなってゆくのがちょっとツライ。とても「痛い」映像にラストカットの瞬間まで僕は顔を歪めながら観てしまっていました。オールド・ボーイにあったようなエンターテインメントの要素が無いので観る「覚悟」を必要とするでしょうね。子供には見せてはいけません一作でしょう。ペ・ドゥナ ファンには衝撃とも言える大胆シーンもあり。
etc 2005.10.12---DVD
好奇心のゆくえ→「オールド・ボーイ」
ブラザーフッド(韓国:2004年) ★★★★
スタッフ 監督:カン・ジェギュ
出演:チャン・ドンゴン/ウォンビン/イ・ウンジュ/コン・ヒョンジン/チェ・ミンシク/キム・スロ
物 語 結婚を控えた兄ジンテは靴磨きをしながら家族の生計を支え、弟ジンソクには大学へ行って欲しいと期待し、弟もその期待に応えようと頑張っていた1950年6月25日その日までは.....朝鮮戦争勃発により強制徴集された弟ジンソクを守るため兄ジンテも一緒に軍用列車に乗り込み最前線へ配属される。
感 想 今シーズンの韓国映画・実尾島/4人の食卓/ブラザーフッドの中で一番ノーマークであった本作に感動をもらいました。マスコミがミーハーに取り上げ過ぎていて勘違いしていました。本作はそれ以上に朝鮮戦争の惨状を伝えるエネルギーがあり、年表で知るだけでは計り知れない悲しみや、やるせなさが沢山あるのだなと気付かされました。45年の日本敗戦以後もこの半島の戦争はずっと終われずにいるのですね。もっと知らなければ!と強く思いました。
etc 2004.6.27---劇場 http://www.brotherhood-movie.jp/
ペパーミントキャンディ(韓国:1999年) ★★
スタッフ 監督:イ・チャンドン
出演:ソル・ギョング/ムン・ソリ/キム・ヨジン
物 語 人生に絶望した男の半生を時間を遡りながら語られる物語。男の人格形成の謎が徐々に解明されて.....
感 想 始まって数分で主人公は自殺する...では何故自殺するにいたったのか?だんだんと若返ってゆく主人公を見せるこの映画、実は撮影も実際の映画の展開どおりに時間を戻りながら撮影したとか、それを思うとラストシーンは違った意味でも面白い。
etc 2004---DVD
ほえる犬は咬まない(韓国:2000年) ★★
スタッフ 監督:ポン・ジュノ
出演:ペ・ドゥナ/イ・ソンジェ/キム・ホジョン/ピョン・ヒボン/コ・スヒ
物 語 マンション棟内で連続子犬失踪事件発生!大学教授になれずに妻にもバカにされている男・意地悪婆さん・怪しい警備員・浮浪者そしてマンションを管理するスタッフのヒョンナム達がおりなす。「とびっきりキュートでちょっぴりシュールなエンタメムービー!!」〜タイトルの意味は=口やかましい者程、実行が伴わないの意
感 想 「犬」にまつわる食文化.....一番最初にコメントが入るので特殊撮影だと思うけれどやはりちょっとショック。内容は大小の差はあれど誰しもルールを破ったり、悪さをしているってことをコメディタッチで描いた作品かな。劇中で観ているTVに「八月のクリスマス」が流れていたり、カラオケで「フランダースの犬」を唄っていたり....不思議と気になる映画です。★4つでもいいかも..
etc  2004.5.2---DVD
Born to Kill(韓国:1995年) ★★
スタッフ 監督:チャン・ヒョンス
出演:チョン・ウソン(キル)/シム・ウナ(スハ)/キム・ハクチョル(ユン社長)/イ・ギヨル(キム専務)/ミョン・ゲナム(インハク)/キム・グァンイル(キム会長)/他
物 語 殺し屋キル。兄貴からの依頼を確実にこなすこの男は、組織内の勢力争いのため沢山の命を奪っていた。一見スキが無いようなキルも部屋に帰ると生活感もなく寂しい生活をおくっていた。それは、彼が育った境遇による寂しさでもあった。そんな、キルに芽生える唯一の人らしさ、それは向かいのアパートに住むスハとの出会いであった。徐々に2人の距離は縮まって行くが同時に、組織の抗争は無情にも動き出すのだった。
感 想 この作品は雑誌の付録DVDとして付いてきたものです。元映像はビデオ素材のダビングなのか?ノイズ等もあってベストコンディションでは無かったですが、2005年になってまだ未見のシム・ウナ出演映画が観られるとは思っていなかったので、それだけでも気持ちは「★5」です。内容的にはヤクザバイオレンスとラブストーリーが一緒になった良くあるモノでしたが、シム・ウナ効果?で作品自体は最期まで楽しめて観賞出来ました。やっぱり僕の中で韓国女優と言ったらシム・ウナなんだな。
etc 2005.2.19---韓国ムービースターライブvol.1(竹書房)付録DVD
僕の彼女を紹介します(韓国:2004年) ★★★
スタッフ 監督:クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョン(ヨ・ギョンジン)/チャン・ヒョク(コ・ミョンウ)/キム・テウ(キム刑事)/チャン・ホビン(脱獄囚)/キム・スロ(犯人A)/他 スペシャル出演?あり?
物 語 ギョンジンは熱血女性巡査。ある非番の日に彼女が自信満々に捕まえたのは、犯人逮捕に協力しようと真犯人を追っていたミョンウ(教師)だった。この誤認逮捕から2人の距離は急接近する。ミョンウはギョンジンの熱血な所にも好意をもてたが彼女が時折見せる無鉄砲な行動をとても心配し、少しでも彼女を守れないモノか?と行動を起こすのだった。ギョンジンの知らない所でミョンウが心配しているのにも気づかず今日も「彼女」は犯人を追っていた....。
感 想 クァク・ジェヨン監督&チョン・ジヒョンの「猟奇的...」コンビが贈る「プレゼント!」的な映画作品!!。人によって好みが別れる展開だと思いますが、冒頭のヘリ撮影による夜景の美しさ・全体的に顔のアップの多い映像はチョン・ジヒョンFanにはタマラナイ!・監督作品に観られる「笑いの演出」は今までで一番沢山笑えました!劇場内はラスト近くはCMの通りすすり泣くお客さんも多くいました。

個人的には、ストーリーはもう少しシンプルな方が好きなんだけれど.....いろいろな要素満載の映画です。
ラストの「あの演出」は僕等への「プレゼント!」と素直に受け取ればいいのでしょうが、「僕の彼女を紹介します」という一つの作品としては.....どうなんだろう?とか、いいつつDVDでたら観るのだろうナァ〜
etc 2004.12.11---劇場 http://bokukano.warnerbros.jp/
ホワイト・バッジ(韓国:1992年) ★★★★
スタッフ 監督:チョン・ジヨン
出演:アン・ソンギ(ハン・キジュ兵長)/イ・ギョンヨン(ピョン・ジンス一等兵)/シム・ヘジン/ハン・ジイル/キム・セジュン/他
物 語 韓国で朴大統領暗殺のニュースが流れ、学生による民主化運動・軍事政権の戒厳令が時代を象徴していたころ、ハン・キジュは10年前のベトナム戦争の体験を小説にしようとしていた。しかし戦争体験を紐解こうとすればするほど、筆は進まず悩んでいた。ある日小説の宣伝を観てかつての戦友ピョン・ジンスから連絡を受ける、久しぶりの再会をする2人だがピョンは精神を病み、そんな彼をみているとベトナムの凄まじい記憶が一つ一つ甦ってくる....。
感 想 DVDショップをふらふらと観ていたら、あまり見かけないタイトル(本作)が....。アン・ソンギ主演か....。僕にとってはアン・ソンギ主演・出演作品はハズレなしと思っていまして、それと衝動も手伝って購入!この作品は韓国がベトナム戦争に参戦していた時の話で、最初の頃は戦場にいる事さえ忘れるような緊張感の無い環境から徐々に兵士達にプレッシャーがかかってゆく様子が描かれます。ラストシーンに辿り着いた時、最近の韓国映画のパワーの源はこの頃からあるのだなと感じました。
etc 2004.11.4---DVD
ホワイト・バレンタイン(韓国:1999年) ★★
スタッフ 監督:ヤン・ユノ
出演:チョン・ジヒョン(ジョンミン)/パク・シニャン(ヒョンジュン)/他
物 語 ジョンミンは小学生の頃、とある顔も知らない男性と文通をしていたが、ある約束を守れなかった事からそれっきりになってしまった。彼女にとっては初恋の想い出なのかもしれない。
時が過ぎジョンミンは20歳になり、おじいさんの本屋を手伝いながら好きな絵を描いていた。ある日ジョンミンの部屋の窓から1羽の伝書鳩が迷い混んできた。ジョンミンはその鳩についている手紙を読んでしまい、そして返事まで出してしまった...。運命とすれ違いは近いところで、でも遠い...そんな2人がお互いの存在に気が付く時はくるのか。
感 想 少し前の韓国映画のような良い雰囲気があり期待大。ジョンミンがヒョンジュンをいつ好きになったのか?僕が観た感じでは最初から「好きビーム」を出していると思うのですが、「真実」以後からの揺れ具合が伝わりにくかったような気がしました。女の子目線だとまた違って観れるのでしょうか?。ラストに向かう展開は結構イイ感じ。今でも若いチョン・ジヒョンですが、更に若さUP!かわいらしさで溢れています。
etc 2004.12.17---DVD
マドレーヌ(韓国:2002年) ★★★★
スタッフ 監督:パク・クァンチュン
出演:チョ・インソン(ジソク)/シン・ミナ(ヒジン)/パク・チョンア/カン・レヨン/キム・スロ(菓子職人を目指す男)
物 語 「好きだと思ったことはなんでもやってみる」が信条の美容師のヒジンは、ある日中学の時の同級生ジソクと偶然再会する。ゲーム好きで行動派のヒジン!読書家で真面目なジソク!2人の共通点はゼロだがヒジンの提案により1ヶ月間の期限付の恋人「契約」を結ぶ。その契約の内容は★期間中は別れ話はしない★お互い嘘はつかない★1ヶ月たったらかっこよく別れるこの3つの条件に。ヒジンは「でも1ヶ月後には私にベタ惚れよ!」と自信満々だったが....。
感 想 「火山高」ではカッコかわいかったシン・ミナの魅力満載の1作が日本上陸です。最初は軽いストーリーなの?という印象を受けましたが、中盤からしっかりしたドラマが展開するので安心して観ることができると思いますよ。これまで観てきた韓国映画の色々なシーンに似ている気がしたのは僕だけでしょうか?シン・ミナの笑顔は★5つモノ
etc 2004.7.23---DVD
マラソン(韓国:2005年) ★★★★
スタッフ 監督:チョン・ユンチョル
出演:チョ・スンウ(ユン・チョウォン)/キム・ミスク(キョンスク:母親)/イ・ギヨン(ソン・チョンウク:コーチ)/ペク・ソンヒョン(ユン・チュンウォン:弟)/アン・ネサン(チョウォンの父親)/他
物 語 「5才の心を持つ20才の青年チョウォン、僕は走っている時がいちばんしあわせ!」
自閉症の障害を持つチョウォンの予測不可能な行動や、ストレートな感情表現がいつも周囲にひと騒動を巻き起こす。〜母キョンスクは彼の将来を心配し彼に一つでも取り柄をミツケその長所を伸ばしてあげようと必死に20年やってきた、他の家族もかえりみず彼のためにも、自分自身のためにも...。〜マラソンのコーチとして紹介されたチョンウクは人生の目標を見失っている元マラソン選手。意志の疎通が上手くできないチョウォンのコーチ役もいい加減であったがいつしか彼の才能にいや、彼自身に......。そんなまわりの人々を、チョウォンの純粋で無垢な心は、いつしか気持ちをやんわりと解かしてゆく癒しの力を秘めている。
感 想 本物の「韓流」とはこういうモノだ!と叫びたくなるイイ映画。予測出来ない彼の行動にも感情や熱意があり、観賞していると彼を「普通の人(劇中の言葉をそのまま使いますが..)」と何ら変わらなく受け入れて、感情移入できるようになっていました。CMでは「泣ける」をアピールしていますが、同じくらいに「笑える」楽しい映画でもあります。ラストカットもわかりやすく心に「あたたかい感情」を残してくれました。主役を演じたチョ・スンウがアイドルではなく、役者として実績を積んでいる姿が頼もしい。
etc 2005.7.3--劇場 http://www.marathon-movie.com/
好奇心のゆくえ→「オアシス:韓国」
マルチュク青春通り (韓国:2003年) ★★★★
スタッフ 監督:ユ・ハ
出演:クォン・サンウ(キム・ヒョンス)/ハン・ガイン(ウンジュ:ヒロイン)/イ・ジョンジン(ウシク)/パク・ヒョジュン(ジュボク:ハンバーガー)/イ・ジョンヒョク(ジョンフン:風紀委員)/チョン・ホジン(ヒョンスの父)/キム・プソン(トッポッキ屋の主人)/イ・スク(ウシクの母)/アン・ネサン(数学教師:担任)/他
物 語 1978年・軍事政権下の韓国。ブルース・リーに憧れて育った高校2年生のヒョンスは、ポソンから新興住宅地カンナムに引っ越してくる。母親がこの地の地価高騰を予想したからだ。父親はテコンドーの師範。人格者と評判だったが、息子を拳でしつけていた。 この頃の韓国の圧力的支配はマルチュク通りに近い男子校にも蔓延しており、ヒョンスが転入したクラスは、エロ本を売ってセコく授業料を稼ぐハンバーガー、キレると相手の頭をボールペンで刺す留年生のチクセ、父親が軍の指揮官であるため教師からえこひいきされるソンチュン、学園のボス的存在のウシクら、ガラの悪い連中の吹き溜まりだった。ケンカ番長のウシクは卑劣な風紀委員ジョンフンとの権力争いにしのぎを削る。そして、問題を起こす生徒は、教師たちによって軍隊仕込みの体罰を容赦なく加えられていた。そんな環境に身を置くしか無かったヒョンスでさえ様々なストレスを抱え...。 (ネットより抜粋・参考に)
感 想 韓国の映画って今の日本からすると「ガサツ・暴力的」な印象を受けたりしますが、「軍事政権下での圧力」が「教育環境」にも大いに影響を与え、その中でもがき苦しみながら育っていた一人が監督となって、青春時代の事をやっと映画作品として世に出せるまでの時代になったという事なのですね。後半キレた、主人公ヒュンスのセリフが個人への憎しみではなく「体制批判」的なモノだった事で、その想いに気づかされました(気づくの遅い!? w)。アトは韓国映画ではよくある?劇中で「人が死ぬ」事がなかったので最初から最後まで素直に観賞できた。
etc 2007.1.6---スカパーch.312 ムービープラス
好奇心のゆくえ→
MUSA-武士-(韓国・中国:2001年) ★★
スタッフ 監督:キム・ソンス
出演:チョン・ウソン(ヨソル:元奴隷・槍使い)/チュ・ジンモ(チェ・ジョン将軍)/アン・ソンギ(チン・リプ:弓の名手)/チャン・ツィイー(明の姫)/他
物 語 1375年。高麗末期、中国では元と明の交代期に、明の使臣が高麗で殺害される事件が発生し親明政策を掲げた恭愍王が殺害され、高麗を訪れた明の使いが親元派により殺戮され混乱する。高麗と明の関係修復のために高麗から使節団(主人公達)が派遣されるが明は彼らをとりあわずスパイ容疑をかぶせて流刑にしてしまう。砂漠の真ん中で襲われ孤立した高麗武士達。しかし、偶然、明の王女を拉致した元の軍と遭遇し、王女を助け出し使節団の目的である関係修復を目指すため南京を目指すが。元の追っ手はスグに迫ってきた。(ネット上で調べた文章を参考にしています。)
感 想 上記の国や軍の関係を多少把握してから観た方が入りこみやすいとは思いますが。物語が進めば登場勢力の関係は解りやすいので大丈夫です、この作品、制作は韓国がメインだと思われますが、舞台は完全に中国で撮影されたものだそうです。最近流行のワイヤーアクションものではなく、カッコ良さがそのまま伝わってくるアクションなのがイイですね。脇を固める人たちの感情もキチント表現されていました。.....韓国・中国映画が好きな僕にはお得感があった1作です。
etc 2004.8.5---DVD
もし、あなたなら〜6つの視線 (韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:「彼女の重さ/イム・スルレ」「その男、事情あり/チョン・ジェウン」「大陸横断/ヨ・ギュンドン」「神秘的な英語の国/パク・ジンピョ」「顔の価値/パク・クァンス」「N.E.P.A.L.平和と愛は終わらない/パク・チャヌク」
出演:「彼女の重さ●イ・ソリ(ソンギョン)」/「その男、事情あり●ペク・チョンハク(男)/ピョン・ジョンス(母親)/チョン・ハウン(少年)」/「大陸横断●キム・ムンジュ()」/「神秘的な英語の国●キム・セドン(医者)/トン・ヒョヒ(母親)/キム・スミン(子供)」/「顔の価値●チ・ジニ(男)/チョン・エヨン(駐車場の女性係員)」/「N.E.P.A.L.平和と愛は終わらない●チャンドラ・クマリ・グルン/オ・ダルス/キム・イッテ」/他
物 語 韓国人権委員会が製作した「ヒューマン・ライツ=人権」を主題とするオムニバス映画。
1「彼女の重さ」女子商業高校の3年生ともなると、教師は就職のために容姿に磨きをかけるよう生徒を叱咤激励する。そんな中で焦りを感じた主人公ソンギョンは危険な決断をしてしまう。
2「その男、事情あり」近未来。ある男の部屋の扉には「性犯罪者公表サイトから危険人物であるマーク」が貼られていた。少年の母親は少年に「あの男」がいたら顔もあわせず逃げなさいと教育していたが.....。
3「大陸横断」脳性麻痺の重い障害を抱えるキム・ムンジュの日常を11のサブタイトルで区切りながら、本人でしか判らないようなやるせなさやを訴える。
4「神秘的な英語の国」1999年名門英語幼稚園でのクリスマス会で息子の合唱に母親はガッカリしていた。それは、隣のネイティブな英語発音で歌う子供と比較してしまったからだ...教育熱心?な母親はRとLの発音が上手になるという手術を行う事に決めたのだ。
5「顔の価値」葬儀場の料金所にいる女性係員の接客態度がなっていないと、何周も戻っては彼女に声をかける男の悪態は「接客態度」から「顔」にとエスカレートしていく、男が駐車場から出るやいなや目撃したのは...。
6「N.E.P.A.L.平和と愛は終わらない」90年代のソウルにてネパール人の女性チャンドラ・クマリ・グルンは道に迷い〜無銭飲食で警察に突き出され〜顔・容姿は韓国人だが、言葉が通じない事から精神病送りに〜彼女に関わる全ての人の判断ミスと手抜き調査により6年4ヶ月もの間たらい回しにされてしまった。〜現在チャンドラさんは生まれ故郷のネパールで過ごしている。実話を元にした作品。〜
感 想 プライバシー・教育・就職・障害者の視線と様々な人権を6人の監督が映し出すオムニバス映画は衝撃的であり、日本だったらココまで突っ込まないだろうなぁと言うところまで踏み込んでいきますね。映画としての演出の部分も当然あるのでしょうが、教育熱心なお国柄が伝わってくる韓国の実態におどろかせれました。他作品とは少し視点の違う「N.E.P.A.L.平和と愛は終わらない」は一見の価値あり!
etc 2005.7.30---DVD http://www.seochon.net/mosianata/
好奇心のゆくえ→
ユリョン(韓国:1999年) ★★★★★
スタッフ 監督:ミン・ビンチョン
出演:チョン・ウソン(431)/チェ・ミンス(202)/ユン・ジュサン(000:艦長)/チョン・ウンピョ(981:調理長)/他
物 語 極秘任務コードネームKMX1<作戦名:幽霊(ユリョン)>。上官殺害の罪で死刑が執行されたイ・チャンソク。死んだはずの彼は、ある場所で目を覚ます。南海の核兵器基地そこに任務する男達はみな生存しない人間として存在していた...。任務はロシアから秘密裏に入手した原子力潜水艦「幽霊:ユリョン」による極秘任務コードネームKMX1を実行することだが、艦内にはこの極秘任務に疑問を持つクルーもいた。そして....。
感 想 この潜水艦「ユリョン」の中に凝縮された、韓国の歴史的抑圧感。現実に自分達の民族が受けた仕打ちをどこかで爆発させたいと考える人間もいるだろうと思うと背筋がゾワゾワします。途中日本の潜水艦が悲劇にあうのですがその時画面を日本語が飛び交うので雰囲気を楽しむ為には吹き替え版より、字幕版で鑑賞したほうがリアルかもしれません。あ〜満足の★5つ!
etc 2004.9.2---DVD http://www.nifty.com/yuryong/
4人の食卓(韓国:2003年) ★★
スタッフ 監督:イ・スヨン
出演:チョン・ジヒョン/パク・シニャン/ユ・ソン/キム・ヨジン/チョン・ウク
物 語 幸せな結婚を前に用意した4人掛けの食卓。男はそこに地下鉄で毒殺された少女達が座っている姿を目撃してしまう。だがそれは真の恐怖が訪れるほんの始まりでしかなかった。〜あなたの中にも辿ってはいけない恐怖がある〜(作品キャッチコピーより)
感 想 チョンジヒョン主演と言う事で行きました!予想通り彼女の表情豊かな演技は見る事はできませんでしたが、彼女でないと成り立たないのも確かです。ホラー映画ですがお化けの恐怖ではなく、自分で蓋をしてしまった記憶や信じたくない現実といった深層心理を描いています。精神を病んでいる人々の目線で語られる所から多少混乱しますがアトは観ている各々の価値観で真実を探す?
etc 2004.6.7---劇場 http://www.4table.jp/
ラストプレゼント(韓国:2001年) ★★★★
スタッフ 監督:オ・ギファン
出演:イ・ジョンジェ/イ・ヨンエ
物 語 芸人として上を目指す男とそれを応援する妻。しかし妻の体は病魔に侵されていた....。
感 想 いろいろなシーンで自然と涙が.....韓国映画は僕の心に入ってきますね。
etc 2003.12---DVD
ラブストーリー(韓国:2003年) ★★★★
スタッフ 監督:クァク・ジェヨン
出演:ソン・イェジン(ジヘ:娘・ジュヒ:母)/チョ・スンウ(ジュナ)/チョ・インソン(サンミン)/イ・ギウ(テス)
物 語 恋に悩む女子大生ジヘは母ジュヒの昔書いたラブレターと日記を見つけた。そこから娘は秘められた母の初恋を知り、そして自らの進行形の恋とダブってゆく
感 想 映画館で初鑑賞の韓国映画でした。クァク・ジェヨン監督は音楽の使い方が良いですね。本作でも「カノン」は流れますがもう1曲よく流れる曲がシーンによって悲しくなったり、キュンとなったり表情を変える曲で物語に合ってます。DVDが発売されて....まさに涙ボロボロでした★4つにUP。1つだけ疑問点がテスの髪型で真ん中だけ剃ってしまっている髪型がマル刈りになってまた次のシーンで真ん中剃りになっていたのは記録・撮影ミスなのでしょうか?フォークダンスに行くエピソードのあたりだったと思いますが....。
etc  2004---劇場&DVD
ラブレター 〜パイランより〜(韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:ソン・ヘソン
出演:チェ・ミンシク/セリシア・チャン/コン・ヒョンジン/ソン・ビョンホ
物 語 ヤクザのカンジェは過去に偽装結婚をした事がある。本人は全く記憶にも無いその妻の存在であったのだが、ある時カンジェの元に偽装結婚相手の妻に付いての連絡がきたのであった。
感 想 浅田次郎の原作を韓国で映画化、同原作で「ラブレター」日本版もあります。凄く良い題材なのですが途中で僕の目から流れた涙を打ち消す程の衝撃にあなたは納得できますか?お国柄差?印象は過激&ラブな韓国版/テーマの掘りさげがしっかりしている現実&ラブな日本版。あなたならドッチ?
etc 2004.5.19---ビデオ
リベラ・メ(韓国:2000年) ★★★
スタッフ 監督:ヤン・ユノ
出演:チェ・ミンス(サンウ)/キム・キュリ(ミンソン)/チャ・スンウォン(ヒス)/ユ・ジテ(ヒョンテ)/パク・サンミョン(ハンム)/チョン・ジュン(ジュンソン)/キム・スロ(マンチ)/チョン・エリ(チョン・ミョンジン:精神科医)/ホ・ジュノ(インス)
物 語 放火犯の疑いで10数年の刑期を終え出所したヒス。しかし彼が出所した直後刑務所のボイラー室から爆発は起こる...。その後、街で原因不明の火災が頻繁に発生。熟練の消防士サンウは火の周り方が人為的であることを感じる....。知能的な放火犯とそれを追う消防隊員達を主人公にした。アクション・犯罪・ヒューマンドラマ。「リベラ・メ=我を救いたまえの意(ラテン語)」
感 想 這うような炎の表現はナカナカ迫力があった。少し人が(仲間が)悲惨な目に遭いすぎで辛くなりますが、最近では(04/8月)日本のTVでもこんな感じのドラマがあったり、「バックドラフト(未見)」があったり、様々な作品があるようですね。消防ものが好きな方(?)か、チェ・ミンス、ユ・ジテFAN。はたまたキム・スロFANの方には彼らのカッコイイ活躍が観れます!撮影は「セット+CG+スタント」ではなく「実際の街+本物の火+ノースタント」だそうです日本では不可能だ。
etc 2004.8.7---DVD
リメンバー・ミー(韓国:2000年) ★★★★
スタッフ 監督:キム・ジョングォン
出演:キム・ハヌル/ユ・ジテ/パク・ヨンウ/ハ・ジウォン/キム・ミンジュ
物 語 1979年、ソウンは好きなトンヒ先輩の姿を隠れ見ていたが部屋から急に人が出て来たのに驚き近くの部屋に隠れた。それに気がついたトンヒ先輩はソウンに声をかける、慌てたソウンは部屋にあった無線機に興味があるとデタラメな事を言うのだが、その無線機がこの物語の重要なアイテムになっていく。1979年と2000年を結ぶ時空を越えたラブストーリー
感 想 この映画は同時期に公開された「イルマーレ」と比較されていますが、結果僕は両方共好きでした。韓国の人の大好きパターンなのでしょうね。この作品が好きな方には「接続」「ラブストーリー」なんかも合うかもしれませんよ。リメイク日本版「時の香り〜リメンバー・ミー〜」があるそうです。リメイク版比較鑑賞の好奇心もワクので今度探してみます。
etc 2004.5.29---ビデオ
猟奇的な彼女(韓国:2001年) ★★★★★
スタッフ 監督:クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョン/チャ・テヒョン
物 語 大学生のキョヌは電車内で酔っぱらっている「彼女」を介抱することになるが、翌日昨日の事をあまり覚えていない「彼女」から呼び出され問いつめられる!容姿とは裏腹に「彼女」はヒドイ振舞であったのだ、キョヌは「彼女」に振り回されながらも、「彼女」の心に傷がある事を知る。
感 想 タイトル名のイメージをふくらませつつ、なるべく油断して観てみてください、あなたのハートも射抜くと思います。チョン・ジヒョンの表情豊かな演技は魅力たっぷりで音楽も凄く良いですよ。タイトル名で敬遠している方が意外と多いようですね。
ディレクターズカット版を観賞しました。通常版(セル版)の特典映像にあった未公開シーンを本編に織り交ぜたのみの印象だが、つなげて観賞すると意味が膨らんだり、わかりやすくなったり、余計だったり(笑)...。もうかれこれ10回以上は観てますが何度観ても笑えて泣けるステキな映画です。
etc 2003---DVD、2005.2.2---DVDディレクターズカット版
恋風恋歌:レンプウレンカ(韓国:1999年) ★★
スタッフ 監督:パク・テヨン
出演:チャン・ドンゴン(テヒ)/コ・ソヨン(コ・ヨンソ)/パク・チニ(おみやげ屋娘)/ハン・ジェソク(スター俳優役)/他
物 語 ソウルの企業でサラリーマンをしているテヒは済州島に一人、旅行に来ていた。旅先でバスガイドの女性コ・ヨンソと出逢い、お互いに気になってゆく、そしてコ・ヨンソが非番の日にテヒは一日裏?済州島ガイドを頼み様々な場所を訪れながら2人の距離は近づいてゆく。
感 想 「本土の男とはやめとけ!」これが済州島に住む人たちの中に根付く考え方?今までの本土からみた「済州島いいとこ!」発言はいくつかの韓国情報番組や映画で観た記憶がありますが、立場が逆だとこんな考えもあるのかと発見!この映画は済州島裏観光案内モノ?と観賞の仕方に最初戸惑いつつも中盤から終盤にむけて韓国ラブストーリーの王道ともいえる展開でした。チャン・ドンゴンは濃い顔の印象だったが、この作品内ではなんか爽やかさが漂ってた。!!
etc 2004.9.17---DVD
ロスト・メモリーズ(韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:イ・シミョン
出演:チャン・ドンゴン(坂本)/仲村トオル(西郷)/ソ・ジノ(オ・ヘリン)/シン・グ(高橋)/他
物 語 1909年伊藤博文暗殺!失敗?、歴史は歪められ朝鮮半島は日本の統治のもと歴史を歩んでいた。
2009年日本の第三の都市ソウルにて朝鮮独立を掲げる過激なテロ組織の活動が活発化、その対策班としてJBI(日本捜査局)は捜査を開始する。純粋日本人の西郷と朝鮮系日本人坂本は事件の核心に迫ってゆくが、圧力がかかったのか罠にはめられたのか「朝鮮系」である坂本はある事件で濡れ衣をきせられ窮地に追い込まれてゆく、そんな坂本をかくまってくれたのがテロ組織であった。そこで坂本はテロ組織が何を目的として活動しているかを知り自らのとるべき行動を選択することに...。
感 想 に、日本語が〜最初は戸惑い、聞き取りづらく感じましたが、ストーリーは単純明快?な展開なのでそんなには悩みませんでした。両国の歴史的感情ってのを考えると複雑にも思えるが、韓国の人たちはこの作品をどう思いながら観ていたのでしょうね?「テロ」組織に拍手喝采なんだろうか...?伊藤博文の暗殺に失敗した後の日本にもSONYが存在し、プレイステーションが売られているのはなんか「妙」だった。
etc 2004.10.5---DVD http://www.gaga.ne.jp/lostmemories/
我が心のオルガン(韓国:1999年) ★★
スタッフ 監督:イ・ヨンジェ
出演:イ・ビョンホン(カン先生)/イ・ミヨン(ヤン・ウニ:女教師)/チョン・ドヨン(ユン・ホンヨン:女学生)/チョン・ムソン/チェ・ジュボン/イ・インチョル/ソン・オクスク/他
物 語 1960年代、高度成長期前の江原道の山奥の小学校に21歳の若いカン先生と25歳の美しいヤン先生が赴任してきた。カンは年上のヤン先生に片思いをいだきながらも、子供達に読み書きをしっかりと教えていこうと一生懸命に教育者として頑張っていた。
若く優しいカン先生に恋心をいだく少女ホンヨンは17歳ながら家庭の事情で小学校に通っていた。カン先生が生徒達に字を覚えるために日記を書くように宿題を出すとホンヨンはカン先生への想いや、純粋な感情を日記に綴って「宿題」を提出していた。
初恋の純粋さと、長い人生の中で「一歩前進できたような」エピソードとを描いた作品。
感 想 観賞をして行くにつれ、頭の中を「韓国風味の「初恋のきた道」的」な映画だな〜と思いながら観ていました。この「間」や「ムード」が受け入れられる方には結構イイ映画になると思います。チョン・ドヨンの派手過ぎないけれどしっかり伝わる演技は「私にも妻がいたらいいのに」の時にも思いましたが抜群です!
etc 2004.10.18--DVD
私にも妻がいたらいいのに(韓国:2001年) ★★★★
スタッフ 監督:パク・フンシク
出演:ソル・ギョング(キム・ボンス)/チョン・ドヨン(チョン・ウォンジュ)/チン・ヒギョン(テラン)/ソ・テファ/ホ・ジャングン
物 語 銀行員キム・ボンスは、結婚願望が強い。唯一の独身仲間も結婚が決まり焦りも絶頂に達していた。そんな時に昔の同窓生テランと再会しキムはつき合うようになる.....。
・銀行の前には学習塾があり女性講師チョン・ウォンジュは銀行窓口で対応してくれるキム・ボンスを想っていた。最初は挨拶を交わす程度であったが、いくつかの偶然により知り合いの関係になっていき、彼女は「彼女の片想い」をもう一歩進めようと勇気をだした...........
感 想 韓国映画ブームで最近は賑やかですが、久しぶりに韓国恋愛映画らしいステキな映画ですね。 映画らしいハプニングや偶然は訪れますがそこから話が急展開する訳ではなく、主人公2人にも観ている者にも「印象づける」という所にとどめてあります。キムが同窓生テランと食事をするシーンと、キムがチョン・ウォンジュと食事をするシーンがあるのですがこの2つのシーンのキムの違いを感じられればこの作品の演出というか駆け引きのようなものを楽しめると思います。....チョン・ウォンジュ(チョン・ドヨン)は魅力的な女性ですね。僕にもこんなヒトがいたらいいのにぃ〜
etc 2004.7.13---DVD
私の頭の中の消しゴム (韓国:2005年) ★★
スタッフ 監督:イ・ジェハン
出演:チョン・ウソン(チョルス)/ソン・イェジン(スジン)/ペク・チョンハク()/他
物 語 建設会社の社長令嬢のスジンは、天真爛漫なお嬢様。建築家志望のチョルスとコンビニで運命的な出会いをし、二人はすぐに恋におちてしまった。温かい家族に囲まれて育ったスジンと違い、チョルスは孤独に生きてきた男だったが、スジンの献身的な愛に結婚することを決意。二人は晴れて新婚生活を迎える。建築士の試験にも受かり、幸せいっぱいの二人だった。しかし、スジンはある時から、物忘れがひどくなり、自分の家への道順すら忘れてしまうようになった。病院で、スジンは若年性アルツハイマー症だと診断される。(goo映画より抜粋)
感 想 この作品は前振り部分が長く、実際に病気の診断が下されてからの展開はあっというまなので、キチント感情移入出来る前に終わってしまった印象が強かった。ソン・イェジンは相変わらずカワイイし、チョン・ウソンも男から観てもカッコいいので確かに悲しいラブストーリーとしてのウケはイイのでしょうが、僕の中でのthe韓国映画!「八月のクリスマス」は越えられない。
etc 2007.2.12---スカパーch.312 ムービープラス
好奇心のゆくえ→
ワニ&ジュナ〜揺れる想い〜(韓国:2001年) ★★
スタッフ 監督:キム・ヨンギュン
出演:キム・ヒソン(イ・ワニ)/チュ・ジンモ(キム・ジュナ)/チョ・スンウ(ヨンミン)/チェ・ガンヒ(ユン・ソヤン)/チェ・グァンイル(ワニの会社の先輩)/他
物 語 アニメーターのワニとシナリオライター志望のジュナ。2人はワニの家で同棲中であった。とても上手くいっている2人の関係だったが、ワニの弟が留学先から帰ってくるという連絡があると、ジュナでさえ気づかない程の動揺がワニの中に芽生え広がりはじめる。それからというものワニはフトした瞬間に彼女の中にある様々な想い出が甦ってくるのだった.......。
感 想 発売時店頭で「ワニ&ジュナ」と言うタイトルを見てアイドルっぽい?軽そうな?印象の作品だな〜と敬遠していたらどの店からも姿を消してしまい観賞するチャンスを逃し後悔...。やっとレンタルで観賞できました。結果、なかなか侮れない作品で観賞を終えたら「ワニ&ジュナ」のタイトルにも妙に納得できました。メジャーな映画に多く観られる、もうひとヒネリ強烈なインパクトを演出してきそうな所をグッド抑えて綺麗にまとめるセンスが好きです。
etc 2004.12.15---DVD
悪い男(韓国:2002年) ★★★★
スタッフ 監督:キム・ギドク
出演:チョ・ジェヒョン(ハンギ)/ソ・ウォン(ソナ)/チェ・ドンムン/キム・ユンテ/キム・ジョンヨン
物 語 孤独なヤクザ、ハンギは街角で一目惚れした女子大生ソナの唇を突然奪う。この出来事からソナの人生は大きく狂わされ、気がつけば娼婦として働かされる事になってしまう。この悪夢の様な現実に抵抗をしていたソナもやがてこの世界に染まっていってしまう。そうしたソナの変貌して行く姿をハンギはマジックミラー裏で見守っていた....。(パッケージ裏の説明文を参考にしています。)
感 想 たとえば娼婦に純愛があるのだとしたら。たとえばヤクザ稼業を貫いている男に純愛があるとしたら。最初はタイトル通りのイメージの「悪い男」であるハンギなのだが、この世界で生きている主人公達を知ってゆくほどに「悪」をも覆い隠してしまう「愛」のカタチが見えてきてしまうのが不思議だ。韓国映画というククリではなく、キム・ギドク監督作品として見る映画かも?そんな事を思いました。
etc 2004.8.8---DVD http://www.kimki-duk.jp/badguy/
悪い女〜青い門〜(韓国:1998年) ★★★★
スタッフ 監督:キム・ギドク
出演:イ・ジウン(ジナ)/イ・ヘウン(ヘミ)/チャン・ハンソン(父)/イ・イノク(母)/アン・ジェモ(ヒョンヌ)/チョン・ヒョンギ(ジナのヒモ男)/ソン・ミンソク(ジノ:ヘミの彼氏)/チャン・ドンジク(ドンフィ)/他
物 語 一家が営む旅人宿には母と父と娘ヘミと息子ヒョンヌにもう一人、宿で売春をさせている居候のジナがいる。生活の為やっている商売であるが23才の娘ヘミにはそれがコンプレックスとなりジナを軽蔑し同じ歯磨き粉を使うのでさえ嫌だとジナに冷たく振る舞う。そんな状況に様々な人間模様が絡みながら価値観や優しさや苦しみが描かれてゆく
感 想 キム・ギドク監督の演出は凄いですね。一つの家の中で両極端な設定、人の人生としての振り幅も大きい設定にどうなってしまうのか?と変に先読みせずに素直に受け入れて満足のひとときを過ごせました。原題「青い門」に対しての「悪い女」はいつタイトルとして付いたものなのか?同監督作品の「悪い男」にのっかったモノなのか?この物語の中には「悪い女」はイナイでしょう。18歳以上の方にお薦め!
etc 2004.9.10---DVD
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