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2005年12月4日(日) 2005.12.3 新宿FACE

▼「江本、痛いよ...」垂直落下式ブレンバスターで3カウントを聴いた渡辺えりかの一声目は彼女らしく「つかみはOK」的なユーモラスなものだったが、続く言葉は全く思いもよらぬ衝撃だった。「私のタイトルに挑戦して来い、と言いたいけどもうできません。盲腸の疑いが、とか言ってみなさんを騙していましたが、心臓の病気でした。今すぐどうということはないんですが、プロレスを続けることはできない身体になってしまいました。JWPジュニア王座のベルトはここで返上します」渡辺はこの日の対戦相手江本にエールを送り、江本も「渡辺さんができなかたことは私が引き継ぎます」とジュニア王座の奪取を宣言した。渡辺は1月22日東京キネマ倶楽部が最後のリングになる。
▼JWP参戦後、対戦相手を次々撃破した輝優優が臨む日向あずみ戦は、輝に対するブーイングの中スタートした。気合いの入りすぎた日向は試合中膝を傷めた模様で、輝のパワフルな攻めに苦戦する場面が多く見られたが、最後はシャイニングウィザードからの2発目のみちのくドライバーIIで見事にピンを奪った。試合前には
激しくブーイングした観客も試合後のノーサイドの握手には暖かい拍手を送っていた。
▼無差別級王者倉垣翼の初防衛戦は、春山香代子と力比べ、パワー激突から始まった。戦場が場外に行き来する激しい試合となり、メタルウイングや月面水爆を放つも主導権を得られぬ王者、逆に重爆セントーン、爆殺ギロチンドロップ、ギロチン式エースクラッシャー、キーンハンマーなどに追い込まれるところもあったが、最後はルナウイングからファイアバードスプラッシュを見事に決めて3カウントを奪い初防衛を果たした。「次に挑戦してくるのは誰だ?!」と叫ぶ倉垣。するとリング上に日向、コマンドボリショイ、GAMI、米山香織、闘獣牙Leonの5名がエプロンに立つ。倉垣は「挑戦したい奴はリーグ戦でもトーナメントでもやって誰が一番強いのか決めてこい!」と告げてベルトと共にリングを後にした。

2005年12月20日(火) 2005.12.18 東京キネマ倶楽部

■12月18日のJWP年末パーティーの席上にて、下記の通りJWP2005年各賞が発表された。
MVP:倉垣翼
ベストバウト:5月15日、後楽園大会 無差
別級選手権試合 王者:日向あずみvs挑戦者:伊藤薫
敢闘賞:米山香織
殊勲賞:KAZUKI
功労賞:渡辺えりか
JWP賞:コマンド ボリショイ(JWP発展に尽力を尽くした)

▼植松寿絵&木村響子の迷コンビが、アフロタッグとして復活!しかし図らずも試合中、植松のアフロヘアーが実はヅラだったことが発覚、偽造に激怒した木村は自ら植松が着けなおしたヅラを奪い取る。「今、ヅラは流行りなんだよ」と吠える植松に木村は「ガッカリだ!」とおかんむりであった。
▼豊田真奈美を招いて対戦する相手は、シングルでは初対戦となる米山香織。キャリアにも体格にも大きな差がある両者だが、米山の奮闘ぶりはそれを感じさせないものであった。最後こそクイーン・ビー・ボムに沈んだ米山だったが、豊田は米山を抱きしめてその健闘を称えていた。
▼休憩前に木村響子がリングに立った「突然の発表で申し訳ありませんが、今日でJWPを退団させていただくことになりました。いろんなリングに上がりたいという自分のワガママなのですが、決して移籍とか引き抜きとかではありません。ファンのみなさん、今まで応援していただいてありがとうございました。JWP選手の皆さん、ワガママで、勝手でごめんなさい。JWPでデビューして育ったからこそ応援してくださっていた方がいることも承知していますし、批判とか拒絶とかも覚悟の上で自分で決めたので、今後しょぼい試合をしてファンの方々や先輩方を裏切るようなことがないようにやっていきたいと思います」
▼来月22日に引退する渡辺えりかと、この日で退団する木村が他の7人と一緒にJWPのリングに上がるのは最後となる5vs4ハンディキャップタッグマッチ。組み合わせは熟慮の末、入団順(出戻りの選手は再入団の順)に並べて均等に割り振られた。連続コーナーアタック、連続ダイブ、5人で4人を投げるブレンバスターなどが飛び出す試合は、終盤、日向あずみがみちのくドライバーIIで渡辺をカバーしたが、なぜかこれを全員がカット。さらに同チームの米山が日向にエルボーを食らわせて、最後は全員で渡辺に日向をカバーさせて3カウント。花を持たせてもらった渡辺は「最後に日向に勝ったぞー!」と雄叫び(日向が真顔で怒っていた(^^;)



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