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■ はじめに 普段Palm(Visor Prism :以下Visor) の母艦としてLinuxを利用しているのですが、実はこれといったこだわりがある訳でなく、単に自宅ではほぼLinuxで過ごしているので「Linuxでも使えたらいいなぁ」という程度のものでした。 とろこが使いはじめるとこれが結構便利で病み付きになってしまっています。何がいいって、pilot-link はコマンドベースのツールなので、環境としてXすら必要なくtelnet(ssh)接続してリモートでの操作も可能、さらにスクリプトに埋め込んで使えるなんていうのも魅力です。その辺りのネタも徐々にアップして行きたいと思いますが、まずはLinuxとVisorで通信できるように準備するところから始めましょう。 動作環境ですが、下記2種類の環境で使っています。私は自他共に認めるVine好きなので他のディストリビューションのことは分かりませんが、Vine 2.5(2.1.5)では準備作業もとても簡単です。
■ pilot-linkのインストール まず、VineのFTPサイトなどからpilot-linkを入手しましょう。pilot-linkはVine Plusの方に含まれています。さて、入手できたらスーパーユーザーで下記のようにインストールします。ちなみにここでの作業は基本的にスーバーユーザーで行います。
Vine2.5ならこれで準備完了です。Vine2.1.5以前の場合には、使う前にVisor用のドライバを読み込んであげる必要があります、ドライバの組み込みは下記の通り。
おっと、1つ忘れていました。使用するデバイスですが /dev/ttyUSB1 を使うようです。Vineではインストール後から使えるようになっているようですが、一応確認して見ましょう。
もし「そのようなファイルまたはデバイスはない」と怒られたら、mknodコマンドを使って作成します。
■ 疎通確認 さて準備完了しました。それでは、クレードルにVisorを乗せてパソコンとUSBケーブルで接続されているか確認しましょう。ここまで大丈夫でしょうか?。ここがちょっと面倒なところですが、Visorの場合HotSyncを開始するまでデバイスが存在しません。よって、手順としては...
...といった流れになります。試しに下記のコマンドを叩いて見ましょう。
上記のように、Visor内のソフトウェア一覧が表示されたら成功です。 ■ もうちょっと細工しておきましょう とりあえずここまでの作業でVine <--> Visor間のHotSyncは可能になりましたが、もうちょっと細工をしてより簡単に使えるようにしときましょう。
1行目では pilot-link が -p オプションのデフォルトで使用するデバイス /dev/pilot を /dev/ttyUSB1 と結び付けています。これにより、"-p /dev/ttyUSB1"のようにデバイスの指定をしなくても利用できるようにしています。2行目では、一般ユーザーからも利用ができるようにしました。 もう1つ、Vine2.1.5の場合にリブートする度に "/sbin/modprove visor" をやり直さなくてもいいように、/etc/rc.d/rc.localの最後に追加しておきましょう。エディタで直してもいいですし、こんな方法もあります。
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※全ては自己責任でお願いします。 | 最終更新日 2002.7.18 |