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■ はじめに 自宅で使っている富士通のマシン(FMV-DESKPOWER SIV207)にはCD-ROMに納められた電子辞書(スーパー総合辞書なるもの)が付いていました。これ結構便利で、文章書くときに広辞苑、WWWの英語サイトぶらぶらしながら英和辞書などと結構使っていました。そんな訳で、やっぱりLinuxからも使っちゃいましょう。 ディストリビューションはVineの2.1.5および2.5を想定しています。 ■ まずはソフトウェアの準備 一般的な電子辞書(EPWINGなど)を扱うコマンドとして dic およびそのX版である xdic があります。まずこれらのコマンドがインストール済みであるか確認してみましょう。ちなみに dic は xdic に含まれていますので確認は xdic に対する1度だけで大丈夫です。
こんな表示がされればインストール済みです。逆に「パッケージ xdic はインストールされていません」などと表示された場合には、Vineのftpサイトなどから入手してインストールします。
■ 辞書の構成 さっそく辞書を検索して見ましょう。まず辞書が収まったCD-ROMをパソコンにセットします。GNOMEなどを使っていると auto mount しますが、私のように WindowMaker を使っていて auto mount の設定もしていなければ手動でマウントします。
Vineの場合通常はこれでOKです。さて、CD-ROMの内容を確認してみましょう。
等といった具合いです。それではとりあえず英和辞書を使ってみましょう。 dicコマンドに-fオプションを使って英和/和英辞典(CHUJITEN)の辞書を指定し、その後で調べたい英語もしくは日本語を指定します。ここでは "english" および "日本人" の意味を調べてみました。
何やら"□"が沢山でていて文字化けのように見えますが、"□"の部分は外字の部分です。"jman dic"などでオンラインヘルプを確認すると分かりますが、UNIXでは外字表示用のオプションは無視されるそうです(残念)。まぁ、意味は分かりますからよしとしましょう(だめ?)。 ■ エイリアスを使って楽に検索 さすがに上記のように -f オプションを使って毎回辞書の場所を指定するのは骨がおれます。そこで、aliasを使ってコマンドを短くしてしまいましょう。 aliasはコマンド別名とも言いまして、例えば ls を dir に変えたりもできます。それからよく使うオプションが長いときなどに、そのオプションをコマンドに含めてしまうこともできます。"ls" と入力すると実際には "ls -l" を実行するといった具合いです。詳しくは別途説明したいと思いますのでここではこの辺りにしておきます。 先ほどのコマンドを楽に入力できるようにするために alias でユーザーコマンドを作ってみます(ここでは、シェルにbashを使っていることを想定しています。それ以外のシェルの場合にもaliasはありますので、へルプなどを参照して下さい。)
これで、"eiwa english", "koujien 閑話休題" などといった具合いに検索できるようになりました。大分使いやすくなりましたね。しかし、このままではシェルを立ち上げる度にaliasを設定し直さなければなりませんから、.bachrcなどの最後に先程の2行を追加しておきましょう。 さて、今回はこの位にしたいと思います。実はもうちょっと覚えておくと便利な機能があるのですが、それは次回にとって置くことにします。週一更新を目指し、馴れるまでしばらくは小出しに小出しにして行きたいと思っております。それではまた次回まで。 <PS> 前回書いた「VineでPalm」ネタは現時点(7/24)でまだ誰にも読まれてないようです(しくしくっ)。地味に地味にがんばっていればそのうちいいこともあるでしょう。っと、自分を励ましてみたりする。</PS> |
※全ては自己責任でお願いします。 | 最終更新日 2002.7.24 |