Tech-Ezo (Hokkaido PC and Network Users Group)
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Win.003 「ファイル名を指定して実行」から起動する
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いよいよ本命

本当は「SendToと使った起動」と「クイックランチャーを使った起動」を書くつもりでしたが、話的にあまり面白くないのでやめました。(じゃぁ他のやつが面白いかっていうと、泣けてくるんですけどね)

SendToは、マウスを頻繁に使っていたときには色々と便利に使っていたのですが、最近はマウスに手を伸ばすのが億劫なほど怠け者になっていますので、あんまり使わなくなりました。

では,普段どうやってアプリケーションを起動しているかと言えば,私の場合「ファイル名を指定して実行」を使っています.私はこれを一番多用していますが、「おぉ、これは便利だ!」と賛同して頂ける人は少ないだろうと思っております。もし、気に入って頂けたら掲示板(保健室)にでも書き込みをして頂けるとうれしいな。

この方法の一番の利点は、ホームポジションから手を動かすことなく目をつぶっててでも新しいアプリケーションをすばやく立ちあげることができることだと思います。

それでは、熱く語ってみたいと思います。

アクセサリやシステムツールを起動する

まず、「ファイル名を指定して実行」の一般的な使い方として、アクセサリなどのWindows標準のツールを起動するというものがあります。

[Win]+[r](もしくは[Ctrl]+[Esc],[p])で「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「notepad」と入力して[Enter]して見ましょう。メモ帳が立ち上がったと思います。同じ要領で下記のアプリケーションを起動することができます。

calc 電卓
command MS-DOSプロンプト (NTの場合は cmd)
explolrer エクスプローラ
freecell フリーセル
hearts ハーツ
notepad メモ帳

ショートカットを起動する

パスが通ったフォルダ(※1)のアプリケーションであれば、上記のように「calc」「notepad」などと入力するだけで起動することができますが、パスが通っていないフォルダにあるアプリケーションの場合には、絶対パスでファイル名を指定する必要があります。

例えば、Wordを起動しようとした場合...

"C:\Program Files\Microsoft Office\Office\WINWORD.EXE"

などと指定しなければならず、これでは実用に耐えません。

そこで、このような場合にはショートカットカットを使います。上記の例でいきますと、Wordのショートカットを作成し、パスの通ったフォルダ(C:\WINDOWS など)に保管しましょう。そして、ファイル名を「word」に変更します。

さてこの状態で、「ファイル名を指定して実行」に「word」と入力し実行して見ましょう。どうですか?Wordが起動されましたか?

このように、パスの通っていないフォルダに保管されたアプリケーションを「ファイル名を指定して実行」から起動したい場合は,ショートカットをパスの通った場所に置いておくと便利です.

自作コマンド(ショートカット)は別フォルダへ

好みの問題だと思いますが,私はコマンド起動用に作成したショートカットは,専用のフォルダを用意してそこに保管しています.作成したばかりのショートカットはコマンド名(ショートカットのファイル名)を失念してしまうこともあるので,決った場所に保管しておくと直ぐ確認でき便利です.また,バックアップも簡単にできるのも利点です.

例えば,「c:\usr\bin」というフォルダを作成し,Win9x,WinMEの場合,「c:\autoexec.bat」にpathの記述を追加(もしくは修正)します.

set path=c:\usr\bin

すでに,pathの行がある場合には,';'でつなげて記載します.

set path=c:\windows;c:\windows\commands;c:\usr\bin

などとします.修正が終わったら,保存終了して無難にリブートしましょう.

自作コマンドの例

私は上述したコマンド格納用のフォルダに下記のようなショートカットを置いています.

taro 一太郎
word Word
excel excel
mail outlook
memo TreeMemo
vi Vim32
tterm TeraTern

..etc

起動頻度の高いのはやはり vi と TeraTerm ですね.

アプリケーションだけじゃなくファイルも便利

プリケーションのショートカットだけでなく,よく使うファイルやフォルダのショートカットも保管しておくと便利です.例えば,私は今日一日どんな作業をしたかと,どの時間帯になにをしたかを把握するために業務日報をつけています.これはテキストファイルですが,このファイルのショートカットを先ほどのコマンド格納フォルダに格納して置くことで,ショートカット名(私の場合「daily」)だけで日報を読み込んだ vi が立ち上がるようになっています.

  ※ [Win]+[r] daily [Enter] などと入力します.
  ※ 標準のテキストエディタをメモ帳からviに変えています.

他にも,よく使う文書保管用のフォルダのショートカットを入れておくのも便利でしょう.

  ※ [My Document]を[my]で開くようにしたりします.

もう一工夫

TeraTermはもっともよく使うアプリケーションのひとつで,「ファイル名を指定して実行」からのコマンド入力は,接続先のコンピュータ名も指定して実行しています.

tterm svr001
tterm localhost

また,接続条件や,表示条件(フォント指定,バックグランドの色)などの設定情報をファイルに保存することができ,起動時のコマンドオプションとして指定できるようにもなっています.

tterm -f type1 svr001
tterm -f type2 svr002

ここまでくるとちょっとタイピングが負担に感じはじめます.そこで,ちょっと工夫してコマンド・エイリアス風に,オプション込みのコマンド別名を作ってみましょう.

まず,コマンドのオプションを追加したいショートカットのプロパティを開き,ショートカット・タブにあるリンク先を見てみます.ここには,実行するアプリケーションのEXEファイルが記述されていると思います.ここの最後に,目的のオプションを追加すればOKです.

さて,いかがでしたでしょうか?.やっぱり,こんな使い方してる人は少いんだろうなぁ.

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※全ては自己責任でお願いします。 最終更新日 2001.3.16