2日目(3月9日)


ウエストプラザマラカルから海を望む

 モーニングコールは6:30。普段朝食は摂らないのだがこの日はホテルの食堂でコンチネンタル式朝食。5ドルでコーヒーと、トーストが日本のモーニングセットの2,3倍というところ。他には7ドルのセット、9ドルの和食セットがあるらしい。この食堂は「レッド・ルースター・カフェ」という名前なのだが、店内には日本の漫画本とか置いてあって、日本の喫茶店とかとあまり変わりない雰囲気だ(^^; 店の外には「Red Rooster Net」と称して2台のPCが置いてあって、片方はWindowsの日本語環境がインストールされていた。使用料は30分で3ドル。※ちなみにRed Roosterというのはパラオの地ビール。


ホテルの正面入口前から

 8:20にロビー集合。午前中のプログラムはドルフィンパシフィックでのウエルカムレセプション。前日から渡されていたドルフィンパシフィックのアクティビティ受講申し込み用紙を提出する。今回は前回にはなかったオプショナルで「ドルフィンスイム」(イルカと泳ぐことができる)を受講できる。このオプショナルを申し込まなかった人の中には、勘違いしてこの申込書を書いてこなかった人もいたのだがドルフィンパシフィックのコースに参加する人は全員必要らしい。

 バスで船着き場へ。後日地図を見直すと思いの外ホテルから近くだったようだ。中西号と長州号と(勝手に)名付けられたボート2艘に分乗してドルフィンセンターへ。

 短時間船に揺られてセンター到着。ここに来る手段はボート以外にはなく、ボートに乗れることが前提条件になる旨、公式ページにも明記されている。出迎えてくれたスタッフの人たちは前回とは異なる顔ぶれだった。研修生とか出向とかで外部から来た人が交代で勤めるものなのかも知れない。


ドルフィンパシフィックの入口となる桟橋から。

 前回も集ったイルカのプールの周囲に集まり猪木塾長を待つ。今回の塾長の登場は、イルカたちと一緒に泳いで出現、というものだった。根っから仕掛けが好きな人なんだろうな(^^;まずはウエルカムレセプションということで各自自己紹介をやった(はずだがよく覚えてない(^^;)。

 イルカとの交流の最初は、前回も受けたイルカとの触れ合い。公式ページによれば「クローズエンカウンター」というメニューらしい。イルカにキスしてもらうのと握手とを選択できるので、キスの方を選んだ(このイルカは雌だった)。プールに入ってイルカに触れ、頬にイルカの口先をくっつけてもらう。なるほど接吻には違いない。誰だ「あれがファーストキス」などと言ってるのは(--メ)。


これは誰か他の塾生へのキス。

 後で知ったが、今回オプショナルで参加する「ドルフィンスイム」は、このクローズエンカウンターを受けた経験があることが前提条件だったらしい。

 塾長とのツーショット撮影会のあと(だったと思う)、「ドルフィンスイム」の受講。申し込んだ人は二カ所のプールに分かれ、シュノーケルマスクとフィンをつけてプールへと。注意事項として「イルカの目、呼吸口、尾びれに触らないで」といったレクチャーを受けてプールに入る。人によってはライフジャケット着用。二手に分かれても結構狭くてプールサイド近くなどは芋を洗うがごとき状態になるが、イルカは結構平気なようで泳ぎ寄ってくる。

 そのうち塾長がこちらのプールに入ってきた。それまでもう一方の組と泳いでいたのだろう。塾長は二周りも三周りも若い塾生達よりもずっと達者に泳ぐ。我々など意図せずイルカの尾びれに触ってしまいそうになりビビったりしているのだが、塾長はイルカと戯れるのも自由自在といった感じ。


深潜りも自由自在の塾長

結構泳いでプログラム終了。塾長はここで一旦別のボートで先に出発。我々も来たときの桟橋から帰投。最初に出迎えてくださったスタッフの方々が見送ってくれた。スタッフの一人が海に飛び込むサービスぶり。


スタッフの中にはこんなネタを用意していた人も(^^;

 出発した船着場に戻るとそこからバスで昼食のレストランへ。レストランといっても海の家のような感じの店だが。ここで塾長を囲むバーベキューランチ。ただし塾長と直接同席できるのはあらかじめバスの中でのジャンケンを勝ち抜いた数名のみだが。メニューはチキン、ビーフ、ポーク、ウインナ、コールスローサラダ、おにぎりなど。おにぎりは塩味もなく具もないもの。これがパラオ流なのか?泳いだ後の体には塩味がないのは物足りなかったが、飯自体は悪くなかった。ビールは別料金2ドル、コーラ等も別料金1ドル、水、アイスティーは無料。

 
店内の様子。右は店から見える海の光景。

 店のTVに映っているのは日本語のニュース、NHKらしい。まもなく始まったのは「NHKのど自慢」(笑)

 食事を済ませるとみな塾長のテーブルの周りに集ってきて、塾長のおしゃべりに耳を傾けるひととき。塾長は葉巻をくゆらせていた。パッケージを見ると「ロミオとジュリエット」という銘柄。故ジャイアント馬場が愛飲していたものではないか(昭和56年ごろの東京スポーツ「ザ・プロレス」で読んだ覚えが)。聞いてみたが塾長は別にかつてのライバルとのゆかりには興味はなかったようだ。この葉巻自体塾生の一人がプレゼントしたものらしい。

 しばらくして中締めとなり、ここからはバスでなく徒歩でホテルへ。5分も歩いただろうか。途中に、ホテル最寄よりも大きなショップがある。カルシウム不足気味(爪が割れた)なのでヨーグルトなど探したのだが、パラオでは全般に乳製品は少ないのか、でかいサイズの牛乳パック、アイスクリーム、チーズぐらいしか見つからなかった。

 筆者はホテルの自室に帰るとシャワー浴びて寝てしまい、18:40ごろまで起きなかった。ここしばらくいつも週末は寝倒しているので、そのペースに陥ってしまったようだ。

 起きてくると1Fロビーには夕食に出かけるため大勢ロビーに集まっており、その中に混ぜてもらって出かけることにした。行き先は「魚魚魚」という和食の店らしい。WCTCセンターの向かいにあるのでそこを行き先に告げる。添乗員の永崎さんによれば「WCTC付近までは普通5ドル、乗る前に交渉すること」と聞かされていたのだが、降車のときに値段を聞くと7ドルだった。永崎さんのいう通り乗車前に値段を尋ねておけばふっかけられることはなかったかも知れない。

 さて「魚魚魚」(「ととと」と読む」)という店、入り口に飾ってある写真には塾長を囲むものとかが多かった。他にも有名人を囲んでとおぼしき写真があったがよく判らない。

 メニューは基本的に和食で、刺身とか焼きうどんなど日本で食べられるものと変わらないものもあるが一方で独特のメニューも数々。刺身にニンニク(?)で味付けしたネタの寿司とか、シャコ貝の刺身とか(去年「ドラゴン亭」でも食べたな)、タロイモ料理(餅に似て異なる食感)など。デザートにパパイヤなどが出てくるところも違う。


レッドルースタービールと普通っぽい刺身


ニンニク?で味付けされたネタの握り寿司と、同じネタの刺身と野菜の取り合わせ。マリネというには東洋臭い。


骨付きカルビ?


タロイモか何かの料理。ちょっと餅っぽい食感。デザートというには甘くない。

 しばらくして「猪木さんだ!」の声。まさしく塾長が入ってきた。店内には他にも多数の日本人客がおりちょっとした騒ぎに。写真をせがまれたりして応じつつ奥の座敷へ向かう塾長。見ると店の客の大半が日本人だ。近くのテーブルには士官帽みたいなのを被った男女の一団が座っていたのだが、聞けば東京水産大学の学生だとか。毎年航海実習でこの時期パラオに立ち寄るらしい。

 しばらくして塾長は我々のテーブルにやってきてしばし談笑に加わってくれた。のだが、みんな望外のことに緊張してしまいなかなか話し掛けることができない(笑)。筆者も席が近くなので何とか話題をひねり出した覚えがあるが今となっては何だったのかさっぱり思い出せない(苦笑)。というわけで至福の時はあっという間に過ぎた。この後、塾長のテーブルの食べ残しの皿が我々のテーブルに運ばれて来た。結構満腹だったにも関わらずみんな箸を延ばす(^^; やはり食は控え気味なんですな>塾長

 塾長が去って後、しばらくして我々も会計、人数が多かったせいか19ドル程度で済んだと思う。WCTCで買い物しようと思っていたが、もう閉店していたので隣の別のショッピングセンターで買い物。この店もかなり大きいのだが、WCTCのような土産物コーナーとかはなかった。純然たる日用品・食料品ストアーのようだ。

 ホテルに帰ってフロントに「湯が出ない」と伝えて見てもらった。単に何かスイッチが入ってなかっただけらしく、しばらくして湯が出るようになった。前回の時のように節水で風呂の栓がないということもなかったので風呂に入って寝た。


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