S.Uemura's diary archive vol.2
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1999.6.13
「∀ガンダム」第5話「ディアナ降臨」感想
1話観逃した間に、ムーン・レイスの軍人に一人死人が出た模様。それと地球に降りてきた人の数が増えたみたいで、民間人がいたり、例によって?仮面(もどき)の軍人が登場。この人、地球人との交渉役で、かつMS操縦もできる。
今回の話はムーン・レイスのキャンプにMSを奪いに行ったらメシエ(?、名前まだ覚えられない)がさらわれてそれを取り返すという筋。その裏では外交交渉みたいなことをやっていたり。最後にディアナが地球にやってくる。
ロランはいきなりホワイトドール(ガンダムの通称)の操縦がうまかった。まだマニュアル見ている段階なんだけど、やはりガンダムのパイロットはそういうものか。
ソシエ(?)姉妹の母上はすっかりあっちにいってしまわれた。復活するんだろうか?
カプールもちょっとだけ登場。この水中用MS、「ZZ」の「南海に咲く兄弟愛」に登場した奴だけど、アクシズで開発されたから、水中用として使うには問題があってパイロットには不評だったとかいう設定だったはず。
ディアナは唇が青くてこわそう。ミリシャの連中は彼女を捕まえようと画策しているけど、頼りのロランはどうするつもりだろう。
もっとまとめて観るはずだったのに、次の週の分がなぜか見つからない。
「魔装機神サイバスター」第6話「黒い罠」感想
リューネって、相変わらずどうしようもない女。こんな奴が組織の中にいられるのが不思議だ。
主人公(名前覚えられない)の親父が罠にかけられるが、危うく難を逃れる話。罠に使われたのは物語の鍵を握っていると思われる謎の箱だけど、そんな大事なものをああもホイホイ使ってしまっていいんだろうか?
というか始末し損なったからDCがヤバい組織なのがほとんど丸分かりっぽい。シラを切るんだろうか? 結局は悪行がばれて主人公たちが抜けるのかな。
来週、いきなり総集編くさい。おいおい。
『ソロモンの指環』
古本屋で見かけた気がするが、買うべきか。買っておいて損はないはずだが、いつ読めるんだろう? もしかしたらもう家にあるかも。親父に聞いてみるか。
1999.6.12
「ママは小学4年生」第28話「チビッ子天使の大冒険」感想
明日は夢が丘の町ができて20周年。その記念の催しのリハーサル、準備にみんな忙しい。小学生のなつみたちはパレードの練習、近所のおばさん+いづみはタペストリーの縫いつけ。
みんなの目が届かないから、ジュリエッタ、みらい、大平(大介の弟)は3人で勝手に遊んでいる。
おばさんたちはささいなことで口げんかを始め、なつみたちもけんかになってしまう。そこへ突然雨が降ってくる。そしてジュリエッタが勝手に時計塔に入ってオルゴールのスイッチを入れてしまい、チャイムが鳴り出す。
雨が上がった頃にはみんなの頭も冷えて、イライラも解消。だけどあのタヌキの置物はどうなったんだろう?
なつみたちのユニフォームがスカートなのだが、期待されたシーンはなし。
次週から2週放映休止。
「おにいさまへ…」第3話「(タイトル失念)」感想
なんつーか、すごい。原作: 池田理代子、キャラクターデザイン: 杉野昭夫、監督: 出崎統。というノリ。主題歌は小椋桂(字、あってる?)、音楽: 羽田健太郎。声優もめっぽう豪華。
そういうスタッフ/キャストではなく、話がすごい。時代は現代。舞台は、神戸あたりにあるらしい超名門女子校。こんな女の子が実際にいたら逆の意味で怖い、という子ばかり。そこへちょっと場違いというか、至って普通の主人公が入学する。
ところがその奈々子がソロリティの候補になってしまう。ソロリティというのは辞書を引いたら、女子学生社交クラブとある。そこに入るのは難しくて、選ばれるのは大変な名誉だ。というわけでお約束通りいじめられてしまうわけだ。相手は弁護士の娘で、取り巻きが何人か。その陰湿な攻撃に耐えかねてくじけそうになるが、親友の援けで辞退はしない。ところがその弁護士の娘の陰謀で審査のパーティの時間を間違えてしまう。3時間遅れで会場にやってくるところで今回は終わる。
脇役に男みたいな先輩がいたり、病気持ちのお兄さんにぶつかったり、と王道いきすぎ。しかも芝居みたいな過剰な演技というか演出というか。ここまでやられてしまうと「古くさい」と批判する気にもなれない。この作品、再放送だと思うが、NHKの制作で、テレホンカードが作中に登場するくらいは最近の作品だ。一体、いつ放映されていたんだろうか?
ごきぶり
外出するときに、靴にごきぶりらしき虫が。玄関が暗かったのと、すぐ蹴って外に出してしまったので本当にごきぶりだったのか確認できずじまい。マイマイカブリだったのかも。
1999.6.11
蚊
ついに今年もこいつとつきあう季節がやって来てしまった。日本に住んでいてこれほどヤなものもない。
「カイロ団長」
宮沢賢治の童話。唐突に思い出したのだが、作中で団長の家が四角から八角になったというのがどうしても理解できない。どういう理屈なんだろう?
ソックスホールズ
今日履いた靴下に穴があいていた。家を出てしばらく歩くまで気づかなかったのが情けない。親指が丸出し。白土三平状態。
「ソックスホールズ」は松谷みよ子の童話に出てくる少年野球チーム。
「この番組は、楽しい家庭料理の世界を……」
「アニメージュ」今月号で、世界名作劇場の人気ベスト10みたいな記事が載っていた。1位は「ロミオの青い空」だ。この番組はすごく人気があった。ただ、熱心なファンというのが若い女性で、まあヤオイと紙一重と見ていいと思う。「ロミオ〜」が今回1位なのも、そういった女性の存在ゆえだと思えてならない。仮にそうだとすると、そういう楽しみかたは世界名作劇場としては邪道だ。百歩譲って楽しみかたは人それぞれとしても、そういう女性は世界名作劇場のほかの作品をまともに観たことがあるのか非常に疑問だ。「ロミオ〜」しか知らないんなら、それ以外に選びようがないわけだ。
それとは別に、僕は「ロミオ〜」が嫌いだ。原作ではジョルジョだったのをロミオに変えたのも気に入らないし、それ以上に原作のジョルジョはもっとしたたかというかたくましい奴だったのに、アニメは単なるお涙ちょうだいの話になっているからだ。
1999.6.8でメールサーバのスプールを圧迫する云々と書いたが、.forwardの記述でそれは制御できるのだと判明。普通は、転送したら削除するみたい。
1999.6.10
偉いぞビクター
以前にリリースされた「殿堂」シリーズのCDを復活させる。しかも、「モスピーダ」は(CDでは)初めてIIIまで発売する。「ドルバック」、「ゴーショーグン」、「ガラット」、「ミンキーモモ」、「バース」、「ゴーグ」などなども。個人的には「スラングル」を是非とも手にいれなくては。
自己修復機能
が、あるらしい。フェニックス一輝の聖衣じゃなくて、∀ガンダムに。おいおいおいおい、ずりーぞ。まさか生き物だったなんてオチじゃないだろうな。
「アニメ批評」
創刊準備号を買った後音沙汰がなかったが、やっと店に並んだ。どうやら準備号の売れ行き次第で本当に創刊するかが決まったらしい。
G-SAVOUR
CG+実写の映画。時代が0200年代らしい。「ガイア・ギア」はどうなるんだろうか?
1999.6.9
6月9日は
「超人ロック」の日。毎年どっかで言うようにしているので。さあ、来年はどうしよう。
http://www.zuperman.com/
なるサイトができた。今までプロバイダにぶらさがって普通のページを運営していた人が、自前のドメイン名を取得して新装開店させたサイトだ。いやはや。"zuperman"なのは、昔イメージアルバムが作られたときに、作曲をしたイギリス人の音楽家が「超人ロック」を読んで、「これは"Superman"を超えた"Zuperman"だ」と言ったからだとなっている。しかし私見では、"Superman"だと商標的にまずいという意味合いのほうが強かったと推察している。現在の英語タイトルは"Locke the Superman"だ。ただ、今でも英語のファンサイトの中には、"Cho-jin Locke (Locke the Super-human)"とかなんとかで、"Superman"を使わないようにしているところもある。
しかし法律に絡んで個人的にまずいのは、僕のLocker Roomだ。雑誌に掲載された設定や、単行本のカバー表紙見返しにある作者のコラムとかを丸写しにして掲載しているからだ。
その割にhttp://www.zuperman.com/
からもリンクされていたりする。恐らく作者にもばれているんだけど、大目に見られているらしい(と思いたい)。すいません、やめてほしかったらすぐアクセス不能にします >聖先生。
Ω
今日付けの毎日新聞夕刊によると1999.1.31に僕がCPUを買った店は、オウム関連の店ということだ。真偽は知らないが、真として話を進める。
僕がその店で買ったのは、単に目あてのCPUが置いてあったからだ。それに上記の情報は今日初めて知った。だから過ぎてしまったことだし、知らずに買ったことはよしとしよう。
では、今後はどうするべきか。
一般的に、僕は宗教、とりわけ教義宗教が好きではない。ある思想や考えを、たとえそれがどんなに優れたものであるにせよ、絶対的な真理とみなすのは賛成できない。その対象がある個人ならなおさらだ。我々は、普段、ある種のことを正しいとした上で生活しているし、またそうでなくてはやっていけない。しかし、その「正しさ」には常に、「本当にそうなのだろうか?」という疑問をはさむ余地が残されている。そして実際、我々が生活している以上、我々の世界は絶えず変化しているから、ある時は正しいことでも、正しくなくなってくることが往々にしてある。ところが、初めっからあることが絶対的に正しいのだという考えでいると、それが正しくあるように、世界のほうを変えてしまうということになりかねない(実際にそうなった)。
僕も大学院生だから、学者の端っくれのさらに下っ端であることをかえりみずに言うと、学者は皆、そういう絶対的に正しい真理を発見したいとどこかで願っているはずだ。たとえ自分の研究成果が即そうではないにしろ、学問全体は真理に向かって進んでいるのだと考えているはずだ(矛盾しているように聞こえるかもしれないが)。
だから、宗教を信じる人の気持ちは理解できる。だがそこに安穏としているのは逃げだと思う。まあそれで幸せならそれはその人にとってはいいことだろう。我々は幸せではいられない不幸な人間なのかもしれない。
話が逸れ気味だ。僕が宗教を嫌いなのはさておき(これだけ話しておいて「さておき」とは…)、だからといって、宗教団体の経営するPCショップで買い物をするのまでやめなくてはいけないだろうか?
僕が何か、彼らが「御利益」があると信じているようなものを無理矢理交わされたのならともかく、僕が買ったのは僕が欲しかったものだ。まっとうな商売で彼らが儲けようと、僕の知ったことではない(むしろ働かずに生活しようとかいう輩よりずっと健全だ)。
ただ、この場合、その宗教団体はオウムだ。オウムを儲けさせたらまた何をやらかすか知れない、危険だ、というのが大方の考えだ。本当に、そうなんだろうか? オウムがまた以前のような勢いを取り戻すようなことがあるのだろうか? よしんばそうなったとして、また事件を起こしうるのだろうか? 何しろ、我々は彼らを危険と見なしているし、警察はなおさらだ。そういう周囲の目が光っているところで、何かやれるものだろうか?
事件が起きてからでは後の祭りだし、いささか楽天的な見方かも知れない。だが、日本は法で動いている国だ。それはつまり、たとえ罪を犯して刑務所に入ったとしても、そこから出てきた時にはまっとうな人間として扱われるということだ。オウムの信者も、教団もそのように扱われてしかるべきだと思う。やっぱり楽天的にすぎるだろうか?
買ったもの。"Rail Magazine"。
1999.6.8
ウェブページ移転完了
上智からxoomへの引っ越しが終わった。しかし上智のメールアドレスで参加しているMLをどうにかしなくては。.forward
しているからトラフィックは増えるし、上智でincしないとメールサーバのスプールを圧迫するし。
猛烈に恥ずい
「鉄道ファン」7月号を買った。芥子粒みたいにちっちゃいとはいえ、自分の顔が写っているのは何とも恥ずかしい。実を言うと、小学校5年か6年の時にY進学教室の前でどっかのニュース番組かなんかのインタビューを受けた。どうやらそれはテレビで放映されたらしく、小学校の知り合い一人に「テレビに出ててびっくりした」と言われた。しかし今もってどの放送局の何という番組だったのか知らずじまいだ。朝やっていたらしいが。当時から自覚していたが、僕は相当早口なので絶対採用されないだろうと思っていたから、結構びっくりした。
それはそうとして、「鉄道ファン」はとっても高い。1150円もする。写真だらけだから納得はできるが、これを毎月買う人間の気が知れない。それと交友社ってどこ??(鉄道関係の書籍ばっか出しているみたいだけど。)
読んでいて重大な情報を発見。筑豊本線、久大本線ではまだ客車列車が運用されている。しかしもしかすると今年度中に(気動車に)置き換えられるかもしれないらしい。
タイムカード
に記入し忘れた。もちろんバイト先の。別にレコーダに通すのではなく、手で書くだけだが。
晩飯
今日は家で晩飯が出ないのを忘れていた。妹の進学予定先の高校の見学に母娘そろって出かけてしまったので。
外食するなりしてこなくてはならなかった。家の玄関の扉を開けたときに気づいたから、そのまま荷物だけ置いてコンビニで食料を買ってこようかと思ったがやめた。
まず、どのコンビニも歩いて15分はかかる(ampm、711、3Fの三つがある; 「スリーエフ」は神奈川ローカル)。自転車で行ってもいいのだがやはり面倒くさい。というのは、我が家は八王子市と町田市の自然境界をなしているところの尾根のすぐ近くにある。この辺りではもっとも標高の高い地点の一つで、もっと高いところもあるにせよ、どこへ行くにも行きは下りばかり、故に帰りは上り(登り)ばかりだ。そのしんどい帰りを今すませてきたばかりなのに、もう一度やる気にはちょっとなれない。
ところでこの尾根の近辺はもっとも造成の遅れている一角で、今でも雑木林(にしては誰も手を入れないので荒れ放題だが)が残っている。尾根の上には昔から一本道路が通っている。この道路は「戦車道路」と呼ばれている。文字通り、かつて戦車が通ったという話だが、真偽は知らない。そんなのはあまりに突拍子もないと思われるかも知れない。だが、この近くに米軍の基地があって、曇りの夜などはそこの探照灯が空を照らし出している光の筋がよく見える。たまにはやとちりな人がUFOと間違えたりする。一度などは新聞記事になったくらいだ(地方面)。
その道路を越えた尾根の南側、つまり町田市側には、小さな谷が幾つかあった。それらの谷はここら辺では「谷戸(やと)」と呼ばれている。その一番奥には湧水があり、そしてそこから小川が流れ出していて、サワガニやヤモリその他の甲殻類や両生類が棲んでいて、ガマなんかが生えていた、つい最近までは。そう、数年前に非情にもそういった谷戸を全部ならしてしまった。宅地にするらしい。心中密かに怒りを覚えたが、考えてみれば僕の住まいだって、そうしてできたに違いない。
そう思うとなんだか情けない気分になってしまった。
――で、晩飯は、家にあるものですませた。即席ラーメンもやはり情けない。
1999.6.7
梅雨入り
気象庁の発表はどうだか知らないけど、(東京では)明らかに梅雨入りした。空気が濃い。
南武線のダイヤ
南武線は平日の昼間、1時間に5本しか走っていない。今日初めて気付いたのだが、何故か、休日は1時間に6-7本走っている。観光路線でもないのに何故??あと、貨物が走っているのも謎。もともと貨物輸送の需要があって建設されたような路線だったように覚えているが、それにしても今はほとんど併走して武蔵野貨物線が走っているのだから、そっちに回せばいいと思うのだが。もしかして、東海道貨物線と合流するときに、進入方向に制限があるんだろうか。高速道路のJCTでもそういうのがあるけど。
「新しい世紀、新しい救世主」
とかって、電車の中吊り広告に書いてあったけど、「世紀末」とか「新世紀」ほどの自作自演もそう滅多にない。少し頭を働かせれば分かるけど、こんなのイスラム暦(ヒジュラ暦)を使っている人間にはまるで関係ないもんね。我々日本人だって、ほんの100年前まで西暦なんて使ってなかったし、イスラム暦と同じように太陰暦だったんだから。10進法で区切りがいい年ってのも馬鹿くさい。
それで気分が改まるならともかく、世紀末だから退廃的なムードになるのはやめたら?
ウー!
「太陽戦隊サンバルカン」Op.を入手。本放映時以来聴いていないから、当時の僕の聴き取り方がそのまま記憶に残っている。微妙に色々と違う。一番違っていたのは「たましい」のところで、当時の僕は付点がついたような本来のメロディを再生できなかったらしく「た-ま-し-い-」と全て同じ長さで記憶されていた。
当時は分からなかったサビの英語を理解できるのも大違い。だけど「なくすだろう」の後で何故"Yeah!"が入るのか今も謎だ。
この頃って、「サンバルカン」、「ザブングル」、「ギャバン」、「シャリバン」、「シャイダー」、「キン肉マン」と、串田アキラばっか。同じ人が歌っていると気づかなかった、というか気にもしなかった僕。
「レーマガ」
"Rail Magazine"、略して「レーマガ」。「ベーマガ」と間違えそうだ。さらに言うと、「ベーマガ」も「(マイコン)BASICマガジン」と「ベースボールマガジン」のどちらの略でもある。僕が中学・高校時代に所属していた鉄道研究部が先日創部30周年を迎え、記念行事をおこなった。それには僕も参加したのだが、その記事が「レーマガ」および「鉄道ファン」に掲載されたらしい。
恥ずかしいぞ。でも買わなくては。
1999.6.6
恥ずかしい事実
僕は「ボトムズ」を観ていた記憶が全然ない。小学校1年の当時のこと、観ていた記憶はあるのに内容は覚えていなかったり、内容は覚えているのにタイトルを忘れている作品があったりするから、実際に観ていなかったかどうかは分からない。が、関東では「ボトムズ」の裏番組が「クリィミーマミ」だったと判明。こっちを観ていた記憶はある。と、言うことは。
「クリィミーマミ」は再放送も2回くらい(2話って意味じゃなくて)観たように思うし、「ミンキーモモ」も第1部最終回、第2部最終回とも覚えてたりする。
実は当時からそういうのを好む傾向があったということか……。
「魔装機神サイバスター」第4話「ラ・ギアス」感想
「魔装機神サイバスター」第5話「武装訓練」(?)感想
1回観逃してしまたったわけだが。演出がまずいのか脚本が問題なのか。演技がぎこちない、というか感情が入っているのかさっぱり分からない。
謎とか設定は悪くないし、部分部分では結構観れる箇所もあるんだけど。
戦闘シーンもいまいち盛り上がりに欠ける。せっかく見た目は大層なバルシオンなのに、からきし弱い。つーか、タイトルが「サイバスター」なんだから、今のところ敵(?)のサイバスターがこっちに来るはずだ。今の内容でそこまで待たせるのはきつくないか??
思い通りにならない
1999.5.31放映分のはずの「ママは小学4年生」は放映休止。おかげで競艇を30分録画。しかも今朝早朝放映の「∀ガンダム」再放送録画に失敗。野球中継延長がこの時間まで影響するとは……!!さらにあきらめて観ようとした次の回が何故か見つからない。
忘却
Locker Roomのほうのメンテというか、引っ越しもいい加減にやらないとまずい。今のところファイルだけこっちにコピーしてあるが、全然アナウンスしていない。ということで内容を手直しして気づいたのだが、あるページがトップからリンクされていない。中身が中身だから書くだけ書いてほったらかしにしたんだっけ……??
しかしこっちはたったの100KBちょっとしかないねえ。まあ方針として自分の意見よりはデータベースとしての価値を優先させた結果ではあるんだけど。
でもaROUND VIFAMとあわせてテキストだけで1MB以上もあるんだからそれはそれであきれる。
1999.6.5
心の余裕
通学に使っている路線で、降りる駅の階段がホームの端にあるので、行きはいつも電車の先頭に乗っている。一番前から見る景色はいつも楽しい。なのに、今日見た景色は、楽しかったのは無論として、それよりは新鮮だった。ずいぶん長い間見ていなかったのだ。ここ2ヶ月ずっと先頭に乗り続けていたのに、まったく見ていなかった、レポート用の本を読んだり、課題の英文を読むばかりで。
夏
今年初めてトンボを見かけた。というわけで、僕の心の中では今日から夏。
鈴置洋孝講演会
行って来ました。普段授業を受けている2201教室で話を聞くのも妙な感じだろう、と思っていたのに、実際の鈴置さんはすごく普通の人だった。何しろポロシャツにジーパンといういでたち。
話の内容も、普段しゃべるような声優志望の子ではなくて、東京都知事を出すような学校の学生を相手にしているのだからと、一般的な話題が中心だった。
具体的には、何故声優になったのかと、なりたての頃の苦労話。もともと声優になるつもりは全くなく、大学時代の彼女(今の奥さん)が演劇を志していて、自分が観に行ったある劇に感動して、舞台俳優になろうと決意したのがきっかけ。卒業後ある劇団に入ったのはいいが、それではまったく食っていけず(というか芝居は一銭にもならないどころか負担ばかりで、何か働いていないと生きていけない)、単に金を稼ぐのが主たる動機だったそうだ。
のみならず声優のギャラも低く、主役だった波嵐万丈(字あってる?)をやっていた頃でさえ、録音が終わると渋谷のキャバレーで呼び込みをやっていたとか。アニメ誌のインタビューを受け、サインを書いたりするようになっていたにもかかわらず、である。その前はもっとどん底で、食うものがまったくなくてティッシュに醤油を垂らして噛んで空腹感を紛らわしたこともあったそうだ。
今の声優ブームに関した苦言もあった。まず、今の声優志望の人は、既に活躍している声優の声や演技の真似ばかりで、自分の持ち味がない。それと制作費を抑えるために、新人ばかりが多く使われ演技力が進歩しない。
演劇のほうは今でも続けていて、自分で原案を作って、自分で選んだ脚本家に脚本を書いてもらって、自分で選んだキャストと自分で演ずるという「道楽」をやり始めたそうだ。その1本目が好評を博して、3000人動員でき(これはすごい数らしい)、今年も新作を上演すると。
鈴置さんが一橋生をどう思っているかはさておき、質問コーナーになると「濃い」奴がいるのが露呈。「耽美系の作品で声をあてるのはどういう気分でしょう?」、「今のアニメファンをどう思われますか?」(質問者は見るからに……)など。「弾幕薄いぞ! 砲撃手なにやってんの!!」もリクエストにより聞けた。「矢尾一樹さんと一緒に生で出演された深夜のラジオ番組を聴いたんですが……」という人がいたのにはさすがにびっくり。
反射神経
学園祭の出店でたこ焼きを買ってベンチで食べた。どうも下手な奴が焼いたらしく、楊枝で刺したら1つ崩れてきて、つるっと落ちてしまった。とっさに膝を閉じて、たこ焼きは救われたのだが。マヨネーズまでつけてくれるのはうれしかったけど、この場合は、うーん。僕がセコいのかねえ。
平凡社新書
が創刊された。どうも最近は新書ブームだ。つい最近までは岩波新書、中公新書、講談社現代新書の3つしかなかった。他に清水新書、三一新書、PHP新書、白水文庫クセジュ、教育社歴史新書といったのもある(あった)が、これらは普通の新書とは少々性質が異なる。どちらかというと講談社ブルーバックスに近い。つまり内容がかなり限定的だ。特にクセジュはフランスの出版社が出している同名シリーズの翻訳物だ。(丸善ライブラリーなんかもあるけど、あれは点数が少ないから……(本当はよく内容を知らない)。)
そこへ文春新書、ちくま新書が参入した。新書は文庫と違って儲けにくい、と思う。文庫はハードカバーの(文字通り)「文庫化」で数をそろえられるし、売れ行きもある程度想像がつくが、新書はほとんどが書き下ろしだ。しかも新書のジャンルは小説とかエッセイではなく、評論とかルポなどで、どちらかというとお堅いほうに属する(ちなみにこういうジャンルの普及版は、新書ではなく選書とかライブラリーのかたちで出版される)。だから電撃新書、富士見新書、創元推理新書なんてのは、まずありえない。新潮と角川ですら新書は出していない。それだけ厳しいところに上述の2つが加わった上、今度は平凡社新書である。
平凡社はでかい百科事典とか、東洋文庫という東洋史の古典を集めた箱入りハードカバーの「文庫」といった本は出版していたが、普通の新書を読むような人を相手にした本はほとんど売ってきていない。いわゆる文庫だって持っていない。そこへいきなり新書を始めるというのだから、たまげたものだ。どうなるのか不安だし、楽しみでもある。
1999.6.4
「上ちゃん」
Tさん(30近いオーバードクターの人)、いきなり「上ちゃん」で呼ばれたらびっくりしても不思議でないと思うんですけど……。しかしこの呼ばれかたは、小学校以来だ。
彼に外国の出版社へ書籍を注文するときの雛形をもらったので、テキスト化がてら、ここに書いておく。(もらったのは特定の出版社の名前が書いてあったりしたので、僕がテンプレート化した。)
ドイツ語:
postersname
postersaddress
Mail Order publishersname
publishersaddress
placeofdispatch, date
An Mail Order publishersname
Ich bestelle hiermit zum ersten Male folgende Bu(e)ch(er).
bookstitle
Wenn Sie mir die Rechnung senden, werde ich sorort ein Geldbetrag auf Ihr Konto ueberweisen.
Hochachtungsvoll Ihr.
posterssignature
フランス語:
postersname
postersaddress
Messieurs publishersname
publishersaddress
placeofdispatch, date
Messieurs,
Je suis etudiant d'histoire universelle, et j'ai besoin de beaucoup de livres publies en France. On m'a indique votre librairie. Veuillez me compter parmi vos clients. Je vous prie de me faire parvenir (de m'envoyer), par bateau (par avion), le(s) livre(s) suivant(s):
bookstitle
Veuillez recevoir, Messieurs, mes salutations empressees.
posterssignature
『前日島』
僕はU.エーコに入れ込んでいる。作家としても、学者としても。カブれていると言ってもいい、よくないことだが。「日曜洋画劇場」で中学の時に、『薔薇の名前』を観たのが始まりだ。ショーン・コネリーがバスカヴィルのウィリアムを演じているやつだ。映画だけで知っていると、また単行本が東京創元社から出版されているから、この作品を単なる推理小説と思ってしまう。「バスカヴィル」という語も、そういう推測を引き起こさせてしまう。僕は高校に入り単行本を買って、そうでないと気づいた(高かった!)。単なるミステリーではすまされない部分が非常に多く、またこれは人によりけりだが、僕にはそれが面白かった。
それはヨーロッパ中世の修道院内の描写だ。それがやたらに細かく描かれている。特に神学的な論争の占める部分が多くて、推理小説と思って読んだ人にはひどく退屈に違いない。
村上陽一郎の講義で(彼は上智で講師をしている)、彼がこの作品に触れたときに、同じ感想を述べて思わずニヤリとしたものだ。
そのエーコの2作目の小説『フーコーの振り子』は僕の理解を超えていて、はっきり言ってつまらなかった。
3作目が『前日島』だ。僕がこの小説の存在を知ったのは、もう3年くらい前で、NHK教育でエーコを特集した番組が放映され、その中で取りあげられていた。その後書店で英訳を見つけ、その帯に「文藝春秋より邦訳刊行予定」みたいに書かれていて、それを見て安心して待っていた。が、待てど暮らせどさっぱり音沙汰がない。そこで、去年の春に英訳"The Island of the Day Before"を買って、春休みを費やして読んだ。院試のために英語の力をつけるのだと理由をつけて。感想は、途中は面白いけど結末がいまいち。
で、今日、日本語訳を買った。てっきり上下2巻になると思っていたのに、意外に1冊にまとまっている、で、中を見たら2段組。それと、邦題が何となく『獄門島』、『棺桶島』とかを思い出させるので(僕だけ?)、何とかならなかったものか。
読書感想文
高橋留美子『Pの悲劇』小学館, 1994。昨日(1999.6.3)、あんなことを書いておいて何だが、電車の中吊り広告でこの短編集の第2弾が発売されたことを知って、さらに古本屋でたまたまこれを見かけたので。
僕が高橋留美子を初めて読んだのは、小学校4年のときの(1986年)『めぞん一刻』だ。その前にアニメなりで『うる星やつら』を知ってそうなものだが、不思議と全然観た記憶がない。
『めぞん一刻』はすごく面白くて、ただ当時は財力が限られていたから、15冊揃え終えたときには中学2年くらいになっていたはずだ。その間も何度も読み返したし、集め終わってからも、通しで何度も読み返した。
これだけ面白い作品を描くのだから、と、その頃放映されていた『らんま1/2』は観ていたし、「うる星やつら」も10冊くらいは読み、『1ポンドの福音』まで買った。が、それらよりは短編集『るーみっくわーるど』に収録されている作品のほうが、優れているように感じられた。「忘れて眠れ」とかの怖い(というかシリアスな)作品はもとより、ギャグにしてもそうだ(単にマイナー好みなだけかも)。個人的には高橋留美子のギャグ作品は、四谷(背古井)と半魚人(?)が登場しなくなってからは、一段落ちるような気がする。
しかし高橋留美子だって、1億部も本を売っているのだからダテではない。「Pの悲劇」は、僕がつきあい切れなくなった中盤以降の「らんま1/2」に比べれば、ずっと読める。
そういや、借りて読んだだけの「人魚」シリーズ、買うべきなんだろうなあ。
三陸海岸国立公園
陸中海岸国立公園が、上記のように名称変更。僕の記憶では、阿蘇国立公園が阿蘇くじゅう国立公園にいつの間にか変わっているから、たまにはそういうこともあっていいみたいだ。
一度、全ての国立公園の名前を記憶したのだが、まだ覚えているかな? 利尻礼文サロベツ、知床、阿寒、釧路湿原、大雪山、支笏洞爺、十和田八幡平、(三陸海岸)、磐梯朝日、日光、上信越高原、秩父多摩、富士箱根伊豆、小笠原、中部山岳、白山、伊勢志摩、吉野熊野、山陰海岸、大山隠岐、瀬戸内海、足摺宇和海、(阿蘇くじゅう)、雲仙天草、西海、霧島屋久、西表。全部で28あるはず。1つ足りん。……(調査中)……、はうぁっ、南アルプスは中部山岳とは別だったんだ。
54ある国定公園も覚えようとして、これは挫折。八ヶ岳中信高原、南房総、沖縄戦跡、明治の森高尾、明治の森箕面……さっぱり駄目。
買ったもの。『中世ローマ帝国』、『中世の知識人』。どちらも古本で、かなりちゃんとした蔵書だったらしく、ビニールというかセロハンというかが表紙に貼られている。その代わりにカバー表紙がない。
1999.6.3
訂正
昨日(1999.6.2)書いた、私鉄の形式番号は細かく区分されていないという話は真っ赤な嘘。すいません。あまり目立たないだけで、ちゃんとあります。
「憎んでくれていいよ」
あさって、1999.6.5の14:00-、学園祭で鈴置洋孝が講演する。タダだし、部外者がいてもきっとバレない。何をしゃべるかは知らない。
パイナップル
学食でパイナップルが出る。ナマのやつ。僕はこれを食べると必ず舌がヒリヒリするので敬遠している。しかし食べている人は結構いる。その人はへいちゃらなんだろうか? それともよく熟していれば柔らかくなるのかな? そういえば、果肉にトゲがはえてるなんて、元々はどの器官なんだろうか?
「現象は複雑である、法則は単純である」(R.ファインマン)
有限の数の法則(の組み合わせ)で、全ての現象を説明できる。理屈ではそうなんだけど(そうなってほしいんだけど)、実際には説明しきれないと(直感的に)思う。現象が複雑すぎるからか……?
吉良吉影
「オールマン」の荒木飛呂彦の漫画を読んだ。いい加減、「ジョジョ」からは離れたらいいんじゃないかと思うのだが。せっかく連載が終わったのだから。
高橋留美子
「めぞん一刻」中盤以後、もはや不変だと考えていた彼女の絵柄も結構前から変わっている。その頃には彼女の作品が面白いとは思えなくなっていたので、どこが変わったのか追求していなかった。今日よく見たら、やはり目が変わっている。以前とは黒目と、目の下の縁の描きかたが違っている。
「ヤングサンデー」
男性が「少女コミック」なりの女性漫画誌を電車の中で読むなんて普通はできない。一方、女性が「少年ジャンプ」を読んでいても、どうとも思われないだろう。さすがに今日見かけた「ヤンサン」を読んでいる女性はどうかと思うが、僕みたいに注意して見ない限りは平気のようだ。
1999.6.2
欣喜雀躍
予期せぬ休講。これよりうれしいことが学生にあるだろうか。
大学の図書館
大学生にとってなくてはならない存在。しかし大学が違うと勝手もずいぶん変わる。上智になかったもの:
- 貸出票
さすがに今はいらないが、一部の図書にはまだ必要らしい。
- 集密書架
全ての書棚の前に人が立てるだけの空間を割り当てられないので、書棚を移動させて見たい書棚のための空間を確保する。知ってはいたけど、使う機会はなかった。
- オンライン検索
これは上智にもある。が、ユーザ・インターフェースがまるきり違うので、非常に苦労する。
あとは、現在図書館が改築中で、一部の図書がよそに退避されているのは困りもの。
青島鳥
沖縄産の鳥らしい。路上で雛が売られていた。かわいいから、つい買っちゃう人がいるんだろうけど、育つんだろうか? 哺乳類とか、鳥類など、ある程度高等な生物の幼生は人間の目には必ずと言っていいほどかわいく映るもので、ああいう商売はこの心理をうまく使っていると言える。無論、孵化させるだけなら簡単とかもあるんだろうけど。
時給
今のバイトは時給1300円だ。前より待遇がよくなった気がしたと思っていたら、案にたがわず、「先月分、まちがえて前(やってもらってたとき)の1000円で計算しちゃった。今月分で帳尻あわせるから」と言われた。
国鉄・JRの車両型式番号
電車なら、普通に見かけるのは大体次の4つだ。
- クハ
- 制御車で付随車
- クモハ
- 制御車で動力車
- サハ
- 中間車で付随車
- モハ
- 中間車で動力車
-
「制御車」は運転台つきの車両のこと。「付随車」は動力なしの車両のこと。1編成の中にどれくらい動力車が入っているかを上の表を参照して確かめてほしい。半分以上は動力付きと分かると思う。しかし機関車なら、1両でその1編成を牽引することができる。
また、電車、気動車、客車、貨車はいずれも「カナ+数字」の型式番号を持っている。例えば気動車なら「キハ58」は非常にポピュラーだ。しかし機関車は「アルファベット+数字」の型式番号を持っている。電気機関車なら「EF66」、ディーゼル機関車なら「DD51」、蒸気機関車なら「C62」といった具合に。そうでない車両を機関車とは呼ばない。
ただし、この型式番号は旧国鉄のもので、私鉄では採用されていない(はず)。というのも私鉄ではそんなに色々な車両を保有していないから。
1999.6.1
単色
1999.5.15で書いたようなわけで、英和辞典を買い替えようと思っている。今持っているのは単色刷。買った当時は中学生で、(親の金とはいえ)二色刷を買うのはためらわれたから。普通は見にくいのだが、今はそれに慣れてしまっている。今度も単色刷で買い直そうとしたら、今時は二色刷しかないらしい。
「あー、信号無視ー」
が、小学生的発言としてあるべきだと思う。それなのに、「車来ないし、渡っちゃおうかー」はないだろ。まだ2年か3年生にしか見えなかったのに。
「ごめんねー」
線路をはさんで向かいのホームから、こっちのホームの子に謝っている小学生がいた。その子は何度も謝っているのに、全然聞く耳持たれていないらしい。そのうち泣き出すんじゃないかと思えた声の調子だったが、その前に電車が入線してしまった。仲直りできたんだろうか?
「停まります駅は」
ときて「明大前、調布、府中、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、終点京王八王子の順に停車します」ってのはやっぱり変。
1999.5.31
抜糸完了
ほとんど抜けかかっていたそうだが、ともかくも抜糸。しかしまたもや気分が悪くなる。貧血状態になってしまうのはいい加減情けない。先生が言うように、飯をしっかりとらない来たせいでもあるだろうが、それにしても。
歯茎から骨が少し出っ張っているのが発見され、しばらく置いてから削ることに。医学部(歯学部だけ?)では骨のことを「コツ」と呼ぶらしいのだが、一般人にまでその言葉づかいをされてもとっさには分かりかねる。この先生、膿胞(ノウホウ)とか、専門用語が多すぎ。
くわばら
新宿駅で切符を買おうとしたら。
「すいません、千葉へはどうやって行くんでしょうか?」
「え、千葉ですか?」
「はい、私、青森から出てきたもんで全然分かんないんです。木更津に行きたいんですけど……」
「えーと、総武線に乗っていくんですけど」
「総武線ですか……、どれくらいかかりますか?」
「そーおですねー、1時間はかかりますかね」
「分かりました、総武線ですね」
「ええ」
「……あのー、実は私さっき財布落としちゃったんですよ、本当にすいませんけど、木更津までの切符代たてかえてくれませんか? 絶対返しますから」
「は、はあ……」
「きっと返しますから、お願いできませんか?」
「……んーと、僕、今そんなにお金持ってないんです」(これは嘘。新宿―木更津間は1500円くらいだが、5000円くらいは持っていた。)
「だったら千葉まででもいいんですけど……。人に会わなくちゃいけないんです」
「あのー、すぐ近くに派出所(今は交番だっけね)があるんですよ、そこで…」
「ああ、そこで借りたらいいんですね。分かりました。ありがとうございます」
相手が嘘をついているかどうか分からないのに、こっちが嘘を言ってしまったのは心苦しい。後から考えたのだが、僕はイオカードを持っていたのだから、それを出して様子をうかがって見るべきだったのかもしれない。イオカードというのは、プリペイドカードの一種で、これをJR東日本の東京近郊区間の大部分の自動改札機に投入して、電車に乗れるというものだ。これで切符を買うこともできるので、(切符を買って払い戻せば)換金性が全くないわけではないが、少々面倒くさいのは確かである。
買ったもの。巻き取り器付属のモジュラーケーブル。
1999.5.30
さすがにVIFAM diaryに気合いを入れてしまうと、こっちの更新が難しい。……本当は、もうすぐ〆切のレポートをさっさとすませるはずだったのに、つい現実逃避に走ってしまった。
1999.5.29
「ママは小学4年生」第27話「ママのママは春台風」感想
水木家 島村家
絹代-+-? 小春-+-?
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| +----+---+
| | |
浩三郎-+-るり子 いづみ
|
なつみ-+-?
|
みらい
表示がずれるかもしれないけど……。今日なつみの家にやって来たのは小春だ。島村家ではるり子たちの父(小春の妻)は早くに亡くなってしまい、小春は女で一つで二人を育ててきた。小春はブティックを経営していて、今でも現役であり、今日もパリに発つ前にみらいに家に寄った。
パリで商談をすませた後は、ロンドンにいるなつみの両親を訪れると言う。いづみはそれを聞いて、この家の様子をるり子に知らせるために来たんだろうと、からむ。それが糸口で二人の口げんかが始まる。いづみにしてみれば、小春は姉のるり子ばかりをかわいがって、自分にかまってくれなかったと今でも恨んでいる。姉にはデザイナーの道を薦めたのに、自分が漫画家を目指すと言ったときには、反対も何もしなかったと。小春は、るり子は素直で聞き分けがいいが、いづみは人の言うことなんててんで聞かないで、いつも自分一人で決めてしまうと。
売り言葉に買い言葉で、小春はるり子はかわいい孫(なつみ)まで作ったが、それにひきかえいづみは……と口にする。いづみはつい、みらいを連れてきてこれが自分の子だと言ってしまう。そして「あたしなんか生まなきゃよかったと思ってるんでしょ」と。いづみの頬をひっぱたく小春。
なつみは二人のけんかに耐えられなくなって外に飛び出す。それを追いかけて小春も外へ。一人残ったいづみは、やはり心配になって二人を捜しに。ふと自転車が目に入る。7歳の時、彼女は小春に押されて自転車に乗る練習をしていた。「話さないでね」と繰り返すいづみだが、小春はいつの間にか手を離している。それでそのまま自転車に乗れるようになっているはずが、いづみの目の前には下り坂が。そして坂の下に走ってくるトラック。いづみは事故にあわずにすんだものの、以来自転車には恐くて乗れない。それでも彼女は自転車で二人を捜しに出る。
小春も保育園の入り口に通りかかって、いづみが保育園にいた頃を思い出す。もう夜遅くなって、保育園には彼女一人だけが残っている。いづみは泣き言一つ言わず元気よく帰っていく。
いづみはなつみを見つけるが、そこはまたもや坂だった。あの時と同じようにブレーキをかけられずに自転車は加速していく。そして車が。自転車を止めたのは小春だった。いづみは思い出す。あの時も、やはり小春が体をはっていづみを守ったのだと。彼女は母に謝る。自分はそれを忘れていたし、それどころか事故にあいかけたのは小春が手を離したからだと恨んでいたと。
小春はパリに向けて出発するが、みらいのことは黙っていてくれと頼まれる。去り際に小春はこんなことを語る。(いづみは小春が自分のアパートに来てくれたことすらないと怒っていたが)自分は一度、いづみのアパートに行ってみたことがある。だけどまた喧嘩になるだろうと思って会いづらかった。玄関の下駄箱に、いづみのスニーカーを見つけて、それを見たら元気にやってるんだなと安心した。いづみはいつも踵をつぶして履くからすぐ分かる。それを見て安心して帰った、と。
今回はなつみが全くの脇役の話だった。るり子といづみは決してただ仲がいいだけの姉妹ではない。特にいづみにしてみれば、るり子は自分よりデキがよくて、尊敬しているとはいえ、何かというと比較の対象にされる姉だ。そういう姉の娘であるなつみをどう思っているんだろうか?
るり子といづみとでは、どちらかというといづみの方が小春に似ている。以前に女性が母になったら仕事をやめるべきか、というテーマの回に、なつみは子どもがかわいそうだからやめるべきだという気持ちだった。るり子もなつみを産んだときにデザイナーをやめたのだが、いづみはなつみに、それもいいが、仕事を続ける気持ちも分かると言った。小春は仕事をせざるを得なかったのだが、それにしてもブティックを経営するなど一朝一夕に始められるわけでなし、好きでやっていたのだと思われる。もちろん、二人とも意地っ張りなところもそっくりだ。
「∀ガンダム」再放送がまたもや休止。いつまでたっても観られない…。
1999.5.28
手抜き
Yよ、今日読む分の半分しかレジュメを作ってこないとはどういうことだ。君が途中までしかやらなかったら、後半の人の部分まで進むはずがない。ということは予定の1/4しかやれなかったことになる。僕が報告するのが一緒に後回しになるのは嬉しくないでもないが、それじゃあいかんのだよ。
ジレンマ
昨日(1999.5.27)述べた、MobileGearIIでMP3ファイルを再生すると、ノイズが入る原因がどうやら分かった。CPUが犯人らしい。CPUの演算による発熱かなんかが(熱はノイズにならないのか? だったらCPUがらみの別の何か)、ノイズの元らしい。どうしようもないジレンマだ。MP3はCPUを使ってデコードしなきゃ再生できない。どうにかしてシールドを施す以外に手はないが、僕にはお手上げだ。
復活のエヴァ
『少年A』での連載が再開された。休載から一年、このままうやむやになってしまうものとばかり思っていた。だが、あの意味ありげに見えるそれ自体に意味があって実は伏線ではないセリフのオンパレードをまた繰り返して話を進めていけるんだろうか? ああいう開き直りは一度っきりでもう二度とやれないと思うのだが……。
いや、じっくり観れば意味は取れる、という人もいるんだが、実のところエヴァファンの数だけ解釈があるような有様になっているように見える。しかもそういう自分なりの解釈を出すのに繰り返し観ないとならないのは、週に一度一話ずつ観ればいいよね、という僕にはついていけない話である。
僕が一番知りたいのは、使徒の正体なのだが、どうもそれは映画でも明らかにされなかったらしい(僕は観ていないので本当かどうか分からない)。あと、零号機に口があるのかも知りたい。
ひとりでに抜糸(?)
勝手に(歯茎を)縫った糸が抜けてしまった。食事中とは言え、食べてたのは冷や奴なんだけど。全然痛くなかった。でも縫った状態(端が結び合わさっている)で抜けたということは……。
1999.5.27
裏技
http://members.xoom.com/_XOOM/suemura/
でアクセスすると広告が出なくなるらしい。
「阪神ファンは風土病である」
大学の講義で、精神分裂病は遺伝病かという話があった。親が精神分裂病にかかったことがある場合、子どもが一生涯に分裂病にかかる確率は、普通に比べてずっと高い。しかし、例えば親が阪神ファンの場合、子どもも阪神ファンになる確率は……という問題は遺伝子とは関係ない。その時、つけ足しに先生が上のような発言を。(ただし、分裂病に「かかりやすい」ということと、遺伝子は何らかのかたちで関わっているらしい。)
「鉄」の分科(化)
1999.5.25参照。「4つ」ではなく5つかも。「車両派」もいるかもしれない。型式番号とか覚えるのが好きな奴。何番台はいつ生産されて、どこに配備されているか、とか。しかしこういう手合いは、模型派と重なっているとも思える。何にせよ、これらのどれか1つにのみ属するファンはいないはずだ。
すごいことに、これらのサブカテゴリーに対して、それぞれちゃんと雑誌が用意されている。『鉄道ジャーナル』、『鉄道ファン』、『鉄道ピクトリアル』、『鉄道ダイヤ情報』、『旅と鉄道』、『鉄道模型趣味』、"RAIL MAGAZINE"。これは結構な数だと思うし、まだもっとあったかもしれない(中にはなくなったやつもあるかもしれないが)。
隣の芝は
新しいWindowsCEマシンが2つ発売される。不治痛富士通のInterTop CXとHPのJornada680。前者はDOSマシンからの移行。DOSの時に、モノクロも出すと聞いていたのだが、実際にはカラーモデルしか発売されず、しかもバッテリーのもちがきわめて悪かったのでがっかりした。しかし今度のは9時間ももつし、おまけにチタンボディーだ。僕はチタンに弱い。時計とカメラはチタンだ。そのうちメガネのフレームもそうしたいと密かに思っている。それにMobileGearIIのボディーは(チタンと比べると)少々貧弱で、特にPCカードスロットのあたりがかなり心配になる。
Jornada680はHP620LXの後継。僕は手が小さいのでこれくらいの大きさでもいいかと思ったのだが、やはりバッテリーが7時間しかもたないのと、アメリカではモノクロモデルが出ているので、そっちを買えないのが悔しいので見送った。今度もカラーモデルだが、バッテリー寿命は延びている。それでいて、さらに軽くなった。
ノイジー
WindowsCE用に、MP3再生ソフトが出ている。それを使ってみた。ただし、MobileGearIIはモノクロの出力しか備えていない。それは仕方ないとして、ためしに再生してみたら、ノイズのりまくり。本来の出力にかぶっている感じ。ただ僕のと同じ機種での試用レポートではそういうことは書かれていなかった。バージョンがそのレポートのより上がっているのが問題なんだろうか??再生自体は、音が途切れるようなことはなかった。
買ったもの。『月刊ピアノ』
1999.5.26
今日はちょっとVIFAM diaryを書いたら力尽きた。あんな少しなのに。
「お兄さまへ」をとり忘れた(1ブンタ)。
買ったもの。ブラームスのワルツとハンガリー舞踊曲集、Michael Nyman"THE PIANO"、以上中古。『ルーツ』2、3、『台湾鉄路千公里』、『鼻行類』、山川の検定教科書『地理A』。『鼻行類』は平凡社ライブラリー版が今度出版された。8年くらい前に神田の書泉ブックマートでも古い版のを見たのだが、その時は金がなくて買えなかった。
1999.5.25
白状します
私は「鉄」です。大学に鉄道研究部(会)がなかったために(信じられん)、現在は活動していないが、中学・高校はまぎれもなく鉄研だった。ちなみに「鉄」は4つのサブカテゴリーを含んでいる。
- 模型派
- 撮影派
- 旅派
- 時刻表派
2-4はかなり重なっているが、やはり微妙にスタンスが異なっている。僕は2、3あたりとなるだろうか。(ちなみにこういうのはある種の宗教に近いから、違う派同士は必ずしも仲がいいわけではない。)
さて、某所で客車列車が話題になっているので、手元の時刻表で調べてみた。弘済出版とJTBが毎月出しているでかいやつだ。時刻表には列車番号が書かれている。そのうちMで終わるのは電車、Dで終わるのは気動車だ。アルファベットが何もつかなければ客車だ(牽引するのがディーゼル機関車なのか、電気機関車なのかは判断できない)。(他にC、S、Tで終わるのもあるがこの意味は知らない。)
それをもとに、現在(僕が調べたのは1999年3月号)全国の客車列車稼働状況を調べてみたら、全然ない。いわゆるブルートレインはごく一部を除き(日本はたしか、世界初の電車寝台列車を走らせた国だ)、客車なのだが、それを除くと、わずかに津軽海峡線の快速「海峡」のみだ。無論、僕が探した限りにおいてだが(さすがに全ページのチェックはできなかった)、それでも心当たりのある路線にも全く見あたらなかった。
話題になっているのは鳥取県なので、山陰本線、因美線が調査対象だ(伯備線は電化されている)。この両路線も全てディーゼル化されている。寝台特急「出雲」と夜行の急行「だいせん」だけが客車列車だった。
なのに、住民の人は「赤い」客車が走っているという。「赤い」のは普通車だ。50系客車列車(赤い)は、多分唯一の現行「普通の」客車列車だろう。上記快速「海峡」は12系あたりの青いのが使われているかもしれないが、これはどちらかというと上級列車用だ。
気になってもっと調べてみた。1993年3月号の時刻表を調べると、まだまだ客車列車が見つかった。函館本線、奥羽本線、羽越本線、磐越西線、芸備線、日豊本線といった路線で客車列車が運用されている(まだ他にあるかも)。山陰本線でもまだ走っている。山陰本線では1996年3月号でもまだ走っていたが、1997年3月号にはもはや見あたらない。ということで、もう廃止になっていると思うんだけど……???
訂正
昨日(1999.5.24)、モンテ・クリスト伯が『三銃士』の続編に登場すると書いたのは誤り。それは鉄仮面だった。
買ったもの。¢2.5mmのステレオイヤホン。
1999.5.24
抜歯完了
今回は気絶もせずに、引っこ抜かれてしまった。早ければ10分くらいで終わると言われていたのだが、実際には1時間以上かかった。おまけにその後縫うのにさらに時間がかかった。肉が炎症を起こしていて、縫っても肉が切れて糸が抜けるということを何度か繰り返した。だから抜歯は終わっても抜糸は終わってなかったり(うーん)。
かかっているのは大学病院なので、中を歩いているといきなり教授の部屋があったりする。それはいいのだが、治療の途中で学生(インターン)と、「ここは本当はこういうやり方じゃまずいから」、「xx先生にそろそろここら辺教わる頃だろ」などと会話したりする。こっちはそれどころじゃないんですけどねえ。歯というのはなかなか簡単には抜けないもので、ものすごい力がかかって顎が外れるかと思ったし、僕は口が小さいから器具で無理矢理開かされたりしたし……。
抜いている間は当然麻酔がかかっているから、それほど痛くはない。と思って油断していると、病院を出てから段々痛み出す。麻酔が切れてくるのに比例して痛みがぶり返す。痛み止めの薬をすぐ飲んだけど、内服薬はそう即座には効かない。にもかかわらずその足でバイトに行って、しばらく涙目でプログラミング。
2時間位して痛みはひいたが、出血は止まらない。その辺は心得たもので、病院でガーゼを渡されている。それをしばらく口に含んで取り出すと、真っ赤っか。ごみ箱に捨てるときに咄嗟に思った、血染めの綿製品を見てあらぬ想像をされたりはしまいか。そういや、TVのCMで青い液体を使っているのを赤いのに変えたら、なんて冗談もあったっけ、などと下世話な連想が。
バイトではC++で動くテストプログラムを書けと言われてしまった。……この職場は、一行もVBのコードを書いたことのない僕に、かりにも売り物のソフトのメジャーバージョンアップを一人でさせたし、相変わらず無茶なことを言われる。それでもVBはWindows用のソフトの開発環境なのに、オブジェクト指向ではない言語だから(でもイベントドリブン)まだしも、C++となると厄介そうだという予感が。
バイトから帰る途中で痛みはまたもやぶり返してきた。食事するのも不自由。清少納言は、女の子が虫歯の痛さでほっぺたを押さえている様子は大変かわいらしい、などと言っていたが、冗談じゃない。
意外な事実
高校時代に『三銃士』を読んだ(あんま面白くなかった)。大学に入って同じA.デュマの『モンテ・クリスト伯』を読んだ(こっちは面白かった)。『三銃士』には続編があるのだが、これにモンテ・クリスト伯が登場するらしい。時代がかなり離れていると思うんだけど、『三銃士』のシリーズはそんなにスケールが大きかったのか? デュマの作品は文学作品の中ではかなり通俗的だが、こういう古典でファンサービス的なしかけをしているとなると興味をひかれる。だけど、『三銃士』は文庫に入っていても、続編の『ブロジュランヌ子爵』、『二十年後』は今はどの文庫のも絶版だったような。
買ったもの。"Oh!PC"、"LOGiN"。某大学には生協がない。購買はある。つまり、「生活協同組合」という仕組みはない。だから、ここでは学生だろうが一般人だろうが、誰でも割引価格で書籍を買える。たまたま例のFDを引き取りに行ったので、こういう得もないと。
1999.5.23
アーカイヴ作成
例によって過去の日記を分離。この日記は50KBを目安に別ファイルにすることにした。また、VIFAM diary中の「バイファム」とは無関係な文をこっちに持ってきた。00がそれだ。数字を二桁にしてあるのは、ある種のマージン。
ムズムズムズムズ
朝目が覚めたらやたらに鼻がムズムズして、鼻水が止まらない。
把握不能
「∀ガンダム」の録画し損ねた分を再放送(関東のみ?)で補っている。予定では今朝早くの放映分が第4話のはず。ところがどうやら第3話である。再放送は休みがちなので、先週も休んだらしい。しかも間違えて、本放送分のまだ観ていないのを潰して録画してしまった(1/2ブンタ)。一体それが第何話なのか、そして一体いつになったら本放映分を観られるのか……?
そういえば、「ブレンパワード」の立場はどうなったんだろうか??前哨戦というか、プレリュードというか、プロローグというか、前座というか、そんなものになってしまったんだろうか?
ベッドタウン
近所のスーパーに買い物に行く途中、人に道を聞かれた。現在の家にはもう13年はいる。だが中学以来ずっと都心の学校に通っていたため、地元には全く縁がない。単に寝るための家に近い。一応正しいだろう答を返したのだが、自信がなくて家に帰ってから地図を調べてしまった。
もう10年くらい前に、やはり同じような所への道を聞かれて、よく分からなかったので「…だと思います」みたいな返事をしたら、「要するに分からないんだね? はっきりしてよ」というようなことを言われてしまった。
まぬけ
僕は目下某大学の某公式ウェブページの管理みたいなことをしている。CGIやらを用いたインタラクティヴなページではなく、単に情報を公開するだけのページだから大したことではない。それでも文系でUNIXのコマンドを知っている人間はそう滅多にいないから、僕のような人間は重宝される(卒業してまで)。僕のやるのは生テキストや画像を受け取って適宜加工した上でサーバ上に置くことだ。実際には生テキストではなく、リッチテキストだったり、妙にエンコードがかかっていたりでやりにくいのだが、それはまだしも、画像の受け取りが非常に面倒くさい。向こうは、画像のサイズを小さくする方法すら知らないから、かなり巨大なファイルのままもらう。だからメールに添付するのは考え物だ。かといって向こうはこっちがftpできるようなところにファイルを置くこともできない。だから、結局フロッピーをもらうはめになっている。いちいち大学まで出向く。めんどいし、まぬけだ。
読書感想文
トルーマン・カポーティ作, 川本三郎訳「夢を売る女」(『夜の樹』所収), 新潮文庫, 1994。原題からすると「夢を買う男」と訳してもいいかも。これまた理解しづらい。これを含めてこれまでの3作品に共通するのは非日常的な世界だ。主人公は(3人とも女性)唐突に――それこそ通りを歩いているといきなり――非日常的な世界に入っていく。突然であるのに、普段の世界との境目が曖昧だ。「世界」ではなく「状況」というか「雰囲気」というか。それが非常に不安な感じがする。主人公もそうだし、我々もだ。自分の中だけ日常と違ってしまった。周囲はそのままなのに。だから、主人公たちはみんな孤独だ。
あと、この作品、比喩がうまい。情景の描写も。「風は鋭く、タチアオイの茎のようにちくちくと肌を刺した」とか言われると、まいってしまう。